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歌と酒をこよなく愛するカントリー・シンガーのレッドはナッシュビルで開かれるC&Wの祭典“グランド・オールド・オープリー”のオーディションに誘われる。トラックに古ギターを積み、同行する事になった甥のホイットと共にレッドはナッシュビルを目指す……。大恐慌時代を背景に、最後に一花咲かせようと旅に出るもう若くはないひとりの男の姿を描いたイーストウッド流ロード・ムービー。
製作年: |
1982年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
HONKYTONK MAN |
監督: |
クリント・イーストウッド |
---|---|
製作総指揮: |
フリッツ・メインズ |
出演: |
クリント・イーストウッド 、 カイル イーストウッド 、 ジョン・マッキンタイア 、 バーナ・ブルーム 、 マット・クラーク 、 ティム・トマーソン 、 メイコン・マッカルマン |
脚本: |
クランシー・カーライル |
原作: |
クランシー・カーライル |
音楽: |
スティーヴ・ドーフ |
歌と酒をこよなく愛するカントリー・シンガーのレッドはナッシュビルで開かれるC&Wの祭典“グランド・オールド・オープリー”のオーディションに誘われる。トラックに古ギターを積み、同行する事になった甥のホイットと共にレッドはナッシュビルを目指す……。大恐慌時代を背景に、最後に一花咲かせようと旅に出るもう若くはないひとりの男の姿を描いたイーストウッド流ロード・ムービー。
製作年: |
1982年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
HONKYTONK MAN |
監督: |
クリント・イーストウッド |
---|---|
製作総指揮: |
フリッツ・メインズ |
出演: |
クリント・イーストウッド 、 カイル イーストウッド 、 ジョン・マッキンタイア 、 バーナ・ブルーム 、 マット・クラーク 、 ティム・トマーソン 、 メイコン・マッカルマン |
脚本: |
クランシー・カーライル |
---|---|
原作: |
クランシー・カーライル |
音楽: |
スティーヴ・ドーフ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR11305 | 2005年09月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語
レイティング:
記番:
DLR11305
レンタル開始日:
2005年09月29日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR11305 | 2005年09月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語
レイティング:
記番:
DLR11305
レンタル開始日:
2005年09月29日
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3枚
1位登録者:
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こともあろうに売春宿での童貞喪失シーンを、当時13か14だった息子のカイルくんに演じさせるなんて。
まあ、お相手のお姉さんがそこそこ若くてきれいだったからいいけど。それとも、あれ、映画撮影に名を借りたイーストウッド家の性教育なのだろうか。
たしかに息子の「儀式」のすむのを待つ間、サロンでしょざいなげにピアノをたたくイーストウッドの表情、複雑微妙でした。
佳作という言葉がぴったりの静かに心を満たすいい映画でした。
イーストウッドの披露するカントリーミュージックのように、人懐っこいのにもの悲しく、黄昏どきの陽射しのように優しくて切ない。
胡散臭い人物は山ほど登場しますが、根っからの悪人は出てきません。大酒飲みで住所不定、酒場を流すやくざな歌手で肺まで病んだレッドことイーストウッドを、家族みんなで案じ労ります。迷惑な叔父さんのはずなのに、流れる優しい空気が心地よい。
