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織田信長の妹、お市の方の娘、茶々の激動の生涯を、絢爛豪華に描く時代劇ドラマ。主演は元宝塚トップスター、和央ようか。監督は「極道の妻たち 情炎」の橋本一。織田信長の妹、お市の方と小谷城の城主、浅井長政との間に生まれた三姉妹、茶々、はつ、小督。その後、浅野長政は信長の手で攻め滅ぼされ、10歳の茶々と妹たちとお市の方は、織田家の重臣、柴田勝家の許に身を寄せる。やがて、信長亡きあと台頭してきた羽柴秀吉により勝家も攻め滅ぼされてしまう。その際、お市の方は自害の道を選ぶが、娘たちには何としても生き延びよと言い残し息絶える。こうして茶々たち三姉妹は、秀吉の囚われ人としての暮らしを送り始めるのだったが…。
織田信長の妹、お市の方の娘、茶々の激動の生涯を、絢爛豪華に描く時代劇ドラマ。主演は元宝塚トップスター、和央ようか。監督は「極道の妻たち 情炎」の橋本一。織田信長の妹、お市の方と小谷城の城主、浅井長政との間に生まれた三姉妹、茶々、はつ、小督。その後、浅野長政は信長の手で攻め滅ぼされ、10歳の茶々と妹たちとお市の方は、織田家の重臣、柴田勝家の許に身を寄せる。やがて、信長亡きあと台頭してきた羽柴秀吉により勝家も攻め滅ぼされてしまう。その際、お市の方は自害の道を選ぶが、娘たちには何としても生き延びよと言い残し息絶える。こうして茶々たち三姉妹は、秀吉の囚われ人としての暮らしを送り始めるのだったが…。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
129分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02822 | 2008年06月13日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
129分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02822
レンタル開始日:
2008年06月13日
在庫枚数
4枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
129分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02822 | 2008年06月13日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
129分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02822
レンタル開始日:
2008年06月13日
在庫枚数
4枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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本作は何度かテレビコマーシャルを横目で見た程度しか事前知識が無い状態で劇場で観たのだが、でもその分返って白紙状態で作品に臨むことができた。先入見がなかったせいか、始まってからしばらくの間、そう主人公である茶々(淀の方)の主人である豊臣秀吉が死去するまではオーソドックスに作られたなかなか悪くない作品だと感じていた。正統的に作られているからと言って誉めるのもどうかという気がしないでもないが、映画の原則を脳裏に入れていない落第未満の作品が余りに多いから、それだけでも及第点を上げたい気持ちになってしまう。
がしかし、物語がいよいよ佳境に入る後半部分、すなわち茶々が秀吉の手厚い保護から解き放たれ戦国の世に自身で立ち向かわざるを得なくなってからは「悪くない」と言う前言をいとも簡単に取り下げ、一時でもそんな気持ちになってしまったことを取り消したくなるようなものになっていった。
