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「少女」「るにん」で監督としても高く評価される奥田瑛二が、初老の男性と5歳の少女との贖罪と再生の旅を描く監督3作目。主演は緒形拳。2006年のモントリオール映画祭でグランプリを受賞。高校の校長を定年退職した初老の男、安田松太郎。教育者としての厳格さがアダとなり、幸せな家庭を築けず、アルコール依存症だった妻を亡くし、一人娘からは憎しみを持たれていた。ある日、松太郎は引っ越し先のアパートで母親から激しい虐待を受けていた少女、幸(サチ)と出会う。やがて、見かねた松太郎は彼女を救い出し一緒に旅に出るのだが…。
「少女」「るにん」で監督としても高く評価される奥田瑛二が、初老の男性と5歳の少女との贖罪と再生の旅を描く監督3作目。主演は緒形拳。2006年のモントリオール映画祭でグランプリを受賞。高校の校長を定年退職した初老の男、安田松太郎。教育者としての厳格さがアダとなり、幸せな家庭を築けず、アルコール依存症だった妻を亡くし、一人娘からは憎しみを持たれていた。ある日、松太郎は引っ越し先のアパートで母親から激しい虐待を受けていた少女、幸(サチ)と出会う。やがて、見かねた松太郎は彼女を救い出し一緒に旅に出るのだが…。
製作年: |
2006年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
136分 | 英語聴覚障害者用日 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR7189 | 2007年07月25日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
136分
字幕:
英語聴覚障害者用日
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
GNBR7189
レンタル開始日:
2007年07月25日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
136分 | 英語聴覚障害者用日 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR7189 | 2007年07月25日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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収録時間:
136分
字幕:
英語聴覚障害者用日
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
GNBR7189
レンタル開始日:
2007年07月25日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
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観る側の心持ちによって、様々な感じ方が出来る映画ですね。そういう意味では、とても映画的であると同時に小説に近い感性なんでしょう。
私は基本的に
「映画は娯楽だ。エンターティンメントだ」
と言うスタンスなのですが、観ることによって何かを考えさせられる映画もあって良いと思うのです。
奥田瑛二は役者としては好きでも嫌いでもないのですが、この作品は、ある意味奥田瑛二らしいなと思います。綿密に計算された物よりも感性が前面にでているようです。(もちろん、いきあたりばったりではなく計算もあるでしょうが・・・)
緒形拳を主役にして撮りたいと思っていて、この企画になったということですが、 MonPetitさんがおっしゃるように脚本にはちょっと問題有りですね。
「こういう場面を撮りたい」
「こういった絵面を撮ってみたい」
「こういう画面構成で作りたい」
という思惑が先にあって、物語を作っていったんじゃないでしょうか。映像的には、非常に感性あふれるものがあって良いと思うのですが、不自然なカットのつなぎとかが目立ちますよね。比較的、長廻しのロングショットが多いので逆に違和感を感じます。
前半は、心の葛藤や駆け引きをあらわす心理劇、後半は満たされない者同士がよりそって行くロードムービーのような作り方ですが、どちらも中途半端で、盛り込みすぎでしょうか。
