蒼ざめた官能

ありえねよ〜自分の嫁をいくら弟、自分が無精子症だからといって
子供を作らすためだけに、抱かせるなんて・・・・
と言いたいとこだが、俺なら喜んで志願します！

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　題名とジャケット写真からエロティックものかと想像してましたが、意外に真面目な内容で、ある意味、期待外れでした。
　主人公ホルヘは父の介護をしながら仕事を探し、彼女との恋仲にも悩んでいたようです。友人のゲイの悩みなども絡んで、ストーリーは複雑化してますが、いちばん興味があるのは、兄の恋人を妊娠させてくれと頼まれたことでしょう。
　どちらかというとアブノーマルな設定だと思いますが、不妊で悩んでいる場合、こういう選択肢も有りかなとも思います。しかしそれを兄弟(弟)に頼むのは身内すぎて、私だったら抵抗あるでしょう。
　そんな兄の頼みにホルヘはどう答えるのか？兄はどう恋人と上手くやっていくのか？その特殊な事情に興味は増すばかりですが、結局、兄弟して、お互いの女性を交換しただけじゃんと、むしろ結末は陳腐な感じさえしました。異常な世界をのぞき見したいと思っていた私は、拍子抜けでした。
　ベッドシーンも少なく、良いところで場面が変わってしまうし、なにか出し惜しみしてるような焦れったさを感じる映画でした。★

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服役中の兄が、同じ受刑者の美女と恋愛関係になる。
兄は、その前に、別の受刑者の女と付き合っていたので、
その美女は、いじめにある。
ここから、抜け出すためには・・・待遇の良い、
妊娠している受刑者が入る棟に移るため、妊娠しようとするが、
兄は、無精だったため、娑婆にいる弟に、
刑務所に来て、彼女と面会し、セックスをして、
妊娠させてくれるように頼むが・・・














結末をいうと、ま、この弟と美女が、お互いを思いあうようになる。
話の流れからすると当然ではあるのだが、、、、
ただ、受刑者が、こんな簡単にセックスしたりできるのか？
という気もするが、このあたりは、よくわからないので、
入っていきにくい。


ただ、特殊なストーリーを前提にすれば、
話の流れは、それほど、変ではない。


本作のメインは、この特殊な恋愛関係とともに、
親子関係を主題にしている。


主人公が、家の表のゴミを燃やしているところを、
父に見つかり、逃げたところで、父が倒れたことが、原因で、
父は呆けている。
もちろん、そうでなくても、脳卒中にはなっていたのかもしれないが、
本人からしたら、正直、気持ち悪いよね。。。


兄は、服役しているわけで、
この兄弟と、父との関係が、もうひとつのメインとなっており、
話として、恋愛に特化せずに描いたことは、
リアリティを生んでいると思う。


なんとなく、だらだら続く、演出が、
いまいちな面もあるが、ストーリーの特異性と、
テーマの普遍性のバランスは、いい映画だなとは思った。

　とても寂しいドイツ映画でした。でも、現実として制作者たちはこの映画を創るに値するとしたのでしょう。
　やはり、教育の問題なのかもしれません。そして、親子として考えなければならないことを考えてほしいと欲した映画なのではないかと思いました。
　この映画のモデルになった親子、そしてそれにかかわる女性たち、本当はみんな何が大事なのか分かっているのかもしれませんが、そのことに面と向かって発言し生活できない人々がこのような人生を送っている。そんな社会問題を映画化したのだなあと思って観ていました。でも、解決策は私には見えませんでした。

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内容紹介では「兄嫁」と書かれてるけど、実際には結婚してません。
ただの恋人です。（それすらもアヤシイ）

タイトル、パッケージからして、ただのエロ話かと思ってましたが、案外そうでもなかったです。
兄が子供を作れないため、理由あって妊娠したがってる兄の恋人を、弟よ、ここはひとつ孕ませてくれないか。という内容だから充分エロか（笑）。
でも、まさか舞台が刑務所とは思わなかったです。
刑務所にいるってのに、男女がセックスできるって、しかも妊娠もオッケーだなんて、自由すぎだろ〜。（個室で面会できます）
もちろん、そんな意味ワカラン要望には、最初は断る弟。
でも、彼女と話すうちに、個人的な感情が芽生えてしまい、お互い好きになっちゃうんだよね。結局、兄の願いは聞き入れられ、彼女は子供を授かるんですが。
彼女から妊娠したと打ち明けられ、弟はある決心をします。
それは兄やガールフレンドを傷つけ、裏切ることになってしまうのだが。

弟は他にも色々問題を抱えていて、そっちのほうがメインに描かれてます。
父親と喧嘩した夜、目の前で父親が卒中で倒れて体が不自由に。おまけに認知症も併発。兄はあてにならない・・・というか、刑務所入ってますし。弟は学校に通いながら父親の介護をし、父親の仕事のアパートの管理人の仕事を引き継いで暮らすはめに。苦労人なのです。
幼馴染と思われる、プーの友人が毎日遊びに来るんだけど、私としてはこっちの私生活のほうが気になって気になって。
アパートの屋上から、ちょうど向かいの男性マッサージ師の仕事の様子が覗けるんだけど、なんと、父親が彼に局部をマッサージしてもらっている場面を目撃。親父ホモかよ！と混乱。
偵察のつもりで訪れたマッサージでは、ミイラ取りがミイラになってますし・・・。俺はゲイ？これは遺伝？母ちゃんの立場は？と思い悩む友人。しかも、マッサージに通ううちにマッサージ師のことが好きになっちゃうし。父親と恋敵になってしまうという（笑）。
本編とはあんまり関係ない話なんですけどね。結構時間割かれて描かれてるからね。気になっちゃうのよね。

それはさておき、物語は面白い展開へ。
やりたいことがある弟は、仮出所した兄に父親を任せ、というか押し付け家を出る。ラストシーンにはちょっとびっくりしました。

主人公のくせに、謎な人物の弟。
父が兄をはさみで刺して兄がうめいて倒れてるっていうのにスルーしたり、虐待か？と思えるようなスタイルの介護方法だったり。
意外とオモシロイ話でした。