メダリオン

いままでのジャッキーの映画に比べてアクションが少ないのがちょっと欠点かもしれませんが、それなりに面白いです。
もし自分にこのメダルが有ったらどうするだろう？とちょっと考えてしまいました。皆さんならどうしますか？一度映画を観て考えてみてはどうでしょうか？

「タキシード」より続く　ジャッキーのアメリカ資本における
CG　ワイヤー採用問題の苦悩の決断やいかに
ジャッキーは優秀なプロヂューサなので　生身のアクションから
CG　ワイヤーを使うことへの　ためらいはないのだ　ただ「マトリックス」に見られるような死んだアクションは　いやなのだ
大衆娯楽映画の　主演者　製作者としての当然の義務感！

理の当然ながら　アメ公の資本のなかでは革新的なことは出来ない　技術だけが革新的な世界　そこでどうなるかと言えば
普通の俳優の主人公だと　ワイヤーで何とか達人になれる
すると達人のジャッキーは超人にならなければならないのだ　アホみたいに論理的　そこでメダリオンなる三種の神器みたのの登場となるわけだ　タキシードと同じで物語構成としては本末転倒の　ジャッキーを超人にするための仕掛け　大体ジュリアン・サンズがカンフーなんかできるわけないしな

アメリカ人はやっぱ馬鹿だと　鼻白んだジャッキー　香港に戻っての「ポリス・ストーリー」には　このCGワイヤー問題の新たな展開があるんだろうか　必ず映画館で観るよ　ジャッキー！

　私は実はこの映画を３回も見ているのでした。映画館で１回、フランクフルトまでの飛行機の中で２回。ヒマだったもんで。テレビでも見たかな。覚えてません。
　皆さんのレビュー見ると評価が低いんですけど、なかなか面白かった、という感覚だけ記憶しております。ジャッキー５０歳記念作品ですからね。アクション監督もサモハンだし。生身で超人を演じるんですから、凄いじゃないですか。お姉ちゃんも綺麗です。面白く見て、見た後はスパッと忘れる痛快な映画ではないでしょうか。だから何度でも面白く見ることが出来ます。なんて書くとほめてんだか、けなしてんだか、分かりませんけど、まさにそんな感じの映画なのでした。

いやいや、全然違う話をしてますな。
あのメダリオンはどうみてもネバーエンディングストーリーのメダルに見えてしまう私なのだが、それは置いといて、この映画。

ジャッキーが普通でいても強いのにさらに強くなってアメコミ調の超人になっちゃうんだ、という映画です。
ジャッキーアクションといえば、周りのあらゆるものを使ったアメリカのアクション映画っぽくない舞うようでいて余裕しゃくしゃくに会話しながら相手を怒らしたり、なコメディアクション映画が自分としては魅力なんだけど、この映画はあんまり周りのものを使ってのアクションが少ない。（ベルトアクションぐらいかな）
そしてアクション中にくだけた会話がないのでちょっと寂しい気分になる。つまりは、アメコミ超人映画、みたいになってるところが魅力の欠けた部分ということなのだろうけど。

ということで、キャラ具合はMr.&Mrs.スミスみたいな気分にもなって楽しいし、エンドロールのNGシーンもお決まりで楽しいんだけれど、いつものアクションの魅力が欠けている、というコメディアクションになっている映画なのでした。

特典、未公開シーン集15シーン、オリジナル予告、キャスト&スタッフ

未公開シーンは到って、まず入れない方がいいなぁ、というシーンが多いです。というより削除シーンですね。

シャンハイ、ラッシュ・アワー、それぞれ各２本、そしてこれが本日とどめの５本目のジャッキー物。
でも、これが一番駄目。
ストーリー的にはそれほどひどくないのですが、主役に大きな失望を感じました。

こういったＳＦアクションでは、彼のいいところが全く生かされていない。
彼自身のキャラが一番生きるのは、やはりアクションコメディであろう。
完全にイメージの払拭に失敗した役者なのですから、十八番のアクションコメディが作れなくなったのなら、引退すべきです。
老いを感じさせる作品でした。

アクションにしても飛んだり跳ねたり、地に足のついていないものばかりで、本来の躍動感があり、実態のあるアクションが完全になりを潜めてしまっている。
こういうものは、キアヌ・リーブスやもっと若手あたりに任せておくようなストーリーでした。
いいところゼロです、むしろ彼にはマイナスです。

しかし、今日はジャッキーを５本も見てしまった。
恥ずべき行為かもしれないが、今後恐らくは彼の作品を見る事はしないと思う、かなりお腹いっぱいです。
私の中では、今日で彼との訣別をしました。