新　仁義なき戦い　組長の首

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このシリーズを「仁義なき戦い」の続編シリーズと言うと誤解されるかも?!　単発物ですから「仁義なき戦い」とはまったく関係がありません。そして前シリーズから通して鑑賞していると、そろそろ息切れして惰性で製作しているような印象が…（苦笑

さて、今回菅原文太さんは黒田という旅人（流れ者）を演じています。お金に執着する小者のような感じもしますが、捨て身で組長の首を取りにいくチャレンジ精神を持ち合わせていたりして掴みどころがなく、今までの文太さんが演じてきたキャラとは少々違うような感じでした。私的にはそれがどうも馴染めず…。

ということで、この作品の主役は間違いなくアンヌ隊員こと、ひし美ゆり子さんでしょう。さげまんの女としてその豊かな裸身を披露してくれています。「ウルトラセブン」のときから8年も経っているわりには相変わらずお美しい♪

ひし美ゆり子が愛人役ででていた。
きれいでしかも脱いでくれていた。
思いもよらない事だったのでうれしかった。

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　いっつもアクション物を見ると、細かい段取りが気になります。今回、気になったのは、車で無謀な襲撃をするあたりです。地図に無い道路を行くのに、「罠か」「こら、行かな、しゃーおまへん」で突っ込む。突っ込んでチャカで撃たれると「オオイ！引き返せ！」。組長の首を取る暗殺を仕掛けようというのに、無茶な作戦すぎる。ラストの襲撃にしても主役の文太兄いが行くのではなく、一緒にいてたはずの弟分、小林稔侍。編集段階でストーリィがおかしくなったのだろうか？

　登場人物の作り方が魅力的なだけに、惜しい感が強い。特に山崎努のポン中のヤクザとか。迫力ある俳優さんが前の方で死んでいったので、ラストの方がなあ・・・キャラクターの履歴書作りだけで、脚本家チームはへたばったしまったのだろうか？人物だけで無理やり押し進めていったような感じを受けました。

　ひし美ゆり子さんのキャラとか、ええ塩梅だっただけに、〈諜報戦〉を軸にストーリィを進めっていって欲しかったです。

ウソでしょ！？
マジか！？と
新シリーズ１作目
アナザーワールドの山守組の内紛を描いていたので
てっきりシリーズ二作目もその続きだとばかり思っていたら
腰巾着もタコ狸も出てきやがらねぇ
広島も山守組も出てきやがらねぇ
舞台は北九州
我らが文太アニキは旅人となり
大和田組の派閥抗争に巻き込まれていくのです。
こちらにも仁義なきシリーズお馴染みのメンバーがごっそり
そこにベスト廃人ニスト（ハイジニスト）間違いなしの
ヤク中山崎努さん
まさかの悪水戸黄門（ワルみとこうもん）西村晃さん
初々しい小林稔侍さん等が加わり
仁義なき戦いを繰り広げていきます。
どうしてそこまで廃人が似合うんだという衝撃の山崎さん
どうして悪いことしてるんだという衝撃の西村さん
作品全体としては
これまでのシリーズより劣りますが
衝撃度は高いものがありました。

衝撃度といえば文太アニキたちが取る終盤の尾行作戦
これが忘れようにも忘れられません。
尾行なのに何故に黄緑だ黄色だと
目立つ色の車ばかりチョイスするのか（笑）
そして極め付けの銃撃決行シーン
あんな無茶な突進からの銃撃が
車内のターゲットに当たるわけないじゃん、と（笑）
それでなくてもこのシリーズは
撃った弾が簡単には人に当たらないことをこれでもかと描いてきたのに（笑）
面白かったです。

憎たらしく憎たらしい腰巾着の田中さんや
タコ狸の金子さんが出てこないのは
やはりなんとなく寂しい感じ（笑）
好きではないけど敵役としてうってつけの
横綱と大関が欠場しちゃって
ちょっと物足りなくなった大相撲を見ている気分
出てきて盛大に負けてこそ、です（笑）

大好きなひし美ゆり子さんが出演していて驚き。
その美しさが際立ちます。
可愛らしさと色気！
昭和（６０、７０、８０年代にメインで活躍）の女優さんでは一番好きかもしれない。

仁義なき戦いの続篇としてスタートした”新”仁義なき戦いですが、この作品では菅原文太演じる『黒田』の執念深さがとにかく目立ちます。
前シリーズのように作品ごとのつながりが無い分、９０分ほどで完結するので、それなりに楽しめるのではないでしょうか。