前半部分は茶々がまだ信長の妹である「お市の方」と浅井長政(あざいながまさ)との間に生まれた三人娘の長女である頃から秀吉の死去直前まで描かれているのだが、数十年の出来事を一時間余りに描いているため間延びする余裕など無くとてもスピーディかつタイトに描かれている。さらには事実や事件の列挙を足早に描く方法ではなく、監督もしくは脚本家がキーとなると考えたエピソードに絞って描写しているため慌ただしさも余り感じない。その分史実とは違う部分や、重要とされる事件の選択に歴史的な観点からは疑問を感じないではなかったが、これは映画なのだからそんなことは全く問題にはならない。
一方後半部分は秀吉の死後に家康が台頭し、大阪冬の陣・夏の陣までの、前半に比べて短い時間の物語であるにもかかわらず、選び出されたエピソードは前半よりも更に少なく、間延び感が一層感じられてしまうような作りになっている。茶々の苦悩を中心とした(だらしのない)ドラマ部分が多いことにもよるのだが、本作のクライマックス(と監督が考えたであろう)大阪夏の陣(?)における無駄な戦闘シーンがこれでもかと続くことが作品が弛緩している最大の理由だろう。冬の陣と夏の陣とを意図的に混同しているのは時間的な制約から致し方ないと言えないことも無いのだが、その分場違いな殺陣のシーンや爆発シーンをふんだんに盛り込んでいるのだから言い訳などあったものではない。
監督である橋本一は劇場パンフレットのインタビューにおいて、「ただ天守閣がメラメラと燃え落ちていくだけでは今の映画として映像的に面白くない。それよりは茶々側が火薬を仕掛けて導火線を張りめぐらし、天守閣を爆発してしまうほうが、迫力がある」と、二千万円も掛けて作ったという大阪城の天守閣のミニチュアを爆発させるチンケで空虚極まりないシーンについて自画自賛しているが、テレビドラマ出身(『御宿かわせみ』がデビュー作)の底の浅さを痛感させられた。「映像的に面白くない」とか「迫力がある」などという言葉を易々と吐く人間に映画などを撮らせてはいけないのだ。
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このレビューにはネタバレ情報が含まれてまっせ。作品をまだご覧になってへん方は読まん方が賢明でっせ(笑)。
「茶々」・・歴史好きの人であれば興味を持たない人はいない戦国時代、激動の人生を送った悲劇のヒロインである。それが映画になると聞いただけでこの作品を観たくなった。時代劇映画では取り扱われにくいキャラクター(時代劇に役としては度々登場するが主役というのはこれまでなかったと思う)やから主役として映画が作られると聞いたときはほんま嬉しかったし期待したんやけど・・。まず、作品を観て最初に思うのは「豪華絢爛」ということ。これは衣装しかり、甲冑しかり、セットしかりでいやでも豪華絢爛と感じてしまうようになってるんやけど、制作費が10億もかかっているのも納得やね。せやけど、その10億全く無駄にしたなぁって感じの作品に仕上がってるんですわ(泣)。豪華絢爛やけど中身がないねん。映画のタイトルは「茶々」なんやから茶々さんの人生を重厚に描かへんかったら誰もこんな作品観まへんやろ。監督の才能がないのか、脚本家の出来が悪いのか、個人的には監督の責任やと僕は思うてるんやけどね。脚本家は実績ある人やし、脚本を映像として具現化するのは監督の役目やから監督のイメージが悪すぎたということなんやろ、きっと。もう正直、「駄作」のレッテル貼らさせてもらいますわ。久々の大金使った駄作ですわ。最近の日本の時代劇映画はなんやまともなのがなさ過ぎると思うねんけどそう思うのは僕だけやろか?海外で作られた架空の日本時代劇の方が遙かに出来映えがいいなんてどないなってんねんって感じやわ。言わずと知れた映画「ラストサムライ」のことや。あんな重厚な時代劇を今の日本で作れないなんてなんか寂しいもん感じてまうなぁ〜(泣)。これから日本の時代劇ってどないなっていくんやろ、ほんま心配ですわ。
