楽しき人生

なかなか、最近観た韓国映画の中で、私の中では上位に入り込むくらい（あまり観た本数は多くないけど）楽しませてもらえました。
うちの主人は、数年前から少年時代にかじったというある管楽器を復活させ、
おじさん達と楽しんでいるので、面白かったよと奨めてみたところ、
いつの間にか、終盤にさしかかったところで、旦那が手で口を押さえ号泣してるのには驚き。
おまけに、「いいよなーこのおじさん、結局奥さんは歩み寄ってコンサート来てくれたのだから・・・」と、なかなか主人の発表コンサートに行こうとしない私に
チクリチクリと始まって、奨めなければ良かったと少し後悔したものの、
まぁ亭主元気で留守がいい我が家にとっては、旦那に元気を与えたことは確かではあります。
バンドの再結成を言い出した、教師の妻を持つおじさんって、もしかして王の男の
あの暴君だったという、ヨンサン君役の人？
くたびれたオヤジの哀愁が、何ともおかしかったし、なかなかギターもさまになっているので、びっくりです。
初めは、３人が一緒になっているシーンの映像からはまるで、加齢臭だけが漂ってきそうな雰囲気でしたが、なかなか演奏や歌が上手いし、それ相応のミュージシャンぽいコスチュームに変身してからは、ドラムのおじさんも格好良く感じたから不思議です。
まっ、ドラマのファンジニでのあの若様がボーカルに加わったことでなかなかエネルギシュで、のりのりになったのは否めませんけど。
彼、歌上手ですね。おまけに脚も長っ。
なかなか、後味もよく爽やかなエンディングに我が夫は更に号泣していたのでした。

グンソク君の魅力は、作品ごとに異なった表情を見せてくれることです。
髪型をクルクル変えることにもよるのでしょうが、メイキングの中で、サラサラヘアーを短くカットするシーンがあり、長髪＆短髪のグンソク君を見ることができます。
この「楽しき人生」にも、「美男ですね」にも、「ドレミファソラシド」にもバンドシーンがありますが、三者三様で楽しめます。
特典映像のインタビューで、「これからも誠実に、謙虚に…」と語っていましたが、これからもその気持ちを忘れず、ますます素敵に成長して欲しいものです。

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　名だたるレビューアーさん達が素敵なレビューを書いてあるので期待大で借りました。

　団塊世代のアジョッシには打ってつけの応援映画ですね！！第２の人生を歩む彼らになんか胸が熱くなりました！！

　大学時代のバンドを組んでいた親友サンウのきっかけで再会し、彼が残したギターを見て、リストラされ悶々とした日々を過ごしていたギヨンが他の２人に呼びかけてバンドをやろうと奮闘する。

　そこにサンウの息子ヒョンジュンが入り、新生活火山が出来るのですがもう何が良いってやっぱりヒョンジュン役のチャン・グンソクでしょ！！

　甘いマスクから出てくるロックはもうタマリマセン！！おやじ達と加わり、彼の若さがもう溢れて何とも言えないハーモニーが良いんです！！

　父親が死んでから彼らと出会い、生前父親と仲良くなかった事もあり、バンドに入る事で親孝行をしている気がしてなりません。

　特典映像で髪が長いグンソク君が出てくるのですがそれまた素敵です♪この映画の為に切る所も撮影されていて、可愛さからカッコ良く変わるグンソク君が見れます！！

　インタビューも収録されているので是非見て欲しいです！！

　

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名だたる韓流レビュアー様方の評価が高いので、ちょっくと覗くつもりが・・すっかり、３人の親父に肩入れしてしまいました。

大学時代、ロックバンド“活火山”を組んで夢も希望あった親父達。今は、リストラ、子供の問題など家族のことで精一杯、悩み多き４０代になっています。
グループのリーダーで解散後も細々と音楽活動を続けていたサンウの葬式に集まったメンバー。
銀行をリストラされた身だが、生活力も理解もある妻のおかげで恵まれた失業者のギヨン（チョン・ジニョン）。
同じくリストラされたソンウク（キム・ユンソク）は、教育ママの妻と出来のいい息子のため、多額な教育費を稼ぐため、昼も夜も週末さえも働き続けているようなところが。
ヒョクス（キム・サンホ）は商売をやっていて金銭的には問題はないが、子供の留学に妻も一緒で、１人きりの寂しい生活を送っている。

