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30年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗を繰り返したボニーとクライドをモデルにした、ニコラス・レイ監督の処女作。刑務所を脱獄した“ボウイ・ザ・キッド”は、やがてキーチという女と恋に落ちる。ふたりは人生をやり直すための逃避行に出るが…。
製作年: |
1948年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THEY LIVE BY NIGHT |
監督: |
ニコラス・レイ |
---|---|
製作: |
ジョン・ハウスマン |
出演: |
ファーリー・グレンジャー 、 ジェイ・C・フリッペン 、 キャシー・オドネル 、 ハワード・ダ・シルヴァ 、 ウィル・ライト 、 ジェイ・C・フリッペン |
脚本: |
チャールズ・シュニー 、 チャールズ・シュニー |
原作: |
エドワード・アンダーソン |
撮影: |
ジョージ・E・ディスカント |
音楽: |
リー・ハーライン 、 リー・ハーライン |
30年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗を繰り返したボニーとクライドをモデルにした、ニコラス・レイ監督の処女作。刑務所を脱獄した“ボウイ・ザ・キッド”は、やがてキーチという女と恋に落ちる。ふたりは人生をやり直すための逃避行に出るが…。
製作年: |
1948年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THEY LIVE BY NIGHT |
監督: |
ニコラス・レイ |
---|---|
製作: |
ジョン・ハウスマン |
出演: |
ファーリー・グレンジャー 、 ジェイ・C・フリッペン 、 キャシー・オドネル 、 ハワード・ダ・シルヴァ 、 ウィル・ライト 、 ジェイ・C・フリッペン |
脚本: |
チャールズ・シュニー 、 チャールズ・シュニー |
---|---|
原作: |
エドワード・アンダーソン |
撮影: |
ジョージ・E・ディスカント |
音楽: |
リー・ハーライン 、 リー・ハーライン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
JVD3192 | 2010年04月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
JVD3192
レンタル開始日:
2010年04月26日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
JVD3192 | 2010年04月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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収録時間:
96分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
JVD3192
レンタル開始日:
2010年04月26日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
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デビュー作からとてつもない作品が生まれるということはあるのだ、ということを教えてくれる『夜の人々』。はるかに『理由なき反抗』を予感させる、ニコラス・レイの鮮烈で、異色なフィルム・ノワール。いやラブ・ストーリーだ。
二十年ほど前に観て以来、僕はこの映画を俯瞰の映画だと覚えていた。その通り、疾走する車をヘリコプターからの空撮が追うところから映画は始まった。こうした空撮の使い方は初めてだったそうで、随所で挟み込まれるこの種のショットが、映画に緊迫感と疾走感をもたらしている。
急停止した車の陰で行われる暴力、巨大な美女の看板の下(この看板がまたいいのだ)にひとり取り残される主人公ボウイ、トラックで迎えに来た少女キーチとの出会いまで、映画はオープニングから息もつかせない。作業着に身を包んで無愛想なキーチ(キャシー・オドネル)が、恋をすることによって少しずつ身の硬さを解いていき、ほのかに官能が香っていくさまがなんとも素晴らしい(ナタリー・ウッドには及ばないかもしれないけれど)。
それを媒介するのが、彼女の叔父で犯罪一味の中核である片目のチカマウの近親姦的ともいえる好色な視線。おそらく当時のコードのせいで明らさまな描写も台詞もないものの、チカマウがキーチをどう見ているのかは、誰にも分かるように描かれる。この演出はとても見事だと思う。
ボウイ(ファーリー・グレンジャー)は、少年時代に犯してしまった殺人の特赦を得るために脱獄、弁護士費用のために強盗を重ねるということからも分かるように、どこか現実社会とズレてしまった若者。グレンジャーはここではけっして演技がうまいとはいえないが、そのしばしば宙を泳ぐ眼がなんとか普通の社会に戻りたいという若者の焦燥感を強く感じさせる。
新聞やラジオの使い方もうまい。いつの間にか首領に祭り上げられたボウイに対するチカマウのやっかみは常にサスペンスをもたらすし、これが最後の仕事と臨んだ銀行強盗が失敗、Tダブが射殺されたという話は直接の描写なく一切がラジオのニュースで処理されてしまう。チカマウの最後もまたしかり。その省略にうっとりとしながら、ニコラス・レイの関心は銃撃戦などのアクションシーンには少しもなく、夜を疾走した孤独なふたりの若者の、短く濃密な生を描き出すところにあるのだろうと思う。
ロバート・アルトマンは同じ原作からまったく知らずに(ほんまかいな)『ボウイ&キーチ』を撮った。別のタイプの作品ながら面白いので、見比べるのも一興かもしれない。80点。
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「予算に於いてはB級だが精神に於いてはA級である」
ジャン=リュック・ゴダールがこう讃えたというニコラス・レイのデビュー作「夜の人々」はヘリコプター撮影を本格的に用いた最初の映画だともいう。
冒頭、車が急スピン、舗装道から荒野へ逸れていく。
農夫から奪った車がパンクし、バランスを失ったのだ。
