女子万歳

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主人公は女子たちだが、彼女たちを取り巻く素敵な男性陣も見どころです。
ソヨン「チェリム」と恋を展開するアメリカ育ちの傲慢男ジュノン「ソ・ジソブ」。
食事の後片付けを押し付けられたソヨンを見て、「アメリカでは、皿洗いは男の仕事」と黙って皿洗いをしてくれたり、黙って優しさを示してくれるところもなかなかいいが、「嫁にもらってやる」とか、ソヨンと口論になった時もつい手が出てしまったりで、やっぱり韓国男性？らしき事も多々・・・
しかし、ソヨンとケンカしても、彼女が気になり先に折れてしまう等、大の男が小娘に振り回されたり、単純なところも、ちょっと笑えます。劇中、雪山でスノーボードを華麗に乗りこなす姿も披露してくれます。
そして、姉ダヨンに一途な愛を捧げるベンチャー社長ヒョク「キム・チャヌ」が、なかなかいい。包容力ありで、ダヨンをいつまでも待ち続ける姿は優しさがにじみ出ています。
そして妻への愛情を持ちながらも、うまく示す事のできないお父さん。
しかし、暖かな愛情に溢れ、じーんとさせられる事も多々です。
心優しいけれど、平凡で際立ったところのない父と、彼に似たダヨン。そんな彼らを責めてしまう母とソヨン。彼らのぎくしゃくした関係が、姉の挫折を通して変化していく様子が、胸をキューンとさせられてしまいました。
考えかたの対照的な姉妹が、自分の生き方を模索するうちに、お互いを理解していく姿も感動的でした。

女の幸せは結婚？それともやりがいのある仕事？
全く異なる結婚観を持った姉妹が恋と仕事を通してそれぞれの幸せを見つけていくドラマ。
３０歳という女性にとっては最初の山場である年齢を目前に控えたダヨン「チェ・シラ」が、様々な苦境を乗り越えようとする姿を描き出すと言うとシリアスぽいが、コミカルに描いているのでそうでもない。
恋人に振られストーカーまがいの行動に出ながらも、結局何もできずじまいだったり、詐欺にあって借金をかかえたりと散々な目に合ったり・・・
しかし、トラブルが発生する度に前向きに頑張り、逞しくなっていく姿は、サムスン同様女性の応援歌となっているかも？
妹のソヨン「チェリム」と恋を展開するアメリカ育ちの傲慢男ジュノン「ソ・ジソブ」がカッコイイ！！
好きな女の子の前では、無愛想で遠まわしな態度。心とは裏腹にぶつかってばかりだが、優しくされるとメチャメチャ笑顔が可愛い。
それにしてもＤＩＳＣＡＳさん、所有枚数Ｂとはどうなっているのでしょうか？「ソ・ジソブ」ファンが増えている中、ちょっと厳しいのではないでしょうか？なかなか借りれそうにないので、ツタヤのお店でレンタルして来ちゃいました。

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大手企業の平社員ダヨン（チェ・シラ）は長年付き合っている恋人との結婚を夢見ている。
30歳を目前に焦るダヨンだが、恋人は煮え切らず、ついにはほかの女性と結婚してしまう。
一方、ダヨンの妹で結婚よりも自立した生き方を目指す大学生ソヨン(チェリム)は、アルバイトでベンチャー企業に働くことに。
そこで、アメリカ育ちで自信家のジュノン（ソ・ジソプ）と出会う。
なにかとぶつかる二人だったが…。

姉妹の恋愛物語だけでなく、夫婦愛、親子愛のドラマ。
ジソプ目当てでレンタルしたので最初のうちは出てこないというのもあって失敗したかなぁ…と思えるくらいにおもしろくなかった。
しかし、徐々におもしろくなってきました。
ジソプ演じるジュノンは、好きな女の子の前では無愛想で遠回しな態度。
心とは裏腹にケンカばかりですが、優しくされると崩れた笑顔に。
ジソプならではの表現下手です。

それにしてもダヨンは理解しがたいです。
いつまでも元カレを引きずるのはまだいいとして…。
でも、その元彼があれじゃぁ、もう忘れろよ！って言いたくなる。
ほかに思いを寄せてくれる人もいるし…。
そして、ありえないくらいに人を信用しすぎでとことん落ちて…。
それでも頑張る彼女は立派です！！

今でも色あせない女性の自立や女子に対する社会通念を真正面から描こうとした異色といっていいドラマだ。難病も三角関係も血縁関係も無いしソン・ジソブ君は脇役なので、いわゆる韓流メロドラマのパターンでは期待しないほうがいいかも。むしろ、女性たちには身につまされるような現実的な話が次々と出される展開に意外性と新鮮さを感じる。といって作り方自体がそれほど新しいわけではないが、こうしたドラマを手がけた姿勢は認めたい。

ぼくの採点☆☆☆（60点）

―　万歳まで行くかお楽しみに

　現代を生きる女性の自立と社会通念の壁の直面する姿をストレートに描いた、題材としては異色なドラマだ。さまざまな現代社会の局面を描き、ドラマづくりの視点にある社会性と問題性は大いに評価したい。
　ただ、作り方が古めかしさを脱却できず凡庸だった。30代にさしかかろうとするチェ・シラ演ずるダヨンは、ビョン・ウミン演ずる婚約者に捨てられたことから人生がガタガタと狂い始める。その生き様はまさに現代女性の苦悩と迷いをまざまざとみせ、何年経っても色あせない問題を提示している。しかし、彼女が元婚約者に未練たらたら、キム・チャヌ演ずる新しい恋人の誠意に全く応えようとしない鈍感な態度、男子に頼らず生きようとする姿勢を示そうというのだろうが、なのに恋人の母親の反対という古い風習にシュンとなったりと、新しい女性の生き方と古いメロドラマ・パターンが整理されずごちゃ混ぜになってしまった。ダヨンの母親の子供への心配もまた古い家族風習の象徴ではあるが、なんともヒステリーなので少しウンザリしてしまう。
　チェリム演じるソヨン、ソン・ジソブ演じるその恋人も、新しい男女関係を示唆しようとしているが、長女ダヨンの描写に重点が置かれ印象は薄い。
　結局、題材は先駆的なのだが、人物や心情描写がどこかズレがあって、共感し切れなかった。女性の自立というドラマの視点はすぐれていたのに、中途半端だったのは実に残念。

ぼくの採点☆☆☆(60点)

―　万歳！無しよ、まで行かないが、半分よ