エヴァンジェリスタ　悪魔受胎

この作品に出ている【デビッド・ヘミングス】さんは撮影途中でお亡くなりになられたんですね。。
特典映像のインタビューで監督が８割ほど彼のシーンは取り終えたと語ってましたが、残り２割が作品に与えた影響が大きいのでは？と思えるラストの展開でした。（残念）
作品の内容から言えば、彼の演じる役柄が「何故？」を求めるキーパーソンであったにも係わらず、ラストを曖昧にしか出来なかった・・・監督は色々考えて編集したんでしょうね。。
でもこの作品の流れからすると、体外受精をした夫婦の葛藤よりも、悪魔の子を裁く謎の男よりも、一番肝心な「何故？悪魔の子が必要なのか？その子供もどうしたいのか？」と云う核が無くなってしまった感があります。。
それに伴い、作品中盤まで夫婦の周りにいた不審な住民の不気味さが最後には消えてしまって、大変な消化不良でもあります。。

作品自体の作りは悪くないと思います。監督の無念さも伝わってきます。
そして、私の胸の中のモヤモヤ感も伝わってきます。。（とほほ〜）

えっ。だから何？というような映画です。クローン技術と悪魔復活を絡めたところにキリスト教徒にとってはある種のリアルさがあるのかも知れませんが、あまりに淡々と話が進み、拍子抜けしてしまいます。『ローズマリーの赤ちゃん』にあったような世界に対する不安感や不気味さもなく、ショックシーン、ゴアシーンもありません。風景が美しいわけでもなく、演技が凄い、というわけでもなし。どんでん返しも語り口の妙もなし。この映画には何もありません。ただ、ひどくつまらないというわけでもないので本当に困ったものです。

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正直誰でも一度は見た事のあるパターン。

キリスト教圏の人達ってこの手のお話、大好きなのね。

いつの間にか始まって、盛り上がりもなあ〜〜んもないままに

いつの間にか終わってた。って感じです。

他のDVDで紹介された映像にコロっと引っかかった私。

お金の無駄でした。

これを見るなら本家「ローズマリーの赤ちゃん」を見ましょう！

　原題は『ＢＬＥＳＳＥＤ』、意味を調べると“神聖な”。ただ“［話］いまいましい”なんていう表記もあってよく分からん。
　でも、邦題は丁寧ですね。
　『エヴァンジェリスタ　悪魔の受胎』はい、これで映画の内容がすっかり分かります。
　悪魔を受胎するのはヘザー・グラハム。役柄が役柄だけに、“脱ぎ”は最小限。このへんちょっと期待していたオレは大バカモノ。

　なんのひねりも無く、たいした山場も無く、視覚的にも精神的にもこれっぽっちも怖くなく、実にストレートに悪魔ちゃん生まれます。
　ある意味凄い。

　

オープニングからなんとなく面白く興味が惹かれました。
エヴァンジェリス悪魔の代理人。生まれてくる子供は果たして・・・。
どんな悪魔の赤ちゃんが生まれて来るのかドキドキしながら、怖い顔のグロな子供などを想像していたのですが・・・。
最後のシーンで裏切られた気持ちでした。ホラーと言うことですが、目を覆いたくなるような残虐なシーンなどはありません。恐怖もありませんでした。
悪魔受胎を観るなら、『悪魔の赤ちゃん』のほうが数倍怖くて面白いです。