サスペリア・テルザ　最後の魔女

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１８１４年の遺品が発見される。その箱を開けた女が惨殺されるのだが、ぬあんと怪物が４体出て来て内臓をえぐり出しホルモンを首に巻きつけ・・さらにオカルト現象も。黒魔術により人々が発狂し殺しと破壊が起こる等、町は荒れに荒れる。

てっきりサスペンスだと思って油断してたら、想像もしなかった展開に仰天！思わずベッドから飛び上がった！２００７年制作の魔女物語なのだがオカルトサイコホラー。レズのアソコから脳天まで一気に串刺し！ラストの人体破壊マカロニ切株残酷描写も中々のものだ。あと、魔物らによるカニバリズムも！さっすが残酷王国イタリア。

ダリオ監督の娘アーシアアルジェント(シャケ写真)が主人公だが、骸骨ウジ虫汚水漬けにされた・・

まず、テーマ曲がいいです。
これって讃美歌ですか？どうしてこんなにホラーに合うんだろう。
そうアレンジしてるのかな。
不吉な、追い込まれる感じがとってもよく出ていると思います。

初めのスプラッターシーンでかなり惹きこまれたんですが、
それからしばらく退屈です。

その退屈へ現れた、妖しい女性の集団。
世界中から集まった、悪い魔女の軍団ですか？
なんだか、こういうファッションとメイクを好む女性のグループにしか見えない上に
キャーキャー騒いでるからか、
作品全体の荘厳な雰囲気から完全に浮いてる気がして、目障りでした。

マーテルもラスボスのわりには軽い気がするし、
ローマが崩壊していく様子もあまり迫力がないし、
最後の闘い・決着はあっけなさすぎるし。

これが古典というものか的な映像や、スプラッターシーンはとっても好きです。
エンディングテーマも好きです。

いいところがとってもいいので、悪いところが哀しくなるくらい際立ってしまって
惜しくてたまらないです。

エイちゃんとコメントで話していて　ダリオ・アルジェントやダリア・ニコルディの話が出てきたので　そろそろこの作品もレヴューするかなとの気分にはなったのですが　また「アマルフィー」を見ていたときには　しきりとダリオのことが思い浮かんで感慨深かったのですが　まずはひどい作品ですW

と言っても作品の内容評価の前に　劇場での公開時での映写状態がひどかったので　DVDを見るまで評価保留ですか　どこの映画館とはいいませんが　明らかにプリント・ミスのフィルムでの上映　デュープなんかの失敗でしょう　人物に白い縁取りがついちゃって　街の風景なんか最悪　お客に見せるレベルの物ではありませんでした　あなたの見たフィルムの状態はどうでしたでしょうか？

物語内容で感想を述べると　今回は魔女が狂えるローマを現出させるといったテーマなのですが　それをするには予算が足りないので　なんと言ってもプロデュースの無理があるのですね　アルジェントも焦りがあるのでしょう　強行してしまったほころびが随所に出てしまっています　ローマが大混乱に陥るってなシーンが　アーシアが電話してる後ろで　男二人が駐車をめぐって喧嘩してるだけとか　警官が男を制止する　切り替わって男が発砲する　この後また切り替わって警官の頭が吹き飛ぶシーンがお金がなくて撮れないとかね　可哀想なんです　やりたいことが出来てない　そのダリオの怨念や焦燥感を　ファンは共有してくれみたいな印象ですかW

「スリープレス」のほうがまさに　帰ってきたダリオ・アルジェントでこじんまりとした中での　しかし映画的強度は凄まじく　劇場では大興奮の一編でした　それに反して「テルザ」はもともと魔女三部作なのですが　ダリオにはオカルトに関する興味も教養もあまりないので　物語の核は弱いんですね　大きく予算があってプロデューサーが慧眼なら　オカルトに強い愛弟子で監督業に復帰しているミケーレ・ソアビに思い切って演出させたほうが良かったと思いますね

ダリオ・アルジェント作品はお話はめちゃくちゃ　脚本はいいからかん　それは彼自身が言っている様に　人間の無意識の世界を描いているからですね　彼の夢のようなものなのですね　よって個人によって色々な反応　いや感応とゆうものがあるのですね　吉本ばななのような熱狂的なファンが出てくるわけですよ　そのまた演出の方法論てなものが自覚的なのでなく　無意識的手法W　例えば初期の作品などでは　電話の場面で電話線を執拗にキャメラが追っていくといったアホかいなと思える独特のタッチや　「ゾンビ」では爆音ハードロックで度肝を抜くといったアイデア　しかしそれが知性派？ジョージ・ロメロなんかにはない　これぞ映画　観客の血が滾るホラーを創造してくれるのです　とにかく同情するより金をくれですね　日本かアメリカの映画資本よ　ダリオ・アルジェントに金を出してくれ〜〜

話がすご〜くつまらない。
だからいくら残酷なシーンが良くても怖さを
感じられません。
すごくもったいない作品になってます。

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実は私はさほどサスペリアシリーズに思い入れはないので、お好きな方からは「何も分かっちゃいねぇ！」とお叱りを受けそうですが、あえて思いっ切り吠えさせていただきやしょう！

あえてストーリーには触れません（笑）
そして完全にネタバレですので、読みたくない方はスルーして下さい。


シアターNにて鑑賞。
何度も寝てしまいそうに・・
そして何度も吹き出しそうに・・・私だけじゃあるまい。
冒頭のグロのツカミはＯＫでしたが。

吹き出しそうになったシーンと言うのはですねぇ、まず魔女達が弱い！
ヒロインもどんだけ凄い魔女なのかと思いきや、結局使った術はドロンの術のみ。
ヘンテコ日本人現るが、最初はおぼつかない日本語だったのがだんだん流暢に。
最強を誇る敵の魔女も、結局は赤い布１切れでダウン。
ヒロインは一緒にいた刑事を捨てて脱出するが、逆にプールで助けられる。が、その刑事の手にあるはずの手錠がいつの間にかない。
ラストはまるで喧嘩後の青春映画の如く「あっはっは！」で終わってしまう・・。
１番活躍したのは恐らく猿。

しかし突き抜けてます。
突き抜けてますよ監督！
ＤＶＤだったら間違いなく寝てますよ監督！！

良く言えば「やりましたね、監督(￣▽￣)」
悪く言えば「やっちまったな、監督(￣▽￣；)」

アーシアの顔は完全に父親譲りですね。
そして声は母親譲り。
あのヤサグレ感は素晴らしいハイブリット！
と言うかヒロイン性格悪すぎ（笑）

あ〜〜好きな事言わしてもらっちゃったわ。
だが「つまんなかった」と思わなかったのは、さすがアルジェントって事なんでしょうかね？