さて、この作品で豪華絢爛さを感じた後に襲われるのが「ミスキャストやないのん?」という疑問です。まぁ、みんながみんなそう思うとは限らへんけど、僕はそうやった。まず主役茶々さんを演じた和央ようか。彼女宝塚出身らしいけど、その台詞回しから言われんでもすぐにわかる。しかも男役やってた人やっていうのがすぐにわかる。宝塚のことはあまり詳しくないけど、宝塚時代はスターさんやったんやろね、きっと。でも茶々さんいうのは誰でも知ってるように絶世の美女と歌われている人なんよ。何で男役やってた人がそんな役出来んねんな。普通に考えてだけでもおかしいってわかるやんか。誰やキャスティング担当したんは?気品と気の強さはさすがに男役だっただけあってうまく出せてたと思うけど、演技とその存在感が希薄で話しになりませんわ。宝塚の演技とちゃうんでっせ。宝塚の演技そのまんまやん。これには幻滅ですわ。これやったらまだ天海祐希の方が遙かにましでっせ。大地真央なら完璧や。経験不足は理解出来るけど完全なミスキャストと言わざるを得まへんな。主役がこれやから他のキャスティングも出鱈目で話しになってへん。織田信長役の松方弘樹、豊臣秀吉役の渡部篤郎、徳川家康役の中村獅童、はつ役の富田靖子、まったくキャスティングのバランスがとれてへんやんか。これじゃ、それぞれの演技のうまい俳優がそれぞれのシーンで力を発揮してしまうため、益々主役の経験不足が目立ってしまうやん。このキャスティングやと主役の和央ようかをフォローできるキャストになってないし、それが致命的となってしもてる。もう少し主役が経験不足だということを加味したキャスティングにしないと作品の主題がぼけてしまうやろ?だからこの作品を観たとき中身がなく薄っぺらだという感じを受けるんや。演技で光ってたんは小督(おごう)役の寺島しのぶと大蔵卿の局役の高島礼子ぐらいや。でもこの二人が目立ったらあかんねん。主役を喰ってしもてるんや。監督にはそれがわからんらしい。監督の才能疑うわ。
茶々さんの激動の人生に於ける人間ドラマを本来なら描かなあかんはずのこの作品やのに、必要ない所にお金と労力を使っているシーンがあんねん。それは大阪城爆破シーン。「これは怪獣映画か?こんなシーンいらんやん、大阪城は炎上したんやで!」と思わせるような違和感ありすぎるシーンは観るものを完全に引かせてしまう。秀頼が自刃せず出陣したり、淀さんが甲冑着て馬にまたがったり、あり得へんことだらけや。やりすぎやと思うし、必要ないやろ?茶々さんの人生描かなあかんねんで?どう考えてもおかしいし、監督の才能疑ってしまうわ。他にもおかしなシーンがぎょうさんあるんやけど、歴史の解釈は人によって違うしそれは理解しているつもりやけど、ここまでひどいと頭にきてまうわ。もうえぇ〜かげんにしぃ〜って感じやわ。
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ダメだ………。ほんとによく我慢して129分も観たと思う。
きっと観た人のほとんどが思うであろうキャスティングミス。
茶々(和央ようか)・初(富田靖子)・江(寺島しのぶ)
織田信長(松方弘樹)・豊臣秀吉(渡部篤郎)・徳川家康(中村獅童)
市(原田美枝子)・おね(余貴美子)…他
すべてに関してバラバラ(-_-)役者さんの演技が上手いのか知らないけど
全然はまってなかったと思います。
時代物は歴史書&テレビ&漫画&ゲームなどで人それぞれがイメージを
もってしまってるからなかなか理解してもらえるキャストにしにくいのはわかるけど
これはほんとにムリでした。特に和央ようか。
宝塚の男役で茶々を演じたって感じ。
この映画、多分お金が凄いかかってると思います。よく知りませんが。
それなのに着物に品がない!!色づかいから合わせ方…最悪です(-_-;)
戦のシーンは「天と地と」の方が迫力がありました。
もうほんとにしんどい映画でした。興行収入あったのかな?
