ゾディアックの画像・ジャケット写真

ゾディアック / ジェイク・ギレンホール

ゾディアック /デイビッド・フィンチャー

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全体の平均評価点: (5点満点)

200

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旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

 「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。“ゾディアック”と名乗る謎の犯人が引き起こした連続殺人事件を執拗に追いながら、それぞれ運命を狂わされていく男たちを描く。1969年、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者から、過去の殺人を告白した一通の手紙が新聞社へ届く。そこには謎の暗号文も添えられていた。これに興味を示したサンフランシスコ・クロニクル紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、次第にゾディアック事件の深い迷宮に呑み込まれていく…。

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「ゾディアック」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督が全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。“ゾディアック”と名乗る謎の犯人が引き起こした連続殺人事件を執拗に追いながら、それぞれ運命を狂わされていく男たちを描く。1969年、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者から、過去の殺人を告白した一通の手紙が新聞社へ届く。そこには謎の暗号文も添えられていた。これに興味を示したサンフランシスコ・クロニクル紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、次第にゾディアック事件の深い迷宮に呑み込まれていく…。

「ゾディアック」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

アメリカ

原題:

ZODIAC

「ゾディアック」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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洋画・邦画

35,500
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国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全200件

男達の間に色濃く漂う閉塞感。

投稿日:2007/11/16 レビュアー:JUCE

このレビューは気に入りましたか? 32人の会員が気に入ったと投稿しています

「セブン」への挑戦状 ネタバレ

投稿日:2007/09/28 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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1969年7月4日独立記念日、カルフォルニアでドライブ中のカップルを銃撃、女性は多数の弾丸を受け死亡、男性は命を取り留める。警察へ犯行声明の電話、新聞社に犯行の詳細と謎の暗号文を送付し一面に掲載しなければ大量殺人を決行と脅迫・・・全米を揺るがす連続殺人事件「Zodiac」が幕を開けた。

この事件はベトナム戦争の傷が癒えない米国民へ強烈なインパクトを与えた・・・犯人は未だ捕まらず、事件も未解決。陰湿なのは、テレビや新聞と言った当時の最先端メディアを駆使し、犯人と警察が公衆の場で頭脳ゲームを行う点だ。不謹慎極まりないが、犯行の残虐さが世論を動かし、警察は窮地に追い詰められる。
この事件で思い出すのがClint Eastwood主演「ダーティハリー」。自己顕示欲の強いゾディアックへ、元ネタと公言すれば観に来ると警官を張り込ませた話は有名で、本作も自嘲気味に言及。

David Fincher監督と言えば「セブン」と言う方も多い。確かに良く出来た映画だが、似た作品ばかりも作れない。本作も「パニック・ルーム」と同様、監督に染み付いた「殻」を打ち破る事を念頭に製作。
未解決事件を悪戯に弄っても、警察が提示した証拠以上のモノは無い。迂闊に示唆すれば訴訟大国のアメリカ国民が黙って無い、もちろん幾人もの犠牲者が居る為に軽系に語れない。連続殺人鬼の代名詞ゾディアックを、どう料理するのか公開前から大いに注目された。

私はスリラーとして、一定の評価は与える肯定派。多くの方は「セブン」の様な華麗なオチを期待なさり嵌まったかもしれない。無理も無いが異質なテーマと考えれば得心が行く。
「セブン」は飽く迄も映画としての虚構の産物で在り、本作は実際に殺害された被害者も多い。現実に起きた事件を丁寧に描く一方で、出来事の「謎」を解き明かす事を敢て主眼とせず、稀代の犯罪者を探求する刹那、普通の人だった主人公が悪魔に魅入られた輪廻に呪縛され、社会性から乖離する様を、丁寧に描いた点にこそ活目したい。

事件に入れ籠む事で、人としての情緒とか人間性が希薄に成る過程を真摯に描き、一般人も殺人者も等しく「人としての愚かさ」を痛烈に描く・・・「セブン」と言う稀代の傑作を前に、それと対極的な作品を描く事で、監督としての力量を自ら問う、センシティブな作品なのだ。
更に結末に一定の根拠を導き出した点も評価したい。この様な未解決事件を題材にすれば、どうしてもオチは宙吊りに陥る。事件を物語の様にスッキリ解決出来るのは、虚構の映画の中だけ・・・名声を捨てる覚悟で挑んだ本作を、責める事は出来ないし、これで過去への禊は終わったと思う。

※補足
一緒に見た友人は本作よりも面白い作品が有ると嘯く、それは韓国映画「殺人の追憶」。これも未解決事件を扱うが、登場人物の掘り下げ方も上手く、面白い・・・頑張れハリウッド!。

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リアルな狂気 ネタバレ

投稿日:2007/12/18 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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(細かい内容に触れています)

