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セブンス・コンチネント

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セブンス・コンチネント / ビルギット・ドル

セブンス・コンチネント /ミヒャエル・ハネケ

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DVD

旧作

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解説・ストーリー

『隠された記憶』の奇才、ミヒャエル・ハネケ監督が手掛けた初期作品集のシリーズ第1弾。オーストラリアへの移住を希望する一家の3年間を追った絶望の物語。“一家心中”という破滅へ向かう家族を淡々と、ハネケ独特の色彩で描き出す。

作品情報

製作年:

1989年

製作国:

オーストリア

原題:

DER SIEBENTE KONTINENT/THE SEVENTH CONTI

DVD

旧作

お届け率:~24%

ジャンル :

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「セブンス・コンチネント」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

『隠された記憶』の奇才、ミヒャエル・ハネケ監督が手掛けた初期作品集のシリーズ第1弾。オーストラリアへの移住を希望する一家の3年間を追った絶望の物語。“一家心中”という破滅へ向かう家族を淡々と、ハネケ独特の色彩で描き出す。

「セブンス・コンチネント」 の作品情報

作品情報

製作年:

1989年

製作国:

オーストリア

原題:

DER SIEBENTE KONTINENT/THE SEVENTH CONTI

「セブンス・コンチネント」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全40件

ラストは記憶に残る深層心理の破壊劇 ネタバレ

投稿日:2007/02/10 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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昨年、渋谷ユーロスペースで開催された「ミヒャエル・ハネケ映画祭」の上映作品が単品でもリリースされました。この初期作品の中から厳選して幾つかレビューしたいと思います、2回目は「THE SEVENTH CONTINENT」。私の2006年のベスト第1位は「ユナイテッド93」ですが、2位は「隠された記憶」。狡猾で示唆に富んだスリラーは、並みの映画では味わえない嗅覚を刺激する、素晴らしい作品。ラストのシーンばかり批評の的に成ってる点は残念ですが、未見の方の為にヒントを出すと「意図的な第3者視点」に注目して見て欲しい、とだけ付け加えさせて下さい。さて本作はロカルノ国際映画祭ブロンズレパードを受賞したMichael Hanekeの劇映画デビュー作にして、彼の最高傑作の呼び声も高い一品。原題の「CONTINENT」とは大陸の意味、つまり7番目の大陸と言う意味ですが・・・しかし地球の大陸は私の知る限りでは6つしか無い筈。劇中で度々オーストラリアが台詞として登場しますが、この6番目の大陸との因果関係は不明ですし、第7番目の大陸と思われるイメージも登場しますが、例によって監督は何も説明しない・・・。監督の作品は常に娯楽的なメッセージ色を廃した作風が持ち味ですが、デビュー作で既に鮮明に映し出されている。この挑戦的とも言える演出手法が、我々を強制的に監督と同じ土俵に引き込み、考えさせようと「強いる」。この麻薬的テクニックは、言葉通り癖になると止められない。本作の感想を一言で言えば「挑発と挑戦」と言える。監督の作品は、作品の「肝」のシーンになると俄然長廻しに成ったり、音楽を止めたりする「癖」が有るのですが、もう一つアンチ・ハリウッドな演出も有ると思います。ハリウッドの脚本とは、限られた時間内に過不足無く物語を説明する事に長けてる訳ですが、Haneke監督の場合は物語を、ザックリと切った断片を私達に「擬視」させようとします。これは画面に集中させる為の簡単な手法ですが、監督の場合はこれを多用する事で、私達が映画を見る上で必要な一定のリズム感を強引に奪う事で、先の展開を予測する予断すら与えず、強引に画面に引き込もうとします。この「リズム感の喪失」が、監督の作品に対する不快感へと結び付きます。そして居心地の悪い不快感こそが、前段で申し上げた監督の「挑発と挑戦」なのです。この「挑発と挑戦」は撮り方にも同じ事が言えます。映し出される被写体と見る側の距離感が本作は何とも絶妙で、この距離感そのものが緊張感を醸し出す、と言えば言い過ぎか?。また距離感だけでなく斜に構えたアングル一つとっても監督の映像へのこだわりが感じ取れる。そしてクライマックスの破壊行為は、極めて機械的で有るにも関わらず見るものを「揺さぶる」凄い描写の数々、これは見る側に再び「挑発と挑戦」を問う事を監督は強要してくる。本作のポスターに書かれていた「ラストは映画史上空前の破壊劇が観客を待ち受ける」は決して偽りではない。監督の作品は単に「感じる」という程度のモノではなく「色を見ろ!」「焦点を見ろ!」「隅も見逃すな!」「息遣いを感じろ!」「一言一句見逃すな!」とパースペクティブに訴え掛けてくる。その一方で語り口は人の深層心理など興味が無いかのような冷淡で物静かな演出方法を一貫して撮る。深いです・・・。