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ユーザーレビュー:21件
投稿日
2008/05/10
レビュアー
parole※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本作は何度かテレビコマーシャルを横目で見た程度しか事前知識が無い状態で劇場で観たのだが、でもその分返って白紙状態で作品に臨むことができた。先入見がなかったせいか、始まってからしばらくの間、そう主人公である茶々(淀の方)の主人である豊臣秀吉が死去するまではオーソドックスに作られたなかなか悪くない作品だと感じていた。正統的に作られているからと言って誉めるのもどうかという気がしないでもないが、映画の原則を脳裏に入れていない落第未満の作品が余りに多いから、それだけでも及第点を上げたい気持ちになってしまう。
がしかし、物語がいよいよ佳境に入る後半部分、すなわち茶々が秀吉の手厚い保護から解き放たれ戦国の世に自身で立ち向かわざるを得なくなってからは「悪くない」と言う前言をいとも簡単に取り下げ、一時でもそんな気持ちになってしまったことを取り消したくなるようなものになっていった。
前半部分は茶々がまだ信長の妹である「お市の方」と浅井長政(あざいながまさ)との間に生まれた三人娘の長女である頃から秀吉の死去直前まで描かれているのだが、数十年の出来事を一時間余りに描いているため間延びする余裕など無くとてもスピーディかつタイトに描かれている。さらには事実や事件の列挙を足早に描く方法ではなく、監督もしくは脚本家がキーとなると考えたエピソードに絞って描写しているため慌ただしさも余り感じない。その分史実とは違う部分や、重要とされる事件の選択に歴史的な観点からは疑問を感じないではなかったが、これは映画なのだからそんなことは全く問題にはならない。
一方後半部分は秀吉の死後に家康が台頭し、大阪冬の陣・夏の陣までの、前半に比べて短い時間の物語であるにもかかわらず、選び出されたエピソードは前半よりも更に少なく、間延び感が一層感じられてしまうような作りになっている。茶々の苦悩を中心とした(だらしのない)ドラマ部分が多いことにもよるのだが、本作のクライマックス(と監督が考えたであろう)大阪夏の陣(?)における無駄な戦闘シーンがこれでもかと続くことが作品が弛緩している最大の理由だろう。冬の陣と夏の陣とを意図的に混同しているのは時間的な制約から致し方ないと言えないことも無いのだが、その分場違いな殺陣のシーンや爆発シーンをふんだんに盛り込んでいるのだから言い訳などあったものではない。
監督である橋本一は劇場パンフレットのインタビューにおいて、「ただ天守閣がメラメラと燃え落ちていくだけでは今の映画として映像的に面白くない。それよりは茶々側が火薬を仕掛けて導火線を張りめぐらし、天守閣を爆発してしまうほうが、迫力がある」と、二千万円も掛けて作ったという大阪城の天守閣のミニチュアを爆発させるチンケで空虚極まりないシーンについて自画自賛しているが、テレビドラマ出身(『御宿かわせみ』がデビュー作)の底の浅さを痛感させられた。「映像的に面白くない」とか「迫力がある」などという言葉を易々と吐く人間に映画などを撮らせてはいけないのだ。
投稿日
2008/08/17
レビュアー
RUSH※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
このレビューにはネタバレ情報が含まれてまっせ。作品をまだご覧になってへん方は読まん方が賢明でっせ(笑)。
「茶々」・・歴史好きの人であれば興味を持たない人はいない戦国時代、激動の人生を送った悲劇のヒロインである。それが映画になると聞いただけでこの作品を観たくなった。時代劇映画では取り扱われにくいキャラクター(時代劇に役としては度々登場するが主役というのはこれまでなかったと思う)やから主役として映画が作られると聞いたときはほんま嬉しかったし期待したんやけど・・。まず、作品を観て最初に思うのは「豪華絢爛」ということ。これは衣装しかり、甲冑しかり、セットしかりでいやでも豪華絢爛と感じてしまうようになってるんやけど、制作費が10億もかかっているのも納得やね。せやけど、その10億全く無駄にしたなぁって感じの作品に仕上がってるんですわ(泣)。豪華絢爛やけど中身がないねん。映画のタイトルは「茶々」なんやから茶々さんの人生を重厚に描かへんかったら誰もこんな作品観まへんやろ。監督の才能がないのか、脚本家の出来が悪いのか、個人的には監督の責任やと僕は思うてるんやけどね。脚本家は実績ある人やし、脚本を映像として具現化するのは監督の役目やから監督のイメージが悪すぎたということなんやろ、きっと。もう正直、「駄作」のレッテル貼らさせてもらいますわ。久々の大金使った駄作ですわ。最近の日本の時代劇映画はなんやまともなのがなさ過ぎると思うねんけどそう思うのは僕だけやろか?海外で作られた架空の日本時代劇の方が遙かに出来映えがいいなんてどないなってんねんって感じやわ。言わずと知れた映画「ラストサムライ」のことや。あんな重厚な時代劇を今の日本で作れないなんてなんか寂しいもん感じてまうなぁ〜(泣)。これから日本の時代劇ってどないなっていくんやろ、ほんま心配ですわ。