水平を成す車道から突如、車が道路外へ投げ出される俯瞰図。
ニコラス・レイは建築家フランク・ロイド・ライトの下、水平線の重要性を学んだというけれど
そこに十字を切るように垂直線がもたらす緊張を強調していたように思えてきます。
「暗黒への転落」などが正にそうであるように。
ニコラス・レイ作品には「軌道から逸れてしまう」者が描かれています。
車から引きずり出された農夫への暴力、銀行襲撃、脱獄仲間の行く末など
車中のボウイ(F・グレンジャー)の視点で展開され洗練された印象です。
更生を誓いつつボウイがキーチィーと逃避行、深夜バスを下車、僅か5ドルで結婚式をあげる辺りがいい。
その簡易結婚式場の胡散臭い経営者とのやり取りは秀逸でのちにメキシコを目指すべく
経営者の元を再び訪ねた時、金で動くと踏んだ男が動かないボウイの甘い誤算を描く。
のちにヒッチコックやヴィスコンティ作品にも起用されるファーリー・グレンジャーが随分と若い。
本作は49年リリースとあるけれど、その2年前には完成していたらしい。
ハワード・ヒューズがRKOの実権を握った頃のゴタゴタからだろうか。
また、F・ラング「暗黒街の弾痕」のシルビア・シドニーの瞳がつい浮かんでくるように
キャシー・オドネルの一途な眼差しと健気な台詞が泣かせる。
作品を通し妖しい程ににどんどん綺麗になっていく様子と裏腹に
若い二人の旅路が人生を試すのではなく必然と運命に試されてしまう顛末は
冷徹なフィルムノワールと呼ぶには余りにも繊細で柔軟(しなやか)。
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ユーザーレビュー:6件
投稿日
2010/05/06
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
デビュー作からとてつもない作品が生まれるということはあるのだ、ということを教えてくれる『夜の人々』。はるかに『理由なき反抗』を予感させる、ニコラス・レイの鮮烈で、異色なフィルム・ノワール。いやラブ・ストーリーだ。
二十年ほど前に観て以来、僕はこの映画を俯瞰の映画だと覚えていた。その通り、疾走する車をヘリコプターからの空撮が追うところから映画は始まった。こうした空撮の使い方は初めてだったそうで、随所で挟み込まれるこの種のショットが、映画に緊迫感と疾走感をもたらしている。
急停止した車の陰で行われる暴力、巨大な美女の看板の下(この看板がまたいいのだ)にひとり取り残される主人公ボウイ、トラックで迎えに来た少女キーチとの出会いまで、映画はオープニングから息もつかせない。作業着に身を包んで無愛想なキーチ(キャシー・オドネル)が、恋をすることによって少しずつ身の硬さを解いていき、ほのかに官能が香っていくさまがなんとも素晴らしい(ナタリー・ウッドには及ばないかもしれないけれど)。
それを媒介するのが、彼女の叔父で犯罪一味の中核である片目のチカマウの近親姦的ともいえる好色な視線。おそらく当時のコードのせいで明らさまな描写も台詞もないものの、チカマウがキーチをどう見ているのかは、誰にも分かるように描かれる。この演出はとても見事だと思う。
ボウイ(ファーリー・グレンジャー)は、少年時代に犯してしまった殺人の特赦を得るために脱獄、弁護士費用のために強盗を重ねるということからも分かるように、どこか現実社会とズレてしまった若者。グレンジャーはここではけっして演技がうまいとはいえないが、そのしばしば宙を泳ぐ眼がなんとか普通の社会に戻りたいという若者の焦燥感を強く感じさせる。
新聞やラジオの使い方もうまい。いつの間にか首領に祭り上げられたボウイに対するチカマウのやっかみは常にサスペンスをもたらすし、これが最後の仕事と臨んだ銀行強盗が失敗、Tダブが射殺されたという話は直接の描写なく一切がラジオのニュースで処理されてしまう。チカマウの最後もまたしかり。その省略にうっとりとしながら、ニコラス・レイの関心は銃撃戦などのアクションシーンには少しもなく、夜を疾走した孤独なふたりの若者の、短く濃密な生を描き出すところにあるのだろうと思う。
ロバート・アルトマンは同じ原作からまったく知らずに(ほんまかいな)『ボウイ&キーチ』を撮った。別のタイプの作品ながら面白いので、見比べるのも一興かもしれない。80点。
投稿日
2010/05/09
レビュアー
コリンスキー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「予算に於いてはB級だが精神に於いてはA級である」
ジャン=リュック・ゴダールがこう讃えたというニコラス・レイのデビュー作「夜の人々」はヘリコプター撮影を本格的に用いた最初の映画だともいう。
冒頭、車が急スピン、舗装道から荒野へ逸れていく。
農夫から奪った車がパンクし、バランスを失ったのだ。
水平を成す車道から突如、車が道路外へ投げ出される俯瞰図。
ニコラス・レイは建築家フランク・ロイド・ライトの下、水平線の重要性を学んだというけれど
そこに十字を切るように垂直線がもたらす緊張を強調していたように思えてきます。
「暗黒への転落」などが正にそうであるように。
ニコラス・レイ作品には「軌道から逸れてしまう」者が描かれています。
車から引きずり出された農夫への暴力、銀行襲撃、脱獄仲間の行く末など
車中のボウイ(F・グレンジャー)の視点で展開され洗練された印象です。
更生を誓いつつボウイがキーチィーと逃避行、深夜バスを下車、僅か5ドルで結婚式をあげる辺りがいい。
その簡易結婚式場の胡散臭い経営者とのやり取りは秀逸でのちにメキシコを目指すべく
経営者の元を再び訪ねた時、金で動くと踏んだ男が動かないボウイの甘い誤算を描く。
のちにヒッチコックやヴィスコンティ作品にも起用されるファーリー・グレンジャーが随分と若い。
本作は49年リリースとあるけれど、その2年前には完成していたらしい。
ハワード・ヒューズがRKOの実権を握った頃のゴタゴタからだろうか。
また、F・ラング「暗黒街の弾痕」のシルビア・シドニーの瞳がつい浮かんでくるように
キャシー・オドネルの一途な眼差しと健気な台詞が泣かせる。
作品を通し妖しい程ににどんどん綺麗になっていく様子と裏腹に
若い二人の旅路が人生を試すのではなく必然と運命に試されてしまう顛末は
冷徹なフィルムノワールと呼ぶには余りにも繊細で柔軟(しなやか)。
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