その彼が16歳の甥、この役がカイル、と祖父、ひょんなことから少女も加わってオーディションを受けにナッシュビルまで旅をするロードムービーです。
旅の終わり、レッドは夢だったレコードデビューを果たした後、少年と少女に看取られて静かに息を引き取ります。
馬ならぬホコリまみれのオープンカーで、銃の代わりにギターを片手に、、辛い恋にも泣きながら、一生さすらい続けた人生でした
「いろいろあってもいい人生だったな、孤独死じゃないんだ、若い二人がしっかり手を握ってあんたの想いを引き継ぐぜ」と、思わずレッドに声を掛けたくなった悲しいけれども満たされる最後でした。
多少冗漫に感じられるゆったりしたペースの映画ですが、それも計算のうちと思われます。そこここに笑いを仕掛けてあるのもよかった。お下劣でもシニカルでもない笑いは当節貴重です。
思い込みが激しくて歌のド下手なファンキーな少女をどう使うのかと、興味を持って見ていたら9回ウラの逆転満塁ホームランみたいな働きをさせて、思わずうまい!と唸りました。
映画に一度だけ出てきた黒人のクラブの場面が鮮烈でしたね。
彼らのビートはえぐるように深い、白人の音楽とは違う。
今夜はブルースが聴きたくなりました。
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本作の原題『ホンキートンク・マン』の「ホンキートンク」を少し調べてみたら、カントリー・ミュージックの1ジャンルで、安酒場で憂さを晴らす労働者達の喧騒に負けない賑やかな音楽ということでした。
本作は、ブラックミュージックが成り立つ典型とも言える生い立ちを持つリズム、それが産まれるまでの過程を、ジャズ好きのイーストウッドが自ら演じた物語なのでしょうか。
砂嵐は不吉な予兆として破天荒な叔父レッドを甥のホイットの元に連れてくる。塀を風車を薙ぎ倒されても文句ひとつ言わずレッドを迎え入れるホイット一家は、つつましく清貧の匂いを感じさせる。
生活の全てを砂嵐で失う一家は新天地カリフォルニアへの移住に希望を託すが、テネシーで歌手となって起死回生を狙うレッドは、農家の生業である綿摘みを嫌うホイットを誘い、今更新天地に向かう目的を持たず生まれ故郷で死にたいと願う祖父を引き連れ、道すがらに過去を持たずに否定してひたすら前を見続ける変てこな娘を拾うのだった。
物語の前半は生真面目な白人農家の生き方を写す。自然の猛威を呪いつつ自らの不幸を嘆きもするが、他者を羨んだりはしない。自らが与えられた宿命を、ただひたすら全うする運命論に従うかの一家。その姿を極力自然光で、作為を感じる照明で浮き上がらせることなく淡く浮かび上がらせ、あまり正直に描くと泥臭くなるのをユーモアで緩和する手腕は、後の『グラントリノ』に通じる、観客が求めるものを感じとって映像として表す、映画としての面白さを考えた絶妙な手腕なのだと感じた。
同時に伏線となるレッドの病気のことも匂わせ、この珍妙な旅の行く末を案じさせ、伯父と甥という親密ながらも一つ隔たりを空けた気の置けぬ関係を、年の差のある男同士の付き合いと読み違えさせる巧妙さをも持ち得ると思ったのだった。
それぞれが向かう場所へと辿り着く後半、「ホンキートンク」の意味合いのままのバーでの顛末を挟み、息絶え絶えに行われるレコード収録風景には、わざと抑えた描写に重苦しさを含ませる、今日のイーストウッド節とでも言うものを見ることができた。
弱きを助け強きをくじく、そこに自己犠牲をいとわない、あまりの高潔さを尊大と揶揄されるかの、立ち位置を見定めたかの作品でした。
ちょっと浪花節が入ってるかもなぁ。★3+
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ユーザーレビュー:12件
投稿日
2009/06/22
レビュアー
港のマリー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
こともあろうに売春宿での童貞喪失シーンを、当時13か14だった息子のカイルくんに演じさせるなんて。
まあ、お相手のお姉さんがそこそこ若くてきれいだったからいいけど。それとも、あれ、映画撮影に名を借りたイーストウッド家の性教育なのだろうか。
たしかに息子の「儀式」のすむのを待つ間、サロンでしょざいなげにピアノをたたくイーストウッドの表情、複雑微妙でした。
