アンテナ / 加瀬亮
全体の平均評価点: (5点満点)
(30 )
解説・ストーリー
哲学を専攻する大学生・荻原祐一郎は、幼い頃に妹・真利江が失踪したことで、現在も自責の念に苦しんでいた。当時、真利江の隣に寝ていたのに気づかなかった彼を、母・房江は責め続けた。房江はその事件以来、宗教にハマってしまい、父は祐一郎が16歳の時に病死した。いつしか家族の中で真利江の記憶は封印されていった。そんなある日、出雲で監禁されていた少女が保護されたというニュースが流されと、房江は少女を真利江と思い込み騒ぎ出す。祐一郎の弟・祐弥までが狂乱した末に入院してしまう。仕方なく祐一郎は実家へ戻ることにするのだったが…。
哲学を専攻する大学生・荻原祐一郎は、幼い頃に妹・真利江が失踪したことで、現在も自責の念に苦しんでいた。当時、真利江の隣に寝ていたのに気づかなかった彼を、母・房江は責め続けた。房江はその事件以来、宗教にハマってしまい、父は祐一郎が16歳の時に病死した。いつしか家族の中で真利江の記憶は封印されていった。そんなある日、出雲で監禁されていた少女が保護されたというニュースが流されと、房江は少女を真利江と思い込み騒ぎ出す。祐一郎の弟・祐弥までが狂乱した末に入院してしまう。仕方なく祐一郎は実家へ戻ることにするのだったが…。
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「アンテナ」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
哲学を専攻する大学生・荻原祐一郎は、幼い頃に妹・真利江が失踪したことで、現在も自責の念に苦しんでいた。当時、真利江の隣に寝ていたのに気づかなかった彼を、母・房江は責め続けた。房江はその事件以来、宗教にハマってしまい、父は祐一郎が16歳の時に病死した。いつしか家族の中で真利江の記憶は封印されていった。そんなある日、出雲で監禁されていた少女が保護されたというニュースが流されと、房江は少女を真利江と思い込み騒ぎ出す。祐一郎の弟・祐弥までが狂乱した末に入院してしまう。仕方なく祐一郎は実家へ戻ることにするのだったが…。
「アンテナ」 の作品情報
「アンテナ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
アンテナの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
117分
英語
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
R-15
10DRJ30064
2004年07月23日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
8枚
0人
0人
アンテナの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
117分
英語
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
R-15
10DRJ30064
2004年07月23日
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1位登録者:
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ユーザーレビュー:30件
気が狂いそうになる程の重苦しい作品、ラストが唯一の救いだ
投稿日:2005/01/17
レビュアー:RUSH
衝撃的だった。初めてこの作品を見た時、レビューが書けなかった。見ていた私の方も鬱病になってしまったように重苦しく憂鬱な気分にさせられてしまったからだ。原作は田口ランディ氏の同名小説であるが、レビューを書けない程ショックを受けた私は原作を読んでみる事にした。作品を見た時のような衝撃はなかった。小説では自分の想像力だけが頼りなので作品になるようなひどい映像は想像しなかったのだと思う。やはり映像は強烈な説得力を持っている。原作をうまく簡略化し映像化に成功していると私は思った。とてつもなく暗く重い作品である。見る方は心して見た方がよい。 主人公、萩原祐一郎を加瀬亮が演じているが、彼の演技を見ているだけで胸が締め付けられるような思いだった。不安、苛立ち、無気力、迷い・・苦悩のすべてがでていたように思う。ナオミとのSMプレイで自分の記憶が少しずつ蘇り、立ち直るきっかけをつかんでいく姿は鬼気迫るものがあった。妹の失踪事件にその家族は破壊されたのだ。父、母、兄、弟・・・弟は失踪事件の後、生まれたが母親の影響で精神を煩ってしまう。悲劇の以外の何者でもない。最近、幼児誘拐が多発している今を考えると、この作品のように苦しんでいる家族が実際に存在するのかもしれないと思うとやりきれない気持ちでいっぱいになる、そんな作品だった。 ラストの兄弟が壁を壊すシーンが唯一の救いである。やっぱりこの作品のレビューはあまりに重すぎて書けない・・・。二回も三回も見れない作品だ・・。
