魔術の恋 / トニー・カーティス
魔術の恋
/ジョージ・マーシャル
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全体の平均評価点: (5点満点)
(5 )
解説・ストーリー
懐かしの映画を堪能できる「世界名作映画全集」シリーズの第97弾は、1874年から1926年に渡り活躍したアメリカの魔術王、ハリー・フーディニーの半生を描いた伝記ドラマ。ヨーロッパで名声を掴んだフーディニーはさらなる危険な奇術に挑むが…。
懐かしの映画を堪能できる「世界名作映画全集」シリーズの第97弾は、1874年から1926年に渡り活躍したアメリカの魔術王、ハリー・フーディニーの半生を描いた伝記ドラマ。ヨーロッパで名声を掴んだフーディニーはさらなる危険な奇術に挑むが…。
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「魔術の恋」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
懐かしの映画を堪能できる「世界名作映画全集」シリーズの第97弾は、1874年から1926年に渡り活躍したアメリカの魔術王、ハリー・フーディニーの半生を描いた伝記ドラマ。ヨーロッパで名声を掴んだフーディニーはさらなる危険な奇術に挑むが…。
「魔術の恋」 の作品情報
「魔術の恋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
魔術の恋の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
106分
日本語
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
DMIP6633
2006年03月25日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
2枚
1人
0人
魔術の恋の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
106分
日本語
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
DMIP6633
2006年03月25日
在庫枚数
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ユーザーレビュー:5件
初代の引田天功を想い出す。
(ネタばれあり ) 映画のジャンルとしては伝記もので、ハリウッドでも『 グレンミラー物語 』『 打撃王 』『 翼よあれがパリの灯だ 』などがあるが、本作が描くのは、20世紀前半活躍し、イリュージョン・マジックの代名詞ともなった、伝説の奇術師・ハリー・フーディーニ―の生涯。 監督はジョージ・マーシャル。 西部劇からコメディまであらゆるジャンルの作品を、サイレント時代からテレビ映画に至って、1972年81歳まで現役で撮った職人監督。 一番有名な作品が共同監督した『 西部開拓史 』くらいですが、「腰抜けシリーズ」「底抜けシリーズ」「ルーシー・ショー」など量産されるプログラムを地道に支えるこうした人がいないと業界は成り立たない。 本作も手堅いつくり。 主演はトニー・カーティスとジャネット・リー。(美人 ! 脚きれい !! ) 当時は夫婦で、娘のジェミー・リー・カーティスはまだ生まれていない。 さすがの美男美女カップルで明るさと華があります。 フーディーニという名前、そしてトニー・カーティスのことも若い頃はイタリア系かなと思っていたのですが、二人ともハンガリー系アメリカ人。 西欧と比べると東欧というのはなじみがうすいですが、ハンガリー系アメリカ人の映画監督と言えば『 カサブランカ 』『 汚れた顔の天使 』などのマイケル・カーティスや『ショーシャンクの空に 』などのフランク・ダラボンがいます。 ちなみにハンガリー(マジャール)人のルーツは中央アジアから民族大移動で来たので、言語体系が西欧のインド・ヨーロッパ語系とは異なり、姓名の順番も私たち日本人と同じく姓が先・名が後とする文化で、たとえばマイケル・カーティスもアメリカに帰化する前はケルティース・ミハイでした。 さらにハンガリー系ユダヤというと、『 M 』『 カサブランカ 』などのピーター・ローレや、ロバート・キャパ、数学者のピータ―・フランクルといった人がいますが、ハリー・フーディーニ―やトニー・カーティスもそうで、そのイメージは、東欧から連想する重くて影のあるものと違う、おしゃれで知的な色気を感じますね。 脱出もののイリュージョンと言えば、ぼくら昭和世代は、初代の( 今の二代目・プリンセスではなく )引田天功を想い出します。 初代・引田天功はフーディニーに憧れ、現代日本の「脱出王」として一世を風靡したわけですが、二人とも急死する最期( 映画はフーディーニ―の事実とは違うけれども )を迎えており、命を削るほど身体を酷使させたものは何だったのでしょうかと思います。 ( ykk1976さんの映画会・第73回のレビュー)
