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マイティ・ハート/愛と絆

マイティ・ハート/愛と絆の画像・ジャケット写真

マイティ・ハート/愛と絆 / アンジェリーナ・ジョリー

マイティ・ハート/愛と絆 /マイケル・ウィンターボトム

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58

DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

 “ウォールストリート・ジャーナル”の記者ダニエル・パール氏が中東取材中に誘拐・殺害された事件の真相を綴った妻マリアンヌ・パールの手記『マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死』をアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化した社会派ドラマ。監督は「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム。共にジャーナリストとして活動し、深い絆で結ばれた夫婦、ダニエル・パールとマリアンヌ・パール。2002年1月、2人はパキスタンのカラチへとやって来た。ある日、妊娠5ヵ月になるマリアンヌとディナーの約束をして帰国前の最後の取材へと向かったダニエルだったが、彼はそのまま行方不明となってしまう。

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「マイティ・ハート/愛と絆」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 “ウォールストリート・ジャーナル”の記者ダニエル・パール氏が中東取材中に誘拐・殺害された事件の真相を綴った妻マリアンヌ・パールの手記『マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死』をアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化した社会派ドラマ。監督は「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム。共にジャーナリストとして活動し、深い絆で結ばれた夫婦、ダニエル・パールとマリアンヌ・パール。2002年1月、2人はパキスタンのカラチへとやって来た。ある日、妊娠5ヵ月になるマリアンヌとディナーの約束をして帰国前の最後の取材へと向かったダニエルだったが、彼はそのまま行方不明となってしまう。

「マイティ・ハート/愛と絆」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

アメリカ

原題:

A MIGHTY HEART

「マイティ・ハート/愛と絆」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

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国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
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※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全58件

慈悲のメモワール ネタバレ

投稿日:2008/02/25 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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映画を監督で見るならMichael Winterbottomは外せない。社会派の枠を超えた示唆に富み、「グアンタナモ、僕達が見た真実」など悪戯に政治色を出さずに描くテーマも秀逸だ。なお本作は日本にパラマウントを配給した、UIP映画最後の作品。長い間お世話に成りました。

ダニエル・パール氏の事件は日本でも詳しく報道されたが、作品も国vs国で無く、人vs人として描く辺りは監督らしい目線だ。時にリベラルが災いし、演出が中途半端な印象なのが賛否の元。私は原作は未見だが、描かれる全てが真実では無い気配を映像の片隅で見つけた気がした。

Angelina Jolieが「南無妙法蓮華経」と唱えるシーン、これが日蓮宗や立正佼成会で無いとすれば自民党と連立を組む、あの政党の支持団体しかない。因みに「創価 フランス」で検索すると、様々な記事が出るのでご覧下さい。社会派ながら事件の裏側を語らない点に不審を抱いたが、疑念は別な意味で晴れた。

ドキュメンタリーは、被害者と加害者の双方の視点が語られ始めて中立性を保つ。本作は被害者側に偏る為に、説得力に乏しく、人の慈悲や愛で万事解決と謳う、潔癖症な偏愛すら感じる。故に情念で無く、信仰で平和の均衡は保たれると語る。その為に秀逸なサスペンスが、中盤から怪しくなり後半で別な次元へ変貌する。この宗旨的作劇が作品を支配する事で、結果的に本作の立ち位置まで不安定に映る。

欧米人の視点の限界も感じるが、映画を完成させ世に訴える事こそ価値は有ると思うので、総論としては賛成できる。
 

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

復讐心を押しとめる理性こそが大切 ネタバレ

投稿日:2008/03/04 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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題材が、2002年にパキスタンで起きたウォール・ストリート・ジャーナルの記者誘拐事件のことなので、当時リアルタイムに報道されていたので、結末がどうなったのかも、知ってはいたのですが、ひたすらドキュメンタリータッチで描かれ、臨場感はあるものの、観ていてかなりしんどいという感じです。

A・ジョリー演じるマリアンヌの夫が消息をたってからは、BGMもほとんどなく、音といえば、大都市の雑踏や、登場人物の話し声などとかなり少なく、家政婦さんの子供が遊んでいる声などが逆に緊張の中で癒されるものがありました。

この映画のシーンのほとんどが、マリアンヌの自宅というシーンなので、画面には単調な雰囲気を与えてしまったことは否めませんが、A・ジョリーの演技は、派手さを抑え、妊婦でありながら、一人パキスタンに置き去りにされた女性を完璧に演じていると思います。

