ブラザーサンタ

「タッチ」で言うところの達也チックな出来の良い弟のせいでやさぐれた兄のお話。
それだけだとそれなりなんですが、出来の良い弟が「サンタクロース」って設定がなかなか楽しめます。

サンタのおもちゃ工場が生産効率が悪くて閉鎖なんて、背景はこの上なく現実的なのに、作品世界は現実にはありえない北極のサンタ村。
このギャップと世界観が秀逸です。

ラストに向けてダメ兄貴が奮闘して行く姿や、周りの人間関係が修復して行くところはこの手のハートウォーミングコメディにはお約束な展開ではありますが、全体的にバランスよが良く出来ており、突拍子もない設定の割にストーリーも破綻せず、楽しく見る事が出来ました。

サンタが太ってる訳も分かったし、この時期に見るのには満足な作品でした。

全く期待せずに見て「ヤラレタ〜！」

ちょっと泣きそうになっちゃう台詞なんかもあるし。。。

こんなにいい作品だったなら、ちゃんとクリスマスに見れば良かった。。。と、大後悔。

フレッドの気持ち、分かるわ〜。
私も出来のいい妹といつも比べられてたし。（妹は美人で頭が良かった。姉の行動を見て学習してるので要領も良かった）
「○○はちゃんとしてるのに、どうしてアンタはダメなの？お姉ちゃんでしょ」とよく言われた。
妹の失敗もなぜか、いつの間にか姉のせいになってて、訳の分からない事で叱られたりした。

子供心に「私と妹は、ドラえもんとドラミちゃん兄妹のような感じなんだな〜。私はきっと両親のオイルが沈殿した後の薄い部分で生まれたんだな〜」と思ったりして（笑）

『子供に悪い子なんていない。みんないい子』って言葉。
子供の頃にそう言ってくれる大人が一人くらいいてくれたら、世界中の子供がみ〜んな幸せになれるんだろうな〜。

やさぐれたまま大きくなっちゃった心がほんの少し暖かくなった。。。そんなお話。
この作品はちょっとおススメ。

いつ見ても≪ほっこり≫できると思うけど、やっぱりクリスマスのシーズンに見るのが一番かな。

そうなんだよね〜。
高価なプレゼントや欲しいものが必ず貰えるって事より『サンタさんから何か貰える』って事が大事なんだよね。
プレゼントって、貰えると何でもうれしいもんね。

何気に出演してる俳優さんたちも有名人だし、ちょっと拾い物をした気持ちになれる作品でした。

サンタに兄弟や両親がいる。北極の工場以外にサンタやエルフを統括本部がある…など、かなり破天荒な設定だし、ちょっと現実味が強すぎるのですが、話の本題は結構しっかりしている内容だと感じました。
レビューで書かれていた方がいましたが、『悪い事する子にはそれなりに理由があるはずだ』というセリフは、かなりインパクトがありました。
まぁ、最近の事件を見ると、それも怪しくなったと感じるのが寂しいですが…

冒頭にも書きましたが、少し現実味が強すぎるので、クリスマスに見るにはちょっと場違いかも…
サンタクローズの初作の方が良いかもしれませんね。

アメリカのコメディー映画だし、出だしの雰囲気からして、下品な感じの仕上がりかと思ったのですが・・・

意外と真っ当な映画、なかなかよかったです。

有名人の弟たちがいきなり出てきて、なんか喋りだし「狙っとるなぁ」とか思ったのですが、クリントンの弟が、クリントンの弟らしい味わいをめっちゃ出していて、かついいこと言うんだわ。これが、この映画の良さになりましたな。って・・・それやったらブラザークリントンやないかい！！

悪い監査官役のケビン・スペイシー、いい味だしてくれています。スーパーマン・リターンズでの怪演もこの映画の布石か！！って思ってしまうところがいいですね。クリスマスに子供が見るような映画やないけど、普通にクリスマスシーズンには見てもいいかな、と思う作品でした。面白かったですよ。

　いいんですよ、子供向けですからね。あくまで子供向け。
　…でも…でも……やっぱり無理がありすぎるわ！設定に！
　世界中の子供に一晩でプレゼントを配るサンタ。本部からのリモート指示を受けながら、めっちゃ超高速のソリで夜空をぶっ飛ばすサンタ。クッキーをミルクでガブ飲みするサンタって。
　こんなもん具体的に見せられたら、サンタを漠然と信じてるちびっ子でも、逆に「あれ…？」ってなると思うんですけど。。。
　物心ついた頃からサンタなんて信じていなかった私にはそこらへんのさじ加減がいま一つわからないのですけどね。

　まあ配給会社のワーナーでも、子供ターゲットだけでは勝負できないと見切ったのでしょう。「オトナ受けも狙っちゃうぞー」という商人根性をビンビンと感じます。
　“有名な兄弟を持ったばかりに悩める”グループカウンセリングには、クリントン元大統領の弟ロジャー・クリントン、スタローンの弟フランク・スタローン、そしてスティーブン・ボールドウィンという錚々たる顔ぶれが（笑）！もちろん全員本人役。
　また、『スーパーマンリターンズ』で敵役ルーサーを演じたケヴィン・スペイシーが、幼い頃スーパーマンのマントをサンタにもらえなかったことをいまだに恨んでいるイヤミな監査人という役どころというのも、ワーナーならではのお遊びの一つ。
　そういえば、スティーブン・ボールドウィンとケヴィン・スペーシー、『ユージュアル・サスペクツ』のときは俳優としても同等くらいだったのになあ。そういえばベニチオ・デルトロも出てたなぁ…なんてどうでもいいことについ思いを馳せてしまいました。実はあの頃、スティーブンファンだったんですよね、私。