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4人 の会員が気に入ったと投稿しています
この人とこの人からあの人が生まれた。
投稿日:2016/11/17
レビュアー:さっちゃん
えー、毎度の遅参でございます。まだ、『白熱』は観れてないので、先に皆様のレビューを拝読してコメント書いちゃおうかと思っております(まだ、ふんぎりがつきませんが。)。 さてさて、今回は私のお題だったのでDVD借りられないと困るなと思いつつ、早めに取り寄せお願いしたら、ラッキーなことに3日ほどで届きました。 実はハリー・フーディーニという人物は割と前から知ってはいたのです。確か高校1年頃の英吾の教科書に出てきたので、脱出マジックが得意な人という程度の知識はありました。確か、ロシアの囚人護送車から脱出するというお話と彼の最期について書いてあったとおぼろげに記憶しております。 劇中で彼が降霊術で亡くなった母親と話したいと願って、しかし、次々と訪れた降霊術師がことごとくイカサマだったと見破ってしまうという哀しいエピソードからウィリアム・ヒョーツバーグの小説「ポーにまつわる殺人」(タイトルうろ覚え)も思い出しました。フーディーニがコナン・ドイルと協力してポーの小説に絡んだ殺人事件を解決するというお話です。この作家は『エンゼルハート』の原作も書いておりますから、推理小説に超自然も混じった、ちょっと奇妙な後味のお話になっております。 おっと、話があさっての方向に逸れております。映画に話を戻しましょう。私のハリー・フーディーニに関する知識といったら先に挙げたくらいですので、実際の彼の性格とか奇術師としての活動については、ほとんど知らないのですが、トニー・カーティス演じるフーディーニは情熱的で同時に理知的な人間として描かれております。開巻まもなくジャネット・リーに猛烈なアタックをかけてたちまち結婚してしまうところは、思わず「うそでしょ。」と突っ込みたくなりました。実際にはどうだったのでしょう? 結婚してしばらくは工場勤めをするも、奇術への夢あきらめがたく、再び舞台に復帰する。この件も、ヨーロッパで脱出の奥義を極めた人物を探しつづけるところも情熱家の面が出ている場面だと思います。 一方で、冒頭にも書いた、亡き母の声を聴きたい。でも、降霊術のペテンを暴いてしまうというある意味哀しい行動は彼が理知的な人間であることを描いています。あと、この頃のアメリカ映画に特有なエディプス・コンプレックスめいた感じもしますが。 映画全体は華やかながら、場合によっては命の危険をも顧みない天才奇術師の半生を描いた佳作だと思います。ただ、ラストの幕切れがちょっと唐突に感じました。確か、英語の教科書では彼の最期は、どういう経緯だったかは覚えてないのですが、頑健な体を証明するために青年に腹を殴らせて、それが元で亡くなったと記憶しているのですが、そんなつまらない死に方ではラストに相応しくないという判断からでしょうか。 最後に余談ですが、主役の美男美女から生まれた女の子が、あの個性的な女優さんというのはちょっと不思議です。 (ykk1976さんの映画会 第73回)
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泥臭い部分を華やかに見せちゃうマジック。
投稿日:2016/11/15
レビュアー:ぴよさん
史実から大きく外れずに、脱出王ハリー・フーディーニの半生を描いている。 もっさりダサ男のフーディーニをトニー・カーティスが演じちゃうってところで この映画の狙いが分かる。フーディーニにまとわりつくある種のいかがわしさを 実際の美男美女夫婦であったジャネット・リー&トニーをキャスティングし、 ライトなノリのストーリーテリングで打ち消してしまった。つまりはとことん フーディーニを“陽”の存在として描こうという意図。 そのため脱出ワザの詳細もあまり映さず(彼のそれはテクニックというより 力まかせのパワープレイだった)泥臭さを感じさせない。後半生を費やした サイキックハンターとしての場面もさらりとしか描かれない。執拗なまでに母親 の霊を追い求めた姿は、やはり異常であったろうから。(でも本当はそこが一番 面白そうなとこなんだけどね。ドイルとか絡んでさ) さて、あまりにも有名過ぎるこの奇術師に、人々が惹かれてきたのは何故か。 彼の仕掛けの面白さ、セルフプロデュースの妙が表の理由で、その裏にあるのは 人々の潜在的なSM感の刺激にあったんでは(←私見ったら私見) フーディーニが脱出にこだわったことの深層心理を想像するなら、自縄自縛を 性的に楽しんでいたという見方。自らを拘束し、そのサマを衆人に披露する。 とことん苦しみを意識させる演出。有名な「ミルク缶からの」そして「中国式 水牢からの脱出」はその頂点的演目であり、彼の体を実際に痛めつけた。そう やって自分の苦しみを観客をシンクロさせ、悦びを感じていたようにも思える。 結局、実際に彼の命を奪ったのはあまりにシンプルな「腹にパンチを受けて 我慢する芸」だったのだが、さすがにそれでは画にならないので変更(笑) 力道山もそうだったが、自分の体を過信して無理すると、人間なんてすぐ死 んじゃうんだよという教訓ね。 ( ykk1976さんの映画会・第73回 )
