東京タワー

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「三丁目の夕日」から東京がいかに変貌してしまったかを　厚化粧の東京タワーが冷然と見下ろしているシネマ　透君と耕二君とゆう二人の若者が「年上の女と付き合うメリットは」「セックスと経済力」とかのふざけた会話のある人を小ばかにしたシネマです　透君の黒木瞳との出会いの場面　振り返る黒木を少しも魅力的に演出できません　もう一人の彼の寺島しのぶとの出会いは小ぶりのシトロエンを車庫入れできず柱に　ぶつけてしまいそこにバイトのガードマンの彼が通りかかりとの　およそアホのような演出　そういえば寺島にしろ　毛唐にナイスミイチュなんて言葉をかけてる岸谷とか　ミスキャストだろがと

ここで早送り１から台詞が聞こえない早送り２に　内容は絵でわかるのですがなんか純愛物みたいのになってるようですやたらにおっしゃれなところに移動する映画です　絵国香織とゆう人は確かおとっつあんは有名な作家　ＤＮＡからすると才能はあるんでしょう　例によって一冊だけ読んでますが　ムードだけの作家ではないと思いますが映画のほうは　そのムードってやつです
実は　袴一喜とゆう若松浩二の「水のないプール」を撮った人がわしのダチの知人で普段北海道で仕事をしてるのですが久しぶり　大作にチャレンジとのことで是非見といてくれと言われていたのでようやく見たのですが　確かにこれはロケハンが大変　しかも季節をまたいで　照明からなにから凝りまくってますのでご苦労様とは言えますね　

そいで最後はパリに飛んでエッフェル塔まで出てきて　いくらなんでもそりゃイメージ過剰だろうよ　しかもそこに何故かミレーヌ・ドモンジョまで出てきて仰天　しかし今やミレナイ・ドモンジョになっていて（爆）岡本君も「なんすかこのおばさん」状態だったのでは　そいで俺の大嫌いな山下達郎の歌で終わるのでそうゆう映画なのねだったのでした　虚無的なまなざしのやくざの若者がふっと見上げると　そこに東京タワーがある「東京流れ者」を又見たくなったのでありました　　

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しょせん映画なんて、おとぎ話か、妄想みたいなもんです。だけれども、「そんなアホな」と言わずに楽しめるのは、目の前で展開される人物たちの痛みを感じたり、喜びを分かち合ったり、ハラハラしたり、悲しくなったりして、その映画世界に「入り込む」ことができるからなんだけど、この主人公ふたりには、なんら入り込めるところがない。女が41で男が21のカップルがもしいたとして、それが3年余りも付き合っているのだとしたら、おそらくそこには性的な強い結びつきがあるからに他ならない。男にとっては、年上の女との逢瀬に同年代の女性では味わえない快楽が必ずや存在しているはずなのに、一切そんな部分は出てこないし、一方40を過ぎた女が若い男の肉体に触れることの喜びや愉悦も一切表現されていない。私は原作は未読なのでそのあたりの描写が原作にあるのかどうか分からない。しかし、これだけの年の差カップルに深い結びつきがあるとしたら、その性のあり様を描かずにはまず映画として成立しないんではないだろうか。岡田准一演じる透は、母子家庭で母の友人と恋に落ちるわけだから、母との関係性をもっと深く描いていたら、この恋にももっとリアリティが出たかもしれない。岡田准一と黒木瞳というキャスティングだから、激しいラブシーンは無理だとしても、例えばモノローグで見せるという手もあったはずだ。

この映画は、2組の年の差カップルの物語が並行に描かれていて、もうひと組は寺島しのぶと松本潤のカップル。多くの方が言っているように、このふたりの方がはるかにリアリティがある。それは松本潤が根っからの年増女キラーで、以前つきあっていた女の子の母親とも深い関係になり、それ以来その彼女からもつきまとわれている、といったキャラクターへの肉付けがそれなりに施されているからだ。寺島しのぶは、姑問題でストレスがあって夫からもお手伝いさんみたいに思われている専業主婦とまあ、何ともありきたりなキャラ設定だが、やはりそこは演技力でキャラクターに生々しさを与えている。が、しかし、しょせんこの二人はサブーストーリーとしての存在なんであって、この二人が生々しいほど、岡田准一と黒木瞳は浮きまくる。その浮き加減を鼻で笑って楽しむ、最後はもうやけくそでそんな感じ。