カツ丼セットに小ぶりのもりそばがついていればおいしく食べれるのに、カツ丼ももりそばも大盛りで来てしまったような感じです・・・。前半は、あまり登場人物にしゃべらせずにカットでその心理を見せようとしているのに、肝心なところをセリフで言わせてしまったり、やはり脚本の練り混みが足りないんでしょうね。
緒形拳、子役の杉浦花菜、松田翔太となかなかの好演をしています。 高岡早紀も、こういった役がよく似合いますね。地でやってるの?と思うくらいうまいです。
児童虐待というテーマは、とても難しくてデリケートな問題ですが、あえてでしょうか、それほど深く切り込んではいないですよね。この後、サチがどうなったか気になる人が多いと思いますよ。でも、結論を出せる問題ではないし、問題を投げかけることによって観客が何かを考えるきっかけになるとすれば、こういう作品も有りだと思います。
「昔は良かった」
なんて言うと、じじいの戯言と思われてしまうのでしょうが、子育てに不慣れで上手に子供と向き合えない親たちを、近所のおっちゃん、おばちゃんたちが助けてあげる土壌が日本にはあったのです。それがどんどん希薄になってしまって児童虐待が増えた(昔もあったのかも知れませんが、問題になる前に自分たちで解決できた)のではないかと思うのです。
エンディングの「傘がない」は、井上陽水のオリジナルが私が高校生の時ですから、30年以上前の曲です。UAが歌っていることもあって、この映画に妙にマッチしているのですが、その当時でも、社会には様々な問題があって、でも、それぞれの生活もあって暮らして居るんですよね。みんな、満たされていないのです。寄り添っていくためには(松太郎やサチ、ワタルだけでなくサチの母親・真由美やその彼氏も・・・)何が必要なんでしょう・・・
この映画を観た後には、せめて自分の子供達だけでも、思いっきり抱きしめてあげましょう。
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家族を自ら失った老人安田と、親から愛されない子供サチと、旅先で出会う行き場のない青年とのロードムービー。
緒方拳さんの、悔恨の情や、辛さを抑えた演技の上手さは、勿論ですが、高岡早紀さんの子供をないがしろにし、自堕落な母親ぶりが秀逸です。
そしてもう一人の主人公、サチを演じる杉浦花菜ちゃん、虐待されているために、心を閉ざし、ちっとも笑わない無表情さ、人に触られるとヒステリーになったりと、異常な反応を示す痛々しい子供を見事に演じています。
サチがいつも付けている翼は、保育園の学芸会で、作ったものなのですが、まるでサチの体に生えているかのような錯覚を受けるほどいつも身に付けています。
子供は、本来親から愛情を無条件に受けて育てられるべき存在で、愛情をたっぷり受けた子供は、やがて自分の翼で飛び立とうとし、自立していきます。
ところが、虐待を受けているサチには、そんな翼がもぎ取られた状態。その代わりに作りものの翼を付けて、ギリギリのところで生きている。
安田に連れられての旅で、愛される存在であることに次第に気付いてきたサチは、偶然に出会った青年と心通わせるようになり・・・
作りものの翼なのに、山で本当に飛び立つかのように思えたシーンが印象的です。
安田とサチが心が通じ合ったと思わせるシーンは、思わず、もらい泣きをしてしまいました。
「おじいちゃん」と呼び、布団に入っていくシーン。
サチも安田も救われたでしょうか?
ラスト、ちょっと期待していたのですが、サチや娘の姿は全くなく・・・
安田の散歩は、まだまだ続くのでしょうか?
サチの心には、残ったと思います。あじいちゃんの愛が・・・
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自分の名を「餓鬼」と名乗り、独り言で「バカ、死ね、」と呟く幼女。この言葉は母親や社会に浴びせているのか、あるいは愛情を受ける価値のない自分に向けているのか、、、だが彼女は泣かない。甲高い叫びは嘆きではなく警報音のよう、防御とともに攻撃性を感じさせる。ほかにも暖かいものを口にしたがらないことやいつも天使の羽を背から離さないことなどとあわせ、こうした象徴的な表現方法がわざとらしいのと、どうも言葉づかいが浅いと思う。特に幸の言葉は不自然で自分の感情が彼らの気持ちに移入しにくいのが惜しい。安藤和津と二人のお嬢さんを脚本に参加させているようだが、この脚本に加わるには若すぎるのと、家族であるマイナス面が露呈したのではないか。