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「ケンカ売ってる?」(笑)
フーディーニの名前は知ってましたが、「あぁ、奇術師ね」という程度で。 マジシャンの欧米でのステイタスは日本より格段に上だそうですが、その凄さがいまいち理解出来ていません。 そもそもマジックはマジック、「魔術」・「奇術」と区別する根拠も分からない素人にはタネも仕掛けもあって当然。 それを超能力と言わんばかりの捉え方に納得出来ない部分もあります。 勿論観客は承知でしょうけど、ちょっとアヤしいシーンもありましたから。 スカーフから鳩や美女の空中浮遊等は「どんな目眩ましが」と興味も湧きますが、爆破だ脱出だと大規模になればなるほど「どうせ成功するんやろ」と冷めてしまう。 個人の技能じゃ無いところの「仕掛け」に抵抗感があるんですねぇ。 抵抗感と言えばこの典型的クラシカル美男美女カップル。 中盤までトニー・カーティスと気付かなかった(「似てるなぁ」程度)ボンヤリ具合はさておいて、私的にこの人はニヤけた軽薄オトコ、ジャネット・リーはタイプじゃないんです。 スタァ・システムが見え見えってのも、なんかハナにつきますし。 ついでに言えば、彼の実家がヘンにゴージャスだったのも「?」で、あれもこれも、どこもかしこもひっかかるところばかりでした。 ところが……………。 悪口言い放題のわりには面白かったんです。 ストーリーの凡庸さも満載のツッコミ・ポイントも、これはこれでアリかな、と。 なにせ50年代製ですから、いまどきには無い空気感と、あっけに取られるサクサクな展開が微笑ましく映ったのかも知れません。 マジックに命を懸けた男の一代記で、糟糠の妻の物語でって大仰なストーリーがライトに描かれているところに好感が持てました。 最近公私共にクタクタで、この上どっしりドロドロは勘弁して貰いたいですもんねぇ。 豪華なドレスだけでも観る価値有りでした。 しっかしまぁ、なんなの? 彼女のウエストのくびれ具合! 砂時計スタイルに呆れ、見惚れ、同時におばさんは「ケンカ売ってる?」ってひがみ根性にも陥ったのでありました(笑)。 (ykk1976さんの映画会・第73回)
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マジックショーに魅入られた男の一代記
投稿日:2009/08/21
レビュアー:スーさん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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これは完全なフィクションかノンフィクションなのか、物語全体がまるでマジックショー。 原作があるなら是非知りたい。そして衝撃のオチ! ロマンスものではないが、男女が何回もチュッチュッやってるのは珍しい。 (イントロダクションを読まないで、借りました)
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はい
1人 の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
初代の引田天功を想い出す。
投稿日
2016/11/15
レビュアー
ロキュータス
(ネタばれあり ) 映画のジャンルとしては伝記もので、ハリウッドでも『 グレンミラー物語 』『 打撃王 』『 翼よあれがパリの灯だ 』などがあるが、本作が描くのは、20世紀前半活躍し、イリュージョン・マジックの代名詞ともなった、伝説の奇術師・ハリー・フーディーニ―の生涯。 監督はジョージ・マーシャル。 西部劇からコメディまであらゆるジャンルの作品を、サイレント時代からテレビ映画に至って、1972年81歳まで現役で撮った職人監督。 一番有名な作品が共同監督した『 西部開拓史 』くらいですが、「腰抜けシリーズ」「底抜けシリーズ」「ルーシー・ショー」など量産されるプログラムを地道に支えるこうした人がいないと業界は成り立たない。 本作も手堅いつくり。 