正しく生きよう

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本木雅弘君が主演した「遊びの時間は終らない」から16年が経過して，韓国でリメイクされたのが本作です。
脚本を韓国の三谷幸喜とも呼ばれるチャン・ジンssiが担当しましたが，コメディほど日本と韓国で味付けに差がある分野はありませんので，どういう演出をしてくるかのか楽しみでした。
で，本作の監督はラ・ヒチャンssiということになっていますが，制作したのがチャン・ジンssiの会社「IT SUDA」で，キャスティングもお馴染みのチャン・ジン一家ですから，実質はチャン・ジン作品といってもいいと思います。
モッくんが演じた融通の利かない生真面目警官を，チョン・ジェヨンssiが担当しましたが，これはレッテルの違いもありモッくんの方がハマリ役だと思います。チョン・ジェヨンssiといえば，チャン・ジン作品には必ず名を連ねる常連で，彼なら無難にこなしてくれるだろうという感じのキャスティングでした。
内容的には，バカ真面目，クソ真面目，融通が利かない，そんな真面目人間の交通課巡査ドマンが，銀行強盗の模擬訓練の犯人に抜擢され，そのクソ真面目ぶりを発揮して，徹底的に犯人になりきってしまったことから，訓練なのか実戦なのかわからなくなっていくといったもので，チャン・ジンssiの毒と，ラ・ヒチャン監督の手堅さ，チョン・ジェヨンssiのアクの強さで相乗効果を狙ったのでしょうが，“精彩さを欠いたチャン・ジン作品もどき”となってしまいました。
でもこれは，チャン・ジン作品に対する期待の大きさからくるものであって，全般的な韓国のコメディに比べればずっと良作で，ゲラゲラ大笑いするというよりも，ニヤニヤとした笑いが継続する楽しい映画に仕上がっていると思います。

一番の見どころは，舞台を田舎街の銀行に設定し，ロケ先の臨場感をうまく活かしているところだと思います。
日韓の民族性の違いも表現されている感じですし，この機会に是非とも邦画の方もご覧になることをお勧めします。

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　私は「チョン・ジェヨン」が大好きで、ほとんど彼の出ている映画は見ております。最近の作品はなかなか日本に入ってこないので残念ですが、、。「イ・ボムス」、「イ・ソンジェ」、「イ・ジョンジェ」、「チャ・スンウォン」、「ユ・ジテ」など大物映画俳優が続々とテレビに進出する中、一人映画で頑張っているように思います。彼は「ガン＆トークス」ではとてもハンサムなんですが、「シルミド」ではひたすら厳しく切ない。「ウェディングキャンペーン」ではダサい善良な田舎もので涙を誘い、「トンマッコルにようこそ」では、暗闇に浮かび上がるラスト近くの表情が印象的でした。
shilk_kenさんがベスト５映画だとおっしゃっている「小さな恋のステップ」は、私も本当に大好きです。
　さて、本作「正しく生きよう」は、キャラクターが「小さな恋のステップ」とかなり通じるものがあり、あまり新鮮味はありませんでしたが、期待通りの演技。
　ちょっとズレた笑いを楽しむ「チャン・ジン」風で、損はしませんよ。ヒロインはちょっと出世してくれてうれしい「「イ・ヨンウン」でした。（「シムチョンの帰還」のヒロイン）

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日本映画のリメイクもの２本「大誘拐」「正しく生きよう」。２作とも遥か忘却のかなたなので、全く新しく観られました。期待してたのは「大誘拐」の方ですが、面白かったのは本作の方でした。

チョン・ドマン警官（チョン・ジェヨン）が新任の警察署長（ソン・ビョンホ）に交通違反キップを切るところからよくある展開にもかかわらず笑いましたね。これで、彼が超真面目、上司といえどもキップは切る融通の利かない警察官であることがわかります。

