英雄時代

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韓国の日本の植民地時代、植民地からの解放と朝鮮戦争、そして軍事政権・・・と激動の韓国を舞台に、成功と失敗を繰り返しながらも、一代で巨大な企業を作り上げていった実在する企業家たちをモデルを描かれたドラマで、恋愛ものとは一味違った面白さのある骨太ドラマのようです。
二人の主人公は、ヒュンダイ(現代)と、サムスンという韓国を代表する財閥の創始者がモデルとなり、実際に起こった事件の数々が盛り込まれ、現代の韓国を知る上でも、興味深く、韓ドラファンでなくとも、楽しめそうです。

冒頭は、世紀グループチャン・テサンの息子の自殺から始まって、葬式や国会など、今まで色々なドラマで見たことのある俳優たちが、一堂に登場。ほぼ現代の話のようです。
２話の後半から遡ること数十年、舞台は１９３０年、冒頭で自殺をした人の父親であり、このドラマの主人公チョン・テサンの少年時代から話は始まります。
妹の治療費を稼ぐために、家出をしたテサン「青年時代はチャ・インピョ」は、危険な工事現場などで働き、ドンミンという人物と出会うのですが、彼の「金を作るには先ず盗みをしてでも学べ」という教えが、テサンの人生に大きな影響を与えていくのでしょうか？
一方、地主の息子として生まれ、日本の早稲田大学を中退して帰ってきていたクグ・テホ「チョン・グァンリョル」は、京城駅(ソウル駅)で、偶然な事件で二人は出会うようです。

時代劇と異なり、また比較的近代の韓国を知ることができそうで、楽しみにしているのですが、全７０話。
２巻が、９月１９日、３巻が、１０月１７日と全話リリースされるのが、１２月となってしまうようです。
ラストまで、一気に続けて見たいような気がしますが・・・

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韓国２大財閥を描いているのですが、この二人の創業者がまた対照的です。
「世紀」（ヒュンダイ）は、家族経営が中心で、兄弟、幼馴染みが中心で、長男はとても責任が重く、その責任に耐えかねない長男は、悩み、事故に巻き込まれてしまいます。
「大韓」（サムスン）は、息子たちを経営に参加させてはいますが、心から息子を信用せずに、じーっと見ながら、次の後継者を選んでいるようです。

途中で、キャストが総入れ替えとなって残念だったのですが、パク・デチョルという野菜売りの掃除をしたり、屋台を出したりの苦学生が、世紀建設に入社してきます。
この人、メキメキと頭角を現して来るのですが、パク・デチョルは、ノ・ムヒョンの後の大統領、イ・ミョンバクがモデルなんだそうです。
大統領への嘆願書や、強盗（労働者）から金庫を守るエピソードは、実話だったようです。

ここでは、朴大統領が、美化されて描かれていますが、貧しい韓国を立て直すために、憎い相手である日本と国交を回復し、経済援助を受けるという政策、民主主義は後退したけれども、経済は奇跡的に成長したそうです。ドラマに実写のニュースの映像を入れ込み、この時代の韓国を知るうえでも参考になります。
最後は、冒頭に繋がると期待していたのですが、打ち切りになってしまったようで、すっきりしないラストでした。

レンタルリリースと、CS放送が割合同時期にスタートしました。週２話放送なので、レンタルの方が先を行くようです。根気よく、CS放送を見ていくつもりでいます。現在６話まで進行中。
２巻〜２３巻までは各３話。一気観はこたえるかも？ミルクさんいかがでしょうか？

漢江(ハンガン)の奇跡と称された企業家たちを描く大河ドラマ。
現代のシーンは結構重いテーマが描かれていますので、出だし？？と引いてしまうかもしれませんね。特に、軽めな恋愛ドラマがお好きな方には、ちとシンドイかも・・・？お決まりのテサンの子供時代の苦労談から、ちょうど６話、１９歳になったテサンの土方現場シーン辺りから、お話がぐっと面白く、活気が出てきました。チャ・インピョさんが元気溌剌と演じています。

テサンの幼馴染、初恋の人ソソンがパンソリの名手。テサンの友人で、良きライバルとなるテホ。ホジュンやクムワ王を演じるチョン・グァンニョルさんが演じています。すっかりお顔馴染みになってしまいました。

と、６話までしか知りませんが、私もラストまで気長に楽しむつもりです。興味が湧かれたら、どうぞご覧下さい。

「企業物のドラマは売れる」というのが韓ドラ界の常識のようになっていますが，現実問題として韓国の経済社会を見たとき，そこには「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げた企業戦士たちが実在したわけで，彼らの歩んできた人生そのものがドラマであり，企業物ドラマの礎は彼らが創りあげたともいえると思います。
開発の途中で犠牲となった国民，長期にわたる軍事政権の強圧的な政策で民主主義は後退してしまいましたが，足踏みを繰り返しながらも経済は奇跡的に成功し，廃墟と化した国を立ち直させました。
そして近年，ＩＭＦ危機といわれる経済不安が韓国を襲い，国民の不安は増大しました。
実在する人物や企業（現代と三星）を背景に，過去の成功を経済史という視点で振り返り，英雄たちをクローズアップし，歴史を整理することで韓国のパワーを後世に伝えようとしたヒューマンドラマです。

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ロマンティクな気分で見ていたら13巻頃から突然、老人たちのドラマになって、ビジュアル的な要素が激減し　（実在の人物にはチェ・プラム氏の方が似ていたのかもしれないがあんまりだ）、でも我慢してみていて、面白くなってきた頃あれっと終わってしまった。それにしても前半の雰囲気と後半の雰囲気がちょっと違いすぎて戸惑った。どうやら韓国でも後半は、アボジ達に人気だったらしい。
良いか悪いかは別にして、韓国の産業の発展の舞台裏を垣間見た。政治と企業の関わりも、とにかく恐ろしい。主人公テサンのモデルの現代自動車の息子さんである会長のの自殺は事実だから、　「英雄」という言葉はどうとらえるべきか良くわからない。前半は虚構だったとしてもおもしろく、チャ・インピョやチョン・グアンリョルはかっこ良かった。特典映像で再びちらっとでてきて嬉しかった。なにしろ回想シーンもなかったしね。でも全体としてはスケールの大きい、見ごたえあるドラマでした。