テーマは重い。児童虐待と言う社会問題を前面に感じさせるが、家庭の中の親と子、夫と妻の係わり合いに気持ちが向いた。あの母親や情夫、幸のような子は確実に近隣社会に存在するし、口の多い管理人も頼りない刑事もあたかも居そうな人物像だ。ラストも現実的で変なファンタジーやメロドラマにしなかったきびしい視線は評価する。
母親なら子どもを細心最大の心配りと愛を持って育てる理想を持つだろう。だが予定どうりにはならない。幸い子育てに専念出来ても自分とは違う人格との格闘で当然行き詰る。そこに他者との関係や仕事のストレス、健康を維持しさらに現状より良い環境を作ろうと努力するのは容易ではない。人を育て、人と暮らすということは社会的業務の達成や成功への努力とは違う辛抱とタフさが必要だ。
だから娘の心を理解してやれず、妻の力にもなってやれなかった松太郎と、子どもが疎ましくさらに自分の欲求を満たそうともがく母親の自虐と後悔は程度は違えども3人の子どもを持つ私のそれと同種なのだ。多くの母親はそう感じはしないだろうか。それとも全くの無縁の心境だろうか?何の挫折もなく子供が育ってくれたならきっとその方は天性の子育て名人か大いなる見えない支援を周囲から受けておられたと喜びたい。
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ユーザーレビュー:77件
投稿日
2007/09/27
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
観る側の心持ちによって、様々な感じ方が出来る映画ですね。そういう意味では、とても映画的であると同時に小説に近い感性なんでしょう。
私は基本的に
「映画は娯楽だ。エンターティンメントだ」
と言うスタンスなのですが、観ることによって何かを考えさせられる映画もあって良いと思うのです。
奥田瑛二は役者としては好きでも嫌いでもないのですが、この作品は、ある意味奥田瑛二らしいなと思います。綿密に計算された物よりも感性が前面にでているようです。(もちろん、いきあたりばったりではなく計算もあるでしょうが・・・)
緒形拳を主役にして撮りたいと思っていて、この企画になったということですが、 MonPetitさんがおっしゃるように脚本にはちょっと問題有りですね。
「こういう場面を撮りたい」
「こういった絵面を撮ってみたい」
「こういう画面構成で作りたい」
という思惑が先にあって、物語を作っていったんじゃないでしょうか。映像的には、非常に感性あふれるものがあって良いと思うのですが、不自然なカットのつなぎとかが目立ちますよね。比較的、長廻しのロングショットが多いので逆に違和感を感じます。
前半は、心の葛藤や駆け引きをあらわす心理劇、後半は満たされない者同士がよりそって行くロードムービーのような作り方ですが、どちらも中途半端で、盛り込みすぎでしょうか。
カツ丼セットに小ぶりのもりそばがついていればおいしく食べれるのに、カツ丼ももりそばも大盛りで来てしまったような感じです・・・。前半は、あまり登場人物にしゃべらせずにカットでその心理を見せようとしているのに、肝心なところをセリフで言わせてしまったり、やはり脚本の練り混みが足りないんでしょうね。
緒形拳、子役の杉浦花菜、松田翔太となかなかの好演をしています。 高岡早紀も、こういった役がよく似合いますね。地でやってるの?と思うくらいうまいです。
児童虐待というテーマは、とても難しくてデリケートな問題ですが、あえてでしょうか、それほど深く切り込んではいないですよね。この後、サチがどうなったか気になる人が多いと思いますよ。でも、結論を出せる問題ではないし、問題を投げかけることによって観客が何かを考えるきっかけになるとすれば、こういう作品も有りだと思います。
「昔は良かった」
なんて言うと、じじいの戯言と思われてしまうのでしょうが、子育てに不慣れで上手に子供と向き合えない親たちを、近所のおっちゃん、おばちゃんたちが助けてあげる土壌が日本にはあったのです。それがどんどん希薄になってしまって児童虐待が増えた(昔もあったのかも知れませんが、問題になる前に自分たちで解決できた)のではないかと思うのです。
