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ボビー / アンソニー・ホプキンス

ボビー /エミリオ・エステベス

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108

DVD

旧作

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解説・ストーリー

68年6月5日、L.A.アンバサダーホテルで起きたロバート・F・ケネディ暗殺事件当日に偶然居合わせた22人の人間模様を描く社会派群像ドラマ。監督・脚本を手掛けたエミリオ・エステヴェスをはじめ、アンソニー・ホプキンスら実力派の豪華キャストが共演。

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「ボビー」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

68年6月5日、L.A.アンバサダーホテルで起きたロバート・F・ケネディ暗殺事件当日に偶然居合わせた22人の人間模様を描く社会派群像ドラマ。監督・脚本を手掛けたエミリオ・エステヴェスをはじめ、アンソニー・ホプキンスら実力派の豪華キャストが共演。

「ボビー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

アメリカ

原題:

BOBBY

「ボビー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全108件

高い志が素晴らしい ネタバレ

投稿日:2007/07/25 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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レビューは、Roseさんだけ?私も劇場で貸し切り状態(笑)。本作はアメリカ人が忘れる事の出来ない兄J.F.Kとは違う、もう一つの「あの日」をモチーフに描く、ヒューマン偶像劇だがハッキリ言って焦点がボケてる印象は拭えない。シリアスな社会派にしては、実際の暗殺事件と偶像劇の温度差に違和感を感じるし、個々のストーリーに深みが無いのは実話で無い為だ。
監督と脚本を兼務するEmilio Estevezを始め、Anthony Hopkins、Helen Hunt、Sharon Stone、Laurence Fishburne、Heather Graham、Lindsay Lohan、William H. Macy、Christian Slater、Elijah Wood、そしてMartin Sheen、どんだけ(笑)言いたくなる。しかも監督とDemi MooreとAshton Kutcherが雁首揃えてるけど、いいの?(笑)。
これだけ揃えば一人はお目当ても見つかる。しかし本作は始めから興行を期待して無いので、別な意味で興味深い。リベラル派としてハリウッドで戦い続けた父親を、直近で見た監督の人生観も強く感じる。私は俳優よりも製作者としての彼を高く評価するが、ポーラ・アブドゥルと一方的に離婚した時は憤慨したが、以後の活躍に免じて許す(笑)。

映画は監督の思い入れが強いほど思慮深い作品が出来る。一方で指揮者としての冷静な視点も忘れてはいけない。本作の評価がイマイチなのは、監督のイレコミ度がハンパじゃないから。顕著なのは、R.F.Kに対して俳優を当てない(当てれない)で伺える。アーカイブ映像でリアル感を演出するも、逆に違和感を感じるのは先に述べた通り。登場人物を厳選し、作り込み度を上げればもっと良くなったと思う。
このイレコミ度を除けば、意外に佳作と言える。折りしも米国は共和党政治が終焉を迎える雰囲気だが、このタイミングで製作する嗅覚は、流石は親爺の息子(笑)。プロパガンダと感じる向きも有ろうが、監督が撮りたいものを撮った、その純粋さと素直さを評価したい。

Roseさんが仰るとおり、演説と其処へ雪崩込むラストは一見の価値あり。完全に外野扱いの日本人ですら、共鳴する点も多々有る。日本も参議院選挙真っ只中だが、政治家って何だろう・・・と思いを馳せるには十分。
そして難しい題材にチャレンジし、多くの名優を束ねた監督の労も労いたい。映画そのものは粗が多いが、その努力は評価できると万人の方にお薦めしたい。


※金玉二冬彦様の件について。
敬愛するレビュアーのケチケチ様が仰る通り、私もmixiに居ましたが「やんごとなき事情」が有り、今は一時退会中ですが「ラヴァースのDISCASな日々」は貴殿が考えてる様な談合の巣窟では無い。むしろ開放的過ぎて怖い位だ・・・ワハハ(汗)。
疑念を抱き、それをストレートに言うのは受け手への配慮を欠いた行為でnonsense。同じ映画を愛する者同士、もっと楽しいDISCASを希望しますし、貴殿も実はその事は良く分かってると思う。私もレビューを拝見して参考にしてる一人で、更新も楽しみにしてます。
最近の射幸心を煽るランキングは甚だ憤慨モノだが、もっと純粋にレビューが楽しめるDISCASで有って欲しい。

