アブソロン

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未知の新型ウイルスの大流行で約５０億人の人間が命を落とした近未来の地球が舞台で、人類は生き延びるために抑止薬（アブソロン）が不可欠ながら、根絶出来る治療薬の開発者の暗殺によって物語はスタートします。

見どころは何と言っても豪華な俳優の競演。
ランバートにルー様に怪優・パールマン、加藤あい似のむっちり美女・ケリーブルックなどなどＢ級作品に欠かせないその筋の有名どころが顔を揃えましたｗ

しかししかし、これだけの役者を揃えながら本編は非常に退屈極まりない残念な出来具合なんですｗ
例えば、貨幣は既に無くなった世界で何をするにも”時間”で支払うらしいんですが、そもそも何の時間なのか説明が一切ありません。
街をうろつく死期が間近そうな浮浪者が何気に近寄り「時間をくれ」と懇願するんですが、観ている側には何の時間か意味不明なためスルーするしかありません。

また、製薬会社に追われる主人公とヒロインが毎度毎度敵側に追いつかれながらも、自分たちの力だけで危機を回避するのではなく、絶妙のタイミングで現れる警察等の偶然の効果によって危機脱出を図るワンパターンなシナリオにもげんなりします。

他にも突っこみどころ満載ですが止めておきますｗ
ちなみに治療薬を巡って繰り広げられるサスペンス作品なら日本のドラマ『パンドラ』の方が遥かに楽しめます。
本作は期待が高かっただけに残念な結果でした。

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Ｂ級映画でもそれなりに楽しく鑑賞する私ですが、正直この作品はいただけない。
ツッコミどころが多すぎます。
どんなに駄作でも部分的に光る所があるものですが、今作品はすべてにおいて中途半端の感が否めない。
そもそも、金銭という物がなく支払いは【時間】という発想は面白いが、どういう仕組みになっているのか説明がないので折角の好設定が台無し。
そしてなにより物語に緊迫感がない。
ダラダラと進みすぎる。途中からカウントダウンが始まりますが、その割には時間に追われた感が伝わらない。
第一、残り２３時間で８カ所を回り第２の薬を見つけなければいけないという状況下で女科学者とイチャイチャし、目が覚めれば残り５時間。
あり得ないでしょ？！
イチャつくどころか、寝ずに走り回る場面の筈。
そして、最終的にはどんでん返しも用意されていましたが、ハラハラドキドキがないせいか、「あー、そういう事ねー」と普通に納得して終わってしまった。
設定は面白いと思うので、もう少し練り込んでから撮影して欲しかったというのが本音です。

ありそうな未来。

ストーリーはなかなかおもしろい。

いつの世の中もお金儲けしか考えない悪者は存在するんだな〜。
時間を買うという設定がおもしろい。

美人の研究者が見方なのか、敵なのか・・。＾＾

はらはら、してました。

期待せずに見た分楽しかった＾−＾

2002年に製作されたカナダとイギリスの合作映画作品。
クリストファー・ランバートさんを主演にヒロイン役にケリー・ブルック嬢を配し、
ルー・ダイアモンド・フィリップスさん、ロン・パールマンさんといった
この手の作品お馴染みの俳優さんが脇を固める”良くも悪くも”安定のクオリティが見込める作品かと。

作品の舞台は、”ほぼ現在に近い”当時でいう”近未来”。
2003年に発症したNDSというウィルスで50億人が死亡してしまい、
2007年にその治療薬”アブソロン”が開発されたものの、
完治させるものではなく、あくまで症状を抑える効果しかなく
人々は”アブソロン”を継続的に服用し続けなければならないという状況。
そのため、”アブソロン”を購入できない者には死あるのみ。

なかなか面白い設定ではあるのですが、
画面を通じて”近未来”な何かを全く感じ取れるアイテムが現れてこないところが、
この手の作品の哀しい性なのかと…

時間に対する緊迫感がもう少しでも表現できていれば、
少しは締まりのある作品に映ったのかもしれません。

ケリー・ブルック嬢の研究員には見えないルックスと
主人公を追う司法省の女性捜査官の髪形のみ強く印象に残った作品だったかも。

すっごく面白いわけでもなく、それでも最後まで見てしまう・・
お薦めはしませんが、見ても損はなし・・・

そんな映画でした。