エンディングの「傘がない」は、井上陽水のオリジナルが私が高校生の時ですから、30年以上前の曲です。UAが歌っていることもあって、この映画に妙にマッチしているのですが、その当時でも、社会には様々な問題があって、でも、それぞれの生活もあって暮らして居るんですよね。みんな、満たされていないのです。寄り添っていくためには(松太郎やサチ、ワタルだけでなくサチの母親・真由美やその彼氏も・・・)何が必要なんでしょう・・・
この映画を観た後には、せめて自分の子供達だけでも、思いっきり抱きしめてあげましょう。
投稿日
2007/07/26
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
家族を自ら失った老人安田と、親から愛されない子供サチと、旅先で出会う行き場のない青年とのロードムービー。
緒方拳さんの、悔恨の情や、辛さを抑えた演技の上手さは、勿論ですが、高岡早紀さんの子供をないがしろにし、自堕落な母親ぶりが秀逸です。
そしてもう一人の主人公、サチを演じる杉浦花菜ちゃん、虐待されているために、心を閉ざし、ちっとも笑わない無表情さ、人に触られるとヒステリーになったりと、異常な反応を示す痛々しい子供を見事に演じています。
サチがいつも付けている翼は、保育園の学芸会で、作ったものなのですが、まるでサチの体に生えているかのような錯覚を受けるほどいつも身に付けています。
子供は、本来親から愛情を無条件に受けて育てられるべき存在で、愛情をたっぷり受けた子供は、やがて自分の翼で飛び立とうとし、自立していきます。
ところが、虐待を受けているサチには、そんな翼がもぎ取られた状態。その代わりに作りものの翼を付けて、ギリギリのところで生きている。
安田に連れられての旅で、愛される存在であることに次第に気付いてきたサチは、偶然に出会った青年と心通わせるようになり・・・
作りものの翼なのに、山で本当に飛び立つかのように思えたシーンが印象的です。
安田とサチが心が通じ合ったと思わせるシーンは、思わず、もらい泣きをしてしまいました。
「おじいちゃん」と呼び、布団に入っていくシーン。
サチも安田も救われたでしょうか?
ラスト、ちょっと期待していたのですが、サチや娘の姿は全くなく・・・
安田の散歩は、まだまだ続くのでしょうか?
サチの心には、残ったと思います。あじいちゃんの愛が・・・
投稿日
2007/08/02
レビュアー
花ちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
自分の名を「餓鬼」と名乗り、独り言で「バカ、死ね、」と呟く幼女。この言葉は母親や社会に浴びせているのか、あるいは愛情を受ける価値のない自分に向けているのか、、、だが彼女は泣かない。甲高い叫びは嘆きではなく警報音のよう、防御とともに攻撃性を感じさせる。ほかにも暖かいものを口にしたがらないことやいつも天使の羽を背から離さないことなどとあわせ、こうした象徴的な表現方法がわざとらしいのと、どうも言葉づかいが浅いと思う。特に幸の言葉は不自然で自分の感情が彼らの気持ちに移入しにくいのが惜しい。安藤和津と二人のお嬢さんを脚本に参加させているようだが、この脚本に加わるには若すぎるのと、家族であるマイナス面が露呈したのではないか。
テーマは重い。児童虐待と言う社会問題を前面に感じさせるが、家庭の中の親と子、夫と妻の係わり合いに気持ちが向いた。あの母親や情夫、幸のような子は確実に近隣社会に存在するし、口の多い管理人も頼りない刑事もあたかも居そうな人物像だ。ラストも現実的で変なファンタジーやメロドラマにしなかったきびしい視線は評価する。
母親なら子どもを細心最大の心配りと愛を持って育てる理想を持つだろう。だが予定どうりにはならない。幸い子育てに専念出来ても自分とは違う人格との格闘で当然行き詰る。そこに他者との関係や仕事のストレス、健康を維持しさらに現状より良い環境を作ろうと努力するのは容易ではない。人を育て、人と暮らすということは社会的業務の達成や成功への努力とは違う辛抱とタフさが必要だ。
だから娘の心を理解してやれず、妻の力にもなってやれなかった松太郎と、子どもが疎ましくさらに自分の欲求を満たそうともがく母親の自虐と後悔は程度は違えども3人の子どもを持つ私のそれと同種なのだ。多くの母親はそう感じはしないだろうか。それとも全くの無縁の心境だろうか?何の挫折もなく子供が育ってくれたならきっとその方は天性の子育て名人か大いなる見えない支援を周囲から受けておられたと喜びたい。
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