プール

サスペンス的にはそれほど怖さもないんだけど、こういう女性っているよなーと共感してしまいました。
マディソン役の女優さんの表情がうまいね。怖い女の役どころにぴったり。シリ・アップルビーがロズウェルの時ほどかわいくなかったのが、気になるな〜。。(ーー;)　それに、うん、確かに高校生なのにみんなふけてるよね。。
でも、まあ時間も短いので一揆に見れて結構楽しめました。

何とも微妙なサイコスリラーですね。
「ハイド・アンド・シーク」のジョン・ポルソン監督なんで、全然駄作では無いんですが、作り込みが不十分と言うか決定的に必要な何かが不足してるんですね。
個人的にはエリカ・クリステンセンでは明らかに役不足。
女性がきれいであればあるほど、狂気に陥る姿が映えると思うんですが。
それに女性のストーキングって「危険な情事」と必ず比較される難しい題材なんで、よっぽど突き抜けた作品にしないと評価がねー・・・。
どうせなら桁外れのサイコキラーに仕立てて、壮絶なスプラッターやバトルも描いて欲しかった。ってそうなるとジャンルが変わるか^^;

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この映画を観て「女は怖い…」とおっしゃる方多いと思いますが、
え〜、率直に申しまして、ここまでやる女はなかなかいません（笑）。
マジでおかしいです。おかしすぎて、ある意味笑えます。
まあ、序盤から中盤であった、家におしかけたり、メールを81通も送ったりっていうのはありがちで、この辺は確かに現実的かも。
でも、ラストの方の彼女はかなりやりすぎかと…。
だって、護送中の警官殺すんですよ！　ありえへん！　っていうか、そんな簡単に殺られる警官も警官ですが…。

ちなみに、なぜ彼女がそこまで狂気を持つ女になってしまったのか…、
そのへんがあいまいでした。
なんとなく原因となった出来事はちょこっと描かれてたけれど、いまいち「それだけではわからんやろ？」っていう感じでした。

っていうか、メイキングで『危険な情事』の若年層版と言ってましたが、あの傑作と肩を並べられる映画ではなかったですよ…。　

高校生版「危険な情事」と言われているとのことだが、「危険な情事」が公開された時代と現在ではストーキングに対する認識がだいぶ変わってきているので、今更度肝を抜かれるほどではない。そんなにエロくもない。
実際問題美女に誘われたら一線を越えちゃう男性は多いしそれは私には責められない。問題は、「中には地雷がありますよ」ってことで自己責任でよろしく。というか「自分は美女が寄って来て当然の男」なのかよく省みて、「否」と思ったときには警戒心を忘れずにというのがこの映画から得られる教訓だろうか。タダより高いものはなく、自動的に天から降ってくる美女には罠がある。
とはいえエイミーにはなんら責任がないのでひたすら可哀想だった。エイミーの無事だけを祈りながら見た。

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前半は危険な情事みたいな感じ。マディソンのストーカー行為によりベンが追い詰められていく。このまま終われば、危険な情事となんら変わらないし、危険な情事ほど面白くもない。こんなもんなのかな、と思っていたが、後半話が少しややこしくなる。

ベンがドーピング疑惑で失格になる。その事でマディソンを非難した友人のジェジュが殺される。ジェジュ殺害疑惑はベンにかかる。ベンは自分の無実の証明のため、マディソンの部屋に忍び込み、証拠探し（この辺の流れはルームメイト思わせました)。そして、ベンはマディソンの秘密を知って・・・。

実はこの後半部分。私は、マディソンの背後に黒幕がいるのかと期待しながら観ておりました。初めは友人のジェジュ。でも殺されちゃったから、次に同居している従兄弟。あっと驚く展開を期待（予想）しておりましたが、みんな外れました。結局、マディソンの単独犯行でした。でも、彼女があそこまでする理由が良く解からない。単なる精神異常でしょうか。交通事故に遭った彼氏との関わりはあるのでしょうか。彼女の秘密の奥の部分が残念ながら見えませんでした。その辺が消化不良でした。