列車に乗った男 / ジャン・ロシュフォール
列車に乗った男
/パトリス・ルコント
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(84)
解説・ストーリー
シーズン・オフのリゾート地。くたびれた革ジャン姿の中年男ミランが列車から降り立つ。頭痛がひどいのか、顔をしかめドラッグストアへと急ぐ。店でアスピリンを買ったミランは、そこで狭心症の薬を買おうとしていた初老の男マネスキエと知り合う。そして、ひょんなことからマネスキエの自宅に泊めてもらうことになる。マネスキエは定年を迎え、街から出ることもなく、少年に詩の個人教授するだけの平々凡々な日々を過ごしていた。一方のミランは流浪のアウトロー。そんな対称的な2人の間に、やがて奇妙な友情が芽生えていくのだが…。
シーズン・オフのリゾート地。くたびれた革ジャン姿の中年男ミランが列車から降り立つ。頭痛がひどいのか、顔をしかめドラッグストアへと急ぐ。店でアスピリンを買ったミランは、そこで狭心症の薬を買おうとしていた初老の男マネスキエと知り合う。そして、ひょんなことからマネスキエの自宅に泊めてもらうことになる。マネスキエは定年を迎え、街から出ることもなく、少年に詩の個人教授するだけの平々凡々な日々を過ごしていた。一方のミランは流浪のアウトロー。そんな対称的な2人の間に、やがて奇妙な友情が芽生えていくのだが…。
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「列車に乗った男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
シーズン・オフのリゾート地。くたびれた革ジャン姿の中年男ミランが列車から降り立つ。頭痛がひどいのか、顔をしかめドラッグストアへと急ぐ。店でアスピリンを買ったミランは、そこで狭心症の薬を買おうとしていた初老の男マネスキエと知り合う。そして、ひょんなことからマネスキエの自宅に泊めてもらうことになる。マネスキエは定年を迎え、街から出ることもなく、少年に詩の個人教授するだけの平々凡々な日々を過ごしていた。一方のミランは流浪のアウトロー。そんな対称的な2人の間に、やがて奇妙な友情が芽生えていくのだが…。
「列車に乗った男」 の作品情報
「列車に乗った男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
列車に乗った男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
AFD10726 |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
列車に乗った男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
AFD10726 |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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15枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
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ユーザーレビュー:84件
奇異だけれど美しい…そんな男の友情のストーリー
普通ならありえそうもない出会いをする2人の男。
そして、普通なら友情など芽生えそうにもない2人に生まれる友情。
最初から最後まで、不思議な感覚に襲われたような気分になった映画でした。
全く正反対の生き様&性格の2人が出会い、不思議とお互いの人生に憧れていく。
そして、どことなく通じ合い、不思議な友情で結ばれる…。
その友情で結ばれるまでの過程は、観ていてハラハラしたり、ほほえんでしまったり、さまざまなシチュエーションを観ることができました。
ラストは、いかにもフランス映画っぽい、なんとも言えない余韻を残しつつ、グレーな感じのまま終わります。
私の場合、いつもなら釈然としないラストに苛立ちを覚えたりするのですが、この映画のラストに関して言えば、なんともほんわかとあたたかい気分にさせられました。
解釈はいろいろあると思うのですが、私としてはハッピーエンドだと感じたんです。
とにかく、定年退職後の男と、流れ者で悪人の男。
2人の哀愁漂う雰囲気は圧巻。
そして、2人の間に紡がれる友情は、なぜか心を温かくしてくれます。
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全編に漂うポエム。(中高年男性に特にお勧め)
投稿日:2007/02/04
レビュアー:JUCE
自分の人生をレールの上でその終着駅が見えてきた時、人は何を思うのだろう。この映画に登場する男二人ははそのレールの中継の駅で自分とはまったく違う路線を旅する互いと知り合った。そして互いに相手の人生に憧憬を抱きながらも、再び自分の路線へと戻っていく二人。そして二人を乗せた列車はその終着駅へ向けて大きく加速していく。
