私は殺される / バーバラ・スタンウィック
私は殺される
/アナトール・リトヴァク
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解説・ストーリー
ルシル・フレッチャーの原作小説をアナトール・リトヴァク監督が映画化したスリラー。ある夜、製薬会社の支店長である夫の会社に電話した妻は、混線電話である女を殺すという会話を聞いてしまう。不安に駆られた彼女はあらゆる手を尽くすのだが…。
ルシル・フレッチャーの原作小説をアナトール・リトヴァク監督が映画化したスリラー。ある夜、製薬会社の支店長である夫の会社に電話した妻は、混線電話である女を殺すという会話を聞いてしまう。不安に駆られた彼女はあらゆる手を尽くすのだが…。
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「私は殺される」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ルシル・フレッチャーの原作小説をアナトール・リトヴァク監督が映画化したスリラー。ある夜、製薬会社の支店長である夫の会社に電話した妻は、混線電話である女を殺すという会話を聞いてしまう。不安に駆られた彼女はあらゆる手を尽くすのだが…。
「私は殺される」 の作品情報
「私は殺される」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
私は殺されるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
JVD3185 |
2009年12月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
3枚
|
0人
|
0人
|
私は殺されるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
JVD3185 |
2009年12月25日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:6件
深夜以降はこの番号に電話ください
投稿日:2010/01/18
レビュアー:よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
アナトール・リトヴァクはロシア出身の監督だそうですが、よく知られているのは『うたかたの戀(恋)』でしょうか。こちらも近くDVDリリースされるそうですから楽しみです。
あまり観ていないので作風というところまで分かりませんが、本作はなかなか面白いサスペンス・ミステリに仕上がっています。
原題がよく示しているように、電話を媒介にしつつ、現在と過去を行きつ戻りつしながら緻密に組み立てられた脚本が魅力的です。しかし、ちょっと緻密すぎる。出来過ぎているという印象は否めません。『チェンジリング』のように電話交換手が線を差し込みつないでくれる時代のことですから、混線というのは別に珍しいことでもないでしょうが、バーバラ・スタンウィックがあの会話を偶然聞いてしまうということの出来過ぎ感がどうにも気になってしまいました。
ラストのよく知られた台詞での終幕も、キレ味はいいのですが、決まり過ぎてしまった感が否めませんでした。
スタンウィックは、ベッドに寝たきりの現在はどうにも装飾過多であまり魅力的でありません。芝居も金切り声をあげていることが多く、ややうんざり。しかし、過去のシーンでバート・ランカスターを誘惑する悪女な雰囲気はやはりスタンウィックならではで、『深夜の告白』ほか同様のノワールな雰囲気を作品に与えています。ランカスターは、本作ではあまり魅力的ではありません。こういう優柔不断な役は、もうちょっと線が細く、神経質な二枚目男優のほうがよかったでしょう。
いいなあと思ったのは、検事の妻が夫やその同僚をスタテン島まで尾行するシークエンスです。荒涼とした島の海岸と、ぽつりとたった廃屋がなんとも魅力的です。終盤にこの廃屋が燃えたという台詞がある人物によって語られますが、それは映像としては出てきません。至極残念なのですが、『キッスで殺せ』のラストシーンや『ロスト・ハイウェイ』の燃える小屋を重ね合わせ、心の中で浸りました。55点。
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間違い電話です
投稿日:2013/09/22
レビュアー:趣味は洋画
原題の「Sorry、Wrong Number」は‘間違い電話です’の意味。 このセリフ、ラストで利いてくるが、ハッピーエンドではない。 クライマックスにかけてのサスペンスはなかなかの面白さで、佳作の部類に入る。