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ボビーが大統領になれば 未来が明るくなると信じていた人たち ネタバレ

投稿日:2007/08/03 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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運命の6月5日の朝から、暗殺の瞬間までをロバート・F・ケネディーの実写を交えながら、事件の場所となったアンバサーダホテルに居合わせた人々の日常が描かれています。
そういう意味でも、この日このホテルに集まった22人全員が主役ともいえます。
選挙対策関係者、兵役を逃れるための形式結婚カップル、ホテルの厨房での料理人、浮気をするホテルの支配人、元ドアマン、シンガーなどなど・・・この22人の登場人物の人生観の中に、何故かボビーが透けて見えてしまいました。
彼は、非暴力と差別撤廃、ベトナム戦争からの撤退も最大の公約だった訳で、ここに登場する人たちは、皆自分たちの幸福を求め、それはボビーが訴えていたこととかなり共通するもので、期待を抱いていた人たちではなかったのかと・・・
彼の崇高なスピーチが、今私たちが聞いてもとっても感動的です。

それともう一つ、この作品の裏のテーマが、キャスティングにあると思います。
いつもなら情けない男の定番を演じるウィリアム・H・メイシーがホテルの支配人で、シャロン・ストーンの夫で、あんな可愛いヘザー・グラハムと不倫をする男だなんて・・・ちょっと考えられません。
本来は、エミリオ・エステヴェス自身がするはず??
逆にエミリオ・エステヴェスは、わがままなシンガー、デミー・ムーアの夫で、言いたい事を言えない情けない役。
S・ストーンだって、あんなに地味でいい奥さん役をやったことは多分ないでしょう。
かつてヒーローや、ヒロインを演じてきた人たちが、地味な役に徹しているキャスティングの素晴らしさにあると思います。

このレビューは気に入りましたか? 18人の会員が気に入ったと投稿しています

こんな政治家、日本にも出てこないかな ネタバレ

投稿日:2007/08/27 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 何故、今「ボビー」なのかといぶかしく思いながら観たのですが、なかなかのものでした。アメリカのというよりは世界のカリスマだったJFKが暗殺されたことは、あまりにも有名で、映画にもなっています。
 その弟のロバートが、大統領であった兄を、司法長官として、誰よりも心を許せる相談役として支えていたこと。そして、兄の死後、民衆に希求され大統領選に出馬した末に、兄と同じく暗殺されてしまったことは、若い人は知らないのかもしれません。

 私はJFK暗殺の時は6歳、おぼろげに覚えてはいますが、後から作られた記憶かもしれません。RFK暗殺の時は11歳。小学校5年生だったので、はっきりと覚えています。政治家としての資質は、ある意味、兄以上かもしれないと言われ、アメリカ国民の希望の星とも言われた上院議員の死は、とてもセンセーショナルでした。

 本作は、グランドホテル形式で構成され、RFKがいかに希求されていたか、彼を失ったことが、アメリカのみならず、世界にとってどれだけの損失であったのかを、様々に織りなす人間模様を交差させることによって顕わそうとしているのでしょう。
 しかしながら、masamuneさんがおっしゃるように散漫になってしまっていることは確かです。ただ、エミリオ・エステヴェス監督は、端からそうなることを狙っていたのではないかとも思うのです。興業成績を残そうとも思っていないようです。(これだけのキャストが揃っていれば、宣伝の仕方によっては凄いヒット作になるかもしれないのに)

 ボビーの正義、目指そうとしたものを大上段に振りかざすのではなく、カリフォルニアの予備選挙に勝利したその時にも、色々な人種の人々、色々な立場の人々の生活が日常としてあったのだと。そのためにRFKには、あえて有名俳優を使わなかったのではないでしょうか?(masamuneさんが俳優を当てていないとおっしゃってますが、Dave Fraunces
という役者が演じています。エンド・クレジットでも出ます。ロバートによく似てますけどね)
http://www.moviehole.net/news/20060106_whos_playin
g_kennedy_in_bobby.html