銀行襲撃が多発する中、野心的な所長は、国の特捜班も出動させる大々的な防犯訓練を行うことをマスコミにも通達し、一気に名を売ろうとする。そして、犯人役にはドマンが指名された。この所長さん、全く計画性がなく、ドマンに好き勝手にやれと言ってしまったから、お池にはまってさあ大変。

訓練当日、すっかり成り切り犯人になったドマンに銀行を牛耳られて、警察の面目まるつぶれ、おまけにやることなすことすべてドマンに見破られ、やがてこの前代未聞の防犯訓練は全国放送され、成り行きを全国民が見守ることに・・

とにかくチョン・ジェヨンが全く笑いません。ただの防犯訓練だと思っていた銀行側の文句タレーの人間達とドマンのやりとりがありがちな展開ですが面白かったです。これはチョン・ジェヨンのくそ真面目な表情がそうさせるのかな？

チャン・ジンって、私の韓国映画ベスト５「小さな恋のステップ」を監督・脚本したお方だったんですね。本作は制作のみのようですが、俄然監督の他作品も観たくなりました。

いったいこの訓練どうやって終わらせるの？

本木雅弘主演の『遊びの時間は終らない』のリメイクです。
オリジナルは先日観たばかりだったので、韓国版ではどのような感じになっているのか、とても興味を持って観ました。
ストーリーは、警察が行う筋書きのない訓練の顛末です。
銀行強盗犯を交通課の巡査・チョン・ドマン（チョン・ジェヨン）が演じることになりました。
冒頭の交通違反取締りのシーンから、チョン・ドマンのクソ真面目で融通のきかない性格が分かりますが、そんな彼に犯人役を命じた警察署長が、後々この人選を後悔することになります。
ドマン巡査は、予めこの訓練の収束方法を署長に相談しますが、すべてをドマンに任せたのが運のツキでした。
ドマンは、本物の強盗犯になりきって、人質をとって銀行に立て篭もり、８人を銃で撃ち、女子行員をレイプします。（詳細は、ご自分でご覧になってください。笑）
あらすじは同じなのに、日本版と韓国版では“笑いのツボ”も“リアル強盗”を見守る人々の反応も違うのが面白く感じました。
特にリメイク版のラストでは、ドマンがキッチリと収束を図るなど、まったく違う終り方でした。
モッ君が演じる警官も、チョン・ジェヨン演じる交通巡査も、完璧に任務を全うしようとしますが、モッ君の方がスマートに演じ、チョン・ジェヨンはどちらかと言うと泥臭い感じに演じていました。
コメディとして見ても、日本版の方が気楽に楽しめる気がしますが、見比べてみるのも一興かと思います。

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　日本映画のリメイクだとは知らずにレビューチングｓｈｉｌｋ＿ｋｅｎさんが好評価の映画だったので、借りました！！

　主演の生真面目で融通が利かない警官ドマン役にチョン・ジェヨンですが、この映画で初のような気がします！！
　チャン・ヒョク似で特徴がある顔で飄々と強盗役を演じる彼についつい見入ってしまいます！！

　のどかな田舎町に赴任してきた警察署長が最近銀行強盗が多発するので、その予行練習を実施しようと犯人をくじ引きで選ぼうと言うのですが、初日に違反切符を切ったドマンに強盗役を命じる署長！！
　何故ドマンが？？彼の性格を知らない署長は、ドマンのあまりにも計画的で完璧な強盗を行うことで簡単に捕まえられず、特殊部隊も出動してしまう事態へ陥ってしまうのだが。。。

　あくまでも予行練習だからか、ちゃんと人質の人たちに頭から札を掛けさせるのは面白いです！！

　弾が入っていない猟銃かと思いきや入っていて驚く皆。ドマンさえも気づかなかったとは。。

　練習なのか本当なのか時間が立つ事で分からなくなる状況も見ものです！！

　普通に楽しめる映画であっという間に見れました！！

　ヒロインに『憎くても可愛くても』で可哀想なジヨン役のイ・ヨンウンが出ています！！

　こういう普通の役も良いですね！！