アナトール・リトヴァク監督の作品には、48年「蛇の穴」(オリヴィア・デ・ハヴィランド主演)、56年「追想」(イングリッド・バーグマン主演)、66年「将軍たちの夜」(ピーター・オトゥール主演)、70年「殺意の週末」(サマンサ・エガー主演)などがああり、いづれも鋭いサスペンス性の利いた佳作ばかり。 本作でも好調で、製薬会社副社長のスティーヴンソン(バート・ランカスター)が、妻のレオナ(バーバラ・スタンウィック)に保険金を掛けていることが判明するあたりから、俄然面白くなる展開。 時代を反映して、電話交換手が堂々と出てくる電話取次の様は、携帯電話やスマートホンの今の時代には想像もつかないことである。 だから映画は面白い。 今の時代にはない(出来ない)傑作フィルム・ノワールである。
もともとはラジオ放送劇としてヒットしたようだ。 レオナの同窓であるロード夫人を演じたアン・リチャーズの好演が光る。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
因果応報
先日鑑賞した「蛇の穴」(1948)と同じアナトール・リトヴァク監督作。
ヒロインのバーバラ・スタンウィックは電話の混線で殺人の計画を聞いてしまう。
それが狙われているのはなんと自分!?というハナシで。
スタンウィックは社長令嬢。友達から奪いとって結婚した男(バート・ランカスター)は
スラム育ちの野心家でーという流れから言って、どう考えても仕組んだのはダンナだよねと
思いながら観る訳ですが、2人の馴れ初めなど過去の回想シーンを見るうちに、
だんだん登場人物たちの印象が変わってくる。
病気でほぼ寝たきりという設定のスタンウィック。その割にベッド上での動きが普通なので
この人演技下手なのかな?って思ったけど、これには理由がありました。
で、いつもは介護人だの使用人だのに囲まれているのにその日に限って全員留守で自宅にひとりぼっちって、
めっちゃサスペンスやん!(めっちゃホリデーみたいに言うな)
ところが彼女が鼻持ちならないワガママ自己中オンナだって分かってくるので、怖い状況ではあるけど、
そこまで彼女に共感して心配する気になれないのです。
あの田中真紀子似の、険のある顔でワーワー電話口でまくし立ててる姿を見てると、
アナタなら自分で何とか切り抜けるんちゃいますかと冷え冷えとした気持ちで眺めてしまう。
彼女の学生時代の友達、アン・リチャーズの方が優しくてヒロイン的な存在なのが好対照です。
性格的には「風と共に去りぬ」(1939)のメラニーとスカーレットのような
静と動だなと思ったものの、自由度においては真逆。
ベッドから動けないスタンウィックに対して、心の広さが行動範囲に反映するかのように
この誠実な友人は懸命に走り回ります。
対するスタンウィックは、自分自身の心が我が身を動けなくしてしまっている・・・。
こういう古い作品を観ていると、その時代特有の演出があって面白いですね。
混線なんてローテクの時代ならではでしょうし。
趣味は洋画さんが書かれているように、いろいろ便利になってる現代では作れないサスペンスかな。
今だったらアレクサ!玄関ロックして!警察に電話つないで!夫の携帯に電話して!
そしてセコム起動でゲームセットかな。いや、そもそも混線がないか。w
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
ベッドから動けない女 電話だけが手段
「私は殺される」(1948、米国、白黒、89分)。監督はアナトール・リトヴァク(1902〜1974)。原作・脚本は米国の劇作家・小説家のルシール・フレッチャー(1912〜2000)の「Sorry, Wrong Number(スミマセン、番号間違えました/おあいにく様、番号違いだぜ)」(1943)で、映画原題も同じです。音楽はフランツ・ワックスマン。
「レオナ」(バーバラ・スタンウィック)は、富裕な実業家「ジェームズ・コターレル」の一人娘で、今は父の経営する製薬会社のニューヨーク支店長「ヘンリー」(バート・ランカスター)の妻である。生来わがままな性格で、近年は病のため寝たきりになっている。この数日「ヘンリー」が不機嫌で、今夜はなかなか帰宅しない。会社へ何度も電話するが、混線した電話回線から、「今夜11時15分に例の女を殺そう」と相談する男たちの会話が聴こえる。「ヘンリー」の秘書と連絡が取れると、彼は「ロード夫人・サリー」(アン・リチャーズ)と共に会社を出たと言われる。「サリー」は「レオナ」の大学時代のルームメイト。「サリー」は当時の恋人「ヘンリー」を「レオナ」に奪われたあと、今は検事になっている「フレッド・ロード」(リーフ・エリクソン)と結婚しているのだ。「レオナ」は主治医「アレクサンダー」(フレグ・コーリー)に電話した。医師は1週間前「ヘンリー」に会い、「奥さんは軽い憂鬱症なのでやがて全快する」と伝えたと言う。が、「レオナ」はそれを夫から伝えられていなかった。そこへ「エヴァンス」と名乗る男(ハロルド・ヴァーミリア)から電話が入る。「自分は会社の調剤係で『ヘンリー』の指示で麻酔薬の不正密売していた。ギャングの『モラノ』(ウィリアム・コンラッド)に強請られた『ヘンリー』は大金を『レオナ』の生命保険金から払う約束をした。」──とのことだった。
