怪談新耳袋　劇場版　幽霊マンション

夜は必ず来る　のだ　恐怖の門限のある幽霊マンション　期待してなかったが意外にも面白い　ただし演出はお粗末でいまひとつ　本がいいんだな

「ジュオン」の始めた　呪いが無根拠に連鎖的に世界を汚染してゆくとのパターン　そしてこの耳袋シリーズの秒殺ホラーは確かに　ホラー映画を刷新したんだけど　さてこのあとこれを引き継ぐアイデアはまあ　でないよねすぐには　そこで傑作「輪廻」がそうなんだけど　一度リセットして　きっちりお話を作ろうってのが　この耳袋じゃないかな　まだコメンタリは見てないんだけど　どうかしらね　なのでまずこの幽霊マンションに住むには　ルールがいくつかある　ってな設定にしたりするのね

中身は触れませんが　オッチャンがおっしゃるようにラストは　「マラソン」を見たあとでは　愕然とします　「ずっと一緒だよ」との最後のセリフは「輪廻」と　はっきりリンクさせていますね

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主人公の父娘が引っ越してきたマンションには、「午前零時」の門限がある。
なぜ零時なのかがよくわからなかったけど、石を結んだひもで区切った境界線は
かなり不気味。
「この中に足を踏み入れるな」という、その場所だけのルールが存在するというのは
そこだけ別世界のようで怖いと思う。

ルールを破って呪い殺されるシーンも、なかなか怖い。

でもオチは、ほぼ予想してたとおり…(>_<)

オチが、悲しくてイヤなネタだったのは残念だけど、
よくできた物語だったと思う。
何といっても一番恐ろしいのは、忌まわしい愛欲ですね。

キャストでは吹越満の熱演が光ってました。

ジャンルは、“邦画:ホラー”でなく、“邦画:ドラマ”でした。

取り憑いている霊はさびしさのあまり０時までに、マンションの正面に引かれた線の内側に戻らなかったり、勝手に引っ越そうとする住人を次々に呪い殺してしまい、新しく住人が増えた場合のみ一番古い家族から引越せるという設定は、面白いのですが、この設定からの話のフクラミの部分がイマイチです。

何か別の方向に話が広がると、もう少し後味の良い作品に成ったのではないかと思います。

暇なら観てみても良いかも程度のモノです。

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新耳袋のいいところは怪談の怖い所だけみせて落ちをつくらないところ。怖い所をどーんとみせてあとは置き去り。プロレスでいえば「投げっぱなしジャーマン」であり、受け身をとれるかは見た人しだいと言う感じでしょうか？話を作ってしまったらだめでしょう。見た人に考えさせたらダメ。
原作の幽霊マンションのエピソードではなく、かなり作っている（原作全部読んでないので、なんですが、八甲田山のエピソード入ってません？）分、原作ファンは失望するのでは？３作目も一本の作品にするようですが、それならUFOのやばいエピソード集めて１つの作品にすればいいのにと思います。
原作の方が怖かったです。幽霊に恋するエピソードは、映画１作目の雨宮慶太のパートが原作に近いのではと思います。残念。

今回タイ映画の『シスターズ』を見たあとに続けて同じコンセプトのものを見たので、つくづく感じたのですが。
やっぱり怖いのは人間であると。
幽霊のショッキングな風貌や見るものを射すくめるような視線の恐怖、ぐちゃぐちゃな皮膚やちぎれて飛び出た神経線維。
でもなぜそんな姿になったのか？
生きていたときうけた仕打ちのせい。
それが酷ければ酷いほどむごい姿になっている。
やはり傷が深いほど恨みも深くなったやり場のない怒りになるのだろうか？ただ回りにいるだけで巻き込まれる人が出てきて謎は深くなっていく。
その謎を解けるのは身内か似た経歴を持つか前世がらみか。
あと強い興味の中に深い愛情を持っているもの
それ以外の人がなまじ足を突っ込むと大怪我をする。
勉強になりました。