マスク

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　DISCASさん、やったね、明日はホームランだ☆
　僕の大好きな映画がレベルＣながら、「メーカー品切れ」から復活して喜ばしい限りです！中学生以上の子供となら、家族で観ることもできる佳作です。

「ＭＡＳＫ」は、難病と闘いながらも太陽のように明るく生きた一人の少年、ロッキー・デニスの青春と短かった彼の人生の終わりまでを描いた秀作。
　この作品の素晴らしさは、スタッフと（今となればですが）キャスティングからも想像できるでしょう。

　主人公ロッキーの母親ラスティー役には、この映画の２年後「Moonstruck 月の輝く夜に」でアカデミー主演女優賞を獲得するシェール、そして頭蓋骨が年々肥大して行く難病を負ったロッキー役には1978年から映画・ＴＶに活躍し、幾つかの青春ドラマでナイーブな演技が冴えたエリック・ストルツ、そして母子を陰ながら応援する自由人のガーにはＴＶドラマのベテラン俳優サム・エリオット、ロッキーがその死の前に最後の恋を結ぶ相手となる盲目の少女ダイアナには「Jurassic Park (1993)」のローラ・ダーンを配し、監督は「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノビッチであります。

　若い頃からガー達のグループと共に自由人として生きたラスティーは、息子を苦しめている難病の原因が自分の麻薬経験によるものではないかと心の底で苦しみ続けていました。
　しかし母子は天性の明るさでお互いをいたわり合い、またガーと彼の仲間達もそんな母子を心身共に応援するのでした。

　ドラマの前半は、溢れるほどの「賢明さと明るさといたわりの心」を持ちながら、その病のために「周りからの理解を得る」事に困苦する主人公とその母の姿を中心に描かれる。
　人々の偏見の中での進学、やがて限りない明るさと努力でクラスメイト達の信頼を勝ち取って行くロッキーの姿が印象的である。本来、硝子のように繊細なその素顔を難病の特殊メイクの下に隠してロッキー役をつとめるＥ・ストルツの熱演が光ります。

　そして後半は、ロッキーが人生の最後に初めて出会った「真実の恋」が描かれる。「盲目」というハンディキャップにも負けず、真摯に「人生と向かい合う」少女ダイアナと、「難病」に背を向けずに生きるロッキー。二人がそんなお互いを水が流れるように理解して行く過程の描写は、涙無くして観ることはできないと言っておきましょう。

　主人公の死で終わるこの物語。ダイアナとロッキーの恋はこの世の形として成就することは無かったが、二人は人生の勝利者であった。自分を測るメジャーに縛られず、それ故に他人を規制のメジャーで測ることもしない二人の姿、また、息子の死を見送る母ラスティーと親友ガーの姿を描いたラストシーンは、ともすれば自分で創ったモノサシに縛られてしまう私たちに「もっと大切なもの」が在ると言うことを爽やかに教えてくれます。

　僕は☆４．５！

難病をかかえていながら、ここまで良い子なのかと素直に感動しています。命を救ってやりたかったという思いを現実で生かせたらいいですね。

おもしろさとか、人物描写などど、評価することがナンセンスに感じる映画でした。

主人公のロッキーが、盲目の少女に「色」を伝えるシーンがとても印象的で、心に残りました。
人としてのありかた、人としての接し方を強く考えさせられる作品です。感動しました！！

奇病って事で、涙涙の映画なのかなって
変な先入観を持って見たのですが、
良い意味で裏切られました！
主人公ロッキーの仲間は皆心優しい仲間で
ロッキーの事を自分の事のように思い心配してれます。
母親もまた、しょうがない女なのかもしれないけど
ロッキーの事を誰よりも愛し、母として温かく見守ってます。

子を持つ母として、涙する場面もありました。

思わず笑ってしまうところもあり、
悲しくなるところもあるけど
全体的に心が温かくなる一本だと思います。

おススメです＾＾

悲壮感があまり漂っていないんだよね。
ロッキーを支えるさまざまな人たちがあまりにも温かくて。
自分の子供がもし・・って考えるとこの手の映画は見ているほうも辛くなりがちなんだけど、そんなことがホンノ小さなことのように思えて、励まされるというか・・元気が沸いてくるというか・・。

人間は一人では決して生きてゆくことが出来ないって実感させられる映画でした。