佳作という言葉がぴったりの静かに心を満たすいい映画でした。
イーストウッドの披露するカントリーミュージックのように、人懐っこいのにもの悲しく、黄昏どきの陽射しのように優しくて切ない。
胡散臭い人物は山ほど登場しますが、根っからの悪人は出てきません。大酒飲みで住所不定、酒場を流すやくざな歌手で肺まで病んだレッドことイーストウッドを、家族みんなで案じ労ります。迷惑な叔父さんのはずなのに、流れる優しい空気が心地よい。
その彼が16歳の甥、この役がカイル、と祖父、ひょんなことから少女も加わってオーディションを受けにナッシュビルまで旅をするロードムービーです。
旅の終わり、レッドは夢だったレコードデビューを果たした後、少年と少女に看取られて静かに息を引き取ります。
馬ならぬホコリまみれのオープンカーで、銃の代わりにギターを片手に、、辛い恋にも泣きながら、一生さすらい続けた人生でした
「いろいろあってもいい人生だったな、孤独死じゃないんだ、若い二人がしっかり手を握ってあんたの想いを引き継ぐぜ」と、思わずレッドに声を掛けたくなった悲しいけれども満たされる最後でした。
多少冗漫に感じられるゆったりしたペースの映画ですが、それも計算のうちと思われます。そこここに笑いを仕掛けてあるのもよかった。お下劣でもシニカルでもない笑いは当節貴重です。
思い込みが激しくて歌のド下手なファンキーな少女をどう使うのかと、興味を持って見ていたら9回ウラの逆転満塁ホームランみたいな働きをさせて、思わずうまい!と唸りました。
映画に一度だけ出てきた黒人のクラブの場面が鮮烈でしたね。
彼らのビートはえぐるように深い、白人の音楽とは違う。
今夜はブルースが聴きたくなりました。
投稿日
2010/05/08
レビュアー
ひろぼう※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本作の原題『ホンキートンク・マン』の「ホンキートンク」を少し調べてみたら、カントリー・ミュージックの1ジャンルで、安酒場で憂さを晴らす労働者達の喧騒に負けない賑やかな音楽ということでした。
本作は、ブラックミュージックが成り立つ典型とも言える生い立ちを持つリズム、それが産まれるまでの過程を、ジャズ好きのイーストウッドが自ら演じた物語なのでしょうか。
砂嵐は不吉な予兆として破天荒な叔父レッドを甥のホイットの元に連れてくる。塀を風車を薙ぎ倒されても文句ひとつ言わずレッドを迎え入れるホイット一家は、つつましく清貧の匂いを感じさせる。
生活の全てを砂嵐で失う一家は新天地カリフォルニアへの移住に希望を託すが、テネシーで歌手となって起死回生を狙うレッドは、農家の生業である綿摘みを嫌うホイットを誘い、今更新天地に向かう目的を持たず生まれ故郷で死にたいと願う祖父を引き連れ、道すがらに過去を持たずに否定してひたすら前を見続ける変てこな娘を拾うのだった。
物語の前半は生真面目な白人農家の生き方を写す。自然の猛威を呪いつつ自らの不幸を嘆きもするが、他者を羨んだりはしない。自らが与えられた宿命を、ただひたすら全うする運命論に従うかの一家。その姿を極力自然光で、作為を感じる照明で浮き上がらせることなく淡く浮かび上がらせ、あまり正直に描くと泥臭くなるのをユーモアで緩和する手腕は、後の『グラントリノ』に通じる、観客が求めるものを感じとって映像として表す、映画としての面白さを考えた絶妙な手腕なのだと感じた。
同時に伏線となるレッドの病気のことも匂わせ、この珍妙な旅の行く末を案じさせ、伯父と甥という親密ながらも一つ隔たりを空けた気の置けぬ関係を、年の差のある男同士の付き合いと読み違えさせる巧妙さをも持ち得ると思ったのだった。
それぞれが向かう場所へと辿り着く後半、「ホンキートンク」の意味合いのままのバーでの顛末を挟み、息絶え絶えに行われるレコード収録風景には、わざと抑えた描写に重苦しさを含ませる、今日のイーストウッド節とでも言うものを見ることができた。
弱きを助け強きをくじく、そこに自己犠牲をいとわない、あまりの高潔さを尊大と揶揄されるかの、立ち位置を見定めたかの作品でした。
ちょっと浪花節が入ってるかもなぁ。★3+
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