ゼブラーマン

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すんません、あんまり面白くなかった・・・。
いや別に謝らなくてもいいと思うんですが、この映画を観たあとに他の方のレビューを読むと、８割方好評レビューが多くて自分的に、あれっ？という感じ。
そうか、この作品を面白いと思う人の方が多いのか・・・。
思うに、特撮ヒーローやコスプレに、ある程度の思い入れがないと楽しめないのかも知れませんね。もちろん私は、特撮ヒーローに微塵の思い入れも無いので、バカバカしいＢ級映画の笑いの部分は楽しめても、それ以外はどうにも退屈でした。シーンごとがやたら間延びしてテンポ悪いし、ＣＧ演出はチャチいし、早く終わらないかな〜と思って観てました。
特撮ヒーローのノスタルジーを描くなら、宇宙人はＣＧじゃなくて着グルミでやって欲しかったなあ。最初のカニ男とその戦闘は面白く感じたけど、最後のチャチいＣＧの戦闘シーンは何のヒネリもないしなあ。着グルミのチャチさはセンスに思えても、ＣＧのチャチさって手抜きにしか見えないんですよね〜。
それと、宮藤官九郎の脚本なら、もっとテンポが良くてドライな感じになると思うんだけど、その方がこの作品の設定やストーリーに合ってる気がする。演出はすごい間延びしてるけど、間延びさせるのが好きな監督なのかな。だとしたら、クドカンの脚本とはもともと相性が悪いってことになるなあ。
しかし、哀川翔は良かった。この人はホント、良い俳優です。
とにかくこの映画、俳優陣はすごく豪華。それにクドカンの脚本ということで、観る前の期待値のハードルがちょっと高すぎてしまったかも。

独偏満足度　６０点

『牛頭』が想像を遙かに超えた素晴らしい作品だったので夢よまたもう一度とばかりにほぼ同時期に撮影された『ゼブラーマン』も観てみましたが、こっちはダメダメですね。恐らくこちらの方が遙かに予算を掛け、哀川翔の主演100本記念のという箔も付き、出演者もこれまた豪勢と個々の要素に関しては完全に勝負あったはずなのですが、作品の出来は雲泥の差だと思いました。いずれも表面的にはジャンルもの(方やホラーで方やヒーロー)であり、その根底はジャンルを裏手に取った喜劇だという点まで同じなのに、この差は一体何なのでしょう。

恐らく、ヒーローものというのは裏返すまでもなく実はそのまま喜劇であるため裏手の取りようがなかったことと、『ゼブラーマン』の脚本をクドカンこと宮藤官九郎が手掛けていることが原因なんじゃないんでしょうか。クドカンはどうやら人気脚本家であり、最近は自身が監督を務めたりしているみたいですが、その感性は日本のテレビドラマそのもので映画的な感性を持ち合わせてはいない・・・相容れないと思います。その最大の欠点は、「テーマ」とか言われる、わかりやすい言葉で簡潔に言い換えることができ誰にでも安易に納得できるようなものを中心に明確に持っていると言うことだと思いますが、逆な言い方をするればそれが彼が受けている理由なのでしょう。

　この映画を見る際、文脈を取り違えてはならない。話しがちゃちいとか、特撮が幼稚いとか、京香のパイパイもまだまだ捨てたもんじゃないとか、そういうことではないのだ。
　これは、仮面ライダー、キカイダー等のヒーロー達に胸をときめかせた世代の少年達が大人になり、社会に出て現実に幻滅し、敵とも味方ともわからない奴らの中でストレスをため、疲れ、へたれこんでもなんとか生きていながら、特に望んでもないが、かすかな光に似た希望を何かしらまだ胸に秘めた中年男達への、最大のご褒美ないしはリスペクトなのだ。そこんところを押さえて見ると涙もんですよ。単にくだらねーではすまされない、微妙な愛情が底辺に流れている良い映画です。

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どういう風に評価すればいいのだろう（笑）。見終わった後はとってもハッピー！（爆）。楽しい映画ですよ。さすがに金払って見ようとは思いませんが良くできていると思います。もういろんな役者さん達が一生懸命演じています。哀川翔主演１００作目記念作品にこれを持ってくるとは・・もう最高です！(^○^)。もう哀川さん京香さん最高っす！ここまでおもしろいとは予想外です(^^ゞ。三池監督も宮藤官九郎さんもよくやりますね（笑）。

カニ男（爆）。柄本さん似合いすぎ（笑）。しかし、なんと言ってもやっぱりゼブラナースでしょ！（爆）。もう京香さん最高ぉ〜(^○^)。くせになりそぉ〜(^^ゞ。哀川さんがコスチューム着て部屋の中でヒーローになりきって「白と黒のエクスタシー！」って言ってる姿はかわいい（笑）。いろんなシーンでいろんな作品パクってるかも(^^ゞ。チロリアン２号！これってデロリアンのパクリ？しかもなんで２号なんだ？（笑）。１号はどこいったんだぁ！（爆）。エイリアンの気配に反応する髪の毛はゲゲゲの鬼太郎の妖怪アンテナ？マントのＣＧはスポーンのパクリ？とまぁ、なんでもありです（笑）。もう笑いがおさまりません。挿入歌はあのアニメやヒーローものの主題歌でおなじみの水木一郎が歌う「ゼブラーマンの歌」。「ゼ・ブ・ラ　ゼ・ブ・ラ　しろくろつぅ〜け〜ろぉ〜♪」もう最高です。ツボつきすぎです。遊び心が随所に見られます。最後にはホロッとくるシーンもありさすが宮藤官九郎さんですよね。とにかく楽しめる作品です。

ゼブラナース最高ぉ〜！（爆）。

この布陣でこの作品、真面目に撮っているのを強調したいのかもしれないが何かがおかしい、制作側にも俳優陣にも多才な人材が揃っているのに疑問が残る
わたし個人が感じたことなのだが、何かズレと言うか違和感と言うか、言葉で表せないものが観ている間終始引っ掛かっていた、強いて言うなら「何故今なのか？」だろうか。

変なところに引っ掛かってしまった為に、楽しく観賞できなかったが、哀川翔が真面目に老ヒーローを演じているのが観たければ、バカバカしさと共に楽しめるかもしれない。