リアル・フレンド　スパニッシュ・ホラー・プロジェクト

何とも微妙な作品です。
妄想（空想）の世界に浸ることを好み、あのレザーフェイスを空想の産物として現実の世界へ召喚し、学校へ連れて行くわ、悩みごとの相談相手役としての役目も果たさせるわと、余りの無茶ブリを臆面も無くご披露する少女。

このレザーフェイスがまた間抜けなメイクなのも狙いなんでしょうが、全く怖く無いキャラに笑けてしまうのが何ともはや。

この空想の産物の登場により、現実の世界の住人のうち誰が空想の世界から召喚されたのか？が予想できるんですが、少女が「吸血鬼さん」と呼ぶスキンヘッドライダーがキーとなり、後半話が訳分からん混沌とした世界へ突入していきます。

特に後半２０分の展開は、ここまで余りにゆるヌルイテンポで進んできた溜めを一気に放出するかの如く、緊迫感を感じれる唯一のホラーモード突入に画面へ集中！！・・・しっかし、オチで全身弛緩状態になること保証しますｗ

このオチはご法度でしょｗ

まぁ、多くのレビュアー様が指摘されてる、少女の母親の淫靡な肉体と意外過ぎるアーパーぶりが見どころっちゃぁ、見どころなんですが、本来この手の少女モノなら少女に惹かれないと面白味が・・・ねぇ。
少女に魅力を感じない分、母親に目がいっちゃうだけのことなので、少女役のお嬢ちゃんには申し訳ありませんが、やっぱり儚い美少女を主役に添えないと雰囲気も出ませんよね。
『フェノミナ』ばりの美少女を期待します♪

とまぁ、そんな作品ですｗ
ホラーじゃありませんので、念のため。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

少女にはレザーフェースの男が見える(正確には布フェース男・・
チェーンソーを振り回す姿はまるで某名作の・・

つまらん・・見所？はラストの僅かな数分間だけ？

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

母のアンヘラが美しいです。疲れ果てたジュリア・ロバーツと言う感じ。ビキニのシーンがありますが、看護師ってあんなに腹筋鍛えられるのかな・・と思ってしまいました。
美しいがゆえに、周りの男が寄ってくるんですよね。でもこのアンヘラ、男に飢えているのか尻軽なんです。クールなのに。

娘のモンスター友達として、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスが出てきます。全く怖くないんですが・・まぁ友達なんですが、メイクも全くなってません。
更に、娘エストレイジャが「吸血鬼さん」と呼んでいる謎の男が、モンスターなのか実際に存在する男なのか、どんどんグレーゾーンに入ってくるんですよね。

全く持ってゆるいストーリー展開だったのですが、とにかく一体どんなオチを持ってくるのか若干期待していました。
一応自分で簡単なオチを想像してたんですが、ラストはそれをも覆すかのようなオチでした。もう唖然です。ゆるいながらも見ていた７０分が、全て消し飛んでしまいました。
寅さんに言わせたら、恐らく「それをやっちゃ〜お仕舞いよ！」と、言うに違いありません。

一発目に見た『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』・・・またもや出だしから暗礁に乗り上げた気分です。

★注意事項★これはホラーではない。そして、映画として見るのではなくTVドラマと認識した上で見なければいけません。

監督は『ナインス・ゲート』の脚本を担当したエンリケ・ウルビス。そこからして企画倒れだったのでしょう。だって、鬼才じゃないじゃんか！！！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

☆スパニッシュ・ホラー・プロジェクト
エンリケ・ウルビス監督『リアルフレンド』
ホラー映画を観たり怪奇小説を読むのが大好きな少女エストレジャ。一番のお友達はレザーフェイスで怪物と呼ばれる少年です。エストレジャがピンチの時はチェンソーを持ってやって来ます。ドラキュラさんもバイクで頻繁にエストレジャのまわりに現れます。
エストレジャは看護師のママと二人暮らしです。学校の先生が恋人なのかな？ママはある怖そうな男にストーカーのようにあとを付けられ・・・。
ある日、エストレジャがドラキュラさんを夕食に招待します。そしてママの手作りのピザを囲んでお食事をしますが、なぜかママがドラキュラさんを怖がりついにケンカに！！エストレジャはママに部屋に閉じ込められ「寝なさい」と。そこで壮絶な殺し合いが！！と思ったが・・・ママがドラキュラさんとソファで・・・。そして画面は一気に変わり・・・。
エンディング、爽快な乗りのいいミュージックに思わず苦笑いしてしまいました。ちっちゃい事は気にするな　ワカチコ　ワカチコ。私はこの作品は面白かったです。楽しめました。。。

「マスターズ・オブ・ホラー」で７０〜８０年代ホラーの巨匠たち、「ブラック・ナイト」でアジアン・ホラーと来て、今度はスペインのホラー作家の競作。どこまで付き合うべきでしょうか？このシリーズだけで６本ありますからね。６本ぐらいはどうってことないのですが、問題は、ああもっと見たい、と思わせるぐらいの面白さがないことでしょう。「リアル・フレンド」は片親（←差別語？）の少女を狙う不良の父親、という、大映テレビみたいな話を少女の空想を交えながらホラーとして描いたもので、どの要素にも既視感があるうえ、それらが組み合わさっているからといってあんまり面白くないのです。もちろん、全然つまらないというのではありません。まあまあといったところです。少女の日常の映像にみずみずしさがないからでしょう。ピーター・ジャクソンの「乙女の祈り」なんて、もう少女（たち）を見ているだけで幸せだったですもんね。その代わり、この「リアル・フレンド」はお母さんがナイスなバディを見せてくれたり、ちょっとエロな場面も演じてくれています。このお母さんもでも、もっと綺麗に撮れると思うんですけどね。幻想の中にはレザー・フェイスが出てきて、昨日「テキサスチェンソー・ビギニング」を見たばかりなので、やっぱりレザー・フェイスは少女の幻想には合わないと思いますね。レザー・フェイスの毒気が抜けてしまいます。レザー・フェイスが少女の幻想になってしまうところで、スペインのホラーも煮詰まっているのでしょう。昨日見た「テキサスチェンソー・ビギニング」といい、アジアン・ホラーだけじゃなく、ホラー映画全体がどうも限界に差しかかっているようです。それを打開しようとして黒沢清監督も「ＬＯＦＴ」で失敗していますしね。