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はい
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「加瀬 亮」
投稿日:2012/01/24
レビュアー:まみもぉ
キアロスタミ監督の新作にご出演ということで、 どんな俳優さんかと観てみました。 どれを観ようかと検索して、たくさんの作品、ドラマに出られてるのに驚きました。 CMでお顔は知っていましたが、地味で普通の細身の好青年という印象。 ですから、いきなり『アンテナ』が過激だったかもしれませんが、 驚愕仰天でした。 いろんな”痛い”快感映画、観てきましたが、 ここまで”痛い”のは、初めてです。 痛みが、感じられるのではなく、見えました。 凄い俳優さん。なんでできているんだろうと思いました。 個人的に昨年の西川美和監督上回る掘り出しお宝ものでした。 目に見えない精神的苦痛をここまで体現できるとは…。 原作自体がかなり暗鬱で、映画化されたことにも驚きです。 加瀬さんだけでなく、他の俳優さん、弟役の木崎大輔くん、発作シーンなど観ていてどうしたらよいのかと戸惑うほど。 SMの女王ナオミ役の小林明実さんも、麻丘めぐみさんなんて、我が目を疑いました。 加瀬磁場でどなたもビリビリしていくような感じ。 ラストに救いの光は差し込んできましたが、あの程度では…しばらく加瀬痛でした。 しかし、細い…、しかも薄い。澱んでいるのに不敵な透明感がある。 だのに殴り踏みにじりたくなるあの可愛さ…たまりません。 目を背けることを観ているこちらに許さない自傷、自慰シーン。 袋の中から覗きながら、自肉に食らいつくシーンのおぞましいのに美しいこと。 強靭な加瀬亮の筋スジに何度も突き刺され、 静かな迫力に心と胸をえぐられました。 『ライク・サムワン・イン・ラブ(仮題)/ Like someone in love』では、主人公の彼氏役だそうですが、 キアロスタミ監督の手中に嵌り込んでいただきたいです。 この夏公開予定。 久々ぜひとも、劇場で観てみたい。 励まされる台詞がありました。「薬なんて心の本当の部分には届かない」。 だから、自力で元気でいないと…いけません。
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★★★★ コンセントと見比べると面白い
投稿日:2007/10/13
レビュアー:ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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原作「コンセント」と「アンテナ」、設定は違いますがテーマは似ています。家族を失った喪失感を埋めるプロセスを描くということ。そして、そのプロセスには性的な解放が欠かせないということ。作品を貫く陰鬱なムードもほぼ変わりません。なのに、映画として「コンセント」と「アンテナ」を見比べてみると、その違いはどうでしょう。監督によってこうも変わるものかと言うほど。なので、私は「原作の映画化」ということを考える上で、この2作品を見比べるというのは、なかなか面白い作業ではないかと思います。 で。熊切監督はネクラな原作をさらにずんどこまで暗くしました。いやあ、頭を抱えたくなるほど暗いです。しかし、その暗さを超えて、見ている側に訴えかけてくる力を持っている。ストーリーは知っているのに、祐一郎が抱えるやりきれなさにどんどん同化していく自分がいました。誰の視点で捉えているのかわからない階段からリビングを見下ろすショット、鏡に映る妹の姿、廊下にぽつんと置かれた扇風機など、特に自宅内の描写は不安定なムードを助長します。 この暗さの増幅と言うのは、主人公が女性から男性に変わったことも大きいかも知れません。祐一郎を演じる加瀬亮。渾身の演技。役者魂を感じます。ある意味、加瀬亮と言う役者にとことんフォーカスするなら、これぐらいの暗いムードで迫らなければならなかったと言えるのかも知れない。もちろん、どちらが良いと言うわけではなく、双方の監督は「原作の映画化」という命題に対して決してそのままなぞらえるのではなく、共にとことん「らしさ」を発揮したのです。一つ難を言うと、女王様を演じる女優の存在感。そして、映画としてどっちが好みかと聞かれると、私は「コンセント」です。
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薬なんて心には届かない
