ＪＩＧＳＡＷ　デッド・オア・アライブ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

第1作「JIGSAW」はイタリア製のサイコサスペンスで、数多の「SAW」風味の中では意外とまとも(やや肯定形)。第2作「JIGSAWゲーム・オブ・デス」はアメリカ製のオリジナルビデオで、まんま「SAW」のパクリで面白くない(断定形)。
そして本作は、イギリス製のサスペンス・ホラー。シリーズと言いつつ製作国が全て違う点が凄くて笑える！。此れもリリース元が全て泣く子も黙るニューセレクト、つまりアルバトロスだから(笑)。もちろん、3作品には何の関連性も無い。

内容は、女手一つで幼い娘を育てて来た主人公。(もうチョッと若い方が好み、因みにジャヶ写真は詐欺)。偶然知り合った？男とデートを終え、意気揚々と自宅で就寝。しかし目覚めると、寂れた木の箱の中に閉じ込められてる事に気付く・・・丸一日経って外へ出されると、周りは鬱蒼とした森の中。しかも着ていた服は血だらけで、しかも腹部に縫合の跡が。見知らぬ男に娘の安否を尋ねるが、殴られて気絶する・・・再び目覚めると、今度は首を巨木に縛られて・・・と続く。
全3作の中では最もシチュエーション・ホラーっぽいと言えばそうかも。登場人物も、ほぼ2人に限定されストーリーも最後まで森の中で進行する。「SAW-3」並みにグロい描写も有るので、ソッチ系が苦手な方にはお薦めし辛いが、作品的には意外とまともか(アルバトロス基準で)因みにエロ度は低目(笑)。
特に前半の展開が悪くないだけに、中盤以降の演出にはもっと創意工夫が欲しい。「何でそうなるの？」的な描写も多々有って、淡々とドラマを見てる錯角に襲われるが、ついでに眠気も襲ってくる。それでも、ラストが気に為って最後まで付き合って見ると・・・はあ？です(笑)。
オチについては、これからご覧に成る方の為に割愛するが、私の様に本編の前に「予告編」を見る癖の有る方は要注意！今回は見ないでご覧下さい。
積極的にお薦めし難い出来なので、いよいよシリーズも打ち度目か(笑)。

これ以上、この駄作シリーズ見ない
もう騙されんぞ！

皆も借りるなよ
ドブに捨てるカネあんなら難民基金に寄付しろ！
電話１本で約１００円だ、ツタヤより安いやろぉ？

ＳＡＷを意識したソリッドシチュエーションサイコスリラー作品・・・・だと思います（＾＾；。冒頭にテロップで「事実に基づく物語」と表示されるのですが本当なのでしょうか？僕にはこの監禁男のしようとしていたこと、そしてその目的が全く理解できませんでした。これが本当に実話ならとんでもないことです。日本でも最近おかしな事件が後を絶ちません。自分を王子と呼ばせ拉致監禁する男の事件は一つや二つではないのです。しかもこの監禁男は殺人まで犯します。一体何が目的だったのか理解に苦しみます。また、映画であるにもかかわらずその点に関する制作者の解釈も全く描かれておらず訳がわからないうちに終わってしまった感じが残る作品でした。Ｂ級として考えればなくもないのですが、予告があまりにおもしろそうだったのでどうもしっくりこないのです（＾＾；。やっぱりＢ級と覚悟してみるべきでしたね（＾＾；。

このＪＩＧＳＡＷシリーズはイントロダクションにもあるとおり３作目になります。ですが作品が増えれば増えるほどへんてこになってきています（笑）。１作目はイタリア映画、２作目はアメリカ映画、今作はイギリス映画（ＤＩＳＣＡＳではアメリカ映画となっていますが（＾＾；）と製作国が違っていますがシリーズものです（笑）。この辺はアルバトロスらしいといえるかもしれませんね（＾＾；。シリーズ３作目とありますがそれぞれの作品は「ＣＵＢＥ」シリーズの様に関連性は全くありません（笑）。これもアルバトロスだからでしょうか？・・・たぶんそうでしょうね（笑）。

