ウォーターシップダウンのうさぎたち / ジョン・ハート
ウォーターシップダウンのうさぎたち
/ジョン・ハート
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全体の平均評価点: (5点満点)
(8)
解説・ストーリー
マーティン・ローゼンが製作・監督・脚本を兼ねて創ったイギリスの動物アニメ。野うさぎたちは、都市郊外の野原の地下に穴を堀って日々平和に暮らしていた。しかし、その中には人間の乱開発の危機を感じて、安住の地へと旅立つうさぎたちもいた……。
マーティン・ローゼンが製作・監督・脚本を兼ねて創ったイギリスの動物アニメ。野うさぎたちは、都市郊外の野原の地下に穴を堀って日々平和に暮らしていた。しかし、その中には人間の乱開発の危機を感じて、安住の地へと旅立つうさぎたちもいた……。
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「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
マーティン・ローゼンが製作・監督・脚本を兼ねて創ったイギリスの動物アニメ。野うさぎたちは、都市郊外の野原の地下に穴を堀って日々平和に暮らしていた。しかし、その中には人間の乱開発の危機を感じて、安住の地へと旅立つうさぎたちもいた……。
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 の作品情報
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ウォーターシップダウンのうさぎたちの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0343 |
2006年12月01日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
ウォーターシップダウンのうさぎたちの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0343 |
2006年12月01日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
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0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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ユーザーレビュー:8件
兎
投稿日:2015/05/13
レビュアー:まみもぉ
野兎が身近な環境で育ったせいか、ウサギは苦手な小動物です。
彼らはイタチより賢いし、トンビよりすばやいし、
クマネズミより凶暴… でした。
ですから、
絵本やアニメのあのウサギ達は私の中ではウサギではなく、
”ラビット”というかわいくて利発な架空の生き物でした。
本作で初めてウサギとラビットが重なりました。
舞台はイギリスのハンプシャー州のサンドルフォードからウォーターシップダウンにかけて。
原作者のリチャード・アダムスが住んでいた場所です。
野兎の生態を知った上で書かれた長編小説が原作。
擬人化されていますが、それも最低限度。
子兎や雌兎はかわいいですが、取ってつけたようなかわいらしさではありません。
とてもリアルなウサギ達です。特に目の表情。
生きるために、危険を見逃すことを許さない目です。
作中にも道路や線路のシーンがありましたが、その対応はまさにウサギ。
山中を運転しているとはねられた野生動物の死骸をよく見ましたが、
ウサギのそれを見たことは一度もなかったこと、思い出しました。
人間の自然破壊乱開発で住処を追われ、安住の地を求めて旅に出るウサギ達のお話しですから、
大すじは確かに、困難を乗り越え仲間と力を合わせ立ち向かい…な、子供向け冒険ウサギアニメです。
でもその困難の乗り越え方や立ち向かい方が、情け容赦ない生きるための仁義なき闘い、なんです。
アニメですから、役者の演技力に感心するのはおかしいのですが、
感心しました。
人俳優のように衣装や小道具がなくても、
その動きやしぐさはそれぞれに個性的で、登場ウサギの役名だけでその姿が目に浮かびます。
冒頭、命にまつわる神の伝説がシンプルなアニメーションで語られます。
兎が今の成りあいに至った理由、黒兎のこと… それらがラストでこのお話しを包み込んで、
そこで初めて兎の毛質の柔らかさに触れたようなあたたかさが感じられました。
原作を読んでみたくなりました。
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野ウサギ達の「出エジプト記」
投稿日:2011/08/04
レビュアー:ぴよさん
素晴らしい! 公開時は、なんと陰鬱なアニメーションかと受け入れられなかった覚え
があるが、大人になって観返してみると、こんなに上質な作品だったのかと驚くばかり。
まずは背景の芸術性の高さに驚く。水彩的な技法で、簡略化しながらも雰囲気たっぷり
