リターン・オブ・ヴァン・ヘルシング　ネクスト・モンスターズ

「ヴァン・ヘルシング」そう聞くとモンスター作品とすぐに想像できます。中でも何年か前に公開されたヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセールが出演して話題となった作品を誰もがすぐに思い出すことでしょう。この僕もその一人（苦笑）。あの作品は僕がケイト・ベッキンセールのファンなので見ようと思い、予想以上におもしろかったと記憶しています。正直、ケイト・ベッキンセールの美しさだけ拝めれば良かった、それだけが目当てといっても過言ではない程動機が不純だったのです（笑）。ところがＣＧフル活用し、見る者を飽きさせない映像と流れるようなテンポの良いストーリー運び、そしてモンスター同士を戦わせるアクションシーンそれぞれのバランスの良さに予想外のお気に入り作品となってしまったのでありました（＾＾ゞ。

で、今回のこの作品を見る前に「ヴァン・ヘルシング」と切り離して見よう、考えずに見ようと意識して見たのですが・・。正直、そんなことを考える必要がなかったというか、レビューを書く気にはあまりなれないようなどうでもいい作品でした（＾＾ゞ。ストーリーは単純だし、アクションも珍しいものがなく映像の編集で誤魔化しているところが多すぎるし、役者の演技も下手だし、あまりに低予算であることがダイレクトに伝わってくるような作品に閉口してしまいました。時間潰しに見たとしてもすぐに飽きてくるし、途中でリタイアする人も多いのではないでしょうか？Ｂ級と認識して見ましたが良くもなく悪くもない何の変哲もないモンスター作品でした。

作品内容は現代に於けるヴァン・ヘルシングの活躍を描くといったところでしょうか？イントロダクションに「ドラキュラ一族との新たな戦いをスリリングに描く」とありますが、この作品を見てスリリングと感じるようなシーンは皆無でした。それとは逆にセクシーシーンは結構ありましたが・・・（＾＾ゞ。

明らかに低予算であることが素人目にもハッキリとわかってしまうようなしょぼい作品となってしまっています。どうしてもヒュー＆ケイトのヴァン・ヘルシングが頭に浮かぶのでその続編を期待してしまいますが全く別物です。仮にヒュー＆ケイトのヴァン・ヘルシングがなくても作品的にどうでもいい作品というレベルです。時間をもてあましている方向けの作品かもしれませんね。あ、逆に時間をもてあましている人だと眠っちゃったり、飽きちゃったりして最後まで見れないかもしれません。ま、その程度の作品と言うことです（＾＾ゞ。

映画「ヴァンヘルシング」の続編を期待して観ると、大コケします。
チープなＣ級映画です。
そうはいうものの、ストーリー的には破綻してはいません。
ドラキュラ一族を滅ぼすまで、永遠の命を与えられたヴァンヘルシングが２１世紀になってもドラキュラ一族と戦い続けている・・といったところか。
「ヴァンヘルシング対スペースドラキュラ」よりは無理はないと思いました。
ただしそのぶん、平凡で映画的には面白くありませんでした。
もっとＣ級らしく不条理であってほしかったと思います。

　全体のイメージは、街のチンピラ吸血鬼団と街のチンピラ教会団が喧嘩をする、でしょうか。
　吸血鬼を出したのは、小道具が牙一つでよいから。
　ヘルシングの名前を出したのは、あの映画の続編と勘違いして見る人が出るから。ジャケットの絵が合わせてあるのは、もちろん詐欺の類です。
　

　久しぶりに映画を早送りで観ましたけど、筋は十分把握できたので、そういうレベルの作品だったようです。

　しょっぱなから、ヴァンパイアハンターとヴァンパイアの戦いが描かれますが、これがメッチャしょぼい。ここで、一気に観る気力が失せてしまいました。早送りしてクライマックスの戦いを観ましたが、これもしょぼい。お前らやる気有るんか、と言う感じでした。せっかく現代に舞台を設定してるんやから、もっとハイテク兵器を装備して、ヴァンパイアをやっつけまくるような見せ方をすれば、違った感じになったと思います。いろんなレビューで書いていますが、今ではヴァンパイア見て怖がる人は居ないので、アクション映画として撮らなければ面白くなりません。本家のヴァン・ヘルシングやブレイドなどは、その成功例です。そういう見方をすると本作は失敗例でしょうか。

　主人公は結構カッコいい人で、その他の出演者も、なんか見たことあるなあ、と思ってたらＢ級中心に活躍されている人たちなんですね。そういう面では親近感が湧きました。

あのヴァンヘルシングの名を出して、内容は惹きつける感じだけど、ヴァンパイアものの見所・アクションがお粗末でちょっと
期待はずれ・・・