僕らのミライへ逆回転

おもちゃ箱をひっくり返したような作品で面白かった。この手作り感はたまらないね。この映画は自分の境遇と重なり、本当に心にきた。みなさんも知っているように、私が働いていたお店も無くなってしまいましたから。

今のレンタル屋ってこの映画で言っているようにアクションとコメディだけなんですよね。マニアックな映画もないし、店員も知らない。映画通の方なら、今のレンタル屋の入荷している作品を見て「大作ばかりに頼りすぎだよ」って思うかもしれないですが、アクションコメディしか稼げない世の中。需要と供給なんですよね。それだけ娯楽作品重視で、それ以外はみんな赤字です。

この映画の店長が他店の大型店を偵察して同じように自分のお店も変えようとするのですが、非常に分かります。お店が閉まりそうなときは、私もしていましたし。＾＾；

小さいお店は淘汰され、すべて大型店へ移行。。悲しいですねえ。。

ちなみに“Sweded”をユーチューブで検索すると、手作り映画がたくさん見れますよ

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嫌な映画ですねえ　昔を思い出して　ボクがやってた店とそっくりなんですわ　吹けば飛ぶよな手製の棚に　ビデヨがまばらに置いてあって　レジが嫌いなので　ちっこい金庫が置いてあって　手書きのレシート発行みたいな　みんなどんどん顔パスになって　カードなんか出さないのには閉口します　近所の馬鹿高校生共が並んで「おふくろには絶対ばれないようにしますからアダルト貸してください」って　そのおふくろさん達が来て　ほんとに良いお店で助かります　とか言われたりしてＷ　ラヴァデスみたいに　ほんとにアットホームな店だったね

でもそんなの自己満足だね　大型店にあっとゆうまに淘汰されてしまう　何しろその当時　町役場までが農協みたいにそんな店を資金提供してしまうんだからね　驚き　素人は簡単に出せるお店に手をだしてはだめだよ　ボクは妻と家庭を結局失ってしまいましたとさラストはこの映画とおなじように　仲良くなったお客さんとお別れパーティを店でやったね　ぐすん

そんなこんなでボクが店長だったら　当然ジョン・フォードの「蟹工船」じゃなかった「果てなき船路」は仕入れるわけね　困ったもんです

そんなお店の物語の　ミシェル・ゴンドリ　まさか「電送人間」主演の中丸忠雄を追悼したのではないでしょうが　パクリビデヨを作る原因になるのが　おばかなジャック・ブラックの電送人間化ですね　ゴンドリー今回は馬鹿馬鹿しいことを大真面目にやってみたかったのでしょうか　ばかばかしさの美学みたいなのが狙いかもね　「エターナル・サンシャイン」のような作品とは大違いで驚きですね　演出的にはラストの感動より　おばか実験のが本気ではにゃいかな

いつの時代のことなのか最初はよくわからないんだけど　ウェストコーストレンタル店があるんで　現代なんだね　こんなお店があったら行くだろうね　アクションとコメディだけの品揃えではない　サイレントやファッツ・ウォーラーに目がいくレンタル店　こじんまりとした経営のお店のヒントがあるかもしれません

最近見た　映画館の終りのシネマでは　エットーレ・スコラの「スプレンドール」が優れていましたね　マストロヤンニ主演です　デスカスにはないのかな　　

これはレビューを書きたくない映画だ。誕生日プレゼントを前もって知っちゃって、驚きたいのに感動したいのに、それが出来ない悔しさを知っているから。そんなネタバレなんて飛び越えてこそ、凄いプレゼントなんだとは思うけれど。

ミシェル・ゴンドリーの映画だから、あんまし真っ当なテは使ってくるまいと油断してたら、今回は逆に素直にやってきた。今までの作風を前フリに使ったのだとしたら、ニャロウって感じだ。前半の奇妙なシークエンスの積み重ねは、「今回も不思議な話なんだね」と思わせといて、セッセと真っ直ぐな落とし穴を掘ってたってことか！

作品の解説は、前出の名レビュアーさん達が詳しくされている。なので私は、安心してザレゴトを書こう。

ボク達は今日もお手軽に、ＤＶＤ一枚で映画を観る。本当にお手軽、だけどあれを「映画自体」の容量と同じに思っちゃいけないはず。ズラズラと流れるエンドロールを見れば、あれだけの人間が関わり、一人一人の思いや手間がかけられていることが分かるだろう。それから映画ってのは、もの凄くお金がかかっている。「え？どこにそんなにかかるの？」と思いたくなるほど巨額な。お金が動くってことは、システム化が進むってことだ。あらゆる所に、ルールが適用される。そうしなければムダ使いになって、お金を出した人に怒られちゃうから。

