子猫をお願い

ラヴァ様　猫も大好きだよ　いま飼ってるのとは相性悪くてなつかないんだけど　もう何匹めかなまあうろちょろしててください

ようやく二度目の鑑賞で話の中身もわかって　充実の映画体験です　ちびちびと楽しもうと思ったんだけど　たちまちに引き込まれて一気見　新しいフランス映画やイタリア映画を観れない中で　こういった素晴らしい韓国映画でその渇がいやせるのはありがたいことではないでしょうか
本当にずっとこの映画を見続けていたいとの思いにさせる　美しい細部　そして女性的な可愛らしいユーモアも　はじけるようにそこかしこにちりばめられていて　わしはこの映画に魅了され続けているのです
今度の再見で　いくらか類型的なヘジユの扱いより　やはりジヨンの窮乏生活の深刻さに重点がおかれていて　韓国女性の社会的位置のようなものを　この若い女性監督は描きたいのでしょう

この５人の女の子達のコミュニケーションツールの携帯電話が　そのまま映画話法としてうまく　取り入れられています　韓国ではバスの中でも　会社でも比較的自由に使用していいのか　日本だったらこういったシーンは立ち止まることになるのですが　そのままカメラは移動する彼女達を追って　滑らかに町の風景を光を風やを巻き込んでいくのですが　これなども映画の魅力的な細部を形ずくっているひとつなのですが　さて携帯電話とゆうのは手軽な人との結びつきをうながすのですが　それと共に人との断絶もまた浮き彫りにするのであり　映画的演出として　まったく新しい領域の表現と可能性をこれからも広げてゆくのでしょうか

それに対しこの生身の猫に関しては　携帯だったらいやならその会話ボタンをオフにすれば済むことなのですが　そうはいきません　人の間に介在したならば　たらい回しにしながらもいやでも面倒をみなければなりません　なんだか「東京物語」みたいでしょ　この映画では意外に猫の描写は少ないのですが　無視し得ない重要なファクターとして猫は存在しているのです
と　話し出すと切がなくこの映画の奥行きの深さなのですが　この辺で止め　ラスト旅立ちの二人　ハードボイルドでどこか西部劇みたい　これも気に入りましたね　

タイトルからもっとほのぼのしたかわいい話なのかと思っていましたが、かなり深刻なお話、予定外に泣いてしまいましたよ。
とてもいい映画だと私は思うのだけど、レビュー数がとても少ないのも残念。もっと観てほしい映画です。

「リンダリンダリンダ」を最近みたばかりなのですが、あの映画のように高校時代はそれなりに楽しく、そしてみんな同じくらいのレベルですごせても、社会に出たとたんにそうはいかなくなる。
持てるものと持たざるものの差はあまりにも残酷で、耐久生活を送るジヨンの目の前で、ヘジュが服を買いまくるところなんて泣けてしまった。人生は不平等で残酷なものなのだ。
首都への一極集中がものすごく激しい韓国では、いわゆる「勝ち組」と「負け組」の差が日本どころではないのだろうなあ。

ラヴァースさんご指摘のとおり、携帯電話がうまく使われているのですが、こんなふうにいつでもどこでも繋がっていけることは、ある意味不幸なことかもしれないなあとちょっと思いました。

テヒの「たとえあなたが斧で人を殺したとしても、私はあなたの味方」というせりふがとてもよかった。

そして痛々しくも描かれていた作品です。
女性観客の支持を受けた、２００１年の作品です。
主役のテヒを演じるぺ・ドゥナのぶっきら棒な演技の中に、優しさを感じて、心がしびれるシーンがあります。
５人の個性ある演技、キャラクターの面白さ、そしてそれぞれが抱く悩みなど、見ている人によって共感する所も違ってくるでしょう。テレビドラマとは、かなり違った韓国の姿や人生を、この作品で知ることが出来ました。
夢を追いながら、家族、友達との別れ、そして新たな旅立ちに、心密かに喝采と応援コールを送りたくなった、そんな１本です。
子猫のティティが、見守ってくれるかな〜・・・

「威風堂々な彼女」のペドゥナが好きでレンタルしました。
同じく、双子の子たちも出ています。

高校時代は、仲良し親友だった女の子５人。
卒業後、就職して忙しくお金も稼いでる子もいれば、就職も出来ず、お金を仲間に借りるまでする子もいる....

学生時代、どんなに仲良くしても、親友でも、環境が変わると友情も変わってしまう。
女性ならではの作品だと思いました。

結婚して引っ越すと主婦の友達が出来る。
子供が出来れば子供仲間の友達が出来る。
学生時代、あんなに仲良かった友達は？
そんな時間の流れを感じる作品でした。

「お前の望む老人が先に死んで良かったな？」と、言われ傷つくジヨン...
両親がいない為に身元保証人がいなく、就職も決まらない彼女にまたしても追い打ちのように...不幸が。
それを心配する、仲間のペドゥナ。

将来の夢を描き家を出る子...
ムリにタバコを吸い大人ぶる子..
自分のプライドから仲間を言葉で傷つけてしまう子..
社会に出ると、自分の足で歩かなければいけない！

それを皆、強く実感しながらもうまく進めないジレンマで迷う。

若いからこそ出来る夢への挑戦。
どこへ行くかも決めずに海外に出かける少女たち。
若い時は、気がつかず、でも少女から大人になろうという過程で誰でもが悩む道ではないでしょう。
彼女らのその後がとても気になりました。

高校時代、みんな同じスタートラインに立ってるんだと信じてました。でも、経済状態の違いとかコネとか、実はスタートラインもバラバラなんだって知って悲しかった。そんな思いを思い出させてくれました。

高校を卒業して、なんとなくバラバラになりそうな５人との連絡係はヘジュ（ペ・ドゥナ）でした。彼女は劇中、よく考え事をしています。素直に行動していけること、不満に疑問を抱いて突破口を見つけようとする様子は、見てて羨ましかった。