そんな親父達が突然バンドの再結成をすることになる。
サビ付いた演奏の練習シーン。ほんとに２０年前３人でバンドをやっていたような雰囲気でとっても好きなシーンでした。
チョン・ジニョン、この方「王の男」の王様？それに「風の国」ではユリ王子をやってるんですよね。全然想像できません！軽薄、お気楽、ちょっと子供ぽっい、その変貌には驚きますよ。
それに相反するようにキム・ユンソクは「チェイサー」（観てきました！良かったです！）「ヨコヅナマドンナ」など違った役を、ブスッとしたいつものイメージで演じて、それはそれで素敵です。

ボーカルだったサンウの代わりに、その息子ヒョンジュン（チャン・グンソク）を参加させることに。
父親とはうまくいってなかった今時の若者ヒョンジュン。ダサいおっさんバンドに不満もあるでしょうが、演奏できることは嬉しい。ヒョンジュンは父親以上の才能の持主でルックスも一級品、彼の魅力でクラブでも演奏できることになる。

“活火山”のテーマソングともいえるロック♪爆発するさ♪を演奏し歌うチャン・グンソクは明らかにおっさん達とはレベルが違う。グンソク君のロッカー振りはちょっと格好いいよ。こんな声も出すんだぁ、迫力ありました。

同じバンド仲間から、あれは活火山バンドじゃなく、ヒョンジュンバンドだと囁かれるぐらい、ヒョンジュンにおんぶに抱っこのバンドですが、困難を抱えた親父達が夢に再挑戦して行く姿が、ヒョンジュンにも、若者達にも、私達おばさんにも魅力的なものに写っていきます。

ラストのライブシーンは思いっきり感動もんでした。ここで、４人のソロが入るバラード♪楽しき人生♪が流れます。これ、映画館だったら感動で泣いてたでしようね。いや〜ほんとに良かった！
今更ながら「Ｍ」を映画館まで行って寝てただけなら、断然こっちだったと後悔してます。

DVDには特典映像もあり、３人のおっさん俳優のわきあいあいぶりが映画と全く同じでした。グンソク君は長髪でしたが、ワイルドさを狙ってこのヘアースタイルにしたようです。この短髪の方が断然いいで〜す。端整なお顔がくっきり魅力的でした。が、、、私は３人の叔父様俳優に恐れ入りました〜！

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　最新作ドラマ「イケメンですね」では、冷たい人気アイドル歌手を演じている「チャン・グンソク」ですが、数年前にこの「映画」で全然別のタイプの歌手ぶりを発揮しております。
「イケメンですね」ファン必見の映画かと思います。

　とはいえ、映画の主役は中年男三人衆。
これが、よだれがでるほど絶妙のキャスティング。
最近では映画「君に微笑む雨」で助演大活躍だった髪が薄い「キム・サンホ」。この人のドラムには痺れました。
そして、映画「チェイサー」の主演で一躍注目の「キム・ユンソク」も印象的。代行運転をするときビシッとスーツで決めてる姿が痛々しくて。それが実に楽しげにギターを弾く姿に、こちらまでニンマリ、嬉しくなってしまいました。
そして失業して無気力状態だった「チョン・ジニョン」が、燃えるギターを見ることで「活火山」の活動期にスイッチが入り、周りを巻き込んで燃え盛ってゆくサマには、拍手喝さい。
辛くても、情けなくっても、人生楽しくやってこうぜ！！
これはまさに「中年賛歌」、「人生賛歌」の映画です。　

元気が出ます。勇気が出ます。
ちょっとくたびれ気味の皆さん。一食ぬいても是非！！