私なりの解釈は原題の「THE SEVENTH CONTINENT」とは、死語(精神)の世界だと思う。私はルーティーンな生活が決して絶望的とは思えない(むしろ、その逆)彼らは彼らが信じる平穏で安寧な生活を求めて、死後の世界へ旅立った。ラストのTVの砂嵐が語りかけてくる究極のテーマを受け留めるには、まだ私には人生経験が足りない・・・とさえ感じた。

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TVを壊して 金魚さんを助けろ ネタバレ

投稿日:2007/06/06 レビュアー:裸足のラヴァース

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ハネケの処女作とのことで それにしては完成されていて なかなかすごいね 自殺は自己破壊なので こんなに別のものにあたって 普通 破壊を楽しんだりしちゃうものだろうか そうゆう方向には向かわないと思うんだけど まあボクだったら なんとか最後だからエイズにかかったり 癌に発病したり 国会に火炎瓶を投げ込んだあとに また出没しだした山の熊と格闘して自殺とか 考えるんだけど ほんとにあった話だとはびっくり お金を トイレに流すこの自殺者はなんか鋭い

前から 何故かフランソワ・オゾンを仮想敵にして ハネケを持ち上げていたんだけど 彼は結局 面白すぎるのが難点になるかもしれない この映画は徹底的に心理ドラマの部分を排しているんだけど オゾンの自己の性向や生理にあったドラマ作りの方が 受け入れられやすいし 深化の可能性があるのかもしれないと思ったりする

でもこの 丁寧なカットで まるでどこかブレッソンのように そっけなく厳格な シネマのフォルムは素晴らしく 成功していると思う たとえ心理など描かなくても いや描きようがなくても シネマは別のアプローチで 映画自体によって この悲劇を説得的なものとして描くことができるとゆう好例になってるのではないかな

それにしても 近代文明そのものに呪詛をあびせるように 死んでいったこの自殺者たちは謎だ TVを真っ先に何故壊さなかったのだろうか 唯一外の世界につながるものだからか フェチの貨幣は破壊してるのに 死者の見えない瞳が見詰める ノイズが走るTV画面のラストはあまりにも出来過ぎだが ほんとにあった話とは 絶句だね

おまけインタヴューのセルジュ・トゥビアナは たしかカイエ・ドゥ・シネマの人かな 写真だと酷薄な感じの人のハネケだけど リラックスしてよくしゃべる人だな あわかんないここはカットとか正直な感じで ちょっといい人だったね 

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不協和音で奏でるリズム。

投稿日:2008/01/19 レビュアー:JUCE

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物神を破壊する涜神者の行為に愕然とする

投稿日:2007/04/14 レビュアー:吟遊旅人

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娘を殺す (ハネケぎらい・その1) ネタバレ

投稿日:2008/12/01 レビュアー:よふかし

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 僕はハネケが嫌いだ。
 面白くないわけではないけれど、目的と方法が逆転している感じをうけるから。自分なりのリアルを表現するために人の死など凄惨な出来事を描く、というのは自然だろうし分かる気がする。けれどハネケの作品からは、リアルな人の死など衝撃映像的なことを描きたいというのが先にあって、現実云々やメジャー作品批判というのは、とってつけた理由のような気がしてしまうからだ。ハネケの作品を見てサディスティックな印象を受けるのは、作り手の狙いが観る者をいたぶることにあるからじゃないかと思う。
 だから今まであまり観ていないのだけれど、何となく、きちんと観て、きちんと批判できるところはしようと思った(僕などが批判しても何の役にも立ちませんが)。