どこまでが真実で、どれが「レオナ」の被害妄想なのか、惑わしのある物語です。彼女がベッドから出られず──実は病室内で動き回っていますが(笑)、電話だけが情報交換の手段という設定が上手です。もう少し書きたいが、やめておきましょう。原題「Sorry, Wrong Number」が最後に利いています。このオチは読めませんでした。深読みすると失敗します。若干、納得いかない結末でもありました。
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最高級のノワール作品
脚の不自由な女性が電話だけで夫に対する疑惑を次第に膨らませる姿が強く印象に残る。
演出も相まってアカデミー賞級の演技だったが、残念ながら親友ジェーン・ワイマンが主演を演じた「ジョニー・ベリンダ」と同じ年度だったのが残念。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
深夜以降はこの番号に電話ください
投稿日
2010/01/18
レビュアー
よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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アナトール・リトヴァクはロシア出身の監督だそうですが、よく知られているのは『うたかたの戀(恋)』でしょうか。こちらも近くDVDリリースされるそうですから楽しみです。
あまり観ていないので作風というところまで分かりませんが、本作はなかなか面白いサスペンス・ミステリに仕上がっています。
原題がよく示しているように、電話を媒介にしつつ、現在と過去を行きつ戻りつしながら緻密に組み立てられた脚本が魅力的です。しかし、ちょっと緻密すぎる。出来過ぎているという印象は否めません。『チェンジリング』のように電話交換手が線を差し込みつないでくれる時代のことですから、混線というのは別に珍しいことでもないでしょうが、バーバラ・スタンウィックがあの会話を偶然聞いてしまうということの出来過ぎ感がどうにも気になってしまいました。
ラストのよく知られた台詞での終幕も、キレ味はいいのですが、決まり過ぎてしまった感が否めませんでした。
スタンウィックは、ベッドに寝たきりの現在はどうにも装飾過多であまり魅力的でありません。芝居も金切り声をあげていることが多く、ややうんざり。しかし、過去のシーンでバート・ランカスターを誘惑する悪女な雰囲気はやはりスタンウィックならではで、『深夜の告白』ほか同様のノワールな雰囲気を作品に与えています。ランカスターは、本作ではあまり魅力的ではありません。こういう優柔不断な役は、もうちょっと線が細く、神経質な二枚目男優のほうがよかったでしょう。
いいなあと思ったのは、検事の妻が夫やその同僚をスタテン島まで尾行するシークエンスです。荒涼とした島の海岸と、ぽつりとたった廃屋がなんとも魅力的です。終盤にこの廃屋が燃えたという台詞がある人物によって語られますが、それは映像としては出てきません。至極残念なのですが、『キッスで殺せ』のラストシーンや『ロスト・ハイウェイ』の燃える小屋を重ね合わせ、心の中で浸りました。55点。
間違い電話です
投稿日
2013/09/22
レビュアー
趣味は洋画
原題の「Sorry、Wrong Number」は‘間違い電話です’の意味。 このセリフ、ラストで利いてくるが、ハッピーエンドではない。 クライマックスにかけてのサスペンスはなかなかの面白さで、佳作の部類に入る。
アナトール・リトヴァク監督の作品には、48年「蛇の穴」(オリヴィア・デ・ハヴィランド主演)、56年「追想」(イングリッド・バーグマン主演)、66年「将軍たちの夜」(ピーター・オトゥール主演)、70年「殺意の週末」(サマンサ・エガー主演)などがああり、いづれも鋭いサスペンス性の利いた佳作ばかり。 本作でも好調で、製薬会社副社長のスティーヴンソン(バート・ランカスター)が、妻のレオナ(バーバラ・スタンウィック)に保険金を掛けていることが判明するあたりから、俄然面白くなる展開。 時代を反映して、電話交換手が堂々と出てくる電話取次の様は、携帯電話やスマートホンの今の時代には想像もつかないことである。 だから映画は面白い。 今の時代にはない(出来ない)傑作フィルム・ノワールである。
もともとはラジオ放送劇としてヒットしたようだ。 レオナの同窓であるロード夫人を演じたアン・リチャーズの好演が光る。
因果応報
投稿日
2023/09/17
レビュアー
ポッシュ(卒業)
先日鑑賞した「蛇の穴」(1948)と同じアナトール・リトヴァク監督作。
ヒロインのバーバラ・スタンウィックは電話の混線で殺人の計画を聞いてしまう。
