夢使い

　夢使い・・・・　　知らないなぁ・・・。ＤＩＳＣＡＳ作品紹介を連続クリックして偶然見つけたのがこの「夢使い」全６巻。しかしまぁ、在庫数が少ないこと！そのせいかほぼ”☆マーク”が点灯していない。意外と人気あるのかな？でもまだ誰もレビュー書いてないな・・。
　このアニメいつ何処のＴＶ局で放送されたのかも知りません。ＤＶＤも店頭でもレンタル店でも一度も見たことない。在庫少数から見て、ＤＶＤ総数販売用も含めて少量生産では？まさに幻のアニメ作品ですね。
　内容は、夢使いと呼ばれる少女達が人の夢の中で”悪夢”と戦うというもの。似たようなのに２０年位前の古い作品『ドリームハンター麗夢』というのがあった。大きく違うのは「夢使い」が「昭和」が感じられる古きよ良き日本が基調であること。木造の商店や路面電車は何とも懐かしい風景。自分の年代から見て気に入りました。（ちなみに『麗夢』はディスカスでレンタルできます。興味のある方はどうぞ。）
　いや、兎に角の第一印象は登場キャラの体が細いっ！女の子がスリムです。原作が青年コミックスらしいので（読んだことはない）大人の精神が感じられます。ＰＣゲーム系のアニメとはどこか違います。ＯＰテーマも良いです。和風なアレンジが本編のイメージと重なってます。ただＥＤテーマは・・・歌ってる川澄さん達には罪はないんだけど・・・・トホホとしか・・・。
　埋もれた作品を発掘してどんな内容か見てみるのもＤＩＳＣＡＳの楽しい使い方ですね。当たり外れはあるだろうけど、このアニメが当たりであることを願います。　
　

予約リストに入れたのはずいぶん前のことで、どういうきっかけでリストに入れたのか、ちょっと失念してしまいました。
夢（悪夢）が現実との境界を越えて現実の世界に現れてしまったのを、その夢に隠された暗号を解読して、夢の持ち主を探し、悪夢を夢に戻すのが、夢使いの仕事。
1話完結（第1巻を見た限りでは）で、それぞれ扱っているテーマは、現代ではよくありそうで、とは言っても一般的には少し後ろめたい気持ちを伴うもので、ストーリーを深く考えると大人向けのアニメーションと言えそうです。
一方で、巫女(?)の姿への変身シーンや、悪夢の中での戦い方を見ると、子供向けのアニメーションのようです。
好き嫌いが分かれるアニメーションかも知れません。

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原作が好きなので、一巻を視聴。原作とはだいぶ設定や中身が変わっていますね。
原作だと塔子は酒飲みの世捨て人ですが、おそらく制作の事情で睡眠過多の世捨て人になっています。
一巻の雨の教室の話ですが、原作を知っているとアレレ？こんなに夢の規模が縮小しちゃったの？と言う感じの小ぶりな話になっていて拍子抜けしてしまいました。興味を持たれてアニメにアレレ？と思った方は、原作をぜひ読んでみてほしいです。ディープで妖しい、面白い話があります。

絵柄は植芝先生の絵柄がよく表現されていると思います。一巻を見る限りひどい崩れも無いように見えます。
あとＯＰの歌がいいです。世界観に合っていると思います。
二話からは橘君が出てきて、だいぶ物語に活気が出てきます。
後は物語に関しては…かなり薄い味付けになっているので、アニメとしての「夢使い」と思って原作ファンの方は割り切った方がよさそうです。

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　ここは４巻のコーナーだけど最終６巻まで視た。最後の２話で塔子に関する過去のエピソードが無理に詰め込まれ足早に最終回終わらせた感じでした。内容的には在り来たりの筋書きでベタでしたね。このアニメ、やはり「ハズレ」と判断します。

　「夢使い」は原作コミックのほうが面白いんじゃないのかな？読んだことは無いけど。同じ植芝氏作の『謎の彼女Ｘ』を読ませて貰った私としてはそんな感想です。ＴＶアニメ化するにあたってかなり制約があったのではないでしょうか？原作本来の良さが放送用に削られてしまったんだと思います。

　「夢使い」の更に大元の原作は『ディスコミュニケーション』という９０年代前期に連載された作品があります。これはかなり内容的にもヴィジュアル的にも超ヤバイらしいです。Ｒ指定でもいいから『ディス・・・』のアニメ視てみたいですね。実現不可能だろうけど・・・・
　現在コミック３巻まで出版されてる『謎の彼女Ｘ』のアニメ化はどうだろう？ＴＶ用ではなくＯＶＡとしては実現もありうるのではないんでしょうか？植芝氏の作品は細部まで繊細に描写している「絵」が多いのでアートとしても価値があると思います。確かにギリギリな絵柄も多いけど、映像だったら放送用に修正された「夢使い」より絶対面白い作品になると思いますよ。
　

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　実は、このレビューを書いてる時点で５巻まで観てしまった。ここまでいくと、第１巻で感じた「昭和」は微塵も無くなり２１世紀の現代と何も変わらない風景だ。このアニメやはり「ハズレ」だったのか・・？　　　最終巻まで観るまで結論は早いだろうけど。

　前の巻で登場した夢使い少女の三時花はレギュラーで毎回出演すると期待してのに殆ど出ない。この巻の第６話で顔を見せるくらいだ。しかも「仕事」で活躍せず、「私用」で東京に訪問。（でも、感動的なお話ではありました。）能登麻美子さんは好きな声優だけにもっと活躍させてほしかった。残念です。

　４巻と５巻の内容もこの場で書いときますが、塔子と燐子の夢使い姉妹の二人しか活躍しません。おっと、２９歳の叔母さん（名前忘れた）も１回だけ奮闘してましたね。ロリ一筋の橘クンもそこそこ働いてました。それにしてもこの男、地上波放送では絶対出してはいけない危険キャラであります。

　感心した点は「遊ぶ」の”遊”という漢字が「神が戦う」という象形から由来してるという説明が作中にありました。原作作品からの引用のようですね。こちらも調べて判明したんだけど原作者の植芝理一氏は『謎の彼女Ｘ』作者でしたか。このコミックは読みましたよ。どうりでアノ細いキャラはどっかで見たことあるなぁと。”ハサミ”と”ヨダレ”の不思議な女の子のかなりヤバイ作品ですよねぇ。詳細は書かないけど。この「夢使い」の原作も結構ヤバイらしいですね。読んでみたい。

　早く第６巻見たいんだけど☆マーク点いてないんでその次の「ゆめりあ」が先に来ちゃったよ。いつ届くのかなぁ・・・。