オアシス / ソル・ギョング
オアシス
/イ・チャンドン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(57)
解説・ストーリー
暴行、強姦未遂に続いて、今度はひき逃げ事件による2年6ヵ月の刑を終えたばかりのジョンドゥ。出所して家族のもとに戻った彼を、誰も快く迎えようとはせず疎ましい感情を隠そうともしない。ある日、彼はひき逃げで死なせてしまった被害者遺族を訪れる。しかし、一家は引越しの最中で、部屋にはコンジュという女性一人が取り残される。彼女は重度の脳性麻痺のため手足が不自由で発語にも重い障害を抱えていた。兄夫婦は彼女の名義で障害者用の大きなアパートを手に入れ、そこへ移って行ってしまったのだ。ジョンドゥはそんなコンジュのことが気になり始める…。
暴行、強姦未遂に続いて、今度はひき逃げ事件による2年6ヵ月の刑を終えたばかりのジョンドゥ。出所して家族のもとに戻った彼を、誰も快く迎えようとはせず疎ましい感情を隠そうともしない。ある日、彼はひき逃げで死なせてしまった被害者遺族を訪れる。しかし、一家は引越しの最中で、部屋にはコンジュという女性一人が取り残される。彼女は重度の脳性麻痺のため手足が不自由で発語にも重い障害を抱えていた。兄夫婦は彼女の名義で障害者用の大きなアパートを手に入れ、そこへ移って行ってしまったのだ。ジョンドゥはそんなコンジュのことが気になり始める…。
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「オアシス」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
暴行、強姦未遂に続いて、今度はひき逃げ事件による2年6ヵ月の刑を終えたばかりのジョンドゥ。出所して家族のもとに戻った彼を、誰も快く迎えようとはせず疎ましい感情を隠そうともしない。ある日、彼はひき逃げで死なせてしまった被害者遺族を訪れる。しかし、一家は引越しの最中で、部屋にはコンジュという女性一人が取り残される。彼女は重度の脳性麻痺のため手足が不自由で発語にも重い障害を抱えていた。兄夫婦は彼女の名義で障害者用の大きなアパートを手に入れ、そこへ移って行ってしまったのだ。ジョンドゥはそんなコンジュのことが気になり始める…。
「オアシス」 の作品情報
「オアシス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
オアシスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/韓国語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
BCDR0333 |
2004年12月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
1枚
|
2人
|
1人
|
オアシスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/韓国語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
BCDR0333 |
2004年12月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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|
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|
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ユーザーレビュー:57件
今年、見た映画のベスト3の一本です
投稿日:2004/12/24
レビュアー:オタエドン
『殺人の追憶』、そしてこの『オアシス』、二本が韓国映画です。
社会からも家族からも見放された二人。前科者と身体障害者。
しかし、この二人を取り巻く家族たちの、何と欺瞞で勝手な事か。
弱い者を切り捨て、自分たちだけが豊かな生活をする人間たちを、痛烈に批判しているともいえます。
監督の鋭い人間洞察に感心しました。
ムン・ソリの迫真の演技、ソル・ギョングのこれまた驚きの演技。彼女の演技には正直、鳥肌が立ちました。
たとえ体は自由に動かせなくても、心は自由に羽ばたく事が出来ます。そして、人を心から愛する事も。映像の中で、見事にその様子が描かれていて驚きでした。
二人の心が触れ合って、すばらしい愛が生まれた時、感動のオアシスを体感。途中から涙が止まらなくなってしまった。
そして、ラストシーンは号泣。すばらしい作品でした。
余談ながら、娘が重度障害者の施設で働いていますが、常日ごろから、〜ちゃんは美しいものが好きよ。緊張したり、興奮すると体が硬直して大変。また、いろんな所に連れて行くと大喜び。外食なんかも、大変。周囲がびっくりするし、等と聞いています。
そんな娘が、映画館に見に行って、よかった〜と、言ってました。
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存在理由
投稿日:2005/03/16
レビュアー:ふぅけもん
立て続けに三度・見終わって約一ヶ月、やっとレビューを書こうかなという気になりました。
好き嫌いはともかく全ての人に一度は見て欲しい作品です。
一回目:見ている間中居心地の悪い思いに囚われて、でも目が離せない。自己嫌悪・・・・
二回目:なんとかええように(自分にとって)解釈しようと努力する。薄っぺらな自尊心を打ち壊される。自己憐憫・・・・
三回目:家族も巻き込んでの鑑賞。全員、打ちのめされたものの、自分のスタンスや偏見・人間のありようなど語り明かすことでやっと自分を受け入れることができた気が・・・・。
平凡なおばさん(さして頭も良くなく、感性もソコソコ)である私にしてこれ程の問題提起してくれたこの作品、出会わなかったら夫の本質も見えず、子どもの本音も聞けず、自分の存在理由も考えないまま死ぬトコだった。見てよかったわぁ・・・・
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
やっとみることができました。
まず主人公の男があまりにもいい加減なやつで、全く好きになれなかった。強姦まがいに関係をせまるなんてサイテーだ。そのせいで前半はいまひとつのれなかったが、後半どんどんひきつけられていった。たぶん生まれてはじめて、花束をおくられて、「かわいい」と言ってもらえた、コンジュの震えるような喜びの気持ちが伝わってきて、せつなかった。ハッピーエンドではないだろうとは思っていたけど、こんなラストだとは予想外でした。観てよかったです。
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あなたの流す涙は何色?