主演はトニー・カーティスとジャネット・リー。(美人 ! 脚きれい !! ) 当時は夫婦で、娘のジェミー・リー・カーティスはまだ生まれていない。 さすがの美男美女カップルで明るさと華があります。 フーディーニという名前、そしてトニー・カーティスのことも若い頃はイタリア系かなと思っていたのですが、二人ともハンガリー系アメリカ人。 西欧と比べると東欧というのはなじみがうすいですが、ハンガリー系アメリカ人の映画監督と言えば『 カサブランカ 』『 汚れた顔の天使 』などのマイケル・カーティスや『ショーシャンクの空に 』などのフランク・ダラボンがいます。 ちなみにハンガリー(マジャール)人のルーツは中央アジアから民族大移動で来たので、言語体系が西欧のインド・ヨーロッパ語系とは異なり、姓名の順番も私たち日本人と同じく姓が先・名が後とする文化で、たとえばマイケル・カーティスもアメリカに帰化する前はケルティース・ミハイでした。 さらにハンガリー系ユダヤというと、『 M 』『 カサブランカ 』などのピーター・ローレや、ロバート・キャパ、数学者のピータ―・フランクルといった人がいますが、ハリー・フーディーニ―やトニー・カーティスもそうで、そのイメージは、東欧から連想する重くて影のあるものと違う、おしゃれで知的な色気を感じますね。 脱出もののイリュージョンと言えば、ぼくら昭和世代は、初代の( 今の二代目・プリンセスではなく )引田天功を想い出します。 初代・引田天功はフーディニーに憧れ、現代日本の「脱出王」として一世を風靡したわけですが、二人とも急死する最期( 映画はフーディーニ―の事実とは違うけれども )を迎えており、命を削るほど身体を酷使させたものは何だったのでしょうかと思います。 ( ykk1976さんの映画会・第73回のレビュー)
この人とこの人からあの人が生まれた。
投稿日
2016/11/17
レビュアー
さっちゃん
えー、毎度の遅参でございます。まだ、『白熱』は観れてないので、先に皆様のレビューを拝読してコメント書いちゃおうかと思っております(まだ、ふんぎりがつきませんが。)。 さてさて、今回は私のお題だったのでDVD借りられないと困るなと思いつつ、早めに取り寄せお願いしたら、ラッキーなことに3日ほどで届きました。 実はハリー・フーディーニという人物は割と前から知ってはいたのです。確か高校1年頃の英吾の教科書に出てきたので、脱出マジックが得意な人という程度の知識はありました。確か、ロシアの囚人護送車から脱出するというお話と彼の最期について書いてあったとおぼろげに記憶しております。 劇中で彼が降霊術で亡くなった母親と話したいと願って、しかし、次々と訪れた降霊術師がことごとくイカサマだったと見破ってしまうという哀しいエピソードからウィリアム・ヒョーツバーグの小説「ポーにまつわる殺人」(タイトルうろ覚え)も思い出しました。フーディーニがコナン・ドイルと協力してポーの小説に絡んだ殺人事件を解決するというお話です。この作家は『エンゼルハート』の原作も書いておりますから、推理小説に超自然も混じった、ちょっと奇妙な後味のお話になっております。 おっと、話があさっての方向に逸れております。映画に話を戻しましょう。私のハリー・フーディーニに関する知識といったら先に挙げたくらいですので、実際の彼の性格とか奇術師としての活動については、ほとんど知らないのですが、トニー・カーティス演じるフーディーニは情熱的で同時に理知的な人間として描かれております。開巻まもなくジャネット・リーに猛烈なアタックをかけてたちまち結婚してしまうところは、思わず「うそでしょ。」と突っ込みたくなりました。実際にはどうだったのでしょう? 結婚してしばらくは工場勤めをするも、奇術への夢あきらめがたく、再び舞台に復帰する。この件も、ヨーロッパで脱出の奥義を極めた人物を探しつづけるところも情熱家の面が出ている場面だと思います。 一方で、冒頭にも書いた、亡き母の声を聴きたい。でも、降霊術のペテンを暴いてしまうというある意味哀しい行動は彼が理知的な人間であることを描いています。あと、この頃のアメリカ映画に特有なエディプス・コンプレックスめいた感じもしますが。 映画全体は華やかながら、場合によっては命の危険をも顧みない天才奇術師の半生を描いた佳作だと思います。ただ、ラストの幕切れがちょっと唐突に感じました。確か、英語の教科書では彼の最期は、どういう経緯だったかは覚えてないのですが、頑健な体を証明するために青年に腹を殴らせて、それが元で亡くなったと記憶しているのですが、そんなつまらない死に方ではラストに相応しくないという判断からでしょうか。 最後に余談ですが、主役の美男美女から生まれた女の子が、あの個性的な女優さんというのはちょっと不思議です。 (ykk1976さんの映画会 第73回)
泥臭い部分を華やかに見せちゃうマジック。
投稿日