 とても魅せられました。確かに上映時間は長いのですが、長いとは感じられませんでした。最後まで緊張感を失わない、見事なサスペンス映画であると思います。ことに恐ろしく、印象に残ったのは、湖畔でのアベック襲撃と、車に細工をして赤ん坊を連れた母親を誘い込む夜のシーンでした。
 真昼間の湖畔のシーンは、のんびりと明るく美しい風景の中に、あのような奇態な黒装束の男が林の向こうからのそのそとやってくる、その様子を引き気味の構図で淡々と捉えています。太陽に照らされたゾディアックの強烈な存在感は、ほんとうに恐ろしいのですが、同時にその映像はどこかズレた、とぼけたユーモアのようなものを生み出している。それを感じたとき、僕は、ああこの男はほんとうに狂っていると感じました。正常な世界とズレてしまったゾディアックの狂った世界を、このシーンは見事に、リアルに表現していると思います。
 夜の車のシーンは、対象的にスタンダードな演出でジリジリとしたサスペンスを濃縮して、その頂点にゾディアック(なのでしょうか)の恐ろしい台詞をぽんと投げ出し、その次に起こったろうことはばっさり省略してしまう。この語り方はとてもうまいと思いました。デヴィッド・フィンチャーの映画はしばしば、物語というよりも、語り口のうまさで愉しませてくれるような気がします。
 実話をもとにしているということは、犯人がはっきりしないとかカタルシスがない点で、枷のように感じられる場合もあるかもしれませんが、僕はほとんどマイナスではないと思いました。JUCEさんが見事に看破されている通り、本作は『ユナイテッド93』がまとっていたアンフェアな気配を免れ、映画としてフェアな印象を残します。
 それは(まだ自分でも確信はもてないのですが)、この作品がたとえば被害者の鎮魂であるとかいった表層的な意図で自らを着飾っていないこと、また事件に何らかの「意味」を付加しようとする傲慢な姿勢を持っていないためではないかと思います。まさに、事実に謙虚であるのです。
 そのように事実に謙虚な姿勢を可能にしているのは、主要な三人の登場人物の人間ドラマに的を絞ったことでした(グレイスミスがゾディアックの狂気に魅せられて行く過程は、むしろやや早急な感じでもっとじっくり見たかった気もします)。いくら資料や取材をもとにしても、ここには多くの虚構が混在していることが分かります。つまり、矛盾して聞こえるかもしれませんが、虚構(ドラマ)を持ち込むことによって、このような見事な「事実に基づいた作品」が生まれているのです。75点。

このレビューは気に入りましたか? 15人の会員が気に入ったと投稿しています

特典映像を含めてはじめて完結するドラマ

投稿日:2007/11/07 レビュアー:ムーミンママ

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ゾディアックのバカァw ネタバレ

投稿日:2009/08/03 レビュアー:pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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実話だそうですね。。。

恐ろしいわ・・・

無差別殺人、愉快犯(←漢字あってる?)

殺人を犯しながら、警察をおちょくってる

マスコミを使って名を知らしめ快感(?)

人々を恐怖のどん底につきおとしたゾディアック

謎の殺人鬼ゾディアックに執着する男達

最後まであきらめきれない男

支える妻も健気


何かに夢中になると、周りが見えなくなる
答えが見つからないから、とことん追求する

諦めなければいけなくなった男
諦めさせられた男
諦めきれなかった男


いや、しかし、こんな殺人鬼が近所に居たら外出出来ませんw

殺された人達・・・怖かっただろうな・・・


     。。§ρ_;)。。


ゾディアックのバカァ・・・




                        pokorou

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:200件

男達の間に色濃く漂う閉塞感。

投稿日

2007/11/16

レビュアー

JUCE

「セブン」への挑戦状

投稿日

2007/09/28

レビュアー

masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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1969年7月4日独立記念日、カルフォルニアでドライブ中のカップルを銃撃、女性は多数の弾丸を受け死亡、男性は命を取り留める。警察へ犯行声明の電話、新聞社に犯行の詳細と謎の暗号文を送付し一面に掲載しなければ大量殺人を決行と脅迫・・・全米を揺るがす連続殺人事件「Zodiac」が幕を開けた。

この事件はベトナム戦争の傷が癒えない米国民へ強烈なインパクトを与えた・・・犯人は未だ捕まらず、事件も未解決。陰湿なのは、テレビや新聞と言った当時の最先端メディアを駆使し、犯人と警察が公衆の場で頭脳ゲームを行う点だ。不謹慎極まりないが、犯行の残虐さが世論を動かし、警察は窮地に追い詰められる。
この事件で思い出すのがClint Eastwood主演「ダーティハリー」。自己顕示欲の強いゾディアックへ、元ネタと公言すれば観に来ると警官を張り込ませた話は有名で、本作も自嘲気味に言及。

David Fincher監督と言えば「セブン」と言う方も多い。確かに良く出来た映画だが、似た作品ばかりも作れない。本作も「パニック・ルーム」と同様、監督に染み付いた「殻」を打ち破る事を念頭に製作。
未解決事件を悪戯に弄っても、警察が提示した証拠以上のモノは無い。迂闊に示唆すれば訴訟大国のアメリカ国民が黙って無い、もちろん幾人もの犠牲者が居る為に軽系に語れない。連続殺人鬼の代名詞ゾディアックを、どう料理するのか公開前から大いに注目された。