 そのごく些細な日常を守り、向上させようとしていたRFKが、突然暗殺されたことによって、希望が見えていた世界が混沌に戻ってしまった絶望感というか、喪失感を画面上に焼き付けようとしているように思えるのです。
 エンディング前に流れるサイモン&ガーファンクルの「sound of silence」と、RFK本人の演説(たぶん、そうだと思うけど)が、一瞬エキサイトした画面をクールダウンさせながら、深い喪失感を観る者の胸に焼き付けているのでしょう。

 エステヴェス監督は、マーティン・シーンの息子。ということはチャーリー・シーンのお兄ちゃんってことか・・?そういえば似てるよね。
 デミ・ムーアも、シャロン・ストーンも、ついでにアシュトン・カッチャーも普段の自分たちの映画よりも良いじゃないですか。主役を張らない方が、存在感があったりして・・・。
 なによりもハリー・ベラフォンテが良いですね。懐かしくて涙が出そうでしたよ。(「バナナ・ボート」唄ってくれたらもっと良かったのに・・・)

 アメリカ社会は、この当時よりも悲惨な状況にあるのかもしれません。ベトナム戦争よりも、イラクでやってることはひどいもんだし・・・。共和党の天下は、ブッシュが1人でつぶしちゃうのかも・・・。

 ああ、そういう意味で、今「ボビー」なのかなぁ・・・?だとしたら、ちょっとあざといな・・・(笑)

 「有頂天ホテル」でグランドホテル形式を模倣した邦画界。これが本当のグランドホテル形式の群像劇ですよ。まあ、本家本元の「グランド・ホテル」や「タワーリング・インフェルノ」にはかなわないけどね。

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グランドホテル形式 ネタバレ

投稿日:2007/06/30 レビュアー:パープルローズ

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こういう映画を「グランドホテル形式」というのだそうです。
ロバート(ボビー)・F・ケネディ暗殺当日、事件のおこったホテルに居合わせたたくさんの登場人物の1日を追った映画です。ボビーの部分は当時の映像が使用され、役者はいません。

キャストは大変豪華!個人的にはヒッピーの格好をしたアシュトン・カッチャーがよかったです。デミ・ムーアも出演してるけど、共演シーンはなし。ヘザー・グレアムは久しぶりにみましたが、相変わらずかわいいです。
たくさんの登場人物が、ボビー暗殺というひとつの出来事に収斂されていくラスト30分は見事。ラスト30分のためにある映画でした。

お兄さんのジョン・F・ケネディの方は知っていても、弟の方はよく知らない私のような人にとっては、当時のアメリカ人がどれほどボビーに期待を寄せていたか、彼の暗殺にどれほど落胆したか、そのへんがよくわからなかったのですが、映画のラストに流れるボビーの演説は感動的でした。

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その日、アンバサダーホテルに居合わせた人々と時代 ネタバレ

投稿日:2011/03/06 レビュアー:ykk1976

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兄のジョン・F・ケネディのことは、当たり前のことは知っています。
キューバ危機を回避した時の大統領で、妻が今でも女性の憧れの
ファッションを代表するジャクリーン、そしてある暑い日、ダラスで暗殺された。
ただ、弟さんのボビー(ロバート・F・ケネディ)については、
ケネディ大統領の弟さんで、彼もまた暗殺されたことしか知りませんでした。

劇中に流れる、ボビーの演説がなんとすばらしいことか。
亡くなられてから、40年以上経ても、彼の志しや信念が高く普遍的なことに
驚かされました。こういう政治家もいるんだなあ・・・。

以前、海外でこんなジョークを聞いたことがあります。
天国では、食事はフランス、ファッション・芸術はイタリア、
警察はドイツ、軍事はロシア、あとイギリスがなんかしていたと思いますが、
忘れました。もちろん、政治はアメリカです。
日本人はすべてのことの補佐役(下僕)をしているのだそうです。
仕事が丁寧で時間は守る、大変優秀な補佐役だそうです。
所変わって地獄では、食事はイギリス、ファッション・芸術はドイツ、
警察はイタリアだそうです・・・なるほど。
ちなみに、地獄の政治は、日本が行っています。
世界中に知れ渡っている、日本の政治のていたらく・・・
選挙で選んだ身としては、肩身が狭いばかり。国の未来をを憂いて、笑うに笑えない。