『セブンス・コンチネント』にはあまり衝撃を受けなかった。面白くないわけではないけれど、図式的過ぎると思った。冒頭から出演者の顔を映さない演出が続く。顔すなわち感情は関係ないという宣言だ。また、スーパーで品物を選ぶ場面の執拗さから、この作品では感情・心理ではなく、行為のみを描く、ことに物との関係についての行為を描くとも表明されている。
 行為が大事だというのは、よく分からないけれども、人間の行動を簡単に分かりやすく説明してはならない、その行為の細部を見つめて自分(観客)なりに考えろということだと思った。
 ふーんと思って見る。あまり心を動かされない。ここでは目的が形式(演出)を決定しているので、図式的というか理屈っぽいのだ。ただ面白いと思ったのは、ひとつはモノを破壊するために、またモノを買わなければならないというジレンマである。後半の話になるが、すべてを破壊したあのハンマーは、どうやって破壊したのだろうか? とふと思う。
 また、感情と切り離された「買う」行為の描写は、とてもモノを無機的に見せることに気づいて面白いと思った。そのモノを使って何かをするという物語(おいしい料理を作るとか、庭の手入れをするとか)と切り離されると、そのモノ自体の禍々しさが立ち現われてくるのだ。
 後半の破壊の連続は、さほど感心しなかった。破壊行為の衝撃がほとんど感じられないのは、フレームの真ん中にきちんとハンマーが食い込むといった律儀さが、テレビコマーシャル的な安心感を僕に与えたからだ。また、あの行為はかなりの重労働だと思うのだけれど、その苛酷さが画面から伝わってこなかった。次第に行為のスピードは落ち、なかなか壊せないとか汗びっしょりになるとかして、すべてが鈍重になるほうがよりリアルだろう。むしろ、破壊行為に一定の軽快なリズムを与えて、美しく見せようとしているような気がした。貨幣をトイレに捨てる際の長回しも、あからさまに見せるための再現に思えて、退屈だった。また、最後までテレビを壊さないことは、僕も不思議に思った。と同時に、ジャームッシュでもカウリスマキでも、テレビを観て情報を得ることがより疎外感を強めるという描写を、同時代にしているのは興味深いと思った。
 感情を描かないというハネケ。しかし、本作で観る者がもっとも心を動かされる場面のひとつは、金魚の水槽を破壊した際の、娘の反応だろう。やはり、僕は行為の細部より、あの瞬間的な感情の爆発にさまざまなことを考える。これはハネケの狙いからズレていると思うのだけれど、彼はなぜあのような感動的な瞬間を入れたのだろう? 僕にはあの瞬間、ハネケの意図は破綻したように思えてならない。
 豚トロさんのレビューにとても感じ入りました。僕も、娘は丸めこまれたとしか思えません。物質文明から逃げるために、モノを壊しつくすというのは、かえってモノに囚われていることの証明としか思えませんでした。したがって彼らの行為は、映画が荘重に取り上げれば取り上げるほど、馬鹿馬鹿しく、グロテスクに見えてしまいます。しかしこの作品は事実そのままではありません。ハネケの解釈なのですから、実際はこんなにもグロテスクであったというわけではないと思いました。55点。