映画を撮る様な人は、そもそもイタズラ小僧ってことが多い。「こんな画撮って見せたら、みんな驚くぞぅ」ってアイディアを持っている。自分のビデオカメラで撮ってるうちはよかったんだけど、プロデューサーさんが目を光らせる様になると、そんなに好き勝手は出来なくなる。前もって「こんなの撮ります」って、お伺いを立てないといけない。イタズラをネタバレしなきゃいけないなんて！と憤りながら。　でもお金がかかるほど、かかる劇場が増えるほど、これはダメ、こうした方がいいって、結構うるさくなって、結果とても整えられた作品になる。それはパッケージこそ優れて見えるけど、なんか魅力無いなぁってものになりがちだ。これは、さんざん繰り返されてきたことで、そうならないためには、効率的な「システム」から自発的に外れるしかない。

キテレツな設定で、モス・デフとジャック・ブラックにあんなビデオを撮らせた、ミシェル・ゴンドリー。彼も相当なイタズラ小僧だ。彼が一貫してこだわり続けているのは、「ハンドメイド感」。この映画は、自分の原点、そして映画作りの原点を、ハンドメイドを意識しつつ確認しとこうという試みだ。そして普段はカメラの後ろに居て、けっして見切れないようにしてる人達（そう、あのエンドロールの人達）を表に出すというイタズラを堂々とやってみせた。おらが街の誇り、ファッツ・ウォレットをダシに、遊びながら、苦労しながら撮ったフィルム。それをワイワイと集まって、みんなで観る幸せ。ずっとシワが寄ったままのスクリーンが、泣けるじゃないか。

これは、温かなイタズラだ。イタズラは相手を困らせるばかりじゃない。思いっきりシアワセにも出来るってこと。


あと、ザレゴトついでに一言。役人さん、あなた達の推進した効率的な街作りが、街を壊し、画一化し、挙句住みにくい場所を作っていくこと。頭いいんだから、そこは反省するか、改善した方がいい。街は生き物なんだから。

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ハリウッド映画を自作自演でリメイクする男達を描くヒューマンコメディ。
ミシェル・ゴンドリー監督が、映画作りの面白さを生き生きと描き、デジタル全盛時代のハリウッドを風刺しつつ、古き良き時代の人間関係の温かさを浮かび上がらせてくれて、ラストは胸が切なくなってしまいました。

街角の再開発のために立ち退きを迫られているＶＨＳしか置いていないレンタルビデオ店。伝説のジャズ・ミュージシャンの生家だと胸を張るこの店は、ＤＶＤ化に乗り遅れて売り上げは低迷。
この店で働くマイク（モス・デフ）は、店長に留守を任されるものの、ある日店の全てのビデオから映像が消えてしまい、それはそもそも、幼馴染みのジューリーが発電所で感電して、体に磁気を帯びたせい。焦った二人は消えた映画を手作りで作り直すことに。
そのリメイクする部分では、過去の名作を勝手に作りなおしたりと、その場しのぎのデタラメな撮影なのですが、強引だけれども、愛あってホロリとさせられます。

このまま、おバカ映画の撮影で終わってしまうのかな〜？と思ったのですが、低予算のため、本物とはかけ離れたリメイク作が評判になり、店は大繁盛。たとえチープでも、何かを作ることの喜びを実感させてくれて、映画が本来持っている楽しさが伝わって来ます。彼らが作るリメイクは、超アナログな撮影シーンは、ばかばかしくもおかしいのです。だけれども、一見いい加減なようで、創意工夫がされていて、「ゴースト・バスターズ」「ロボコップ」など懐かしのヒット作を独自の解釈で作り変えてしまうというところがミソです。

リメイクのＶＨＳは、著作権侵害により、全て破棄されてしまうのですが、ラストは、助け合う人々の温かさや、懐かしいものへの愛情が湧いてきて、これこそが映画への愛なのかもしれませんね。

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いきなり総合的、かつ、簡単な感想で申し訳ないですが、笑った！感動した！思いっきり泣いた！と、ここまで言うからには大絶賛レビューだと思われるでしょうが・・・

