最高のともだち

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この作品を選んだのは・・・
先日観た「アトランティスの心」に出演していた
アントン・イェルチン君の成長した姿を見たくて・・・
すんごい動機が不純でしたが・・・

一言で言うと、めっちゃ良かった。
ユーモアもあり、深い部分もあり、感動もあり
沢山笑って沢山泣いた
笑う、にも色々あって、可笑しくてケラケラ笑うのとは違って
クスッと笑ったり、ほほ笑んだり、笑顔で見守ってる気持ちになったり
気持ちのいい笑顔

深い部分
13歳を目前にした少年の、母への愛、初恋、壁の向こうのまだ見ぬ助言者、うんと歳の離れた友人、多感な時期に降りかかる様々な問題
そして13歳とは思えない決断

少年が大人になり、夫になり、親になる
家族に言えなかった過去
過去を受け入れなさいと言う妻
そして彼は自分の過去を尋ねる。。。

まだ見ぬ助言者の心遣い
さらなる助言に感涙

歳の離れた友がそっけないフリをして、
突然飛びついて来た時も感涙

妻と子を呼び、友と4人で過去めぐり

冒頭の夜のパリ、浮かび上がるエッフェル塔
自転車で走るトムの姿もお洒落でしたが、
ラスト、4人がトムの描いた絵になり、空高く昇って行く画も素敵でした。
青空をバックに、エンドロールが流れる
何故かずっと涙がこぼれていた
最後は清々しい気持ち
前向きな気持ちのいい涙が流れます
音楽が気持ちを盛り上げ、更に感動


全体の星の評価は低いようですが。。。
私はとても好きな作品です

手元に置いておき、更なる感動を発見したい

美少年、アントン・イェルチンと
深みのある役者、ロビン・ウィリアムズ、
お洒落な親父、デヴィッド・ドゥカヴニー
そしてパリとニューヨーク

物語、舞台、俳優、どれもとても素敵。

アントン・イェルチン君。。。やっぱかなり良い
演技も上手い
観ていてとても感じが良い。
もっと彼の出演作品をあさらなくては！！！
よだれが出るほどきゃわいいわ。。。

§*￣ー￣)ニヤ。。。


感動レビューが・・・
ただのおばはんレビューになってしまった・・・ｗ（汗ｗ）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　pokorou

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ですが、私はもう二度と観ないと思います。

詳しくは語らないですが、どうしても個人的に許せない部分が多々ありました
単にハートウォーミングストーリーと思えば流せますが
ヒューマンドラマと言いたげなのが余計許せないです
監督と脚本を手掛けたデヴィッド・ドゥカヴニーは大ファンです
どれ程彼の感性と意思が反映されているのか分からないですが
ハリウッド的な嫌らしさを全て内包してる見本市の様な作品だと感じます
一つ引っ掛かれば芋づる式に気に食わないと思えてしまったので。ｗ

内容触れずのレビューになってしまいましたが
恐らく良作なんだと思います、散々言っておいてなんですが（苦笑）
多分私だけの感情だと思うので未見の方はサラッと流して下さい。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　デヴィッド・ドゥカブニーの脚本、監督作品で、奥さんのティア・レオーニがアントン君の母親役で熱演しています。

　Ｒ・ウィリアムズは、意外でしたが助演（主人公のともだち）に徹しており、アントンが演じるトミーの心情を丁寧に追った作品。上手いとは思わないけれど、丁寧な作りの映画です。
　１３歳という難しい年頃に、非常に悲惨な家庭事情を抱えた少年トミーを「アントン・イェルチン」が好演していて、とても良いです。
彼は、決して孤独ではありません。意外なところで人生相談をできる場所、相手を見つけています。その相手「レディー」役がまた素敵で、とても印象的。エリカ・バドゥに助演女優賞をあげたいくらいです。
彼女が、前に向かってともかく走っていけ。と少年に精いっぱいエールを送るんです。このシーンも良かったなあ。

　期待しすぎずご覧になってください。損はしないと思いますよ。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

いきなりネタバレ失礼。
これなかなか良いお話で、パパスとトミーの再会シーンなんてぐっときちゃって、知らぬ間に頬に涙が落ちたほどです。
でもね、何故トミーはパリなんでしょう？
アメリカの他の町ではだめだったのかな？
だって、１３歳の少年が全く知り合いもいない異国の地でどうやって暮らしたんでしょ？
パスポートの更新は？
ビザは？
なーんて現実的な野暮なことが頭から離れず気になって仕方がなかった＾−＾；