今作は冒頭部分が本当に良くできていました。予算の大半をつぎ込んだのではないかと思えるぐらい素晴らしいできだったのです（ただし、とても痛そうで気持ち悪いシーンオンリーですが（＾＾；）。「こ、これは拾い物か？」と期待したのですが冒頭の２０分以降は全くの中だるみもいいところでとても残念でした。オープニングの棺桶で目覚める女、自分の腹の腸がはみ出すのもかまわず腹をかき回しカミソリを取り出し、首に巻かれているロープを切って脱出というＳＡＷばりのシーンには目を奪われ、「これからどう展開していくのだろう？」という期待感にあふれたのですが・・・。消化不良という感じが否めません。あぁ〜結局この監禁男は一体何をしたかったのじゃぁ〜〜〜！（（（（（＾＾；

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

出ました！「大ヒットスリラーJIGSAWシリーズ第３弾！！」
シリーズとは言え、何の繋がりもないワケですが、そんな事は発売元ニューセレクトと言う事で全て許されてしまう。

かなり掴みはOKですよ。
序盤でも腹から埋め込まれたカミソリを取り出すシーンがありますが、なかなかどうしてウマいメイクです。
下手なゾンビ映画より、リアルな臓物でした。

「ああ、こういうゲームが展開されるのか！？」とワクワクしてしまいましたが、この映画の盛り上がりは序盤のみだと言っても過言ではありません。

物語の間にも頑張った描写はありましたが、「これからどんどん凄いゲームが展開される」と思って見ていたのが失敗したのでしょう。
この作品は、拉致されたホープが延々と超DV男と森の中で共同生活を過ごす内容に過ぎませんでした。

最初はパッとしなかったヒロインであるホープも、徐々に演技達者が目に付くようになり、男を睨み付けるところなどはなかなか迫真に迫っていました。

ドラマ的に見れば問題はないだろうし、その手のメイクも素晴らしかったとは思います。
・・・・が、やはり映画として見るとダラダラとした中盤が足を引っ張ったと思います。
映画としてのラストも、物足りない脚本に終わってしまいました。

でも、先がとっても気になる進み方ではあるので、失敗作品とまではいかなかったと思います。
とにかく、「JIGSAWシリーズ」と掲げられてる事が１番この作品の足を引っ張ってる事だとは思いますね。

レンタル開始から7年が経過している今となっては、タイトル『JIGSAW』の持つ効力は消え去っていることでしょう。
今更『SAW』シリーズのような展開を期待して手を出す方はいないのでしょうが、
『JIGSAW』ではなく『デッド・オア・アライブ』というキーワードの方に、生死を賭けたサバイバルゲームを期待して手を出してしまう方はおられるのではないかと？

本作品の冒頭10分程度はそういったシチュエーションが用意されていました！
『JIGSAW　ゲーム・オブ・デス』でお披露目された”1分以内に自分の身体の中に埋め込まれた時限爆弾を取り出し解除処理を行う”といった無茶過ぎるハードルではなく、
外科医並の手術さばきと根性があれば（！）何とかクリアできそうなミッションになっており、今後の展開にうっかり期待してしまったわけです。。。(・・。)ゞ
その後はヒロインの人質としての成長物語となってしまい一気にパワーダウンしてしまっています。

ゲームマスターの厳格さは感じ取れましたが、理想の奴隷を育成することが目的となっているようでいま一つノ・レ・な・いTeen-ageです。（by　ノリピー）
ヒロインがもう少し若く美人だったなら状況は変わっていたかも？（迫真の演技も鬱陶しく感じる。。。）

作品のラストですが、アルジェント監督の『デス・サイト』を観直したくなる効果はあるかも？？(*^.^*)