ソル・ギョングがまたまた大幅に体重を落として、痩せぎすで絶えず体を揺すり、鼻をすすり、落ち着きのないヘラヘラしたダメ青年を演じています。
この人は役で2、30キロは体重を増減し、体つきから顔つきまで変えてしまうで、どれが素の顔がわからず、映画を観ながら妙な不安感が消えません。(それでも気になって目にした出演作はほとんど観てしまいましたが。)
映画の中では、コンジュとジョンドゥの2人を取り巻く社会の冷酷さ、むき出しの差別、家族の欺瞞、偽善といった露骨な描写の対極にあって2人の純粋さが際立ちますが、でもこれが純愛のお膳立てだとしたら陳腐な感動の1本になってしまいます。
これはあえて対極の形を描く事で、見る側の一人ひとりが、気付いていない自分の心の部分に気付いてしまう映画だと思います。偽善や偏見や差別を言葉で語るのは簡単だからです。
主演のムン・ソリがインタビューで「自分の回りでコンジュのような障害者に会ったことがなかったし、韓国では障害者は見えていない」ようなことを言っていましたので、韓国での社会や家族の視点はこの映画のような状況があるのかもしれません。
映画のように視覚的に、むき出しの差別や冷酷さをを見せられると多くは不快感や、怒りの感情になりますが、映画の中の家族や隣人や警官や店員が救いようの無い冷酷、残酷な悪人かというと、そうではないのですね。
人々は社会を写す鏡なのだと思うからです。
日本でも同じような鏡に気付きます。
感動の暖かな涙を流せた人は、有る意味幸せな人かもしれません。 痛い涙が流れる映画でも有ると思うのです。
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11人の会員が気に入ったと投稿しています
★★★★★ 心は自由だ
投稿日:2010/01/20
レビュアー:ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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(作品中、最も美しく、衝撃を与えられたシークエンスについて語っています。未見の方はご覧になってから読んでください)
「こんな映画を作って何の意味があるのか」という意味論争は全く不毛だと常々思っている。絵画にしろ、文学にしろ、表現されたものは、表現者が表現したいから存在するのであって、そこに意味が有るか、無いのかを第三者がとやかく言う筋合いなどない。観る者は、ひたすらに享受するだけの存在。ただ、つまらなかったと言えばいいのだ。ところが、そんな私も俳優が障害者を演じる作品については、しばしばこの信念が揺らぐ時がある。大抵のそうした作品の場合、障害者の方々の苦労や社会制度の不備などを伝えることがほとんどで、そうした作品を見ると、「そこまでして伝えたいのなら、ドキュメンタリーを撮ればいいじゃないか」とつい思ってしまうのだ。
ところが、この「オアシス」という作品は、従来の障害者を描いた作品とは、何もかもが違う。間違いなく、100%、俳優が演じなければならない伝えられない作品なのだ。この、まるでコペルニクス的転回は、ご覧になった全ての方が息を呑んだであろう、コンジュが車椅子から立ち上がり、ジョンドゥと戯れる一連のシークエンスだ。車椅子に縛り付けられていても、コンジュは果てなきイマジネーションの世界でジョンドゥと自由に歩き回り、彼の肩にもたれかかり、つまらない冗談を言い、笑い合う。それが想像の世界であることから、実現できないことであるから、悲しい思いにとらわれる方もいるのかも知れない。でも、私は逆だ。全ての人間の心は自由だ、という清々しい思いが私の中を駆けめぐる。誰も人の心を束縛することなどできはしない。コンジュの夢想は、コンジュを優しく包み込み、生きる糧となっている。私にはそう思えて仕方ないのだ。
