バビロン５　セカンド・シーズン

単純だったシーズン１と比べ、政治的駆け引きが面白いシーズン２。
一個人としては味方したくても、立場上そうとも言えない辛さが前面に出ています。
いつの時代も、【政治】と【正義】は反比例するのだ。
正義を貫こうとする分だけ、追い詰められていく過程が興味深かった。

余談ですが、普段レビューには【今回のゲスト】を記載しています。
ところが今作品はあまり有名どころが出演していないらしい。。。
お宝映像は少ない作品です^^;
唯一、ＶＯＬ３第１２話【高度文明種族ルマティ】にお宝発見！
（ナーン支援に対する）地球からの通信画面に映ったのは【２４】のアーロン・ピアースことグレン・モーシャワー。
当時３６歳。細身の面長にフサフサの髪の毛！必見です^^;

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今回もまた風刺的なエピソード。
セントーリとナーンの戦いが終結。
明らかにセントーリの立場が悪い。他の種族からの風当たりも強い。
それでも勝ったのはセントーリ。勝てば勝者となるのが戦争。
その上、さらに領土を広げようとするセントーリに危機感が募る。
違法な武器を使ったセントーリに対して【遺憾の意を表した】地球とミンバリ。
他惑星への侵略に対しては【中立を保ち】傍観を決め込む。
挙げ句の果てには、【不可侵条約を結び】地球だけは守ろうとする。
【弱きを助け、強きをくじく】は夢物語で、結局は保身第一なのだ。
そして【正義】は【政治】の底に埋もれてしまう。
いつの時代も変わらないのかと思うと気が重くなる。

今回は種族の違いが色々とわかる盛りだくさんのディスクとなっています。
特定の種族だけに蔓延する伝染病。これにより、ひとつの種族は壊滅的なダメージを受けてしまいます。
思えば、今まで何事もなく来たのが不思議なくらい。もしかしたら、特定の種族だけを攻撃する病原体があるかもしれないのだ。新たな種族との接触は人類滅亡の危機を招く恐れを含んでいる。
そう考えると恐ろしい事だ。
それと同時に起こる差別や暴動も危険極まりない。
宇宙に出たとしても人間は変わらないのだろう。その皮肉な作りが、面白くもあり、悲しくもあり。。。

以前、一緒に地球流のディナーをとったシェリダンとデレン。今度はミンバリ流の食事に招かれる事に。
これはなかなか興味深かった。
レニアが丸２日も寝ないで作った料理を出されるシェリダン。
ちょっとでもマナーを間違えると作り直し？！
これじゃぁ、喉を通らないよ。。。^^;
【また招待します】と言ったデレンの横で【え？！】という顔をしたレニアが笑えた∵ゞ(≧ε≦ｏ)ぶっ
作るのはレニアだもんねぇ^^;



今回のゲスト。
第１７話【マルカブ人の幻覚】
アルザ・ジャドは【スターゲイトＳＧ−１】のジェイコブ。

セントーリとの戦いでナーン大使であるジ・カーはてんてこ舞い。
昔はモラーリの方が人受けしていたが、最近はジ・カーの方が良い人になっている。
そういえば、最初から感情に流されず、公平な態度を取っていた。冷たいほどにね。。。
しかし逆に、それが実直の証なのかも。
今回は、セントーリ対ナーンの戦いと同時にバビロン５の内部に焦点を当てている。
そして最後はシェリダンの司令官としての資質を問うエピソード。
正義の為にどこまでやれるか。
シャドウとの戦いが目前まで迫っているだけに緊張感が漂っている。

とうとう、ナーンとセントーリの戦争が勃発。
シャドウが現れた辺りから、モラーリの人生は転落の一途をたどっている。
彼の決断一つ一つが数千人数万人の命と引き替えになっていくのです。
簡単に勝利を手に入れられる。でもその代償は大きいでしょう。
虚勢を張って大物に見せているが、心を痛めているのが見え隠れ。。。
徐々に追い詰められていくモラーリが痛々しいです。
根は良い奴だけに、翻弄されているのが辛いです。





今回のゲスト。
第９話【シャドウ軍団の暗躍】
レンジャーは【スーパー・ナチュラル】のアザゼル。
第１２話【高度文明種族ルマティ】
フランクは【２４】のアーロン・ピアース。