いけにえ

この「イケテない」邦題。またしても失敗するかなと思いつつも借りてしまう私も懲りない奴ですが・・・。見終わったあとの感想は微妙ですね。まあ、Ｂ級ホラーには違いないのですが、細かところを気にしなければ結構見られるし、でも何か物足りない。
ちょっと消化不良な感じが残る。

内容としては最近流行の悪魔（犯人含む）がネットを利用するホラーです。プロットや結末などもどこかで同じようなものを見たような気がしてなりません。フィアー・ドット・コムやハイド・アンド・シークをミックスしたような印象でしょうか。

一番の消化不良のポイントは最後の謎かけでしょうか？
一応は見る人によって二通りに解釈できるようにという終わり方にはなっているのですが、片方の答えにはちょっと無理がありすぎます。このあたりはＫ-ＰＡＸののりかなとは思うのですが、Ｋ−ＰＡＸはそのあたりをとてもうまく作られていたのですが、この「いけにえ」ではまるでとってつけたようなエンディングです。

私のお勧め度としては「どうしても見るものが無ければどうぞ」という程度でしょうか。ちなみにホラー度もそれほど高くは無く、若干スプラッターが入っている感じです。

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主人公がイケメンなので映画として安心してみることが出来ます。
キーファー・サザーランドのように悪役顔の主役はしっくりきませんので。
オチは、一連の「マルホランド・ドライヴ」的な結末のつけ方で、あーまたかという感じでした。そこまでの展開はよかったので、なんとか別のエンディングにして欲しかったです。
平均より、ややおちる出来でした。

原題は『Devour』で、滅ぼすとかの意味です。邦題つけるならつけるで、もうちょっとセンス良くできなかったんですかね？
私は『スーパーナチュラル』の兄・ディーンに心を奪われたので、そのジェンセン・アクルス主演の『いけにえ』を見る事にしたワケですが・・。

↑のパッケージ・・・
これはジェンセンなのでしょうか・・・
ジェンセンなのでしょうね・・あんまりなパッケージだワン！

オカルト映画ですね。悪魔がネットを媒体にして人間に近寄ってくるというものです。いやぁ、今風と言えば今風ですよね。悪魔もデジタルな時代ですか。
もうカラスなどが伝達には来ないようです。

ストーリーはかなりほのぼのと進みますが、伏線もちょっと引いてたり、グロシーンも若干アリ。・・・と、まぁ頑張ってはいますけど、何かチャチなんですよね。
肝心のオチですが、これもまた微妙なんです。二通りの意味に分かれるんですが、人によって取り方が分かれますね。
私はどちらとも取れず、『うーーーん・・・」となってしまった人ですが。

それより目的のジェンセンなんですが、『スーパーナチュラル』よりもちょっと前だったはずなのに、めっちゃスマートなんですよ！痩せてて更にカッコいい♪
『スーパーナチュラル』じゃ、太ももに肉が付きすぎてガニ股ですからね。筋肉かもしれないけど・・。

顎が２つに割れているのはご愛嬌。
細かい事は置いといて、目の下にシワができるまで笑うジェンセンを見れただけで、良しとします（笑）

　途中まではオカルト的な要素と謎解きで結構良かったと思ったんですが、ラストで失速です。まず、最後の１５分くらい、画面が途中で飛んだんかな、と思ったほどで、何が何か訳分らんようになってしまいました。それでも、こうなってるんか、と筋が解ったところからは展開がある程度読めたんですが、あのラストはなあ。あれでも良いような気がしますが、もう少し違ったエンディングにしてくれた方が良かったと思います。観終わった後でよく考えてみると、なんか辻褄が合えへんやん、とか、？と思うところがたくさん有って消化不良の感じですが、観てる時に、そう感じさせないのは結構良作なんでしょうか。

　出てくるお姉さんたちのレベルが、まあまあだったのは評価できます。それから、ジェンセン・アクレスが、ごっつい爽やかでカッコいい。彼のファンなら観て損は無い映画でしょう。

　「舌」のシーンは、ビビりました。あんなことしたら、メッチャ痛いんやろうなあ。

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ふ〜ん、なるほどねぇ。そうきましたか。
悪魔がインターネットゲームを接点に近づいてくる。
けっこう何でもあるかも〜と思ってしまう性質なので、変とも思わず見ていました。
理由もわからないままおかしくなり結局自殺していく友人たち、意味深なことをクチにしながら言葉を濁すアル中の父。
そんななかふと出会い心の支えとなっていく女性。
ちょっと危険な元悪魔教の信者が謎を解くヒントを与えてくれたが、もはや問題は人知を超えた世界に広がってしまった。
異界の描写が安っぽいようなせこいような感じが残念。