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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うわ〜凄いね、この加瀬亮わ。 そうとう追い込んだ演出だったのでしょうか、鬼気迫るものがありますな。 もともと“剥き出しの男”みたいな者を撮る熊切監督の演出力は評価していたのですが、今回は役者の力も相まって、とても印象に残るものになりました。 話の内容もなかなか面白いものです。 喪失の痛みというよりも、トラウマからの解放でしょうか。 娯楽作品やテンポの速い物語が得意な方にはあまりオススメ出来ないだろうが、個人的には結構良かったです。 原作も読みたくなりました。 全編痛く、暗い作品ですけどね、だからこそ最後の光がとても眩しくって、長い悪夢から覚めた様なそんな感覚を覚えます。 あとこの監督の撮る映像って独特の味わいがありますね。 今回は撮影が違う方みたいですが他の作品と同じ印象を受けます。 匂いと言うか湿度と言うか、特に狭い空間では“濃密さ”を感じます。 この監督の描きたいものにマッチしていて、魅力的な個性と言って良いものでしょう。 星3,5
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不快マニア その3
投稿日:2006/08/26
レビュアー:ひきむすび
すごく不快な作品を予想していたんですが 案外後味さわやかな作品です。観て良かった。 ギルバート・グレイプに通じる「自己の開放」の話です。 自傷行為も 祐一郎の性もショッキングではあるんですが あまり厭らしく感じないのです。ただただ痛い。 不安定な自分を感じ取ろうとする確認の行為。 どうにも身動きがとれない時、誰かの助けが必要な時、 「痛み」にあえて踏み込んでくれる赤の他人 女王様こそが 必要だったのかもしれません。 身内でないからこそ 核心に触れることもありうるわけで。 雲黒斎さんの「痛み」の話があまりに魅力的に見えて速攻で予約。 あ、そうだ。そういえば邦画は食わず嫌いだったんだ。 雲黒斎さん、ありがとう。
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ユーザーレビュー
気が狂いそうになる程の重苦しい作品、ラストが唯一の救いだ
投稿日
2005/01/17
レビュアー
RUSH
衝撃的だった。初めてこの作品を見た時、レビューが書けなかった。見ていた私の方も鬱病になってしまったように重苦しく憂鬱な気分にさせられてしまったからだ。原作は田口ランディ氏の同名小説であるが、レビューを書けない程ショックを受けた私は原作を読んでみる事にした。作品を見た時のような衝撃はなかった。小説では自分の想像力だけが頼りなので作品になるようなひどい映像は想像しなかったのだと思う。やはり映像は強烈な説得力を持っている。原作をうまく簡略化し映像化に成功していると私は思った。とてつもなく暗く重い作品である。見る方は心して見た方がよい。 主人公、萩原祐一郎を加瀬亮が演じているが、彼の演技を見ているだけで胸が締め付けられるような思いだった。不安、苛立ち、無気力、迷い・・苦悩のすべてがでていたように思う。ナオミとのSMプレイで自分の記憶が少しずつ蘇り、立ち直るきっかけをつかんでいく姿は鬼気迫るものがあった。妹の失踪事件にその家族は破壊されたのだ。父、母、兄、弟・・・弟は失踪事件の後、生まれたが母親の影響で精神を煩ってしまう。悲劇の以外の何者でもない。最近、幼児誘拐が多発している今を考えると、この作品のように苦しんでいる家族が実際に存在するのかもしれないと思うとやりきれない気持ちでいっぱいになる、そんな作品だった。 ラストの兄弟が壁を壊すシーンが唯一の救いである。やっぱりこの作品のレビューはあまりに重すぎて書けない・・・。二回も三回も見れない作品だ・・。
「加瀬 亮」
投稿日
2012/01/24
レビュアー
まみもぉ
キアロスタミ監督の新作にご出演ということで、 どんな俳優さんかと観てみました。 どれを観ようかと検索して、たくさんの作品、ドラマに出られてるのに驚きました。 CMでお顔は知っていましたが、地味で普通の細身の好青年という印象。 ですから、いきなり『アンテナ』が過激だったかもしれませんが、 驚愕仰天でした。 いろんな”痛い”快感映画、観てきましたが、 ここまで”痛い”のは、初めてです。 痛みが、感じられるのではなく、見えました。 凄い俳優さん。なんでできているんだろうと思いました。 個人的に昨年の西川美和監督上回る掘り出しお宝ものでした。 目に見えない精神的苦痛をここまで体現できるとは…。 原作自体がかなり暗鬱で、映画化されたことにも驚きです。 加瀬さんだけでなく、他の俳優さん、弟役の木崎大輔くん、発作シーンなど観ていてどうしたらよいのかと戸惑うほど。 SMの女王ナオミ役の小林明実さんも、麻丘めぐみさんなんて、我が目を疑いました。 加瀬磁場でどなたもビリビリしていくような感じ。 ラストに救いの光は差し込んできましたが、あの程度では…しばらく加瀬痛でした。 しかし、細い…、しかも薄い。澱んでいるのに不敵な透明感がある。 だのに殴り踏みにじりたくなるあの可愛さ…たまりません。 目を背けることを観ているこちらに許さない自傷、自慰シーン。 袋の中から覗きながら、自肉に食らいつくシーンのおぞましいのに美しいこと。 強靭な加瀬亮の筋スジに何度も突き刺され、 静かな迫力に心と胸をえぐられました。 『ライク・サムワン・イン・ラブ(仮題)/ Like someone in love』では、主人公の彼氏役だそうですが、 キアロスタミ監督の手中に嵌り込んでいただきたいです。 この夏公開予定。 久々ぜひとも、劇場で観てみたい。 励まされる台詞がありました。「薬なんて心の本当の部分には届かない」。 だから、自力で元気でいないと…いけません。