全体的にとてもアート的なんです。
トミーの描いた自転車のパラパラ絵から始まって、パラパラ絵でおわる、あの絵がとても素敵。
緑の自転車、オレンジの衣装、幻想的なニューヨークの空港の天井、パリのアパートにからまる深緑のツタ、そういった何気ないシーンが色彩豊かで素敵なのです。
そして、トミー。
悪ガキだけど、精神的に不安定な大好きなママのことがとても心配で、鎮静剤を飲みすぎやしないか、寝ている間に何か起こりはしないか、心配で心配で、ママのベットの下で眠るという心優しい少年。
そんなトミーは心が子供のままのパパスとは大親友。
パパスはずっと子供のままで変わることを恐れている、だからトミーが少しづつ成長して自分から離れていくことがとても怖かったんだ。
だからパパスはあんなことしちゃったんだ。
そのせいでトミーの人生は大きく変わるんだけど、でも決してパパスを責めたりしない。
それにしても、夫を亡くしたことで精神的に不安を抱えているママはあまりにも弱すぎて、息子のために頑張れよ！って思うけど、頑張れないんだな、これが・・
だからと言ってトミーは何故パリへ？・・とまたまた原点はそこに行ってしまいました。

そんなことに拘らなければ、とても良いお話ですから、間違いなく良いお話ですから(^O^)／

30年前に金庫に閉じ込められた事件があった……。
「最高のともだち」（2004、米国、カラー、96分）。原題は「House of D」で、ニューヨークの「Ｄ」は移民が多い地区だそうですが、グリニッジビレッジは、そこに近い。
監督は「Ｘファイル」の主演で著名なデイヴィッド・ドゥカヴニー（1960生）。本作は初監督作で、脚本も書いています。自伝的色彩の濃い作品かと思いました。出演はアントン・イェルチン、ロビン・ウィリアムズ、ティア・レオーニ、エリカ・バドゥ、フランク・ランジェラ、ゼルダ・ウィリアムズ、そしてドゥカヴニー。いい役者が揃いました。
パリに住むイラストレーター「トム・ウォーショウ」（ドゥカヴニー）には、妻子にも話していない秘密があった。30年前のニューヨークで暮らしていたときの出来事だったが、息子「オデール」（ハロルド・カーティエ）がその時の自分と同じ13歳の誕生日を迎えるのをきっかけにして、息子や妻「コラリー」（マガリ・アマデイ）に話そうと決意する。
1973年のニューヨークのグリニッジビレッジ。「トム」（イェルチン）は、元看護師の母（レオーニ）と暮らしていた。1年前にガンで夫を失った母は塞ぎがちになり、薬に依存するようになっていたが。「トム」は自分通う「セント・アンドリュース」校の用務員で「Ｄ」地区に住む中年男性「パパス」（ロビン）と親しくなっていた。二人は放課後、精肉店の配達アルバイトを共同で貯金し、憧れの緑色の自転車を購入しようとしていた。バイトを楽しみながらやっていた。チップを貯金、二人でショーウィンドウに展示してある緑の自転車を買って二人で乗りたい。「パパス」は幼時のトラウマで精神が子どものまま止まっている。二人は親友になり、「パパス」を父親役にしてＲ指定「悪魔のいけにえ」（1974）を観に行ったり、女子刑務所の二階独房にいる囚人「レディ／ベルナデット」（バドゥ）と彼女とヒモ「スーパーフライ」（オーランド・ジョーンズ）との因縁話を聴き、恋愛指南を受けたりしていた。「トム」が同級生「メリッサ」（ゼルダ・ウィリアムズ）と交際を始めると、「パパス」は置いてきぼりにされた気持ちになり、緑の自転車を盗み、学校を馘首された。「トム」は彼を守ろうとして校長の「ダンカン牧師」（ランジェラ）に訴えるが、停学になり奨学金も止められた。学校からの知らせを聞いた母は睡眠薬を飲んで自殺を図り、植物人間になってしまう。「メリッサ」との交際も彼女の親の反対で途絶えた。そして金庫の一件があり、フランスに行ってホームレスになる。

ここまであらすじを書くと、全く絶望的な話のように思えますが、43歳の「トム」が、妻の勧めで、ニューヨークの「故郷」を再訪することから、光が見えてきます。

ロビンが今いないなんて、信じられません。でも、映画の中で輝いています。