それが狙われているのはなんと自分!?というハナシで。
スタンウィックは社長令嬢。友達から奪いとって結婚した男(バート・ランカスター)は
スラム育ちの野心家でーという流れから言って、どう考えても仕組んだのはダンナだよねと
思いながら観る訳ですが、2人の馴れ初めなど過去の回想シーンを見るうちに、
だんだん登場人物たちの印象が変わってくる。
病気でほぼ寝たきりという設定のスタンウィック。その割にベッド上での動きが普通なので
この人演技下手なのかな?って思ったけど、これには理由がありました。
で、いつもは介護人だの使用人だのに囲まれているのにその日に限って全員留守で自宅にひとりぼっちって、
めっちゃサスペンスやん!(めっちゃホリデーみたいに言うな)
ところが彼女が鼻持ちならないワガママ自己中オンナだって分かってくるので、怖い状況ではあるけど、
そこまで彼女に共感して心配する気になれないのです。
あの田中真紀子似の、険のある顔でワーワー電話口でまくし立ててる姿を見てると、
アナタなら自分で何とか切り抜けるんちゃいますかと冷え冷えとした気持ちで眺めてしまう。
彼女の学生時代の友達、アン・リチャーズの方が優しくてヒロイン的な存在なのが好対照です。
性格的には「風と共に去りぬ」(1939)のメラニーとスカーレットのような
静と動だなと思ったものの、自由度においては真逆。
ベッドから動けないスタンウィックに対して、心の広さが行動範囲に反映するかのように
この誠実な友人は懸命に走り回ります。
対するスタンウィックは、自分自身の心が我が身を動けなくしてしまっている・・・。
こういう古い作品を観ていると、その時代特有の演出があって面白いですね。
混線なんてローテクの時代ならではでしょうし。
趣味は洋画さんが書かれているように、いろいろ便利になってる現代では作れないサスペンスかな。
今だったらアレクサ!玄関ロックして!警察に電話つないで!夫の携帯に電話して!
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ベッドから動けない女 電話だけが手段
投稿日
2022/02/01
レビュアー
ちゅく
「私は殺される」(1948、米国、白黒、89分)。監督はアナトール・リトヴァク(1902〜1974)。原作・脚本は米国の劇作家・小説家のルシール・フレッチャー(1912〜2000)の「Sorry, Wrong Number(スミマセン、番号間違えました/おあいにく様、番号違いだぜ)」(1943)で、映画原題も同じです。音楽はフランツ・ワックスマン。
「レオナ」(バーバラ・スタンウィック)は、富裕な実業家「ジェームズ・コターレル」の一人娘で、今は父の経営する製薬会社のニューヨーク支店長「ヘンリー」(バート・ランカスター)の妻である。生来わがままな性格で、近年は病のため寝たきりになっている。この数日「ヘンリー」が不機嫌で、今夜はなかなか帰宅しない。会社へ何度も電話するが、混線した電話回線から、「今夜11時15分に例の女を殺そう」と相談する男たちの会話が聴こえる。「ヘンリー」の秘書と連絡が取れると、彼は「ロード夫人・サリー」(アン・リチャーズ)と共に会社を出たと言われる。「サリー」は「レオナ」の大学時代のルームメイト。「サリー」は当時の恋人「ヘンリー」を「レオナ」に奪われたあと、今は検事になっている「フレッド・ロード」(リーフ・エリクソン)と結婚しているのだ。「レオナ」は主治医「アレクサンダー」(フレグ・コーリー)に電話した。医師は1週間前「ヘンリー」に会い、「奥さんは軽い憂鬱症なのでやがて全快する」と伝えたと言う。が、「レオナ」はそれを夫から伝えられていなかった。そこへ「エヴァンス」と名乗る男(ハロルド・ヴァーミリア)から電話が入る。「自分は会社の調剤係で『ヘンリー』の指示で麻酔薬の不正密売していた。ギャングの『モラノ』(ウィリアム・コンラッド)に強請られた『ヘンリー』は大金を『レオナ』の生命保険金から払う約束をした。」──とのことだった。
どこまでが真実で、どれが「レオナ」の被害妄想なのか、惑わしのある物語です。彼女がベッドから出られず──実は病室内で動き回っていますが(笑)、電話だけが情報交換の手段という設定が上手です。もう少し書きたいが、やめておきましょう。原題「Sorry, Wrong Number」が最後に利いています。このオチは読めませんでした。深読みすると失敗します。若干、納得いかない結末でもありました。
最高級のノワール作品
投稿日
2019/09/23
レビュアー
marklevinson
脚の不自由な女性が電話だけで夫に対する疑惑を次第に膨らませる姿が強く印象に残る。
演出も相まってアカデミー賞級の演技だったが、残念ながら親友ジェーン・ワイマンが主演を演じた「ジョニー・ベリンダ」と同じ年度だったのが残念。
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