さて、この作品で豪華絢爛さを感じた後に襲われるのが「ミスキャストやないのん?」という疑問です。まぁ、みんながみんなそう思うとは限らへんけど、僕はそうやった。まず主役茶々さんを演じた和央ようか。彼女宝塚出身らしいけど、その台詞回しから言われんでもすぐにわかる。しかも男役やってた人やっていうのがすぐにわかる。宝塚のことはあまり詳しくないけど、宝塚時代はスターさんやったんやろね、きっと。でも茶々さんいうのは誰でも知ってるように絶世の美女と歌われている人なんよ。何で男役やってた人がそんな役出来んねんな。普通に考えてだけでもおかしいってわかるやんか。誰やキャスティング担当したんは?気品と気の強さはさすがに男役だっただけあってうまく出せてたと思うけど、演技とその存在感が希薄で話しになりませんわ。宝塚の演技とちゃうんでっせ。宝塚の演技そのまんまやん。これには幻滅ですわ。これやったらまだ天海祐希の方が遙かにましでっせ。大地真央なら完璧や。経験不足は理解出来るけど完全なミスキャストと言わざるを得まへんな。主役がこれやから他のキャスティングも出鱈目で話しになってへん。織田信長役の松方弘樹、豊臣秀吉役の渡部篤郎、徳川家康役の中村獅童、はつ役の富田靖子、まったくキャスティングのバランスがとれてへんやんか。これじゃ、それぞれの演技のうまい俳優がそれぞれのシーンで力を発揮してしまうため、益々主役の経験不足が目立ってしまうやん。このキャスティングやと主役の和央ようかをフォローできるキャストになってないし、それが致命的となってしもてる。もう少し主役が経験不足だということを加味したキャスティングにしないと作品の主題がぼけてしまうやろ?だからこの作品を観たとき中身がなく薄っぺらだという感じを受けるんや。演技で光ってたんは小督(おごう)役の寺島しのぶと大蔵卿の局役の高島礼子ぐらいや。でもこの二人が目立ったらあかんねん。主役を喰ってしもてるんや。監督にはそれがわからんらしい。監督の才能疑うわ。
茶々さんの激動の人生に於ける人間ドラマを本来なら描かなあかんはずのこの作品やのに、必要ない所にお金と労力を使っているシーンがあんねん。それは大阪城爆破シーン。「これは怪獣映画か?こんなシーンいらんやん、大阪城は炎上したんやで!」と思わせるような違和感ありすぎるシーンは観るものを完全に引かせてしまう。秀頼が自刃せず出陣したり、淀さんが甲冑着て馬にまたがったり、あり得へんことだらけや。やりすぎやと思うし、必要ないやろ?茶々さんの人生描かなあかんねんで?どう考えてもおかしいし、監督の才能疑ってしまうわ。他にもおかしなシーンがぎょうさんあるんやけど、歴史の解釈は人によって違うしそれは理解しているつもりやけど、ここまでひどいと頭にきてまうわ。もうえぇ〜かげんにしぃ〜って感じやわ。
投稿日
2009/07/25
レビュアー
心※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ダメだ………。ほんとによく我慢して129分も観たと思う。
きっと観た人のほとんどが思うであろうキャスティングミス。
茶々(和央ようか)・初(富田靖子)・江(寺島しのぶ)
織田信長(松方弘樹)・豊臣秀吉(渡部篤郎)・徳川家康(中村獅童)
市(原田美枝子)・おね(余貴美子)…他
すべてに関してバラバラ(-_-)役者さんの演技が上手いのか知らないけど
全然はまってなかったと思います。
時代物は歴史書&テレビ&漫画&ゲームなどで人それぞれがイメージを
もってしまってるからなかなか理解してもらえるキャストにしにくいのはわかるけど
これはほんとにムリでした。特に和央ようか。
宝塚の男役で茶々を演じたって感じ。
この映画、多分お金が凄いかかってると思います。よく知りませんが。
それなのに着物に品がない!!色づかいから合わせ方…最悪です(-_-;)
戦のシーンは「天と地と」の方が迫力がありました。
もうほんとにしんどい映画でした。興行収入あったのかな?
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茶々−天涯の貴妃(おんな)−