私はスリラーとして、一定の評価は与える肯定派。多くの方は「セブン」の様な華麗なオチを期待なさり嵌まったかもしれない。無理も無いが異質なテーマと考えれば得心が行く。
「セブン」は飽く迄も映画としての虚構の産物で在り、本作は実際に殺害された被害者も多い。現実に起きた事件を丁寧に描く一方で、出来事の「謎」を解き明かす事を敢て主眼とせず、稀代の犯罪者を探求する刹那、普通の人だった主人公が悪魔に魅入られた輪廻に呪縛され、社会性から乖離する様を、丁寧に描いた点にこそ活目したい。

事件に入れ籠む事で、人としての情緒とか人間性が希薄に成る過程を真摯に描き、一般人も殺人者も等しく「人としての愚かさ」を痛烈に描く・・・「セブン」と言う稀代の傑作を前に、それと対極的な作品を描く事で、監督としての力量を自ら問う、センシティブな作品なのだ。
更に結末に一定の根拠を導き出した点も評価したい。この様な未解決事件を題材にすれば、どうしてもオチは宙吊りに陥る。事件を物語の様にスッキリ解決出来るのは、虚構の映画の中だけ・・・名声を捨てる覚悟で挑んだ本作を、責める事は出来ないし、これで過去への禊は終わったと思う。

※補足
一緒に見た友人は本作よりも面白い作品が有ると嘯く、それは韓国映画「殺人の追憶」。これも未解決事件を扱うが、登場人物の掘り下げ方も上手く、面白い・・・頑張れハリウッド!。

リアルな狂気

投稿日

2007/12/18

レビュアー

よふかし

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 とても魅せられました。確かに上映時間は長いのですが、長いとは感じられませんでした。最後まで緊張感を失わない、見事なサスペンス映画であると思います。ことに恐ろしく、印象に残ったのは、湖畔でのアベック襲撃と、車に細工をして赤ん坊を連れた母親を誘い込む夜のシーンでした。
 真昼間の湖畔のシーンは、のんびりと明るく美しい風景の中に、あのような奇態な黒装束の男が林の向こうからのそのそとやってくる、その様子を引き気味の構図で淡々と捉えています。太陽に照らされたゾディアックの強烈な存在感は、ほんとうに恐ろしいのですが、同時にその映像はどこかズレた、とぼけたユーモアのようなものを生み出している。それを感じたとき、僕は、ああこの男はほんとうに狂っていると感じました。正常な世界とズレてしまったゾディアックの狂った世界を、このシーンは見事に、リアルに表現していると思います。
 夜の車のシーンは、対象的にスタンダードな演出でジリジリとしたサスペンスを濃縮して、その頂点にゾディアック(なのでしょうか)の恐ろしい台詞をぽんと投げ出し、その次に起こったろうことはばっさり省略してしまう。この語り方はとてもうまいと思いました。デヴィッド・フィンチャーの映画はしばしば、物語というよりも、語り口のうまさで愉しませてくれるような気がします。
 実話をもとにしているということは、犯人がはっきりしないとかカタルシスがない点で、枷のように感じられる場合もあるかもしれませんが、僕はほとんどマイナスではないと思いました。JUCEさんが見事に看破されている通り、本作は『ユナイテッド93』がまとっていたアンフェアな気配を免れ、映画としてフェアな印象を残します。
 それは(まだ自分でも確信はもてないのですが)、この作品がたとえば被害者の鎮魂であるとかいった表層的な意図で自らを着飾っていないこと、また事件に何らかの「意味」を付加しようとする傲慢な姿勢を持っていないためではないかと思います。まさに、事実に謙虚であるのです。
 そのように事実に謙虚な姿勢を可能にしているのは、主要な三人の登場人物の人間ドラマに的を絞ったことでした(グレイスミスがゾディアックの狂気に魅せられて行く過程は、むしろやや早急な感じでもっとじっくり見たかった気もします)。いくら資料や取材をもとにしても、ここには多くの虚構が混在していることが分かります。つまり、矛盾して聞こえるかもしれませんが、虚構(ドラマ)を持ち込むことによって、このような見事な「事実に基づいた作品」が生まれているのです。75点。

特典映像を含めてはじめて完結するドラマ

投稿日

2007/11/07

レビュアー

ムーミンママ

ゾディアックのバカァw

投稿日

2009/08/03

レビュアー

pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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実話だそうですね。。。

恐ろしいわ・・・

無差別殺人、愉快犯(←漢字あってる?)

殺人を犯しながら、警察をおちょくってる

マスコミを使って名を知らしめ快感(?)

人々を恐怖のどん底につきおとしたゾディアック

謎の殺人鬼ゾディアックに執着する男達

最後まであきらめきれない男

支える妻も健気


何かに夢中になると、周りが見えなくなる
答えが見つからないから、とことん追求する

諦めなければいけなくなった男
諦めさせられた男
諦めきれなかった男


いや、しかし、こんな殺人鬼が近所に居たら外出出来ませんw

殺された人達・・・怖かっただろうな・・・


     。。§ρ_;)。。


ゾディアックのバカァ・・・




                        pokorou

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