トゥー・ブラザーズ

感動物になるのは当たり前？というには、少し物足りなかったです。前評判が高すぎて、想像ほどストーリーにのめり込めないというのは「こぎつねヘレン」で持った感覚と同じ物です・・。

　しかし、皆さんおっしゃっているように虎の演技はすごいです。ストーリーの内容よりも、「一体どうやってこの演技をさせたんだろう」ってことのほうが、気になりました。

　子供はそれなりに感じていたようで、泣いたり笑ったり忙しかったです。お子さんには、是非見せてあげて欲しいですね。

　反則です。これで泣けないはずがないです。キャッチコピーに《世界中が泣いた》とありますが、そりゃ当然だろうって感じです。ただただ虎が可哀相で、それをどうすることもできないし、最後に慰め程度のハッピーエンドでお茶を濁されたみたいなものです。

　結局、何のための映画だったのかよくわかりません。この映画を観てもらって動物愛護精神を広めようということなのでしょうか？確かに映画の舞台は80年も昔で、現在はこれほど酷いことはないのかもしれません。
　でも例えば日本でも、人間の住む町まで降りてきてしまった野生の熊や猿は、やっぱり銃殺されてますよね。これもその町に住む方々のことを考えれば、一概に可哀相だから殺すなとも言えません。
　つまり動物との共存を考えさせる映画にしては、視点が浅すぎるんじゃないかと思うんです。「人間っておろかだねえ、動物かわいそうだねえ」以上終り、みたいな。

　あー坊さんの反応はすごくよくわかります。私も何度も観るのをやめようと思いましたが、映画は観始めたら最後まで観る主義なので、無理して観ました。
　結論としては、動物好き、特に猫好きの方は、最後まで観れないかもしれないし、そもそもそういう方は観てもあまり意味はないので、はじめから手を出さないことをオススメします。

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ネコ好きなもんで、結構期待していたのですよ。でも、はっきり言います。ネコ好き、動物好きの人は見ない方がいいです。トラさんたちは、追われ、追いつめられ、殺され、捕われ、繋がれ、殴られ、閉じ込められ、騙され、儲けのネタにされ、愛すべき人間に出会うも一瞬で引きはがされ、引きずられ、飢え、怯え、そして、憎まれます。
　映画としては良くできていると思います。トラさんの仕草、表情は見事。俳優陣も、それぞれの役割をよく演じていると思います。
　だからこそ、１時間以上にも及ぶ、人　間　に　よ　る　虐　待　シ　ー　ン　の　連　続　が、強烈につきささります。見てる途中で、冗談ではなく吐き気をもよおしました。虐待する側の種族に属していることに嫌悪を感じました。映画を観て、こんな嫌な気分になったのは「AI」以来です。

どんな猛獣であれ、子供の頃は、ほんとにしぐさから表情まで、全てが可愛い！！どうしたら、こんなに自然にトラたちの表情を撮影できたんだろ〜？カンボジアの自然の中で生きる動物たち。この作品見てたら、人間の方が、動物を追い込み、自然を破壊しているのを痛感します。アンコールワットの仏像の多くが喪失した訳も。
　
数奇な運命をたどるサンガとクマルの兄弟トラ。ガイ・ピアース演じる冒険家、そしてラウール少年の愛くるしさと、二人の好演や、トラたちとの友情に胸が熱くなった。二頭が戦う後半シーンあたりから、目がうるんでしまった。あんな巡り会わせが・・・と。
生き生きとしたサンガとクマルの行動に笑いさえ感じつつ、心温まるラストシーンへ。見終わって、ほんとに素敵な気分になれました。ぜひぜひご覧下さい。

動物が平気で人間の言葉をしゃべってしまうディズニー映画なんかを見慣れている私なんかには、ちょっと新鮮な感じはしましたが、いきなりトラの交尾で始まったのはちょっと・・・。
ガイ・ピアースが目的で観ましたが、彼の演じる冒険家が貴重な仏像を首だけ切り取って運び出したりするのにも抵抗がありました。でも設定が1920年代なので、この頃の文化遺産に対する考え方ってこんなんだったのでしょうね。
ラウル役の男の子には涙をさそわれますね。「ネバーランド」ではますます泣かされました。
とはいえ、この映画の主役はなんと言ってもトラ。役者なんかかすんでしまいます。一方で動物にほんとにこれほど強い血の絆があるのかと、どこかさめた目でみてしまったのも事実です。