全編でポエムがアイテムとして使用されているが、映画自身もポエムになっている。それもかなり大人向けの・・・。この映画から私が感じるある種ノスタルジックで寂寞として胸をギュッとつかまれるような感じは若いうちには感じ取れなかったかもしれない。
なぜかこの映画を見て「敦盛」の一節「人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」という部分を思い出していた。
オーソドックスで手堅い絵作りもしっとりと落ち着いていて美しい。その編集の中にピリッと編集でギミックを入れるあたりはすごく好感が持てた。
とても心に染み渡るような映画。
RUSHさん:
私の解釈では、姉とは結婚を機に疎遠になってしまったのではないでしょうか。おそらく姉の亭主が嫌な奴で弟と会うのをあまりよく思わない、あるいは家を含めた財産の贈与を狙っていてそれが原因で義弟ともうまくいかないなどの確執があるのではないでしょうか。会話の中で死んだら家も財産も姉さんにあげると言ってますし。しかし姉は内心では昔から仲の良かった弟のことを気にかけながらも、家庭で不和が起こることを恐れるばかりに夫に本心が言えないで、そのことが彼女の中で苦痛となっている。
髪の毛を短く切ったのは、それまで押さえ付けてきた変身願望がミランの影響で表に強く出てきた現われではないでしょうか。ワイアット・アープの物まね、カフェでの行動などの一連の行動の延長線だと思いました。
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男達の見た夢
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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隣の芝が青く見える二人の男の物語。
これは、やり直しのきかない人生の終末にさしかかった二人だからこそ、成立する話なのでしょう。
「別の人生も経験してみたかった」と最初に見初めたのは、まっとうな人生を歩んできた元教師の方だったという辺りから、妙な感覚に陥ってしまいます。
革ジャンの男ミランは、世界から拒絶された男。
彼が歩く側からシャッターが次々と下ろされていく様は、いかにも彼が世間から拒絶され、孤独であるかを象徴するかのようです。
ところが、その拒絶された男に微笑みかけて、見ず知らずの男をいきなり、自宅に招く辺りから物語りは始まります。
その後も、元教師のマネスキエは、ミランに積極的にアプローチし続け、若くもないのにセクシァルな話題を口にするあたりは、どうなんでしょう?ミランに性的な感情をいだいたのでしょうか?
もう枯れてきているので、一種の憧れ的なものでしょうか?
最初はミランも困惑していたようですが、次第に親しみを感じていったのでしょう。
違う男の対比を届けて、ラストに二人が見た夢とは?
それを思うと、やはり悲しくなってしまいます。
「その列車は、あなたを叶わなかった人生への終着駅へと旅立たせてくれる」が、キャッチコピーです。
その意味する終着駅は、決して死ではないと・・・思わせてくれるラストでした。
しかし、この作品も色々と解釈の分かれそうな作品ですね。
最初から、革ジャン男が見た幻ともとれますし、正誤表などないので、色々な解釈があって然りと思いますが、シンプルな作品の方が、意外と難しいと思ってしまいました。
私も、レビューを書いていながら迷ってしまいました。
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今とは違う人生を生きてみたい・・・
投稿日:2004/10/16
レビュアー:オタエドン
人は、時として思うものです。教師を退職し、古びた生家に一人で住む孤独な初老の男と、渡り鳥のような男の出会い。男の友情と、人生の悲哀が淡々と描かれていました。6年ぶりのP・ルコント監督とのコンビのJ・ロシュフォール。そこに一味違う、J・アリディーが、渋みのある存在。地味な作品ながら、ラストの余韻もなかなかでした。もしや?と、感じさせる終焉でした。見る人によって映画の先の受け方が、違ってくるかも。『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』など、男と女を撮らせてもうまいのですが、私は初期の作品でやはり二人の男を描いた『タンデム』がより心に残っています。見終わっても、不思議な音楽が耳に残りました。
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中高年にお奨めの渋い映画。ラストシーンには切ない幸福が満ちている
投稿日:2006/03/29
レビュアー:吟遊旅人
運命の出会いというのは恋愛だけではない。
まったく異なった生き方をしてきた二人の男が、もう後戻りのできない人生の黄昏にさしかかって、なおも違う人生を夢見るその切なさを互いの中に見つけてしまう、濃密な3日間。なにものにも代えがたい特別な3日間だった。孤独とともに暮らし続けてきた男達が最期の最期に幸せな夢を見ることができた、その僥倖に観客もまた自らの生き様を振り返って心を震わせるだろう。