この映画は、ボビーが暗殺された時、アンバサダーホテルに居合わせた人々を
描いた群像劇です。
エミリオ・エステベスは、少し世代がずれて、彼の青春スタートしての活躍を、
知らないのですが、脚本、監督のこの作品はとてもすばらしいです。
各々のエピソードそれぞれに、彼らの人生と時代が垣間見えます。
移民の国アメリカの現状もさらりと描かれています。
メッセージ性が強い作品なのに、人間ドラマとして確立しています。
出演者も、え、この人がこんなとこに!!と思うくらい豪華です。

シンプルなタイトル「ボビー」もステキです。
今まで見逃していたのに、びっくりしました。

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1〜 5件 / 全108件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:108件

高い志が素晴らしい

投稿日

2007/07/25

レビュアー

masamune

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レビューは、Roseさんだけ?私も劇場で貸し切り状態(笑)。本作はアメリカ人が忘れる事の出来ない兄J.F.Kとは違う、もう一つの「あの日」をモチーフに描く、ヒューマン偶像劇だがハッキリ言って焦点がボケてる印象は拭えない。シリアスな社会派にしては、実際の暗殺事件と偶像劇の温度差に違和感を感じるし、個々のストーリーに深みが無いのは実話で無い為だ。
監督と脚本を兼務するEmilio Estevezを始め、Anthony Hopkins、Helen Hunt、Sharon Stone、Laurence Fishburne、Heather Graham、Lindsay Lohan、William H. Macy、Christian Slater、Elijah Wood、そしてMartin Sheen、どんだけ(笑)言いたくなる。しかも監督とDemi MooreとAshton Kutcherが雁首揃えてるけど、いいの?(笑)。
これだけ揃えば一人はお目当ても見つかる。しかし本作は始めから興行を期待して無いので、別な意味で興味深い。リベラル派としてハリウッドで戦い続けた父親を、直近で見た監督の人生観も強く感じる。私は俳優よりも製作者としての彼を高く評価するが、ポーラ・アブドゥルと一方的に離婚した時は憤慨したが、以後の活躍に免じて許す(笑)。

映画は監督の思い入れが強いほど思慮深い作品が出来る。一方で指揮者としての冷静な視点も忘れてはいけない。本作の評価がイマイチなのは、監督のイレコミ度がハンパじゃないから。顕著なのは、R.F.Kに対して俳優を当てない(当てれない)で伺える。アーカイブ映像でリアル感を演出するも、逆に違和感を感じるのは先に述べた通り。登場人物を厳選し、作り込み度を上げればもっと良くなったと思う。
このイレコミ度を除けば、意外に佳作と言える。折りしも米国は共和党政治が終焉を迎える雰囲気だが、このタイミングで製作する嗅覚は、流石は親爺の息子(笑)。プロパガンダと感じる向きも有ろうが、監督が撮りたいものを撮った、その純粋さと素直さを評価したい。

Roseさんが仰るとおり、演説と其処へ雪崩込むラストは一見の価値あり。完全に外野扱いの日本人ですら、共鳴する点も多々有る。日本も参議院選挙真っ只中だが、政治家って何だろう・・・と思いを馳せるには十分。
そして難しい題材にチャレンジし、多くの名優を束ねた監督の労も労いたい。映画そのものは粗が多いが、その努力は評価できると万人の方にお薦めしたい。


※金玉二冬彦様の件について。
敬愛するレビュアーのケチケチ様が仰る通り、私もmixiに居ましたが「やんごとなき事情」が有り、今は一時退会中ですが「ラヴァースのDISCASな日々」は貴殿が考えてる様な談合の巣窟では無い。むしろ開放的過ぎて怖い位だ・・・ワハハ(汗)。
疑念を抱き、それをストレートに言うのは受け手への配慮を欠いた行為でnonsense。同じ映画を愛する者同士、もっと楽しいDISCASを希望しますし、貴殿も実はその事は良く分かってると思う。私もレビューを拝見して参考にしてる一人で、更新も楽しみにしてます。
最近の射幸心を煽るランキングは甚だ憤慨モノだが、もっと純粋にレビューが楽しめるDISCASで有って欲しい。

