バンガー・シスターズ

リアルタイムでゴールディー・ホーンの活躍を知らなかった私にとって、彼女は「ケイト・ハドソンの母親」でしかなかった。
でも、この映画を見て変わりました。
ケイト・ハドソンが「ゴールディー・ホーンの娘」なんだ。

あの年であの魅力。
今のケイト・ハドソンの若さでも敵わない何かがある。
あんな年の取り方、素敵だなあ。
スーザン・サランドンはスーザン・サランドンでしかなく、この映画ではゴールディの１本勝ちという感じ。
ジェフリー・ラッシュの彼女を見つめる優しい表情にもぐっときた。

ただ、エリカ・クリステンセンの良さは今回もさっぱりわからず・・。
娘２人がいらつくほど嫌な子達なのが役柄とはいえ残念。

ゴールディー・ホーンの若い時の作品、見てみたい！
とりあえず、前にすすめてもらった「潮風のいたずら」見てみます。

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今年最後にねじ込む映画はこれにするから許してよ。
今観たからだけどね　暖めていたわけじゃあないからね。
「バンガーシスターズ」ってなんのこっちゃというあなた様へ
「アバズレ女2人組」と訳されてるからって煙たがらずにまぁ。
これって　渇きかけた潤いを取り戻す物語なんだ。
それは枯れかけた花に水をやるような行為なんだ。
誰しもデリケイトな偽りを諦める前向きさは必要なんだよな。
見せかけボインな孤独を抱いたスゼット。
しぼみかけのときめき引きずるヴィニー。
いい子ちゃん演じてる娘やヒステリックで問題児なその妹。
1セックスレスなファザコン作家は色々溜まってるみたいだし。
一石投じりゃ波紋　波紋。そら剥がれる仮面。湧き出す欲求。
家庭守るため耐えてんだ。幸せの食卓にシーツかけなきゃって。
疲れてないわけないじゃない。ママは保守的？硬い頭？教育ママのままで生まれたわけじゃあないってんだよね。いいよ。イキイキしたらいい。自分を欺いてまで平和を装いたくはないからね。
本当の自分をサラけてみたら、また見えてくる家族のかたちもあるかもしれないぜ。なんか好きな映画だから、観てほしいよ。できるだけ。　あ　除夜の鐘が鳴る。

ゴールディ・ホーン がハチャメチャな女性を演じているんだけど、彼女はこういう役がピッタシ。
固定概念や倫理観、正義、〜べき、〜ねばならない、、、等で縛られて苦しんでいる人は、この映画を観て楽になりましょう！

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　ゴールディー・ホーンは1945年生まれ、ってことは、この映画を撮ったころすでに57歳？！　年をとった形跡すらなく、明るく美しくかわいい57歳になれる方法を語った本でも書いてくれないかしら、と思って調べてみたら今年の5月に出版されていました。題名は”A Lotus Grows In The Mud”　スクリーンのイメージだけで決めつけてしまいましたが、いろいろあったようですね。読んでみよっと。

　ヴィニーは自分のことを「政治家志望のだんなのためにベージュの服を着て良妻賢母としてがんばってきた」と自分のことを解釈していそうだけど、彼女を抑圧していたのは彼女自身のような気がするなあ。だって、あのだんなさんは、娘の卒業式に、髪を切って服装も変貌して現れた妻を拒まずそのまま受け入れていたもの。想像するに、これまで過去を語らない妻のことをあれこれと詮索せずに過ごしてきたのだろう。別にそのあたりを深く書き込むような映画ではないのだろうけど、ちょっとそのあたりも丁寧に描いているとよかったなあと思います。
　
　過去にすがらず、過去を切り捨てず、過去を失うことなく成長していきましょう。

ドンパチやＣＧや派手なカ−アクション・・・
そういう映画ももちろん大好きです。
でもこういう俳優陣の演技が光る映画、久々です。
なるほどアカデミ−賞って本物だ！と、思わず納得。
ゴ−ルディとス−ザンが初競演なんて信じられないくらい息ピッタリ！
そして絶妙なジェフリ−。必見です。
それにしてもゴ−ルディはどこかに“歳”を置いてきたみたい。
昔と変わらずかわいいまんま・・・