3日間、二人は一緒にいる間はしゃべりまくる。最初のうちはマネスキエが一方的に。だが、ミランもマネスキエの生活に興味を示し、二人はいつしか心を通わせあう。この二人の孤独が丁寧に描かれているから、こんなにも異色の二人が惹かれあうことを観客も納得してしまうのだ。
青い画質や寂しい庭の景色、孤独を紛らわせるジグソー・パズル。ルコント監督の描写は的確だ。哀歓に満ちた会話の数々、おしゃれで機知に富んでいるのもいかにもフランス映画らしくて、しっとりした雰囲気がとてもいい。
ラストシーンには切ない幸福が満ちている。動かない男達の瞳は宙を彷徨い、交差する。そのとき、ありえなかった幸せなときが二人を包む。彼らは何を見つめているのだろう……。
(レビュー全文はhttp://www.eonet.ne.jp/~ginyu/050221.htm)
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ユーザーレビュー
奇異だけれど美しい…そんな男の友情のストーリー
投稿日
2005/02/11
レビュアー
しゃれこうべ
普通ならありえそうもない出会いをする2人の男。
そして、普通なら友情など芽生えそうにもない2人に生まれる友情。
最初から最後まで、不思議な感覚に襲われたような気分になった映画でした。
全く正反対の生き様&性格の2人が出会い、不思議とお互いの人生に憧れていく。
そして、どことなく通じ合い、不思議な友情で結ばれる…。
その友情で結ばれるまでの過程は、観ていてハラハラしたり、ほほえんでしまったり、さまざまなシチュエーションを観ることができました。
ラストは、いかにもフランス映画っぽい、なんとも言えない余韻を残しつつ、グレーな感じのまま終わります。
私の場合、いつもなら釈然としないラストに苛立ちを覚えたりするのですが、この映画のラストに関して言えば、なんともほんわかとあたたかい気分にさせられました。
解釈はいろいろあると思うのですが、私としてはハッピーエンドだと感じたんです。
とにかく、定年退職後の男と、流れ者で悪人の男。
2人の哀愁漂う雰囲気は圧巻。
そして、2人の間に紡がれる友情は、なぜか心を温かくしてくれます。
全編に漂うポエム。(中高年男性に特にお勧め)
投稿日
2007/02/04
レビュアー
JUCE
自分の人生をレールの上でその終着駅が見えてきた時、人は何を思うのだろう。この映画に登場する男二人ははそのレールの中継の駅で自分とはまったく違う路線を旅する互いと知り合った。そして互いに相手の人生に憧憬を抱きながらも、再び自分の路線へと戻っていく二人。そして二人を乗せた列車はその終着駅へ向けて大きく加速していく。
全編でポエムがアイテムとして使用されているが、映画自身もポエムになっている。それもかなり大人向けの・・・。この映画から私が感じるある種ノスタルジックで寂寞として胸をギュッとつかまれるような感じは若いうちには感じ取れなかったかもしれない。
なぜかこの映画を見て「敦盛」の一節「人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」という部分を思い出していた。
オーソドックスで手堅い絵作りもしっとりと落ち着いていて美しい。その編集の中にピリッと編集でギミックを入れるあたりはすごく好感が持てた。
とても心に染み渡るような映画。
RUSHさん:
私の解釈では、姉とは結婚を機に疎遠になってしまったのではないでしょうか。おそらく姉の亭主が嫌な奴で弟と会うのをあまりよく思わない、あるいは家を含めた財産の贈与を狙っていてそれが原因で義弟ともうまくいかないなどの確執があるのではないでしょうか。会話の中で死んだら家も財産も姉さんにあげると言ってますし。しかし姉は内心では昔から仲の良かった弟のことを気にかけながらも、家庭で不和が起こることを恐れるばかりに夫に本心が言えないで、そのことが彼女の中で苦痛となっている。
髪の毛を短く切ったのは、それまで押さえ付けてきた変身願望がミランの影響で表に強く出てきた現われではないでしょうか。ワイアット・アープの物まね、カフェでの行動などの一連の行動の延長線だと思いました。
男達の見た夢
投稿日
2008/09/01
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
隣の芝が青く見える二人の男の物語。
これは、やり直しのきかない人生の終末にさしかかった二人だからこそ、成立する話なのでしょう。
「別の人生も経験してみたかった」と最初に見初めたのは、まっとうな人生を歩んできた元教師の方だったという辺りから、妙な感覚に陥ってしまいます。
革ジャンの男ミランは、世界から拒絶された男。
彼が歩く側からシャッターが次々と下ろされていく様は、いかにも彼が世間から拒絶され、孤独であるかを象徴するかのようです。
ところが、その拒絶された男に微笑みかけて、見ず知らずの男をいきなり、自宅に招く辺りから物語りは始まります。
その後も、元教師のマネスキエは、ミランに積極的にアプローチし続け、若くもないのにセクシァルな話題を口にするあたりは、どうなんでしょう?ミランに性的な感情をいだいたのでしょうか?