生まれて初めての入院＆手術。お医者さんからしたら、全然たいしたことないレベルのものでも、本人にとっては、一大事。それはもう、気合入りまくりでした。それなのに…。

検査入院の結果、手術が１ヶ月も先の予定に…。え？そんなに放っといていいの？
担当の医師からは、「せっかく１ヶ月あるんですから、食事や生活に気をつけて、ベストコンディションで臨みましょう。わかってると思いますけど、お酒はダメですからね。」…なんて、ニッコリ指導されちゃいました。仕事をするほど元気じゃないので、突然のオフ。…というわけで、何とも中途半端な暇人です。

「Tokyo Tower」は、ずいぶん前に録画しておいて、忘れていた映画。白状しますと、「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の方だと思ってたんです。で、チェックしようとしたら、江國香織さん原作の方だったと…。元来、男と女のラブストーリーは苦手なので、観ないで消そうかとも思ったんですが、噂によると、岡田准一くんと松本潤くんのサービスシーンがあるってことだったんで、とりあえず観てみようと思いました。

さて、本題。

岡田くんのシャワーシーンと、松本潤くんのお風呂のシーン。以前ソッチ系の友人が、興奮しながら話していたんで、ちょっぴり期待してたんですが、なんのなんの。お二人のそれぞれのシーンは、決してエロティックなものじゃなく、キレイでした。岡田くんの方がインパクトはあったけど、アングル的にドキドキしたのは松本潤くんの方かな。きっと撮影現場は、用もない女性スタッフや、ソッチ系男性スタッフがウロウロしてたんでしょうね。上半身だけでも充分サービスなのに、ジャニーズ系の皆さんは、こういうシーンが多くて大変ですね。

実は、出演なさってるのを知らなかったんですが、岸谷五朗さんが、大人の男の渋いところを見せてくれてます。これは、とってもお得な気分でした。岸谷さんの役柄は、もっとホットな男の方が好みなんですが、こういう感情を抑えた役柄もいいですね。黒木瞳さん演じる詩史のように、美しい女性を妻に持ってしまった男の哀愁が切なく伝わってきます。岡田くんとの緊迫したシーンもありましたが、体育会系の岸谷さんのことですから、さぞや現場は楽しかったことでしょう。

それから、シーンは短いですけど、石橋蓮司さんが、ちょびっと出演してます。これまた、なんとも贅沢な気分。もしも自分だったら、松本潤くんのあの演技、ビビッて出来なかったんじゃないかと思います。それにしても、蓮司さんって本当、懐の深い役者さんですね。

問題の、男と女のラブストーリーですが、あくまでもキレイにまとめられていて、ドロドロしたところがなかったんで、割とすんなり観られました。不倫が題材にはなってますけど、「こんなに苦しいの！」「アタシの気持ちなんか誰にも分からないのよ！」的なお約束シーンはあまりなかったので、助かりました。

ずっと好きだった人が、他の人と結婚して、それでもまだ好き…って気持ちなら理解出来ますが、結婚していると分かっている人をそこから好きになる気持ちは理解出来ないんですよね。ま〜、自分にその経験がないからかもしれませんが…。

年齢の離れた者同士が恋に落ちた場合、どうしても年上の方が悪く見えますけど、リードしてるのは年下だったりします。年上の人には、社会的立場や、家庭という守るものがあるのに比べ、年下にはそれが少ない。始めるのも続けるのも、終わるのもブチ壊すのも、主導権は年下の方にあるんです。そうですよね、先輩方？

だからこそ、物語として「Tokyo Tower」が光り輝くわけです。世の大人の女性の皆さんには、一時の夢。そして男たちには、数々の戒めと教訓を…。リアルの世界で傷つく前に、この映画で疑似体験してみるのもいいかもしれません。


☆役名＆キャスト☆

浅野詩史（しふみ）(41)…黒木瞳　
小島透(21)…岡田准一
大原耕二(21)…松本潤
川野喜美子(35)…寺島しのぶ
川野…宮迫博之
吉田…平山あや
由利…加藤ローサ
橋本…半田健人
小島陽子…余貴美子
浅野…岸谷五朗


