Ｉ　ａｍ　日本人

いやあ、ベタベタです。まるで学校の道徳の時間に見せられる教育映画のようです。当時の文化庁も支援してます。でもこれはあのベタベタな万年青年、森田健作のメッセージだから当たり前。むしろこのベタさ加減が「青春」です。万年青年、森田健作ならではの映画なのです。この恥ずかしいくらいのベタさがとても爽やかです。

言いたいことも単純「諸君！日本人はこのままでいいのかい？大和魂はどこへ行ったんだよ。いい加減目を覚まそうよ」という感じでしょうか。うーん確かにそうですよね。「今の日本はどこかおかしい、昔の日本生活はいい所が沢山あったのにそれが今失われつつある」。そんなことは誰もが思っていることなのに、どうして直せないんでしょう。元に戻らないのでしょう。考えてみると不思議です。

言いたいことをちゃんと行動（映画）に表す、森田健作は立派。実は昔、京都の京都映画撮影所で森田健作さんとすれ違ったことがあります。当時私は高校生、その私に向かって既にスターだった森田健作さんは自らあの大きな声とスマイルで「おはようございます！」と挨拶をされてました。その時に「ああ、この人の爽やかさは本物なんだ」と思って感激した記憶があります。

私自身も自分の子供や孫が「日本人として生まれてよかった」、「日本人としての誇りがある」と素直に言える日本になれば良いなとこの映画を見て素直に思いました。国旗の掲揚や「君が代」の斉唱の問題などもチラッと触れていますが特に押し付けがましくは無く、あくまで森田健作流の考え方を提示して、「貴方はどう？」という問いかけるような姿勢に好感のもてる映画でした。

森田健作様、貴方のメッセージは確かに受け取りました。

Ｉam 日本人, too!

私は実は帰国子女で、海外から見た日本というのはいろいろ思うところ
ありまして、結構楽しめました。
でもこのタイトルで借りようと思う人はそういった興味がある人でないと
なかなか借りないのではないでしょうか？
特に最近の若者は（って若者の全てがそうじゃないとは思いますが・・・私のトシもバレそうだわ）あまり借りる気起こらないかも。

私から見ても主人公？になっている外国人の彼女（エミーちゃん）の言動は
ちとやりすぎかも〜とも思いますが、日本大好き〜！の海外の人ならありそうだわ、
なんて思ったりもして。

でも日本人なら見て欲しいなぁ。昔の日本人の心というものを
振り返ることはとても大切だと思いますし。
最近の事件事故をみていると、本当にそう思います。

ちなみに大日本人ってどんな内容なんだろ？？？余談ですが。

自分たちが子供だった頃　式典会場では　静粛にして　出席者一同が揃って国歌「君が代」を歌うなんて　当たり前のことだと思ってました。
（後に場所によっては「違う」ってことを知り愕然としました）

祝祭日に小さな国旗を門前に必ず掲揚して　町内行事や祭りには　進んで参加していた。

嘗て日本では当たり前だったことが　今では当たり前ではなくなってきた。　だからこそ映画化されたんでしょうね。　今の“昭和ブーム”もその延長かも…　多くの若い人に見て何かを感じてもらうため　あえて親しみ易いコメディタッチに演出したのでしょう。
　



さて　ここからが私の深読み提起！　映画を娯楽として楽しまれる方は　ご遠慮ください。　

　　　　　　「貴方は“本当に”日本人ですか？」

この問いに　貴方はどう答えますか？　と申しますのもこの中には

�@「日本人とは　血（民族）である」
�A「日本人とは　文化（言語風俗）である」
�B「日本人とは　故郷（場所）である」
�C「日本人とは　心（情緒的な無形のもの）である」

大きく分けて４つの問い掛けが含まれているように思います。
いずれにしても「貴方が日本をどう思っているか？」という意味合いが含まれています。


答えは　貴方の胸の中にあります。

家族でわいわい突っ込みながら観ました。

エミーちゃんに対する自分の感情が移り変わるのが面白かったです。

ベタで暑苦しいけど、健作さんだからね。

みなさんが言うように、題名を変えたらもうちょっと注目されたかもね。
じゃあどんな題名がいいの？と言われると思いつかないけど、どんなのでも『Iam日本人』よりはいいんじゃないかしら〜。

この映画を観て感激する１０のポイントは次のとおりです。
�@　主役の女の子の演技がいい（ブラバー森本クリスティーナ）
�A　剣道がいい（「機関車先生」のシーンを思い出した）
�B　今どきの日本の若者が自虐的でリアルでいい
�C　商店街のまつりがいい（中活は昨今の深刻なテーマ）
�D　最後のハッピーエンドがいい
�E　渡辺謙の息子さんがいい（渡辺大）
　　⇒注目点：オヤジを超える国際派か？
�F　古きよき時代、すなわち戦前の純愛ロマンスがいい
�G　仲間を助け合う「和」の精神がいい
�H　中国人もタイ人もアメリカ人も「和」で結ばれたのがいい　
�I　森田健作の歌声がいい（青春ドラマを思い出す）

日本人であることを誇りに思いたい人は、ぜひこの映画を観て感激してください。