双恋

これも恋愛ゲームが原作でしたっけ？　女の子がみんな双子でたくさん登場するのは賑やかで良いけど、やはり主人公の男の子との関係が広く浅くといった感じになるので、ドラマとしての深さがあまり感じられないのが残念。
それでも恋愛部分は一条姉妹と桜月姉妹に重心が置かれていて、主人公の望と彼女たちとの恋愛模様はなかなか楽しめました。主要となる女の子を２組に絞った事が、主人公の心情変化や物語を上手に展開させられたように感じますね。よくまとまってます。
全体的に丁寧な作りで好感が持てますし、恋愛ゲームが好きな方には面白く感じると思います。

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うーん、心にほとんど響いてこない、イマイチの中学生向け青春ドラマといった感じの物語でした。

主人公は、ごく普通の中学３年生の少年で、その周りに何故か集ってくる双子の女の子たちとのふれあいが全編にわたって描かれていましたが、その双子たちが、幼女から大人の女性まで、全部で６組の姉妹が登場してきて、視聴者の様々な「萌えニーズ」に対応できるような構成となっていました（笑）。

物語のメイン・テーマは、６組のうちの２組（一条姉妹と桜月姉妹）と主人公との間の恋愛模様が中心となっていましたが、イベントなどを機会に親密度を上げていくといった定型的なエピソードばかりで、密着イベントもほとんど無いといったお寒い内容になっていて、今一つ盛り上がりに欠けるストーリーだったように思います。

また、第１話で、双子の姉妹がともに一人の男性を愛してしまったがために起きた昔の悲劇を祀った「双子塚」が大きくクローズアップされていましたが、そうした伏線を張っておきながら、主人公と双子たちとの間で、そのような苦悩や葛藤がほとんど描かれなかった点も大きく拍子抜けでした。

終盤の第１２話で、この２組の双子から同時に本命チョコを渡されて、やっとヘタレな主人公は「このままでいいんだろうか」と苦悩していましたが、その悩んだ末の答えというのが、「とりあえずこのままでいいや（爆）」というもので・・・、本当にがっくりと疲れ果ててしまうような展開の物語でした。

６組の双子がいずれも可愛くて、特に一条薫子と菫子の姉妹がとっても魅力的な少女で、お互いに対する劣等感や主人公への深い想いなど、少女らしい心情が素直に描かれていただけに、ワンパターンなハーレム・エンドに終わってしまっていた点が、非常に残念な作品でした。

ありがちな結果ですが、フタコイオルタナティブをＴＶ視聴してましたので、借りてしまい、後悔しています。ひとのレビューって大事ですね。教訓！、スクリーニングは１巻で行うこと。以上。

映像特典として
ノンクレジットオープニング及びノンクレジットエンディングが
収録されています。

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キヤラクター萌えや本誌のストーリーをとことん追求する方は、あまりおすすめ出来ないかも、これはこれで別物語として楽しむのが良いと思います、内容はなかなか良いのだが、そつなくまとまった感じ・・・・
ここがこの系統の舵取りの難しさかもしれません、「フタコイ」のほうが私はチト期待しています。