マリアンヌにとって、最も辛いことは、そこで起こった全てを受け止めなくてはならないこと。
そして、何より大切なのは、テロの背景になる貧困や、搾取に言及し、怒りよりは寛容、暴力より理性を信じるジャーナリスト魂で、悲しみと怒りを浄化しようとするマリアンヌの最後のナレーション。
そしてその支えとなる亡き夫の魂とでも言うべき生まれてくる命だということでしょうか?
ラスト、子どもと手を繋いで歩いている姿が印象的です。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

40pts/100pts ネタバレ

投稿日:2008/07/26 レビュアー:ヴィル

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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映画というより、
ドキュメンタリーのように
淡々と、事実をトレースしていくような作りの作品。

でも、アンジェリーナの演技は、
身につまされるようなところもあって、
考えさせられる面もある。

本来、残酷なシーンが目白押しなはずな事件ではあるが、
それをまったく撮さず、
アンジェリーナの演技で、それを見せるという方法は、
この映画の主張の一旦なんだろうと思う。

アンジェリーナを取材する側の、
集まり方とか、インタビューの仕方は、
日本的に見ると、ワイドショーそのままであって、
ある意味、この映画の淡々としたところは、
こういう取材方法に対する批判も含まれてるのかな
とも感じた。

だから、作品としての価値は高いと思うし、
主張したいこともよくわかるし、
必要な作品なんだとは思う。

ただ、残念ながら、
エンターテイメントとしては、
あまり成立しておらず、
面白いという作品ではない。

こういう両立は、非常に難しいとは思うけど、
私は必要なことだと思って、
辛い目の点数をつけさせてもらった。

このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています

汝、目を逸らすことなかれ ネタバレ

投稿日:2008/04/11 レビュアー:ひろぼう

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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この悲劇の元凶となるのはテロリズム。ならば、その思想はどのように成り立ったのかというと、これが複雑で、アメリカ・パキスタン・インド・イスラエル・アフガニスタン・パレスチナ等々の国益を得るための思惑があり、それはFBI・CIA・モサド・ISI・アルカイダ・PLO等々の組織の暗躍に繋がり、誘拐・暗殺・破壊・虐待・拷問等々の実力行使となる。これらの様々な暴力を受けた人は、恐れ、怒りを抱き、それが、いわれのない不条理な暴力であればあるほど、受ける衝撃は大きく、憎悪は増し、同じ思いを相手に与えようとする。『目には目を』がテロの思想だが、ここには普通の暴力ではない、大きな権力というものが介在している。権力という巨大な意思の集合体、その行使者に対抗する、最小で最大の効果を発揮する暴力がテロリズムなのだろう。
では、なぜテロはなくならないのか。権力という欲望は、人の性なので放棄することはできない。でも、捨てるのではなく抑えることはできるはず。誰もがそう思い、そうしようとは感じるのだが、目の前の悲劇に惑わされ、物事の真実を見極めようとする努力を怠り、安易な方向にと逸らした視線が捉えるのが、報復という行為なのだろう。また、民族という壁がそこには確かに存在し、言葉・思想・宗教といった障壁が幾重にも重なり、個人の対話を阻もうとすることも忘れてはならない。

清潔で快適なジャーナリストの家で繰り広げられる悲劇が中心に物語は展開するが、それと同等以上に喧騒と汚濁に満ちたカラチの街並み、そこでの人々暮らしが描写される。精神的な苦痛を受けるジャーナリスト達と、貧困と肉体的苦痛を受けるカラチの人達は、ドキュメンタリーの趣旨で等価に描かれる。
しだいに悲しみ、恐怖、怒りに囚われていくマリアンヌ。
しかし彼女は目を逸らすことなく、失くしたものの重さを、折れそうな細腕でしっかりと抱き抱える。
更にラストのテロップで知る、ダニエルの両親が行う行為、相容れない物達への対話の手助けという行いには、テロ撲滅に対する思慮の深さを思い知ることができる。

人物と情報が目まぐるしく錯綜し、次々と進展する事件に鑑賞者も翻弄されますが、決して目を逸らしてはいけません。
一時停止のコーヒータイムで、整理するのはOKです。

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これはこれで、ウィンターボトムの凄さを感じる ネタバレ

投稿日:2011/01/25 レビュアー:MonPetit

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「マイケル・ウィンターボトム不発」と言いたくなるような作品。
が、決してこれは落胆のレビューではない。むしろその逆だ。
ここまで抑えた作品を撮れるのか、リアリティに徹することができるのか。
ウィンターボトムがそう判断したのであれば、それがベストだったんだろう。
これは小説ではない、アメリカ独特のプロパガンダ満載の作品でもない。
こういう事実があったんだという当事者の「手記」だ。
それを映像化したに過ぎない。
忠実に映像化しリアリティを追求すること。

