アンドロメダ　シーズン２

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第7話　絶望の中の希望
「ECMユニットケーブル核弾頭を請求する。
　目的は各国首脳歓迎会のため」
アーガシー特別活動請求書　　CY9512

アーガシーargosyとは辞書を引くと、大型商船とか大商船隊とかいう意味です。

ロディナという星でマクライ熱という伝染病が発生。
致死率95%なので3100万人の命が危険。
救助船隊が組織されたが、航路の途中にあるアクローンという星から砲撃を受けるおそれが。
かつてはハイガードのものだった基地が、ドラゴ・カゾフのものとなっていて通してくれない。
そこでディランとティアが潜入して、破壊工作に。

おっ「ナバロンの要塞」

第8話　家庭
「人間の家庭は小さく、州( a state)や国(a nation)に頼らざるを得ない。
　哀れなことだ　」
タン・トゥリ・クルの人類学教科書より　　CY7956

stateは”組織体としての”国” すなわち”国家”
nationは”人の集まり”としての”国” すなわち”国民”とか”民族”
countryは”場”としての”国”　すなわち”くに”とか”郷”
stateを”州”として”州や国”と訳すのはどうも・・・?

ディランの200年以上前に亡くなったサラの末裔たちが、タラゼドという辺境の星で、連合の理念に基づく政治体制を築いて生き残っていたが・・・。

タラゼドには、執政官など古代ローマそしてアメリカを思わせる政治制度を持っているのですが、立法府の名前が「コンクラーベ」という。
これってラテン語かイタリア語なんでしょうか? 食堂をタベルナというように。
というのは、この「アンドロメダ」は日本文化、言葉のエッセンスが多いので、立法府の名前が「コンクラーベ」というのが、”根くらべ”なら面白いなと思ったもので・・・。

・・・と書いた後自分で調べると、コンクラーべとは、枢機卿による教皇選挙のこと。
言葉っておもしろい。

第9話　迷宮へ

「神にとっては、壁も書物の1行　
我々のすべては見られている」
A.K.A. 探検家第一人者　ハスチュリ「無謀なペルセウス星人」

「我々のすべては見られている」でも意味はいいんだけど、畏敬の念を表して「我々のすべてをお見通しである」と訳したほうがいいのでは?

架空の人物だがハスチュリとは何者?
WAYFINDER　を　「探検家第一人者」と訳されているが、探検家なのかな?
WAYが「アンドロメダ」では宇宙宗教を指すので、”Way を見つけた人”=宗教家なのかな?
theがつかないから、宗教じゃなくただの道でいいのかな?
A.K.A.って何なのでしょうか?

「ひょっとして私に質問している?」とお心当たりのあるあなた・・・そうそのとおりです。(爆)
ああVol.4がなかなかレンタルできない!!

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第４話　太陽のごとき冷酷さ

エピソード冒頭部のことば
「　仮面をつけると違う自分にならないか　?」
　　　　ケオプス・ツマイ　「運命」より　　CY9683
ぼく流の訳
「仮面とそれをつける人間は違う。　では仮面をつけなければ、そのような人格にはならないのか」

トランスが、猫のようなかわいいだけの”不思議ちゃん”ではないことを見せる。
欧米のドラマには心理学を用いた尋問シーンが出てくるなあ。
そのやりとりのなかで、ちょっと悪魔的な底の知れなさを見せて、興味深い。

イナリ族って、”稲荷”から音をいただいているのでしょうか。
このドラマ、日本的なエッセンスがちょいちょい出てきますから、これもかなと思います。


第５話　さびれたバーから
「人生は薄汚いバーでの決闘　やられてもやりかえすことだ」
ハイウェル・サイラビア二等曹長 CY4681

>ティアの読んでる本のタイトル、漢字で「宮本武蔵」と書いてある。
>ティアって日本語読めるの？
というゆっちゃん♪のコメントのとおりで、ぼくもここで笑ってしまった。

またゆっちゃん♪のレビューで、出演者の構成について述べている。
>これは「実際の人口構成比率から著しく逸脱してはならない」、という規定があるから。
>だから、白人ばかりではなく黒人の役者も出演させないといけない。
>メンバーが増えれば、日本人等のアジア系も登場するかも。

これは感じますね。「積極的差別撤廃処置」　Affirmative Actionですね。
人種だけでなく、ジェンダーや身障者も含めての配慮。
だから宮崎駿への批評の中で、海外を中心に一部で「西欧を舞台設定にしていることも多いのに、なぜ彼の作品には白人は出てくるのに、黒人は出てこないのか」という指摘があるらしくて、それくらい人種問題と言うのは敏感ですから。
今回のエピソードに出てくるイザベラ・オルティスをめぐる展開もこの点から興味ぶかいです。

そして今回出てくるコワソーな宇宙人、「アウター・リミッツ」に出てきたキャラに似ているように思います。

これも凝ったストーリーで、おもしろい。

第６話　人間ｖｓＡＩ
「A　Iに統治されると痛い教訓を得るときがある
ロジックには　心がないから。」
イン・マン・ウェイ　「この現在の暗闇　政治の空白の歴史」CY11956

まったくこの言葉のとおりで、どんな物事も合理性を主張でき、正当化できる。
その論理を展開するものの言動、信頼性が問われると思う。

ロミーが今シリーズ、ターミネーターのようにアクションを見せ、大活躍する。
新スター・トレックでもデータは、いざとなるとコワかった。

物語がだいぶノッてきました。

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彼は崩壊した文明の最後の守り手、そして過去から来たヒーロー。
混乱の宇宙に直面し、ディラン・ハントとそのクルーは宇宙の再統一を開始する。
アンドロメダは希望を載せ復活した・・・・

ジーン・ロッテンベリー原作の宇宙叙事詩「アンドロメダ」第2シーズン突入!