に描かれている。 ウォーターシップダウンとは、イギリス南部に実際にある丘の名前。
スタッフは実際の場所を取材して、その雰囲気を再現するばかりでなく、新たな世界を
創りだそうとしている。今時はCGも使って、実写と見紛うばかりの背景が作られるが、
そっくりなばかりが能じゃないと、改めて気付かされる。
その世界を縦横無尽に駆けるウサギ達。彼らはディズニー・キャラクターの様に擬人化
されていない。写実的に描かれ、セリフも低音でボソボソと話され、可愛げが無い。
まったく観客に媚を売る気が無く、実に潔い。
アニメーションに於いて、感情を表すのに大事なのは「目」の表現だというが、本作の
アニメーター達が悩んだのは、「ウサギには白目が無い」(…あ!)ということだった。
バッグス・バニーのように描くわけにはいかないのだ。
さて、どうしても気になってしまうことがある。それはこの作品と、斎藤惇夫の児童小説
『冒険者たち〜ガンバと15ひきの仲間』との類似点だ。主人公達が小動物(ウサギ*ネズミ)
・彼らを助ける渡り鳥の存在(キハール*ツブリ)・凶悪な敵ボス(ウーンドウォート将軍*
ノロイ)…と、どこか連想せずにはいられない。
ところが調べてみると、どちらも1972年の出版だった。ということは偶然、同時期に日本
とイギリスで、類似した物語が生まれていたということなのか…。
もちろん全体の設定は違う。『冒険者たち』が言わば、同族の危機を救う『七人の侍』的物語
なのに対して、『ウォーターシップダウン』は完全に『出エジプト記』だ。圧政から逃れて、理想
の土地へ脱出する一群の物語…彼らはユダヤの民であり、ヘイズル&ファイバーの兄弟は
モーセの役回りをしている。
子供に見せていいのかと思うくらい、残虐なシーンもある。これは、製作側が本気で作っ
ている証だ。ここを曖昧に描いてしまっては、作り事になる。たとえ子供が見ているからって
手抜きはしない。だからこそ延々と続く逃走シーンが迫真のものとなる。
全編を貫く神話的な空気の中、ウサギ達は生き、そして死んでゆく。これはウサギの姿を
借りて語られた「聖書」なのかもしれない。 アーティーの『Bright Eyes』が、賛美歌だ。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
日本語吹き替え版
音声が英語しかないようなのですが、実は、この映画の日本語吹き替え版は、「特典メニュー」から見られます。
子どもさんにもおすすめです。
主題歌の「Bright Eyes」はアート・ガーファンクルが歌って大ヒットしたのですが、日本語吹き替え版では井上陽水が歌っています。
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どこかで観た感じ
ネズミのガンバとか、いろんな物の寄せ集めっぽい。
日本人以外なら面白いとおもうかも。
子供も観ながら眠っちゃいました。
学校の集まりとか映画鑑賞会にはとてもいい教材になると思います。
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淡々としたうさぎ物語
投稿日:2016/06/02
レビュアー:Yohey
今の子どもが観て面白いかとなると、なかなか判断がつかない作品です。キャラクターたちがかわいく作られておらず、変にリアルで、血とかの描写もあってちょっと暗い感じなのもあるので、なかなかとっつきにくいかな、と思います。でもまぁ、これをかわいいキャラでやったら、どこにでもあるような話になってしまって、別にわざわざ観ないでも、ってなるんだろうな。
ちょっと暗めの少年少女寓話集みたいな昔の感じの話だと思えばいいと思います。悪くはないんです。神話があったり、人とのかかわり合いがあったり、同種同士の争いもあったり・・・でも、今の時代はうけんだろうなぁ・・・ふと「今はなんでもかんでも明るくて楽しい、だけなんだな。」と思ったりしました。まぁ、そんな気分にさせてくれる作品です。
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ユーザーレビュー
兎
投稿日
2015/05/13
レビュアー
まみもぉ
野兎が身近な環境で育ったせいか、ウサギは苦手な小動物です。
彼らはイタチより賢いし、トンビよりすばやいし、
クマネズミより凶暴… でした。
ですから、
絵本やアニメのあのウサギ達は私の中ではウサギではなく、
”ラビット”というかわいくて利発な架空の生き物でした。
本作で初めてウサギとラビットが重なりました。
舞台はイギリスのハンプシャー州のサンドルフォードからウォーターシップダウンにかけて。
原作者のリチャード・アダムスが住んでいた場所です。
野兎の生態を知った上で書かれた長編小説が原作。
擬人化されていますが、それも最低限度。
子兎や雌兎はかわいいですが、取ってつけたようなかわいらしさではありません。
とてもリアルなウサギ達です。特に目の表情。
生きるために、危険を見逃すことを許さない目です。
作中にも道路や線路のシーンがありましたが、その対応はまさにウサギ。
山中を運転しているとはねられた野生動物の死骸をよく見ましたが、