2016/11/15
レビュアー
ぴよさん
史実から大きく外れずに、脱出王ハリー・フーディーニの半生を描いている。 もっさりダサ男のフーディーニをトニー・カーティスが演じちゃうってところで この映画の狙いが分かる。フーディーニにまとわりつくある種のいかがわしさを 実際の美男美女夫婦であったジャネット・リー&トニーをキャスティングし、 ライトなノリのストーリーテリングで打ち消してしまった。つまりはとことん フーディーニを“陽”の存在として描こうという意図。 そのため脱出ワザの詳細もあまり映さず(彼のそれはテクニックというより 力まかせのパワープレイだった)泥臭さを感じさせない。後半生を費やした サイキックハンターとしての場面もさらりとしか描かれない。執拗なまでに母親 の霊を追い求めた姿は、やはり異常であったろうから。(でも本当はそこが一番 面白そうなとこなんだけどね。ドイルとか絡んでさ) さて、あまりにも有名過ぎるこの奇術師に、人々が惹かれてきたのは何故か。 彼の仕掛けの面白さ、セルフプロデュースの妙が表の理由で、その裏にあるのは 人々の潜在的なSM感の刺激にあったんでは(←私見ったら私見) フーディーニが脱出にこだわったことの深層心理を想像するなら、自縄自縛を 性的に楽しんでいたという見方。自らを拘束し、そのサマを衆人に披露する。 とことん苦しみを意識させる演出。有名な「ミルク缶からの」そして「中国式 水牢からの脱出」はその頂点的演目であり、彼の体を実際に痛めつけた。そう やって自分の苦しみを観客をシンクロさせ、悦びを感じていたようにも思える。 結局、実際に彼の命を奪ったのはあまりにシンプルな「腹にパンチを受けて 我慢する芸」だったのだが、さすがにそれでは画にならないので変更(笑) 力道山もそうだったが、自分の体を過信して無理すると、人間なんてすぐ死 んじゃうんだよという教訓ね。 ( ykk1976さんの映画会・第73回 )
「ケンカ売ってる?」(笑)
投稿日
2016/11/15
レビュアー
まりこ
フーディーニの名前は知ってましたが、「あぁ、奇術師ね」という程度で。 マジシャンの欧米でのステイタスは日本より格段に上だそうですが、その凄さがいまいち理解出来ていません。 そもそもマジックはマジック、「魔術」・「奇術」と区別する根拠も分からない素人にはタネも仕掛けもあって当然。 それを超能力と言わんばかりの捉え方に納得出来ない部分もあります。 勿論観客は承知でしょうけど、ちょっとアヤしいシーンもありましたから。 スカーフから鳩や美女の空中浮遊等は「どんな目眩ましが」と興味も湧きますが、爆破だ脱出だと大規模になればなるほど「どうせ成功するんやろ」と冷めてしまう。 個人の技能じゃ無いところの「仕掛け」に抵抗感があるんですねぇ。 抵抗感と言えばこの典型的クラシカル美男美女カップル。 中盤までトニー・カーティスと気付かなかった(「似てるなぁ」程度)ボンヤリ具合はさておいて、私的にこの人はニヤけた軽薄オトコ、ジャネット・リーはタイプじゃないんです。 スタァ・システムが見え見えってのも、なんかハナにつきますし。 ついでに言えば、彼の実家がヘンにゴージャスだったのも「?」で、あれもこれも、どこもかしこもひっかかるところばかりでした。 ところが……………。 悪口言い放題のわりには面白かったんです。 ストーリーの凡庸さも満載のツッコミ・ポイントも、これはこれでアリかな、と。 なにせ50年代製ですから、いまどきには無い空気感と、あっけに取られるサクサクな展開が微笑ましく映ったのかも知れません。 マジックに命を懸けた男の一代記で、糟糠の妻の物語でって大仰なストーリーがライトに描かれているところに好感が持てました。 最近公私共にクタクタで、この上どっしりドロドロは勘弁して貰いたいですもんねぇ。 豪華なドレスだけでも観る価値有りでした。 しっかしまぁ、なんなの? 彼女のウエストのくびれ具合! 砂時計スタイルに呆れ、見惚れ、同時におばさんは「ケンカ売ってる?」ってひがみ根性にも陥ったのでありました(笑)。 (ykk1976さんの映画会・第73回)
マジックショーに魅入られた男の一代記
投稿日
2009/08/21
レビュアー
スーさん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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これは完全なフィクションかノンフィクションなのか、物語全体がまるでマジックショー。 原作があるなら是非知りたい。そして衝撃のオチ! ロマンスものではないが、男女が何回もチュッチュッやってるのは珍しい。 (イントロダクションを読まないで、借りました)
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