★★★★ コンセントと見比べると面白い
投稿日
2007/10/13
レビュアー
ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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原作「コンセント」と「アンテナ」、設定は違いますがテーマは似ています。家族を失った喪失感を埋めるプロセスを描くということ。そして、そのプロセスには性的な解放が欠かせないということ。作品を貫く陰鬱なムードもほぼ変わりません。なのに、映画として「コンセント」と「アンテナ」を見比べてみると、その違いはどうでしょう。監督によってこうも変わるものかと言うほど。なので、私は「原作の映画化」ということを考える上で、この2作品を見比べるというのは、なかなか面白い作業ではないかと思います。 で。熊切監督はネクラな原作をさらにずんどこまで暗くしました。いやあ、頭を抱えたくなるほど暗いです。しかし、その暗さを超えて、見ている側に訴えかけてくる力を持っている。ストーリーは知っているのに、祐一郎が抱えるやりきれなさにどんどん同化していく自分がいました。誰の視点で捉えているのかわからない階段からリビングを見下ろすショット、鏡に映る妹の姿、廊下にぽつんと置かれた扇風機など、特に自宅内の描写は不安定なムードを助長します。 この暗さの増幅と言うのは、主人公が女性から男性に変わったことも大きいかも知れません。祐一郎を演じる加瀬亮。渾身の演技。役者魂を感じます。ある意味、加瀬亮と言う役者にとことんフォーカスするなら、これぐらいの暗いムードで迫らなければならなかったと言えるのかも知れない。もちろん、どちらが良いと言うわけではなく、双方の監督は「原作の映画化」という命題に対して決してそのままなぞらえるのではなく、共にとことん「らしさ」を発揮したのです。一つ難を言うと、女王様を演じる女優の存在感。そして、映画としてどっちが好みかと聞かれると、私は「コンセント」です。
薬なんて心には届かない
投稿日
2006/08/13
レビュアー
雲黒斎
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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うわ〜凄いね、この加瀬亮わ。 そうとう追い込んだ演出だったのでしょうか、鬼気迫るものがありますな。 もともと“剥き出しの男”みたいな者を撮る熊切監督の演出力は評価していたのですが、今回は役者の力も相まって、とても印象に残るものになりました。 話の内容もなかなか面白いものです。 喪失の痛みというよりも、トラウマからの解放でしょうか。 娯楽作品やテンポの速い物語が得意な方にはあまりオススメ出来ないだろうが、個人的には結構良かったです。 原作も読みたくなりました。 全編痛く、暗い作品ですけどね、だからこそ最後の光がとても眩しくって、長い悪夢から覚めた様なそんな感覚を覚えます。 あとこの監督の撮る映像って独特の味わいがありますね。 今回は撮影が違う方みたいですが他の作品と同じ印象を受けます。 匂いと言うか湿度と言うか、特に狭い空間では“濃密さ”を感じます。 この監督の描きたいものにマッチしていて、魅力的な個性と言って良いものでしょう。 星3,5
不快マニア その3
投稿日
2006/08/26
レビュアー
ひきむすび
すごく不快な作品を予想していたんですが 案外後味さわやかな作品です。観て良かった。 ギルバート・グレイプに通じる「自己の開放」の話です。 自傷行為も 祐一郎の性もショッキングではあるんですが あまり厭らしく感じないのです。ただただ痛い。 不安定な自分を感じ取ろうとする確認の行為。 どうにも身動きがとれない時、誰かの助けが必要な時、 「痛み」にあえて踏み込んでくれる赤の他人 女王様こそが 必要だったのかもしれません。 身内でないからこそ 核心に触れることもありうるわけで。 雲黒斎さんの「痛み」の話があまりに魅力的に見えて速攻で予約。 あ、そうだ。そういえば邦画は食わず嫌いだったんだ。 雲黒斎さん、ありがとう。
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