ウサギのそれを見たことは一度もなかったこと、思い出しました。
人間の自然破壊乱開発で住処を追われ、安住の地を求めて旅に出るウサギ達のお話しですから、
大すじは確かに、困難を乗り越え仲間と力を合わせ立ち向かい…な、子供向け冒険ウサギアニメです。
でもその困難の乗り越え方や立ち向かい方が、情け容赦ない生きるための仁義なき闘い、なんです。
アニメですから、役者の演技力に感心するのはおかしいのですが、
感心しました。
人俳優のように衣装や小道具がなくても、
その動きやしぐさはそれぞれに個性的で、登場ウサギの役名だけでその姿が目に浮かびます。
冒頭、命にまつわる神の伝説がシンプルなアニメーションで語られます。
兎が今の成りあいに至った理由、黒兎のこと… それらがラストでこのお話しを包み込んで、
そこで初めて兎の毛質の柔らかさに触れたようなあたたかさが感じられました。
原作を読んでみたくなりました。
野ウサギ達の「出エジプト記」
投稿日
2011/08/04
レビュアー
ぴよさん
素晴らしい! 公開時は、なんと陰鬱なアニメーションかと受け入れられなかった覚え
があるが、大人になって観返してみると、こんなに上質な作品だったのかと驚くばかり。
まずは背景の芸術性の高さに驚く。水彩的な技法で、簡略化しながらも雰囲気たっぷり
に描かれている。 ウォーターシップダウンとは、イギリス南部に実際にある丘の名前。
スタッフは実際の場所を取材して、その雰囲気を再現するばかりでなく、新たな世界を
創りだそうとしている。今時はCGも使って、実写と見紛うばかりの背景が作られるが、
そっくりなばかりが能じゃないと、改めて気付かされる。
その世界を縦横無尽に駆けるウサギ達。彼らはディズニー・キャラクターの様に擬人化
されていない。写実的に描かれ、セリフも低音でボソボソと話され、可愛げが無い。
まったく観客に媚を売る気が無く、実に潔い。
アニメーションに於いて、感情を表すのに大事なのは「目」の表現だというが、本作の
アニメーター達が悩んだのは、「ウサギには白目が無い」(…あ!)ということだった。
バッグス・バニーのように描くわけにはいかないのだ。
さて、どうしても気になってしまうことがある。それはこの作品と、斎藤惇夫の児童小説
『冒険者たち〜ガンバと15ひきの仲間』との類似点だ。主人公達が小動物(ウサギ*ネズミ)
・彼らを助ける渡り鳥の存在(キハール*ツブリ)・凶悪な敵ボス(ウーンドウォート将軍*
ノロイ)…と、どこか連想せずにはいられない。
ところが調べてみると、どちらも1972年の出版だった。ということは偶然、同時期に日本
とイギリスで、類似した物語が生まれていたということなのか…。
もちろん全体の設定は違う。『冒険者たち』が言わば、同族の危機を救う『七人の侍』的物語
なのに対して、『ウォーターシップダウン』は完全に『出エジプト記』だ。圧政から逃れて、理想
の土地へ脱出する一群の物語…彼らはユダヤの民であり、ヘイズル&ファイバーの兄弟は
モーセの役回りをしている。
子供に見せていいのかと思うくらい、残虐なシーンもある。これは、製作側が本気で作っ
ている証だ。ここを曖昧に描いてしまっては、作り事になる。たとえ子供が見ているからって
手抜きはしない。だからこそ延々と続く逃走シーンが迫真のものとなる。
全編を貫く神話的な空気の中、ウサギ達は生き、そして死んでゆく。これはウサギの姿を
借りて語られた「聖書」なのかもしれない。 アーティーの『Bright Eyes』が、賛美歌だ。
日本語吹き替え版
投稿日
2007/02/18
レビュアー
ででろ
音声が英語しかないようなのですが、実は、この映画の日本語吹き替え版は、「特典メニュー」から見られます。
子どもさんにもおすすめです。
主題歌の「Bright Eyes」はアート・ガーファンクルが歌って大ヒットしたのですが、日本語吹き替え版では井上陽水が歌っています。
どこかで観た感じ
投稿日
2007/06/21
レビュアー
ぱぱ
ネズミのガンバとか、いろんな物の寄せ集めっぽい。
日本人以外なら面白いとおもうかも。
子供も観ながら眠っちゃいました。
学校の集まりとか映画鑑賞会にはとてもいい教材になると思います。
淡々としたうさぎ物語
投稿日
2016/06/02
レビュアー
Yohey
今の子どもが観て面白いかとなると、なかなか判断がつかない作品です。キャラクターたちがかわいく作られておらず、変にリアルで、血とかの描写もあってちょっと暗い感じなのもあるので、なかなかとっつきにくいかな、と思います。でもまぁ、これをかわいいキャラでやったら、どこにでもあるような話になってしまって、別にわざわざ観ないでも、ってなるんだろうな。
ちょっと暗めの少年少女寓話集みたいな昔の感じの話だと思えばいいと思います。悪くはないんです。神話があったり、人とのかかわり合いがあったり、同種同士の争いもあったり・・・でも、今の時代はうけんだろうなぁ・・・ふと「今はなんでもかんでも明るくて楽しい、だけなんだな。」と思ったりしました。まぁ、そんな気分にさせてくれる作品です。
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