周囲の理解も得られることもなく、ふたりが追い詰められるほどに、この「心は自由だ」というメッセージは、暗闇の中の光のようにきらめく。思えば、冒頭コンジュは手鏡に反射する光を白い鳩に見立てていたではないか。そして、ジョンドゥを失っても、午後の日差しが入る部屋でコンジュはまた美しい夢想に浸るに違いない。それを想像する時、私の心には温かいものが込み上げる。
それにしても、車椅子から立ち上がる、あの一瞬。もう、私の心臓はバクバクして、どうしようもなかった。日常生活のシーンはもちろんのこと、ムン・ソリの演技には脱帽。特典映像を見ると、無理な姿勢から体を壊したというではないか。ソル・ギョングにしたって、チック症状を伴う落ち着きのない素振りがあまりに自然で、驚くばかりだ。主演ふたりの演技者としての底力にも圧倒された。
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ユーザーレビュー
今年、見た映画のベスト3の一本です
投稿日
2004/12/24
レビュアー
オタエドン
『殺人の追憶』、そしてこの『オアシス』、二本が韓国映画です。
社会からも家族からも見放された二人。前科者と身体障害者。
しかし、この二人を取り巻く家族たちの、何と欺瞞で勝手な事か。
弱い者を切り捨て、自分たちだけが豊かな生活をする人間たちを、痛烈に批判しているともいえます。
監督の鋭い人間洞察に感心しました。
ムン・ソリの迫真の演技、ソル・ギョングのこれまた驚きの演技。彼女の演技には正直、鳥肌が立ちました。
たとえ体は自由に動かせなくても、心は自由に羽ばたく事が出来ます。そして、人を心から愛する事も。映像の中で、見事にその様子が描かれていて驚きでした。
二人の心が触れ合って、すばらしい愛が生まれた時、感動のオアシスを体感。途中から涙が止まらなくなってしまった。
そして、ラストシーンは号泣。すばらしい作品でした。
余談ながら、娘が重度障害者の施設で働いていますが、常日ごろから、〜ちゃんは美しいものが好きよ。緊張したり、興奮すると体が硬直して大変。また、いろんな所に連れて行くと大喜び。外食なんかも、大変。周囲がびっくりするし、等と聞いています。
そんな娘が、映画館に見に行って、よかった〜と、言ってました。
存在理由
投稿日
2005/03/16
レビュアー
ふぅけもん
立て続けに三度・見終わって約一ヶ月、やっとレビューを書こうかなという気になりました。
好き嫌いはともかく全ての人に一度は見て欲しい作品です。
一回目:見ている間中居心地の悪い思いに囚われて、でも目が離せない。自己嫌悪・・・・
二回目:なんとかええように(自分にとって)解釈しようと努力する。薄っぺらな自尊心を打ち壊される。自己憐憫・・・・
三回目:家族も巻き込んでの鑑賞。全員、打ちのめされたものの、自分のスタンスや偏見・人間のありようなど語り明かすことでやっと自分を受け入れることができた気が・・・・。
平凡なおばさん(さして頭も良くなく、感性もソコソコ)である私にしてこれ程の問題提起してくれたこの作品、出会わなかったら夫の本質も見えず、子どもの本音も聞けず、自分の存在理由も考えないまま死ぬトコだった。見てよかったわぁ・・・・
やっとみることができました。
投稿日
2005/02/09
レビュアー
パープルローズ
まず主人公の男があまりにもいい加減なやつで、全く好きになれなかった。強姦まがいに関係をせまるなんてサイテーだ。そのせいで前半はいまひとつのれなかったが、後半どんどんひきつけられていった。たぶん生まれてはじめて、花束をおくられて、「かわいい」と言ってもらえた、コンジュの震えるような喜びの気持ちが伝わってきて、せつなかった。ハッピーエンドではないだろうとは思っていたけど、こんなラストだとは予想外でした。観てよかったです。
あなたの流す涙は何色?
