トリニティ・ブラッド

原作は舞台が同じで時系列が２つに分かれた小説です。
その過去編(R.A.M.)から２編の収録。
出だしとして分かりやすいストーリーになっています。

ありがちなストーリーですがまずメインキャラが
分かりやすく出ます。
話に出ていないキャラが出てしまうのはアニメなので
仕方ないかなあ。

絵はクオリティが激しく高いですが、
特徴的な衣装の装飾品については
一切削除されていて残念です。
まあ仕方ないんでしょうが。

作者は現在亡くなられていらっしゃるので、
原作の続編を読むことが出来ないのがとても残念です。

ありゃりゃ・・。
画像がファフナーの９巻になってるよ。
ＤＩＳＣＡＳの人これ読んでたら直してあげてね。

この作品はストーリーはありきたり。
どっかの中学生でも考え付きます。
私が中学生の頃に考えた小説のネタにこんなの沢山ありました。
主人公陣営キャラもわりとどこかで見たようなのが多い。

が、なぜでしょうか・・。
面白いんです!!
（＾△＾）

私はこの原作の小説は読んでなかったし、見てる時もそんな事は考えずに見てましたが、やはりどこか文学的な感じを受けるんです。
その辺も新鮮でいい。
そして、作りです。
作りがいいのです。
しつこいようですが、私は原作を知りません。
それでも、この作品を作ったスタッフの方々は、その小説の中にあるものを全て引き出してきたと思います。
音楽などは、小説には付いていません。
しかしこの作品には、どういうわけか、まるで原作に楽譜が書いてあったかのようにガッチリとかみ合う音楽。
小説に原画でもあったのかのような動き、絵。
小説に閉じ込められた言葉達が筆を執ったかの様な美しい風景。

特に美術はとてもクオリティが高く、絵画なんじゃないかと思えるほどの出来です。
美しいという言葉がこれほど似合うアニメはそうそう無いですよ。
キャラの作画もびっくりするほど繊細で美しい。
（＾＿＾）

「ホントにこれで週一か？」
と思わず口走ってしまうぐらいの高い完成度。
ありきたりな設定なのに凄い引き込まれてしまいました。
いや、むしろ分かりやすい話だから、あの絵が合ったのかもしれません。
謎満載でこの絵だとただのマニアックな作品になっていたでしょう。

濃い絵にスッキリなストーリー。
いい作品です。
見てください
（＾△＾）



ここから少しネタばれ。
ナイトロードが能力を開放したら周りの気圧が下がったんですが、本人の姿が変態していたので、簡単に考えて周りの元素を取り込んだわけでしょう。
これって「キューティーハニー」の「空中元素固定装置」？
とか思ったのは私だけではないはず!!
こんな遠い未来に残る技術を開発したなんて、
「如月博士」あんた本物の天才だよ!!
（Ｔ△Ｔ）
どっちかってぇとあんなエロいもの考えたことに感謝

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

原作ファンの方々は、ここから続く、前書きと後書きと解説を足して割った、拙い粗筋がだらだら続く小学生の夏休みの作文に耐える覚悟を。
原作未読の方々は、さんざっぱらネタを振るだけ振ってなにひとつとして回収しない（できない？）構成力と物語のラストに耐える覚悟を。

作画レベルは、
デザインは良いのかもしれません。
（キャラクタに原作の動かないことを前提としたデザインの緻密さを残すのはTVシリーズではそもそも不可能です。映画までいかないと無理なのだろうなあ。映画でも３割減じゃないだろうか。）
もしかしたら原画さんは良いのかもしれません。時々とんでもないことになってぎょっとしますが、TVシリーズだと思えばこんなことも昨今のレベルからは見劣るがありえるかもしれない。
あと3Dも良いのかもしれません。
背景はきれいだけどキレイに過ぎて世界観と合わないが（偶然視聴した時の第一印象は背景がうすっぺらい、でした）、キャラクタとは相性が良かったかも。
ただおもしろいぐらい動かない。演出とは呼べない止め絵。あるべきモブも無いから。ガンアクションが今どきマズルジャンプ無しの止め絵って。
どうでもいいテクスチャを貼ったり光らせたりする前に、モブの一人でも描いてみてはどうか。主人公の背中に背負ったソレ、動かしてみようぜ、これはアニメだぜ！とか。
でもたまに、ものすっごくきれいで気持ちの良い画面が現われるのです。

構成は、
どうして「GONZOのトリブラ」を作らなかったんだろう？と残念無念。
アニメ製作が乗って来たところで作者急逝というアクシデントに見舞われ、なにかおかしな具合に気合いが空回って空中分解して収集がつかなくなってしまったように、見えます。良い意味で欲張ったら失敗した、みたいな。
原作の名場面、名セリフの取りこぼしが多すぎて、見終わって「…これで原作ありって言うのってどう？」と途方に暮れました。
中途半端なゆる〜〜いものを見せられるよりも、原作ファンのバッシングが起こったとしても、思い切った手入れと解釈で新しいものを見せて欲しかったな、と。

キャスト、
ここは好みの問題なのですが、この作品で東地宏樹さん（アベル・ナイトロード）のファンになりました。アベルがいる！ちなみに３枚目と２枚目、この３と２のセンの落差はすごいです！
ヒロイン、エステルの能登麻美子さん、守られるばかりではない芯の強い、血肉の臭いがする生気溢れる聖女、素敵でした。
そしてイザーク・F・V・ケンプファーの藤原啓治さんは、ちょっと楽しそうすぎと言えばそうかもしれませんが、魔術の詠唱や自己紹介などがやたらと気持ち良く、一緒に楽しくなってしまいました。

何も予備知識無しで見てみましたが、全く面白くなかった。もちろん、好みではないと言うのもありますが、話も展開も見るもの無し。
他意はありませんが、こういう見方の人もいると思ってください。
ファンの方には失礼。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

話かなりすっ飛ばされてます。

アルビオン編にはいりますが、この時点で死んでる人が
生きてて、生きてるはずの人が死んでます。
話かなり違いますし。
これってどうよ。
エステルの私服みれなくて残念。

いやあやっぱりイオンきゅんは間違いなくヒロインですな。