サスペンスフルな緊張感とは異質な本物の緊張感。
やはり、さすがマイケル・ウィンターボトムといわざる得ないし、
なぜ、これをアンジーが!?という誰もが不思議に思うだろうが、
この熱演を見せられれば納得するしかない。
まさに究極のリアリティだ。
ドキュメンタリータッチに仕上げたのではない。
リアリティを追求しただけだ、究極に。

「グアンタナモ、僕達が見た真実」の翌年に作品だが、前半テレビニュースで
グアンタナモが流れる。彼はいくつかの作品でこの時代を描いているようだ。

メッセージ性に不満をもってはいけない。
探してもいけない。
ウィンターボトムは何も発信してはいない。

やはり、こういう問題は観た者が、どう受け取るかということか。
それを突きつけられている。
どう受けとるか。
どう受け止めればいいのか。
誰もがそれを考えたとき、ウィンターボトムの思惑は完結する。

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全58件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:58件

慈悲のメモワール

投稿日

2008/02/25

レビュアー

masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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映画を監督で見るならMichael Winterbottomは外せない。社会派の枠を超えた示唆に富み、「グアンタナモ、僕達が見た真実」など悪戯に政治色を出さずに描くテーマも秀逸だ。なお本作は日本にパラマウントを配給した、UIP映画最後の作品。長い間お世話に成りました。

ダニエル・パール氏の事件は日本でも詳しく報道されたが、作品も国vs国で無く、人vs人として描く辺りは監督らしい目線だ。時にリベラルが災いし、演出が中途半端な印象なのが賛否の元。私は原作は未見だが、描かれる全てが真実では無い気配を映像の片隅で見つけた気がした。

Angelina Jolieが「南無妙法蓮華経」と唱えるシーン、これが日蓮宗や立正佼成会で無いとすれば自民党と連立を組む、あの政党の支持団体しかない。因みに「創価 フランス」で検索すると、様々な記事が出るのでご覧下さい。社会派ながら事件の裏側を語らない点に不審を抱いたが、疑念は別な意味で晴れた。

ドキュメンタリーは、被害者と加害者の双方の視点が語られ始めて中立性を保つ。本作は被害者側に偏る為に、説得力に乏しく、人の慈悲や愛で万事解決と謳う、潔癖症な偏愛すら感じる。故に情念で無く、信仰で平和の均衡は保たれると語る。その為に秀逸なサスペンスが、中盤から怪しくなり後半で別な次元へ変貌する。この宗旨的作劇が作品を支配する事で、結果的に本作の立ち位置まで不安定に映る。

欧米人の視点の限界も感じるが、映画を完成させ世に訴える事こそ価値は有ると思うので、総論としては賛成できる。
 

復讐心を押しとめる理性こそが大切

投稿日

2008/03/04

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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題材が、2002年にパキスタンで起きたウォール・ストリート・ジャーナルの記者誘拐事件のことなので、当時リアルタイムに報道されていたので、結末がどうなったのかも、知ってはいたのですが、ひたすらドキュメンタリータッチで描かれ、臨場感はあるものの、観ていてかなりしんどいという感じです。

A・ジョリー演じるマリアンヌの夫が消息をたってからは、BGMもほとんどなく、音といえば、大都市の雑踏や、登場人物の話し声などとかなり少なく、家政婦さんの子供が遊んでいる声などが逆に緊張の中で癒されるものがありました。

この映画のシーンのほとんどが、マリアンヌの自宅というシーンなので、画面には単調な雰囲気を与えてしまったことは否めませんが、A・ジョリーの演技は、派手さを抑え、妊婦でありながら、一人パキスタンに置き去りにされた女性を完璧に演じていると思います。

マリアンヌにとって、最も辛いことは、そこで起こった全てを受け止めなくてはならないこと。
そして、何より大切なのは、テロの背景になる貧困や、搾取に言及し、怒りよりは寛容、暴力より理性を信じるジャーナリスト魂で、悲しみと怒りを浄化しようとするマリアンヌの最後のナレーション。
そしてその支えとなる亡き夫の魂とでも言うべき生まれてくる命だということでしょうか?
ラスト、子どもと手を繋いで歩いている姿が印象的です。

40pts/100pts

投稿日

2008/07/26

レビュアー

ヴィル

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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映画というより、
ドキュメンタリーのように
淡々と、事実をトレースしていくような作りの作品。