投稿日
2005/01/02
レビュアー
BIN
ソル・ギョングがまたまた大幅に体重を落として、痩せぎすで絶えず体を揺すり、鼻をすすり、落ち着きのないヘラヘラしたダメ青年を演じています。
この人は役で2、30キロは体重を増減し、体つきから顔つきまで変えてしまうで、どれが素の顔がわからず、映画を観ながら妙な不安感が消えません。(それでも気になって目にした出演作はほとんど観てしまいましたが。)
映画の中では、コンジュとジョンドゥの2人を取り巻く社会の冷酷さ、むき出しの差別、家族の欺瞞、偽善といった露骨な描写の対極にあって2人の純粋さが際立ちますが、でもこれが純愛のお膳立てだとしたら陳腐な感動の1本になってしまいます。
これはあえて対極の形を描く事で、見る側の一人ひとりが、気付いていない自分の心の部分に気付いてしまう映画だと思います。偽善や偏見や差別を言葉で語るのは簡単だからです。
主演のムン・ソリがインタビューで「自分の回りでコンジュのような障害者に会ったことがなかったし、韓国では障害者は見えていない」ようなことを言っていましたので、韓国での社会や家族の視点はこの映画のような状況があるのかもしれません。
映画のように視覚的に、むき出しの差別や冷酷さをを見せられると多くは不快感や、怒りの感情になりますが、映画の中の家族や隣人や警官や店員が救いようの無い冷酷、残酷な悪人かというと、そうではないのですね。
人々は社会を写す鏡なのだと思うからです。
日本でも同じような鏡に気付きます。
感動の暖かな涙を流せた人は、有る意味幸せな人かもしれません。 痛い涙が流れる映画でも有ると思うのです。
★★★★★ 心は自由だ
投稿日
2010/01/20
レビュアー
ガラリーナ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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(作品中、最も美しく、衝撃を与えられたシークエンスについて語っています。未見の方はご覧になってから読んでください)
「こんな映画を作って何の意味があるのか」という意味論争は全く不毛だと常々思っている。絵画にしろ、文学にしろ、表現されたものは、表現者が表現したいから存在するのであって、そこに意味が有るか、無いのかを第三者がとやかく言う筋合いなどない。観る者は、ひたすらに享受するだけの存在。ただ、つまらなかったと言えばいいのだ。ところが、そんな私も俳優が障害者を演じる作品については、しばしばこの信念が揺らぐ時がある。大抵のそうした作品の場合、障害者の方々の苦労や社会制度の不備などを伝えることがほとんどで、そうした作品を見ると、「そこまでして伝えたいのなら、ドキュメンタリーを撮ればいいじゃないか」とつい思ってしまうのだ。
ところが、この「オアシス」という作品は、従来の障害者を描いた作品とは、何もかもが違う。間違いなく、100%、俳優が演じなければならない伝えられない作品なのだ。この、まるでコペルニクス的転回は、ご覧になった全ての方が息を呑んだであろう、コンジュが車椅子から立ち上がり、ジョンドゥと戯れる一連のシークエンスだ。車椅子に縛り付けられていても、コンジュは果てなきイマジネーションの世界でジョンドゥと自由に歩き回り、彼の肩にもたれかかり、つまらない冗談を言い、笑い合う。それが想像の世界であることから、実現できないことであるから、悲しい思いにとらわれる方もいるのかも知れない。でも、私は逆だ。全ての人間の心は自由だ、という清々しい思いが私の中を駆けめぐる。誰も人の心を束縛することなどできはしない。コンジュの夢想は、コンジュを優しく包み込み、生きる糧となっている。私にはそう思えて仕方ないのだ。
周囲の理解も得られることもなく、ふたりが追い詰められるほどに、この「心は自由だ」というメッセージは、暗闇の中の光のようにきらめく。思えば、冒頭コンジュは手鏡に反射する光を白い鳩に見立てていたではないか。そして、ジョンドゥを失っても、午後の日差しが入る部屋でコンジュはまた美しい夢想に浸るに違いない。それを想像する時、私の心には温かいものが込み上げる。
それにしても、車椅子から立ち上がる、あの一瞬。もう、私の心臓はバクバクして、どうしようもなかった。日常生活のシーンはもちろんのこと、ムン・ソリの演技には脱帽。特典映像を見ると、無理な姿勢から体を壊したというではないか。ソル・ギョングにしたって、チック症状を伴う落ち着きのない素振りがあまりに自然で、驚くばかりだ。主演ふたりの演技者としての底力にも圧倒された。
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