◎公式サイト

http://www.tokyo-tower.jp/


●ちょっと、お知らせパート３（レビュー修正依頼について、その後）●

久しぶりにメールをチェックしたら、依頼しておいた修正について、ＤＩＳＣＡＳさんからお返事が来てました。

【レビューにつきましては、投稿された時点よりDISCASに帰属しております。その為、原則と致しまして修正・添削・加筆等は承っておりません。誠に勝手ながら、先般の修正が最後とさせていただきたく存じます。全会員共に、レビューの修正依頼をいただきました際には、上記の旨をお伝えすることとなります。】

レビュー修正は、もうしてくれなくなっちゃいました。…残念です。
　

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オカンとオトンを借りたつもりだったのだが、届いたのは黒木瞳とＶ６の岡田准一、寺島しのぶと嵐の松本潤がそれぞれ不倫の関係となる「東京タワー」の方だった・・・

正直、ラブストーリーにはうんざりという感じだったのだが、私は借りたものは基本的に全部見ることにしているので、これも最後まで鑑賞したのだが、全く共感もできず、面白くもなかった。
基本的には、全面不倫の話で、しばしばラブシーンや痴話喧嘩のシーンが入る。子どもには絶対見せたくない映画だ。

私は、もうすぐ５０歳に届こうというのに若々しさと美しさを失っていない黒木瞳は好きな女優だったのだが、この映画では、ベタベタとした溶け掛けの飴玉を思わせる演技で、大嫌いになった。。。この映画でイメージチェンジを意図したのだとしたら、その試みは見事に成功している。悪い方向でだが。。。

前半は、２組の不倫の進行を淡々と描いており、全く見所なし。
後半の最後の方で、黒木瞳の夫役の岸谷五朗が、「前から不倫に気付いていた」とつぶやいて、岡田をジャンプ台からプールに突き落とすシーンや、寺島が夫への不満と松本への不健康な恋慕から狂気的な行動に走るシーンなど、それなりに興味を引くシーンはあるが、それでも全く集中できなかった。「勝手にしてください」という感じだ。

最後の場面では、黒木に振られ、パリに飛んだ岡田を黒木がやっぱり思いを断ち切れず追いかけていくシーンで終わっている。。。馬鹿じゃないの。

最後には結ばれる黒木−岡田と、結局激しい破局を迎える寺島−松本を対比することで、不倫の功罪を描きたかったのかもしれないが、回りの人々にとっては、罪にはなっても功になることは一切無い。
特に可愛そうだったのは、黒木、寺島、松本の夫・恋人役で登場する岸谷、雨上がり決死隊宮迫、加藤ローザの３人だ。しかも宮迫、加藤についてはほとんどキャラクターや背景についても語られないので、単なる被害者として映る。宮迫は、何となくマザコンのスケベオヤジ的な描かれ方をされているが、だからってあんな浮気に走るかあ！って感じだ。
（この辺は、女性の見方は違うのかもしれないが・・・）

全編を通して、この３人は役柄を上手に演じている。特に、岸谷は妻を愛しているが故に不倫すら認めてしまうという、男から見たら凄く男前な旦那を演じている。岡田の母役の余貴美子、松本の過去の不倫で家庭を壊された平山あやも凄くいい味を出していた。
（この辺は、女性の見方は違うのかもしれないが・・・）

いずれにしても、全体的に不倫賛美に見えるこの映画は、私は共感できないし、妻も同様だったようだ。日常に埋もれた夫婦だからなのかもしれないが、この映画に「共感した、面白かった」という人がいたら、その理由を聞いてみたい。

不倫とは、二人の間では純愛ですが、周囲の人にとっては汚らわしいもの。
これは純愛であるという視点で観ないとだめです。
不倫は絶対だめ、という観点でしかみられない方にはオススメできません。

恋に「落ちた」経験のある人には身につまされる話です。
岡田くん、松潤も大人になったなあと思って観ていましたが、やはり岸谷五朗の大人の迫力には負けます。

パリロケはちょっと無駄が多かったような気がしますが、、、

「どうしようもないほど好き」という恋愛気分にひたりたい方にオススメ。
一言一言の台詞の切なさに涙がほろりと落ちるストーリーでした。