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ユーザーレビュー

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ラストは記憶に残る深層心理の破壊劇

投稿日

2007/02/10

レビュアー

masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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昨年、渋谷ユーロスペースで開催された「ミヒャエル・ハネケ映画祭」の上映作品が単品でもリリースされました。この初期作品の中から厳選して幾つかレビューしたいと思います、2回目は「THE SEVENTH CONTINENT」。私の2006年のベスト第1位は「ユナイテッド93」ですが、2位は「隠された記憶」。狡猾で示唆に富んだスリラーは、並みの映画では味わえない嗅覚を刺激する、素晴らしい作品。ラストのシーンばかり批評の的に成ってる点は残念ですが、未見の方の為にヒントを出すと「意図的な第3者視点」に注目して見て欲しい、とだけ付け加えさせて下さい。さて本作はロカルノ国際映画祭ブロンズレパードを受賞したMichael Hanekeの劇映画デビュー作にして、彼の最高傑作の呼び声も高い一品。原題の「CONTINENT」とは大陸の意味、つまり7番目の大陸と言う意味ですが・・・しかし地球の大陸は私の知る限りでは6つしか無い筈。劇中で度々オーストラリアが台詞として登場しますが、この6番目の大陸との因果関係は不明ですし、第7番目の大陸と思われるイメージも登場しますが、例によって監督は何も説明しない・・・。監督の作品は常に娯楽的なメッセージ色を廃した作風が持ち味ですが、デビュー作で既に鮮明に映し出されている。この挑戦的とも言える演出手法が、我々を強制的に監督と同じ土俵に引き込み、考えさせようと「強いる」。この麻薬的テクニックは、言葉通り癖になると止められない。本作の感想を一言で言えば「挑発と挑戦」と言える。監督の作品は、作品の「肝」のシーンになると俄然長廻しに成ったり、音楽を止めたりする「癖」が有るのですが、もう一つアンチ・ハリウッドな演出も有ると思います。ハリウッドの脚本とは、限られた時間内に過不足無く物語を説明する事に長けてる訳ですが、Haneke監督の場合は物語を、ザックリと切った断片を私達に「擬視」させようとします。これは画面に集中させる為の簡単な手法ですが、監督の場合はこれを多用する事で、私達が映画を見る上で必要な一定のリズム感を強引に奪う事で、先の展開を予測する予断すら与えず、強引に画面に引き込もうとします。この「リズム感の喪失」が、監督の作品に対する不快感へと結び付きます。そして居心地の悪い不快感こそが、前段で申し上げた監督の「挑発と挑戦」なのです。この「挑発と挑戦」は撮り方にも同じ事が言えます。映し出される被写体と見る側の距離感が本作は何とも絶妙で、この距離感そのものが緊張感を醸し出す、と言えば言い過ぎか?。また距離感だけでなく斜に構えたアングル一つとっても監督の映像へのこだわりが感じ取れる。そしてクライマックスの破壊行為は、極めて機械的で有るにも関わらず見るものを「揺さぶる」凄い描写の数々、これは見る側に再び「挑発と挑戦」を問う事を監督は強要してくる。本作のポスターに書かれていた「ラストは映画史上空前の破壊劇が観客を待ち受ける」は決して偽りではない。監督の作品は単に「感じる」という程度のモノではなく「色を見ろ!」「焦点を見ろ!」「隅も見逃すな!」「息遣いを感じろ!」「一言一句見逃すな!」とパースペクティブに訴え掛けてくる。その一方で語り口は人の深層心理など興味が無いかのような冷淡で物静かな演出方法を一貫して撮る。深いです・・・。

私なりの解釈は原題の「THE SEVENTH CONTINENT」とは、死語(精神)の世界だと思う。私はルーティーンな生活が決して絶望的とは思えない(むしろ、その逆)彼らは彼らが信じる平穏で安寧な生活を求めて、死後の世界へ旅立った。ラストのTVの砂嵐が語りかけてくる究極のテーマを受け留めるには、まだ私には人生経験が足りない・・・とさえ感じた。

TVを壊して 金魚さんを助けろ

投稿日

2007/06/06

レビュアー

裸足のラヴァース

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ハネケの処女作とのことで それにしては完成されていて なかなかすごいね 自殺は自己破壊なので こんなに別のものにあたって 普通 破壊を楽しんだりしちゃうものだろうか そうゆう方向には向かわないと思うんだけど まあボクだったら なんとか最後だからエイズにかかったり 癌に発病したり 国会に火炎瓶を投げ込んだあとに また出没しだした山の熊と格闘して自殺とか 考えるんだけど ほんとにあった話だとはびっくり お金を トイレに流すこの自殺者はなんか鋭い

前から 何故かフランソワ・オゾンを仮想敵にして ハネケを持ち上げていたんだけど 彼は結局 面白すぎるのが難点になるかもしれない この映画は徹底的に心理ドラマの部分を排しているんだけど オゾンの自己の性向や生理にあったドラマ作りの方が 受け入れられやすいし 深化の可能性があるのかもしれないと思ったりする

でもこの 丁寧なカットで まるでどこかブレッソンのように そっけなく厳格な シネマのフォルムは素晴らしく 成功していると思う たとえ心理など描かなくても いや描きようがなくても シネマは別のアプローチで 映画自体によって この悲劇を説得的なものとして描くことができるとゆう好例になってるのではないかな

それにしても 近代文明そのものに呪詛をあびせるように 死んでいったこの自殺者たちは謎だ TVを真っ先に何故壊さなかったのだろうか 唯一外の世界につながるものだからか フェチの貨幣は破壊してるのに 死者の見えない瞳が見詰める ノイズが走るTV画面のラストはあまりにも出来過ぎだが ほんとにあった話とは 絶句だね