実は心中穏やかで無く、なんとも複雑な思いの私。

鑑賞するまでは、ジャックブラックが主演、もしくわ、ジャックとモス・デフ2名主演の、おかしなリメイク映画で成功するバリバリのコメディーだと思っていた。が、蓋をあけるとそれは前半戦。
この前半戦では俺様ジャック様と、務めているビデオ店の店長の命令には絶対ながらも、ジャックに引っ張り込まれ、あれよあれよと、オバカなリメイク映画を撮り続けるハメになるモス・デフ。
この2名と近くのクリーニング店の娘の3名が、80年代の有名ハリウッド映画を中心とする、短編、オバカムービーを撮り始める。
店長が不在のうちに、傾きかけていたビデオ店が、↑このオバカリメイク大当たりで売上もうなぎ登り。店の前には長蛇の列。
旅から戻った店長は驚く！自らの案（CD化）と彼らの案（リメイク）を両方取り入れ、街全体を巻き込み、どんどん増えて行くリメイク作品。
が、いきなり乗り込んできた、シガニーウィーヴァーに、著作権云々で罰金だ、3万5千年の懲役だのと言われ、作品を全て壊され、とうとう、店をたたむ決意する店長・・・
が、一週間で、街人総出でオリジナル作品を作る。
最後の日に、店内で上映会が行われる。店の前では解体業者が店の取り壊しを待っている中、大きなガラスに白い布を張り、プロジェクターで写しだされる、その映像は、街のみんなが観ていた。
ガラスに張られた白い布に映る映像は、店外からも見えており、出演した街人がみんな集まり、警官や、解体業者までもが、その映像を楽しみ、笑顔で溢れていた。私はボロボロと涙が流れっぱなし。

JAZZが流れる中、オリジナル映画とクレジットが映し出される。
歌詞も素晴らしい。最高のラスト。

と、ここまではあらすじ。
心中穏やかで無く、なんとも複雑な思いとは・・・？

前半のオバカ映画は、最高のエンターテイメンットのジャック・ブラックがメインなだけに面白くない訳が無いが・・・ちょっとギューギューに詰め過ぎ、あれだけ手作り感いっぱいの面白い場面達が映し出される時間が短すぎて、古い人間か映画に詳しい人でないと、理解出来ず、単なるバカ芝居にしか見えなかったんでは無いかと言う不満。
後半、ラストは、打って変って、街が一つになって行く過程はワクワクし、ラストでは感動、涙までしたが・・・そのギャップ・・・
前半は前座か？
感動はしたが、最後で一発ジャックにも美味しい所を与えないでどうすんのよ！監督はそもそもなんでジャックを選んだ？単に前半を面白くする為だけに、その手の演技をさせたら右に出る者等おらず、知名度もあるハリウッドスターのジャックに依頼したとしか思えない扱い。ジャックの良さを知っている人なら、ラストでもう一発ジャックに美味しい所を与えるはず。

監督ミシェル・コンドリーの倍は生きてきたであろう、JAZZ界では有名な、方達を何名も来て頂いておきながら、そのシーンも1分程。

確かに面白い発想の持ち主だとは思いますよ、それは認めます。
が、ミシェルさん、あなた、リメイクで使用した作品を小馬鹿にしてはりませんか？ラストシーンの素晴らしい出来に感動し過ぎて、どうにも、こうにも、やはり、前半のあのジャック達が熱演したリメイクの頑張りが霞んでしまう・・・

ラストの感動の為の作戦？

ジャックのチョイス、JAZZMAN方とシガニーウィーヴァーのちょい出し、過去の有名作品を10作以上リメイクしてしまう度胸、有る意味お見事ですよ！

それが狙い通りであったなら、それならそれで、大成功、さぞご満足でしょう。いや、狙い通りでしょう。

前半のノリは完全にアメリカンですが、後半の雰囲気は何故か違う匂いがしてならない。ミシェルさん、あなた、ひょっとしてハリウッド映画、or、アメリカ〜ンが嫌いか？

ジャック命の私だけだろうか・・・
こんな複雑な想いをしてるのは・・・

認めるべき点はすべて認めてるでしょ？
ただ、ミシェル氏の人間性、性格、思考に対しての不信感が・・・
どうしても消せない。

2度観賞しても、この結果です。

2度観賞して、2度共、同じシーンで泣ける程感動したのに・・・

久しぶりに新たなジャックを見れて、彼が映るだけで涙が出るほど嬉しかったのに・・・


どなたか、あの監督さんへの不信感を消して頂けませんか・・・



　　　　　　　　お願いします。。。　pokorou・・・