もう枯れてきているので、一種の憧れ的なものでしょうか?
最初はミランも困惑していたようですが、次第に親しみを感じていったのでしょう。
違う男の対比を届けて、ラストに二人が見た夢とは?
それを思うと、やはり悲しくなってしまいます。
「その列車は、あなたを叶わなかった人生への終着駅へと旅立たせてくれる」が、キャッチコピーです。
その意味する終着駅は、決して死ではないと・・・思わせてくれるラストでした。
しかし、この作品も色々と解釈の分かれそうな作品ですね。
最初から、革ジャン男が見た幻ともとれますし、正誤表などないので、色々な解釈があって然りと思いますが、シンプルな作品の方が、意外と難しいと思ってしまいました。
私も、レビューを書いていながら迷ってしまいました。
今とは違う人生を生きてみたい・・・
投稿日
2004/10/16
レビュアー
オタエドン
人は、時として思うものです。教師を退職し、古びた生家に一人で住む孤独な初老の男と、渡り鳥のような男の出会い。男の友情と、人生の悲哀が淡々と描かれていました。6年ぶりのP・ルコント監督とのコンビのJ・ロシュフォール。そこに一味違う、J・アリディーが、渋みのある存在。地味な作品ながら、ラストの余韻もなかなかでした。もしや?と、感じさせる終焉でした。見る人によって映画の先の受け方が、違ってくるかも。『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』など、男と女を撮らせてもうまいのですが、私は初期の作品でやはり二人の男を描いた『タンデム』がより心に残っています。見終わっても、不思議な音楽が耳に残りました。
中高年にお奨めの渋い映画。ラストシーンには切ない幸福が満ちている
投稿日
2006/03/29
レビュアー
吟遊旅人
運命の出会いというのは恋愛だけではない。
まったく異なった生き方をしてきた二人の男が、もう後戻りのできない人生の黄昏にさしかかって、なおも違う人生を夢見るその切なさを互いの中に見つけてしまう、濃密な3日間。なにものにも代えがたい特別な3日間だった。孤独とともに暮らし続けてきた男達が最期の最期に幸せな夢を見ることができた、その僥倖に観客もまた自らの生き様を振り返って心を震わせるだろう。
3日間、二人は一緒にいる間はしゃべりまくる。最初のうちはマネスキエが一方的に。だが、ミランもマネスキエの生活に興味を示し、二人はいつしか心を通わせあう。この二人の孤独が丁寧に描かれているから、こんなにも異色の二人が惹かれあうことを観客も納得してしまうのだ。
青い画質や寂しい庭の景色、孤独を紛らわせるジグソー・パズル。ルコント監督の描写は的確だ。哀歓に満ちた会話の数々、おしゃれで機知に富んでいるのもいかにもフランス映画らしくて、しっとりした雰囲気がとてもいい。
ラストシーンには切ない幸福が満ちている。動かない男達の瞳は宙を彷徨い、交差する。そのとき、ありえなかった幸せなときが二人を包む。彼らは何を見つめているのだろう……。
(レビュー全文はhttp://www.eonet.ne.jp/~ginyu/050221.htm)
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