第１話　広がる波紋

「ハイガードの槍騎兵らしく勇敢に散ったと伝えよ」　第13槍騎兵連帯の賛美歌。CY4233


アンドロメダの眠らせておいた人格のせいで、M86星系にあるマゴーグの本拠地に行った一行。
そこには邪悪の神アビスと無数のマゴーグがいた。
捕らわれの身となったティアとハーバーを救いに、ディランとロミーは乗り込んでいく・・・

いよいよ第2シーズン、新たな設定マゴーグの侵略の危機が明らかに。
そしていよいよ各キャラが立ってきた!

第２話　脱出

「魂は空より大きく　海より深く　底知れぬ闇より深い」
エノラ・ヴェーレ・ド・ヴェーレ　「地底の哀歌」より CY9734

ニーチアンの英雄ドラゴの遺骨盗みの一件から追われる身となったティアのために、マルは追撃され氷の惑星へ。
ハーバーはある理由からやけになり、仕事が手につかない。
レヴは殺しの罪の意識から断食していたが、本能との葛藤に苦しむことに・・・。

鉱山には人工的に作られた発掘生物スクオームというのが出てくるんですが、「スター・トレック」にも似たようなのが出てきましたね〜。

第３話（通算２５）　偽りに縁取られた心

「愛、真実、美　そんなものより協定で得られる安全のほうがいい」
ミスキッチ・ヴァル・ミスキッチ総督「私のすべて」より　　301AFC

宝石”　覇者の心”をめぐる、ピア・ポイント・ドリフトの提督ミスキッチ(チチェン)とクラリオン・オブ・ソロ(タン)との間の争いを調停することになった一行。

軍事力ではタンのほうが圧倒的だったが、チチェンには自由貿易連盟が後ろ盾。
”　覇者の心”は宝の地図でもあった・・・・。　　　

怪盗ネタでなかなかおもしろい展開。
しかし宇宙はうさんくさい奴ばかりとは。

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第12話　「ウロボロス」

「螺旋、回転、動乱の機運に乗じる。ドラムの音が止んでいれば次のダンスはないだろう。」
〜詩人ウラテンバ「リズム」CY9825

レヴは道を求めて旅立ってしまった。
ハーバーのおなかの中のマゴーグの子を取り除くため、ペルセウス星人のヘーネ技術主任の協力を求める。
ハーパーと彼らは時空のゆがみを発生させる装置を作って行おうとするが・・・・。

ウロボロス　OUROBOROS　とは、しっぽを加えた蛇の図案の古代の紋章で、転じて「　∞　」を表します。

時空のゆがみで、アンドロメダのキャラクターの一人が、未来のそれと入れ替わって、容ぼうが変わります。　　　ここでキャラ変更か　!
またロミーの髪型がおかっぱになって、ターミネーター・ワカメちゃん状態。
これもイメチェン。　　　かわいいけど、前のほうがよかったなー。


第13話　「溶岩とロケット」

「永遠に死神を避けることはできない。だが、死神を騙すことはできる。」〜コーゴ・コーガー少佐「最後の鎗騎兵」AFC32

ディランとティアは出先で襲われ二手に分かれて逃げる。
ロミーはティアがディランをなきものにしたと疑うが・・・。
一方ディランは観光船を乗っ取り、モリーという女と逃亡を図るが、ここでも暗殺者に追いかけられる・・・。

地名にエンキンドゥ、暗殺者である傭兵軍団の名がオガミとまたもや日本的な音の響きの語が・・・。
刺客でオガミといえば、「しとしと、ぴっちゃん　しとぴっちゃん　しとぴっちゃん　・・・」
『子連れ狼』の拝一刀を連想するが・・・まさか、ね?

第14話　　「すべての罪を思い出す」
「私は毒を信じ、星が輝きを失うことを信じ、あなたと我が愛、そして尚あなたを信じる。」
〜「空虚からの叙情詩 CY9905

べカは、かつての恋人ボビー・ジャンセンの遺体確認を求められ、鉱山星カスカーダに向けて出発する。　　ディランとハーバーも同行するが・・・。

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第10話　「王子」

「絶対的な力は、確実に腐敗する。問題なのは力を持たぬ場合だ。」
〜ドラゴ・ムセヴィ二「声名書」CY8433

襲撃される宇宙船の救助に向かったディランたち。
襲われたのはネホーランドの王族たちで、生き残った三男のエリック王子の後見人となったディランとティアだったが、クーデターを起こした貴族たちは引渡しを求める・・・。

第11話　「バンカーヒルより」

「自由の代償とは、人々の勇気と痛みと血。それらは前もって支払われている。」
〜セバスチャン・リー「台頭」　AFC271

ディランたちと因縁深いサブラ・ジャガーの女王エルゼベットは同盟関係を盾にドラゴ・カゾフとの戦いに参戦を求める。
一方ドラゴ・カゾフに占領されている地球に住む、ハーバーのいとこブレンダは、好機と見て蜂起を企て、アンドロメダに助けを求めるが・・・・。

今回は、政治的寓話の２作
この時代になっても『孫子』と『マキャベリ』の教えは健在か〜。
そして力ないものの権利など、いつの時代も省みられないんだなー。

と、思った今日このごろ。