涙石の恋　ジェニファ

まず冒頭から故：●●シネサロン。すっげぇ雰囲気抜群のミニ・シアターに映っているけど嘘です。映像マジックです。あそこ映画を観る環境ではありませんでした。この私にとってのサイテーが映画の冒頭を彩った時点で何かの暗示と受け取れなかった私が馬鹿でした。

初見で納得いかなくって2度続けて見ちゃいました。この煮え切らなさと どうしようもなさ というやり場の無い気持ちを何といたしましょう。

TV（地上波）を見ないので、山田孝之は初めてだったけど概ね好感をもてました。他のサプキャラの日本人キャストも好しとしています。癌細胞は　あの自称モデルというデカ女ですネ。　ファースト・カットから白いワンピース(っていうの?)で少女性を持たせようとしたんだろうげど、「うわっ、デカ!」と思わずTVの前で声出ちゃいました。「あの〜、サイズ合ってます?　映画なんだからメイクさんとかスタイリストさんとかいるんでしょ?」

他人の顔をどうこう言う筋合いないが、それにしてもアップに耐えられない。いったい何のモデルなんですか?　当初の予定では日本の田舎街にホームステイしたアメリカ女性と地元民の心の触れ合い物語だったらしいが、何がどうしてメルヘンチック・ファンタジー・ストーリーになってしまったのか? その初期の予定どうりの作品だとしたら、アメリカのどこにでもいるお姉ちゃんとして理解できないわけでもない。けど非現実の世界を描くのならば、それを観客に強引にでも納得させるだけの説得力を持った存在感のある女優を起用すべき。普段はどんなに冴えない娘でも構いませんが、好きな男の前だけでは可愛くいられる(輝いている)ものだと思います。このデカ女それも演じられていません。

この映画の製作に携わっているスポンサーの一つに　●ッ○◎　ス〜パ〜リッチな会社の名前があるんで、キャスティングには文句つけられなかったのかもしれません。あさみれいな　って娘もそのクチらしいが、デカ女より遥かにマシ。今更ですが役を交代させてみただけでも成功だったりして・・・

無い物ネダリをせずに与えられたモノで映画を撮らねばならない監督さんに同情もしますが、女優を活かすも殺すも監督の愛情の注ぎ加減だと思います。と考えると監督の技量(愛情)不足も一因かもしれない。

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　前評判とは全く違った作品になってしまった「jenifa」。
　ストーリーの展開に無理があって、なぜ主役が外国人の女の子でなくてはいけないのか必然性がありません。本当にジェニファーホームズさんの体験を元にしているのだろうか？メルヘンだと思ってみても彼女のキャラクターは少し違うような気がします。
　その中でこの恋物語に説得力を持たせているのは、美しい自然の描写（これは本当にきれいです）とジェニファが惹かれていく隆志が山田孝之君であるということです。
　一年前に撮影されたようですが、現在の「サクちゃん」な山田青年とは全く違います。特にグラマーなジェニファと並ぶと本当に華奢な少年という感じで…。お日様（アウトドアって意味ではなくて）の似合う美少年に見とれていると、クライマックスでは突然大人のキス！これにはびっくりしました。
　メイキングの中では、男前なジェニファちゃんと乙女な山田君も見られてファンにはお得な一枚でしょう。

相手役がちょっと・・・不釣合いな気が・・・

この映画で、何を伝えたいのか、まったく分かりませんでした。
ファンタジーとしても、ホームドラマとしても、
恋愛としても、全てが中途半端。
中途半端に加えて、雑な作りだと思う。
伝えたい部分、想像して欲しい部分のメリハリが欲しかった。

話題を抜きにしても、映像的に今一歩と感じる事がしばしば・・。
あの美しい風景の田舎に、やってくる一人の不思議な少女があのジェニファ役というのは、いかがなものだろうか？？？
色が白いというだけで、神秘さもない、抱きしめたら消えてしまうなんてとんでもない！
トラクターを乗り回している方がどれだけ似合った事か・・・。

田舎のお寺にやってきたアメリカ留学生と、人に心を閉ざしていた青年とのラブストーリーの方が、よっぽどすっきりできた。
その他の役柄はユーモアあり、優しさありで、とても心が和んだので・・・。

最後のキスシーンは、ビックリした。
あの綺麗なとうもろこし畑でのディープキス。
それは、それで、二人の熱い思いが描かれていていいのだが、
山田君の唇、ジェニファに吸い込まれ、顔を傾けたときに、
口元がよれてスジまで入っていた。
ここまでくると、ジェニファがファンタジーの少女というより、
ちょっと妖怪めいていた。

実力派の山田君だけに、とても残念でした。

　美しいピアノの旋律と、日本の美しい田舎の風景をバックに、美少年・山田君に会える映画。
　映像も音楽もとっても綺麗です。
　「ウォーターボーイズ」の頃の撮影だそうですが、ドラマのさわやかな演技と違い、影のある寡黙な少年の演技が切ないほど素晴らしい！！
　ですが、、、映画としてみるなら「？？」
　ストーリーが解るようで解らない、摩訶不思議な映画。
　「誰が、何を、どうしたら、こういった映画になるんだろう。。。」と考えながら見るのも、逆に楽しいでしょう。
　「メイキング」も見られるので、山田君に少しでも興味のある方は必見です。