悪霊喰

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悪霊を退治するのは　エクソシストなので　罪を食らう　シン・イーターとじゃまるで違うね　確かに

罪の告白　許しを得て　キリスト教徒は天国へ召されるのだが　神様が直接お出ましになるのではないので　そこはそれタクシー代行のように　教会がしゃしゃり出てくるわけだ
よって　異端のシン・イーターは　教会のヒラルキーとヘゲモニーをおびやかす存在で断じて許されるものではないと

まあ　シン・イーターを実在の魔人にしちゃってるから　わかりずらいけど　東京とゆうシマに山口組の鉄砲玉がやってきたようなものか（違うな）　
既成の教会権力に抗う青年司祭の信仰の探求　人々を救うことの意味を求める旅立ちの物語か

これまさに「ロック・ユウー」なの？　見てないけど

邦題、確かにイカシてないですね。SIN EATERでいいのに、これではチープなホラーかと勘違いしちゃいます。皆様のレビューに惹かれて観たのですが、すごくワタシ好みの宗教ダークサイド系でした。水に落ちたアレックスが出口を求めて足掻くシーンは、オーメンのワンシーンを彷彿させ嬉しくなっちゃっいました。そして、ところどころに出現する『口だけの悪魔』の存在がピリッとスパイスでナイスです。久々に上質なホラーを見せていただいたものです。

イーデンはかっこいいし、ああ、満足♪

ホラーとしては全然怖くないので安心して観てくださいね。一番怖かったのは、見終わって取り出しした時、DVDに写ったノーメイクのワタシの顔ってなモンで・・・イヤハヤ・・・。

気楽なB級ホラーを見るつもりで見始めたら見事に肩すかしで、悪霊を食べるような話じゃありません。原題の「SIN EATER」が示すように、「罪喰い人」のお話しです。「罪喰い人」といっても「何それ？」ですが、映画の中で説明されていますし、背景となるカトリックの戒律も映画の中の説明で理解できます。「B級ホラーかな？」と思っていると、このあたりに神経を尖らせていないので、要注意の邦題です。

悪霊の描写が極少数あるものの、全体的には精神的に怖がらせるゴシックホラーといった作りです。特に観客の共感を二転三転させる脚本は良くできています。罪喰い人への謎解きから観客の興味を引きつけ、一旦は善人として罪喰い人に共感させたかと思うと、人間的なエゴの固まりとして観客を裏切ります。また、説明しなければならない要素がたっぷりある内容の映画ですが、みえみえの説明台詞など皆無に等しく、台詞による伏線や暗示はまさに絶品です。何度か見直すと脚本の巧さが目につきました。映像のタッチも神秘的ですし音楽もいいですね。"ひまわり"がらみのシーンが演出的にも脚本的にも気に入ってしまいました。

この手の映画にしては珍しく褒めてしまうのですが、惜しまれるのはCGです。映像が奏でる神秘的な雰囲気を壊してしまい、CGのタッチがちょっと違うのではないかという違和感を覚えます。また、非常に上手い脚本ですが、最後の落としどころを単純な勧善懲悪にしてしまっているのは悔やまれます。続編に向けてのスケベ心か、カトリックに対する配慮なのか、せっかくの上質な作品が安っぽくなってしまってます。

多少不満はあるものの、良くできた映画だと思います。5段階評価は、3。

　タイトルはずっと前から知っていたものの観そびれていた２００３年の作品。
　だからというわけではないけれど、主演がヒース・レジャーってのも監督がブライアン・ヘルゲランドってのもすっかり失念してしまってた。
　ブライアン・ヘルゲランドといえば、古くは『エルム街の悪夢４』、さらに『L.A.コンフィデンシャル』、はたまた『ミスティック・リバー』に『ボーン・スプレマシー』、最近では『グリーン・ゾーン』と錚々たる作品を手掛けている売れっ子脚本家だ。で、監督作はメル・ギブソンの『ペイバック』、ヒース・レジャーの『ROCK YOU !』（共に未見）、そして本作『悪霊喰』の３本。

　率直な感想を言うと、イマイチ。
　もちろんヘルゲランド本人が脚本も手掛けているのですが、本当に先に挙げた作品群と同じ人の手によるもの？と思うほど話に魅力がない。
　邦題の『悪霊喰』というタイトルからホラーを連想させますが、原題は『THE ORDER』（修道会）もしくは『THE SIN EATER』（罪喰い）で、これだけだとホラーのホの字も連想できない。じっさいその通りで、ホラーというよりはオカルト映画と呼ぶのがふさわしい。そして、作中に登場する“罪喰い”なる存在が物語のキーになるわけだけど、クリスチャンではないオレにはこの“罪喰い”の概念がピンとこない。宗派を破門されて、死に際してそれまでの罪を赦してもらえない者の罪を喰らってやるのが“罪喰い”らしいが、はっきり言って「だから何？」。ヒース・レジャー演じる主人公アレックス司祭が、罪喰いの謎を追い、最後に・・・！となる展開も「だから何なん？」と、もう本当にピンとこない。

　おまけに途中、兄妹の姿をした悪霊らしきモノが出現したり、「悪の法王が目覚める」とか意味ありげな言葉を発する悪魔憑き？みたいな男が出てきて何かの伏線かと思わせるけど、結局それ以上何の絡みもなく本当に思わせぶりだけでほったらかし。

　本作を最後に監督作がないのは、自分自身で見限ったか、映画会社に見限られたか・・・。何にしても、本作を観るかぎり、しゃあないかな。

この邦題を見るとどうも、コテコテのグロいホラーのような感じがするが、
見てみたら、結構真面目に「罪喰い」の話を描いてる。

そして、ヒースレジャーが精悍な顔です。
ジョーカーでも、ゲイでも、グリム弟でもない、
また違った魅力満開です。

キリスト教でタブーとされていた罪食い。
恩師の死をキッカケにその存在を確認し、
さらに、愛する女性を天国へ送る変わりに
司祭である自分がそのタブーである罪食いにならざるを得ない・・・
という話。

単純そうで意外と深いのかなと感じた。