ボビーが大統領になれば 未来が明るくなると信じていた人たち

投稿日

2007/08/03

レビュアー

ミルクチョコ

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運命の6月5日の朝から、暗殺の瞬間までをロバート・F・ケネディーの実写を交えながら、事件の場所となったアンバサーダホテルに居合わせた人々の日常が描かれています。
そういう意味でも、この日このホテルに集まった22人全員が主役ともいえます。
選挙対策関係者、兵役を逃れるための形式結婚カップル、ホテルの厨房での料理人、浮気をするホテルの支配人、元ドアマン、シンガーなどなど・・・この22人の登場人物の人生観の中に、何故かボビーが透けて見えてしまいました。
彼は、非暴力と差別撤廃、ベトナム戦争からの撤退も最大の公約だった訳で、ここに登場する人たちは、皆自分たちの幸福を求め、それはボビーが訴えていたこととかなり共通するもので、期待を抱いていた人たちではなかったのかと・・・
彼の崇高なスピーチが、今私たちが聞いてもとっても感動的です。

それともう一つ、この作品の裏のテーマが、キャスティングにあると思います。
いつもなら情けない男の定番を演じるウィリアム・H・メイシーがホテルの支配人で、シャロン・ストーンの夫で、あんな可愛いヘザー・グラハムと不倫をする男だなんて・・・ちょっと考えられません。
本来は、エミリオ・エステヴェス自身がするはず??
逆にエミリオ・エステヴェスは、わがままなシンガー、デミー・ムーアの夫で、言いたい事を言えない情けない役。
S・ストーンだって、あんなに地味でいい奥さん役をやったことは多分ないでしょう。
かつてヒーローや、ヒロインを演じてきた人たちが、地味な役に徹しているキャスティングの素晴らしさにあると思います。

こんな政治家、日本にも出てこないかな

投稿日

2007/08/27

レビュアー

こんちゃん

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 何故、今「ボビー」なのかといぶかしく思いながら観たのですが、なかなかのものでした。アメリカのというよりは世界のカリスマだったJFKが暗殺されたことは、あまりにも有名で、映画にもなっています。
 その弟のロバートが、大統領であった兄を、司法長官として、誰よりも心を許せる相談役として支えていたこと。そして、兄の死後、民衆に希求され大統領選に出馬した末に、兄と同じく暗殺されてしまったことは、若い人は知らないのかもしれません。

 私はJFK暗殺の時は6歳、おぼろげに覚えてはいますが、後から作られた記憶かもしれません。RFK暗殺の時は11歳。小学校5年生だったので、はっきりと覚えています。政治家としての資質は、ある意味、兄以上かもしれないと言われ、アメリカ国民の希望の星とも言われた上院議員の死は、とてもセンセーショナルでした。

 本作は、グランドホテル形式で構成され、RFKがいかに希求されていたか、彼を失ったことが、アメリカのみならず、世界にとってどれだけの損失であったのかを、様々に織りなす人間模様を交差させることによって顕わそうとしているのでしょう。
 しかしながら、masamuneさんがおっしゃるように散漫になってしまっていることは確かです。ただ、エミリオ・エステヴェス監督は、端からそうなることを狙っていたのではないかとも思うのです。興業成績を残そうとも思っていないようです。(これだけのキャストが揃っていれば、宣伝の仕方によっては凄いヒット作になるかもしれないのに)

 ボビーの正義、目指そうとしたものを大上段に振りかざすのではなく、カリフォルニアの予備選挙に勝利したその時にも、色々な人種の人々、色々な立場の人々の生活が日常としてあったのだと。そのためにRFKには、あえて有名俳優を使わなかったのではないでしょうか?(masamuneさんが俳優を当てていないとおっしゃってますが、Dave Fraunces
という役者が演じています。エンド・クレジットでも出ます。ロバートによく似てますけどね)
http://www.moviehole.net/news/20060106_whos_playin
g_kennedy_in_bobby.html

 そのごく些細な日常を守り、向上させようとしていたRFKが、突然暗殺されたことによって、希望が見えていた世界が混沌に戻ってしまった絶望感というか、喪失感を画面上に焼き付けようとしているように思えるのです。
 エンディング前に流れるサイモン&ガーファンクルの「sound of silence」と、RFK本人の演説(たぶん、そうだと思うけど)が、一瞬エキサイトした画面をクールダウンさせながら、深い喪失感を観る者の胸に焼き付けているのでしょう。