でも、アンジェリーナの演技は、
身につまされるようなところもあって、
考えさせられる面もある。

本来、残酷なシーンが目白押しなはずな事件ではあるが、
それをまったく撮さず、
アンジェリーナの演技で、それを見せるという方法は、
この映画の主張の一旦なんだろうと思う。

アンジェリーナを取材する側の、
集まり方とか、インタビューの仕方は、
日本的に見ると、ワイドショーそのままであって、
ある意味、この映画の淡々としたところは、
こういう取材方法に対する批判も含まれてるのかな
とも感じた。

だから、作品としての価値は高いと思うし、
主張したいこともよくわかるし、
必要な作品なんだとは思う。

ただ、残念ながら、
エンターテイメントとしては、
あまり成立しておらず、
面白いという作品ではない。

こういう両立は、非常に難しいとは思うけど、
私は必要なことだと思って、
辛い目の点数をつけさせてもらった。

汝、目を逸らすことなかれ

投稿日

2008/04/11

レビュアー

ひろぼう

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この悲劇の元凶となるのはテロリズム。ならば、その思想はどのように成り立ったのかというと、これが複雑で、アメリカ・パキスタン・インド・イスラエル・アフガニスタン・パレスチナ等々の国益を得るための思惑があり、それはFBI・CIA・モサド・ISI・アルカイダ・PLO等々の組織の暗躍に繋がり、誘拐・暗殺・破壊・虐待・拷問等々の実力行使となる。これらの様々な暴力を受けた人は、恐れ、怒りを抱き、それが、いわれのない不条理な暴力であればあるほど、受ける衝撃は大きく、憎悪は増し、同じ思いを相手に与えようとする。『目には目を』がテロの思想だが、ここには普通の暴力ではない、大きな権力というものが介在している。権力という巨大な意思の集合体、その行使者に対抗する、最小で最大の効果を発揮する暴力がテロリズムなのだろう。
では、なぜテロはなくならないのか。権力という欲望は、人の性なので放棄することはできない。でも、捨てるのではなく抑えることはできるはず。誰もがそう思い、そうしようとは感じるのだが、目の前の悲劇に惑わされ、物事の真実を見極めようとする努力を怠り、安易な方向にと逸らした視線が捉えるのが、報復という行為なのだろう。また、民族という壁がそこには確かに存在し、言葉・思想・宗教といった障壁が幾重にも重なり、個人の対話を阻もうとすることも忘れてはならない。

清潔で快適なジャーナリストの家で繰り広げられる悲劇が中心に物語は展開するが、それと同等以上に喧騒と汚濁に満ちたカラチの街並み、そこでの人々暮らしが描写される。精神的な苦痛を受けるジャーナリスト達と、貧困と肉体的苦痛を受けるカラチの人達は、ドキュメンタリーの趣旨で等価に描かれる。
しだいに悲しみ、恐怖、怒りに囚われていくマリアンヌ。
しかし彼女は目を逸らすことなく、失くしたものの重さを、折れそうな細腕でしっかりと抱き抱える。
更にラストのテロップで知る、ダニエルの両親が行う行為、相容れない物達への対話の手助けという行いには、テロ撲滅に対する思慮の深さを思い知ることができる。

人物と情報が目まぐるしく錯綜し、次々と進展する事件に鑑賞者も翻弄されますが、決して目を逸らしてはいけません。
一時停止のコーヒータイムで、整理するのはOKです。

これはこれで、ウィンターボトムの凄さを感じる

投稿日

2011/01/25

レビュアー

MonPetit

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「マイケル・ウィンターボトム不発」と言いたくなるような作品。
が、決してこれは落胆のレビューではない。むしろその逆だ。
ここまで抑えた作品を撮れるのか、リアリティに徹することができるのか。
ウィンターボトムがそう判断したのであれば、それがベストだったんだろう。
これは小説ではない、アメリカ独特のプロパガンダ満載の作品でもない。
こういう事実があったんだという当事者の「手記」だ。
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やはり、さすがマイケル・ウィンターボトムといわざる得ないし、
なぜ、これをアンジーが!?という誰もが不思議に思うだろうが、
この熱演を見せられれば納得するしかない。
まさに究極のリアリティだ。
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リアリティを追求しただけだ、究極に。

「グアンタナモ、僕達が見た真実」の翌年に作品だが、前半テレビニュースで
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メッセージ性に不満をもってはいけない。
探してもいけない。
ウィンターボトムは何も発信してはいない。

やはり、こういう問題は観た者が、どう受け取るかということか。
それを突きつけられている。
どう受けとるか。
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