ギャザリング

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って思ったら。そうかネタ的にはニコール・キッドマンのアザースじゃん。でもこちらはいろいろ？？？？な部分が大有りです。なんで事故で気を失うの。終わってからここが一番の疑問点。それからみんなが言うように野次馬ってそんなに罪なの？それに彼らが災いの原因じゃ無いんだったら、なんでそんなに恐れるの？などちょっと日本人の感性からはかけ離れた部分があるようです。
この映画を見ようかなって迷っている人で「アザース」を見ていないのだったら「アザース」の方がお勧めです。完成度が違います。

今まで苦手意識を持っていて
ほとんど見ることの無かったホラー。
DISCASのレビューを読むようになって、
ホラー好きの方が意外にもかなり多いので
ちょっとはトライしてみようかしら、
なんて思っている今日この頃です。

そうは言ってもあまり怖いものはトラウマになるかと思って
軽めのものから試しています。

この『ギャザリング』も、そんなには怖くないですね。
レビューを読んだら、これはホラーではないと言うご意見も。
どうりでね・・・
オカルト映画なんですか・・・
でも、ホラーとオカルトの違いがよくわかりません。
オカルト映画ってのはホラーの中の１ジャンルかと思って
いたのですが、違うのかな？

アイディアはなかなか面白かったと思います。
実際にこんな人たちがいたら怖いけど・・・

でも、なんだかちょっとだけコメディっぽい要素があって
怖さを緩和してくれている気がします。
ホラー初心者にはちょうどいい１作でしたね。

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・・・・という問いには明確に「No」といえるでしょう、この映画からも。
　　ってか、野次馬の定義にもよりますが、「悦楽のためだけに（キリストの最後を）見に集まってきたものたち」がギャザリングなわけで、おそらくですが、ゴルゴダの丘にはもっと大勢の人々がいたはず、その中で最も罪深き者たちがこうなっちまったんだ、と。

（すでにネタバレしてますが、どんどんネタバレしそうです）

　　原罪、ではないけどたとえば兄弟殺しのカインのように、すべての人が背負っているであろう罪についての物語。
　　アチキ的に興味深かったのは、クリスティーナ・リッチは「行動する」ことで救われる、これは予想がつくのですが、もしかしたら他のギャザリングも何かするかなと思っていたけど、結局だめジャン、てとこ。
　　ま、見届けるものたち、が必要なのかな、この世界には。

　　確かにホラーではないけど、怖がらせるテクニックはなかなか。巻頭一番、若いカップルが行方不明になるところは思わずビクッ、と。音や映像が控えめだから、要所要所が効いてきますからね。
　　その辺は怪奇ものの英国、お家芸でしょう。

　　っで、全体として面白いことは面白いんだけど、ちょいと小粒という印象は否めない。ストーリーやテーマの掘り下げが単純だからね。ちょうど「X-ファイル」のちょっとイイハナシ、的な感じか。

　　あとどうしても気になったことがひとつ。
　　あの教会が一世紀にイギリスに作られたのは、ま、いいとして、ギャザリングたちが白人ってのは・・・・　ま、あくまでもX-ファイル並だと思えば割り切りも付くけど(-_-;)。

　　そんなこんなで、見て損した気はしないけどレンタルでいいかな。同じ監督のほかのも観てはみたいが。

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舞台はイギリスの田舎町グラストンベリー。若者カップルが穴に転落した。最初は男性が穴に落ち即死、次に女性が落ちたが１週間後に発見され一命を取り留めた。その穴は地中に埋められた古い教会のようだった。壁には多くの仏像が彫られており、教会に背を向けたキリストの処刑像もあった。仏像の下には無数の骸骨も・・・。美術専門家のサイモンは神父から調査を依頼される。そして、徐々に過去の封じ込められたら恐ろしい事実が浮かび上がる・・・。
一方、サイモンの妻マリオンは子供たちと車で帰宅途中、旅行者と見られる女性を撥ねてしまう。大変なことをしたと女性を病院に運ぶ。重症かと思われたが医師は無傷と診断、記憶障害はあるが名前は覚えていたと言う。その女性はキャシー(クリスティーナ・リチ)と言う名だった。マリオンは行くところが無いキャシーを家に泊めることにした。子供たちはエマとマイケル。なぜかキャシーはマイケルが血まみれになった幻覚を見る。マイケルは母親を亡くし引き取られてきたらしい。心を閉ざしちょっと自閉症気味です。キャシーはそんなマイケルを守っていこうとを心に誓う。
キャシーは、人々が血を流す幻覚を見たり、何も言わずキャシーをジッと見つめる人々がいるのに気づく、何者なのか・・・。キャシーの前にダンと言う青年が現われ親密な関係になる。ダンはキャシーの味方なのか・・・。次々と殺人が起きるが復讐なのか・・・。
古い教会での出来事とサイモン家が次第にリンクしていく・・・。そしてキャシーは、自分自身にとって驚愕の事実を知ることになる。
とても見応えのあるオカルト・サスペンスでした。。。

カップルの凄惨な事故というツカミから始まって、オカルト・サスペンス的要素も充実、考証も堅実、登場人物も適材適所で性格付けもいい、オチもぶれてない。なのにこの不満足感はなんなんだろう？という、本当に惜しいなぁと思うパターンでした。

それでなくともオーラが出てしまいがちのＣ・リッチによる普通の女性という仕事振りは申し分ないのですが、それより事実を見つけてしまう神父に目が行ってしまって。
かつて教会に反目した過去を持つ調査隊のリーダーと事実を黙殺しようとする教会の板ばさみとなる彼の立場は非常に複雑ですし、彼の苦悩と行く末を思うと心が痛みます。

往年の名作に「チェンジリング」というのがあって、有名俳優ジョージ・Ｃ・スコットを主人公に、凄惨な過去の事件を隠蔽しようとする権力者に物申す展開の作品なのですが、実は権力者にはそうせざるをえない切実な理由があるのですが・・・。
それをふと思い出したりもして。

前半中盤とおもしろかったのですが、最後だけなぜか周囲はないがしろでリッチ一人に頼った展開になってしまうのも本当に残念。せっかくだから、もうひとがんばりしていただきたかったところ。

そう言われてみるとそうかもなぁと思えるお話でした。