 エステヴェス監督は、マーティン・シーンの息子。ということはチャーリー・シーンのお兄ちゃんってことか・・?そういえば似てるよね。
 デミ・ムーアも、シャロン・ストーンも、ついでにアシュトン・カッチャーも普段の自分たちの映画よりも良いじゃないですか。主役を張らない方が、存在感があったりして・・・。
 なによりもハリー・ベラフォンテが良いですね。懐かしくて涙が出そうでしたよ。(「バナナ・ボート」唄ってくれたらもっと良かったのに・・・)

 アメリカ社会は、この当時よりも悲惨な状況にあるのかもしれません。ベトナム戦争よりも、イラクでやってることはひどいもんだし・・・。共和党の天下は、ブッシュが1人でつぶしちゃうのかも・・・。

 ああ、そういう意味で、今「ボビー」なのかなぁ・・・?だとしたら、ちょっとあざといな・・・(笑)

 「有頂天ホテル」でグランドホテル形式を模倣した邦画界。これが本当のグランドホテル形式の群像劇ですよ。まあ、本家本元の「グランド・ホテル」や「タワーリング・インフェルノ」にはかなわないけどね。

グランドホテル形式

投稿日

2007/06/30

レビュアー

パープルローズ

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こういう映画を「グランドホテル形式」というのだそうです。
ロバート(ボビー)・F・ケネディ暗殺当日、事件のおこったホテルに居合わせたたくさんの登場人物の1日を追った映画です。ボビーの部分は当時の映像が使用され、役者はいません。

キャストは大変豪華!個人的にはヒッピーの格好をしたアシュトン・カッチャーがよかったです。デミ・ムーアも出演してるけど、共演シーンはなし。ヘザー・グレアムは久しぶりにみましたが、相変わらずかわいいです。
たくさんの登場人物が、ボビー暗殺というひとつの出来事に収斂されていくラスト30分は見事。ラスト30分のためにある映画でした。

お兄さんのジョン・F・ケネディの方は知っていても、弟の方はよく知らない私のような人にとっては、当時のアメリカ人がどれほどボビーに期待を寄せていたか、彼の暗殺にどれほど落胆したか、そのへんがよくわからなかったのですが、映画のラストに流れるボビーの演説は感動的でした。

その日、アンバサダーホテルに居合わせた人々と時代

投稿日

2011/03/06

レビュアー

ykk1976

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兄のジョン・F・ケネディのことは、当たり前のことは知っています。
キューバ危機を回避した時の大統領で、妻が今でも女性の憧れの
ファッションを代表するジャクリーン、そしてある暑い日、ダラスで暗殺された。
ただ、弟さんのボビー(ロバート・F・ケネディ)については、
ケネディ大統領の弟さんで、彼もまた暗殺されたことしか知りませんでした。

劇中に流れる、ボビーの演説がなんとすばらしいことか。
亡くなられてから、40年以上経ても、彼の志しや信念が高く普遍的なことに
驚かされました。こういう政治家もいるんだなあ・・・。

以前、海外でこんなジョークを聞いたことがあります。
天国では、食事はフランス、ファッション・芸術はイタリア、
警察はドイツ、軍事はロシア、あとイギリスがなんかしていたと思いますが、
忘れました。もちろん、政治はアメリカです。
日本人はすべてのことの補佐役(下僕)をしているのだそうです。
仕事が丁寧で時間は守る、大変優秀な補佐役だそうです。
所変わって地獄では、食事はイギリス、ファッション・芸術はドイツ、
警察はイタリアだそうです・・・なるほど。
ちなみに、地獄の政治は、日本が行っています。
世界中に知れ渡っている、日本の政治のていたらく・・・
選挙で選んだ身としては、肩身が狭いばかり。国の未来をを憂いて、笑うに笑えない。

この映画は、ボビーが暗殺された時、アンバサダーホテルに居合わせた人々を
描いた群像劇です。
エミリオ・エステベスは、少し世代がずれて、彼の青春スタートしての活躍を、
知らないのですが、脚本、監督のこの作品はとてもすばらしいです。
各々のエピソードそれぞれに、彼らの人生と時代が垣間見えます。
移民の国アメリカの現状もさらりと描かれています。
メッセージ性が強い作品なのに、人間ドラマとして確立しています。
出演者も、え、この人がこんなとこに!!と思うくらい豪華です。

シンプルなタイトル「ボビー」もステキです。
今まで見逃していたのに、びっくりしました。

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