エスパイ

公開当時たぶんゴジラVSＸＸとかと併映だったと思うのだけれど、劇場でみた作品です。といっても内容はほとんど記憶になく、敵につかまった由美かおるが催眠術かなにかで操られ、下着姿で踊らされているシーン、オトコが下着を引き裂くと由美かおるの形良いおっぱいが、ぷるぷる〜んと露わになる光景だけしか印象にありません。なんとなくそのシーンをまた見たくなって(笑)借りてみました。正直、日本映画のＳＦなんて全く期待していなかったのですがなかなか面白かったです。もちろん若かりし頃の由美かおるのおっぱいもね。

　一般的に酷評な理由はよくわかるんですが、個人的には好きな映画です。ピントがズレてる話ですけど、昔の富士スピードウエイのシーンとかあると、その空気感だけでうれしくなるんです。藤岡弘、の「濃い〜」感じも健在だし、加山雄三は4年後に演じた「大追跡」での新田役のベースはこの法条役なんじゃないか……などと過度に考える楽しみもあります。
　草刈正雄が演じたルーキーの役は原作に無いのですが、出ててくれて本当に良かった。当時はともかく現在観ると、絵に描いたような昔のハンサムってワクワクします。笑えます。
　由美かおるも見どころのひとつですが、男達のネクタイが太いとか、敵のスパイが間抜けとか、愛こそすべて……とかチグハグなところも気に入ってます。
　1970年代のドサクサにまぎれて“やってまえ”なパワーを感じる映画すべてに甘口になってしまう、というか楽しく観れてしまうのです。我ながら幸せな性格だと思います。

　筆者は３０年以上前の公開当時「ＳＦ映画友の会」に所属しており、試写会には原作者の小松左京氏と同席してお話を伺いました。
　前年の「日本沈没」の映画化では、力を入れて書いた所を全部すっ飛ばされたとおかんむりで、今回もご感想は「由実ちゃんのおっぱいが２回も見られて良かった」のひとこと。
　友の会諸氏の間でも、ＥＳＰ描写そのものに工夫は見られるものの、あまりにもこぢんまりとまとめすぎた脚色（原作のクライマックスである人工衛星への大テレポーテーションがばっさり切られたところで、ブーイング続出）や、中野昭慶特技監督ならではの航空機や空間描写の下手くそさ（その代わり日本海溝のような密閉された閉塞環境での描写は得意）に失笑が漏れ、残念ながら芳しい評価ではありませんでした。
　特に、超能力の源泉は愛だ！という台詞には一同唖然となり、次いで大爆笑。最後は嘆息に変わりました。
　それにも拘わらず劇場でヒットしたのは、実は山口百恵初主演の「伊豆の踊子」が同時上映されたから、という皮肉なお話。
　正月用作品ではありますが、海外ロケをせずに登場人物たちが海外の町を歩いているかのように見せる涙ぐましい努力や工夫など、おひまでしたらどうぞ見てやって下さい、のレベルです。

この作品は由実かおるを脱がすためだけに作られたのかも知れない
作品中で由実かおるがランジェリーで踊るシーンがあり、それを
敵が引き裂くと超美乳がプルンと現れます。このシーンが非常に
強烈に印象に残り後の事は何も覚えていないぐらいです。
真っ白な肌にプリンとゆれる美乳それだけで満足です。

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由美かおる＜エスパイ＞「エスパイ」とは、人並はずれた超能力を持った人間“エスパー”たちによって組織された国際秘密機構で、どの国家にも属さず、利益も求めず、権力も求めず、常に破壊者の手から世界平和を守る正義の組織。このエスパイたちと、正体不明の姿なき殺人者との超能力を駆使しての対決を描いたアクション映画だよ。エスパイ日本支部のマリア（由美かおる）の華麗な裸体と大胆な演技とアクションが炸裂していく、００７擬似の脚本展開、見所満載だよ、当然由美かおるのヌ○ドも話題になった、エ○チックなダンスシーンとヌ○ドは見逃せないね。