ひとりかくれんぼ　劇場版

　なんだか全体的にいまひとつ。テンポも悪いし、ストーリーも大雑把だし、各シーンも今までのホラー映画のパクリみたいでオリジナリティが感じられないし。
　ネットのチャット画面がオリジナリティなんでしょうが、これが逆に流れを阻害するし鬱陶しくて逆効果。

　逆に言えばグロやエロなシーンがほとんど無い作品なので、子どもとホラーを楽しむにはちょうど良いかも知れません。まあ映画のターゲットとしてもそのあたりを狙った作品なのでしょう。
　ホラーとしても全く怖くないので、当たり障りの無い怖くないホラーをお探しの方にお勧めします（そんな人がいるかどうかはわかりませんが）。

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意欲的で悪くないホラーです　鋭いショットがあるわけではないですが　丁寧に撮ろうとはしています　しかしテンポが悪いのはまだ編集の勘所とかがわかってないのでしょう　８０分程度に調整しても　このムードを維持できるように何度も編集のやり直しと　カットすべきとこはカットね

音響はかなり凝っていて　冒頭から重低音が響いています　隠れているので音が重要ね　３０分ほど立つとうるさいノイズが消えてきて　無音とのバランスとか考えていてなかなかのもの

ルックの統一がないのも難点で　室内撮影とか照明もまったくだめになるところがあって　要するに意欲的なんだけど　まだまだ演出と技術的問題をクリアーしていかなければならない失敗作　でも充分面白い作品です　意欲は買いましょうか

残念ながら、怖くなかったですね〜。
全体的にボーっとしたイメージで、くすんでます。
登場人物がみんな、覇気がなくて無気力。
どのキャラクターも描ききれてないので、共感できないし。
ゆったりしすぎる展開で、何もしていない時間、意味のないショットが多すぎます。
怖い映画に「間」は必要だと思うけど、これはあまりにも間延びしすぎ。

ヒロインの涼子、川村ゆきえは、奥菜恵に似た感じで、ホラー映画に似合っているけれど、高校教師には見えなかったですよ。同僚の女性教師もですが。
見ためもそうですが、言動も。教師にしては、ものを知らなさすぎです！
それに「ひとりかくれんぼ」にハマる年代は、中高生あたりだと思うので、
軸になる人は、女子高生でよかったのでは？

話も結構辻褄が合わないところがあったし、わかりにくいです。
単純に遊び、儀式としての「ひとりかくれんぼ」でよかったのでは？と思います。

前に出たオリジナルビデオ版の「ひとりかくれんぼ」の方が怖くて、面白かったです。
監督が交代しているんですね。

でも男子生徒役、碓井将大 はかなりのイケメンでした！

こちら本当にネットで流れてましたね。嘘か本当か、ネット世界は本当にまことしやかな情報があふれております。そっちはなかなか薄気味が悪くて楽しめました。（書き込みされている方たち、お上手でお上手でもぉ・・・）ネット情報などは、皆さん適度な温度で楽しんでいらっしゃることと思いますが、本作品は、現実生活にうんざりしている方がどっぷりと降霊したものだから、さあ大変っ！どんどこどんどんどこ・・・

適度な湿り気に適度な暗愚さ。適度な恐さのお化けが適度におどろおどろしく登場します。娘と観ていたのですが（というか彼女のリクエスト）ワタシの逞しい肩にすがりついて可愛らしく恐怖しておりました♪悪くないのですが、んで？という感じはアリ。そしてお人形を刃物でザクザクするシーン。『この段階でもう無理』だと思いませんか？人形をザクザク・・・うう・・・という訳で、恐がりなのでこのゲームをする気持ちがつかめず。

なんでひとりで！？

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音響効果に凝っている割に脚本と映像には無頓着です。
オドロオドロシーンはホボ過去のJホラー作品のパクリで全く個性と言うか工夫が有りません。
十分に物語を「練って」制作した感も薄く、行き当たりバッタリに交霊会と呪詛、そして超自然的な「事件」で有る「神隠し」まで引っ張り出して御茶を濁しますが「全く！」それに整合性が有りません。
エンドの「怪物大集合」のセンスの悪さはドリフのオバケコントの方に閻魔大王軍配が上がる程でしょう。
別の次元にいる存在を呼び出すのには、それなりの手順と経験が必要です。
アホ高校生が勢いで行った事で簡単に天変地異が起こるのでは因果地平は何本の複線を持っていて良いのか分りません。
観測者がいるだけ宇宙が有ると言う説が有りますが、こんなイイカゲンな「世界」に住んでいるモノは哀れ以外の何物でも有りませんね。
「術」にスポットを当てたいのか「霊」に脅威を感じたいのか「世事」に不安を感じたいのか？。
何も出来ない癖に多くを求めると全てが破綻すると言う良い若者の過ちの様な御話です。
真夜中に部屋の明かりを消して、性能の良いヘッドフォンを掛けて見ると背後に「何か」の存在は感じるかも知れません。
普通に見ると「大駄作」です。
人生に余裕の有る「雑」ホラーファンにしかお薦め出来ません。