おまけインタヴューのセルジュ・トゥビアナは たしかカイエ・ドゥ・シネマの人かな 写真だと酷薄な感じの人のハネケだけど リラックスしてよくしゃべる人だな あわかんないここはカットとか正直な感じで ちょっといい人だったね 

不協和音で奏でるリズム。

投稿日

2008/01/19

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JUCE

物神を破壊する涜神者の行為に愕然とする

投稿日

2007/04/14

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娘を殺す (ハネケぎらい・その1)

投稿日

2008/12/01

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 面白くないわけではないけれど、目的と方法が逆転している感じをうけるから。自分なりのリアルを表現するために人の死など凄惨な出来事を描く、というのは自然だろうし分かる気がする。けれどハネケの作品からは、リアルな人の死など衝撃映像的なことを描きたいというのが先にあって、現実云々やメジャー作品批判というのは、とってつけた理由のような気がしてしまうからだ。ハネケの作品を見てサディスティックな印象を受けるのは、作り手の狙いが観る者をいたぶることにあるからじゃないかと思う。
 だから今まであまり観ていないのだけれど、何となく、きちんと観て、きちんと批判できるところはしようと思った(僕などが批判しても何の役にも立ちませんが)。

『セブンス・コンチネント』にはあまり衝撃を受けなかった。面白くないわけではないけれど、図式的過ぎると思った。冒頭から出演者の顔を映さない演出が続く。顔すなわち感情は関係ないという宣言だ。また、スーパーで品物を選ぶ場面の執拗さから、この作品では感情・心理ではなく、行為のみを描く、ことに物との関係についての行為を描くとも表明されている。
 行為が大事だというのは、よく分からないけれども、人間の行動を簡単に分かりやすく説明してはならない、その行為の細部を見つめて自分(観客)なりに考えろということだと思った。
 ふーんと思って見る。あまり心を動かされない。ここでは目的が形式(演出)を決定しているので、図式的というか理屈っぽいのだ。ただ面白いと思ったのは、ひとつはモノを破壊するために、またモノを買わなければならないというジレンマである。後半の話になるが、すべてを破壊したあのハンマーは、どうやって破壊したのだろうか? とふと思う。
 また、感情と切り離された「買う」行為の描写は、とてもモノを無機的に見せることに気づいて面白いと思った。そのモノを使って何かをするという物語(おいしい料理を作るとか、庭の手入れをするとか)と切り離されると、そのモノ自体の禍々しさが立ち現われてくるのだ。
 後半の破壊の連続は、さほど感心しなかった。破壊行為の衝撃がほとんど感じられないのは、フレームの真ん中にきちんとハンマーが食い込むといった律儀さが、テレビコマーシャル的な安心感を僕に与えたからだ。また、あの行為はかなりの重労働だと思うのだけれど、その苛酷さが画面から伝わってこなかった。次第に行為のスピードは落ち、なかなか壊せないとか汗びっしょりになるとかして、すべてが鈍重になるほうがよりリアルだろう。むしろ、破壊行為に一定の軽快なリズムを与えて、美しく見せようとしているような気がした。貨幣をトイレに捨てる際の長回しも、あからさまに見せるための再現に思えて、退屈だった。また、最後までテレビを壊さないことは、僕も不思議に思った。と同時に、ジャームッシュでもカウリスマキでも、テレビを観て情報を得ることがより疎外感を強めるという描写を、同時代にしているのは興味深いと思った。
 感情を描かないというハネケ。しかし、本作で観る者がもっとも心を動かされる場面のひとつは、金魚の水槽を破壊した際の、娘の反応だろう。やはり、僕は行為の細部より、あの瞬間的な感情の爆発にさまざまなことを考える。これはハネケの狙いからズレていると思うのだけれど、彼はなぜあのような感動的な瞬間を入れたのだろう? 僕にはあの瞬間、ハネケの意図は破綻したように思えてならない。
 豚トロさんのレビューにとても感じ入りました。僕も、娘は丸めこまれたとしか思えません。物質文明から逃げるために、モノを壊しつくすというのは、かえってモノに囚われていることの証明としか思えませんでした。したがって彼らの行為は、映画が荘重に取り上げれば取り上げるほど、馬鹿馬鹿しく、グロテスクに見えてしまいます。しかしこの作品は事実そのままではありません。ハネケの解釈なのですから、実際はこんなにもグロテスクであったというわけではないと思いました。55点。

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